はてなキーワード: 東川篤哉とは
○ご飯
朝:おうどん。昼:カップ焼きそば。夜:牛丼。サラダ。豚汁。キムチ。たまご。
○調子
EVEシリーズを見事に復活させたElDiaからの発売で、志水はつみがシナリオライターを務めた百合系ショート・ミステリ・アドベンチャー神田アリスも推理スルの感想を書きます。
高校生の神田アリスを主人公に学校で巻き起こる様々な日常の謎を、茶道部の部長にして魔女と称される佐和良義、幼馴染の穂高らと解き明かしていくストーリー。
短編連作のような構成で、複数の事件を解決していきながら縦筋が進んでいく。
百合系とあるだけあって、女性同士の恋愛が毎回の事件にも縦軸にも関係している。
情緒ある風景や季節の描写などの地の文に文量が割かれていて、雰囲気を感じさせるシーンが多いのが特徴的だった。
恋愛についての感情や性欲にまつわるの揺れ動きについても文量は多めで、特に主人公が興奮したとくにお腹や下半身に熱の滾りを自覚するところは面白かった。
1話より2話が、2話より4話が面白くなく、どんどんミステリ部分が楽しくなくなっていった。
あらすじの紹介のところで便宜上日常の謎に分類したものの、正しくはないだろう。
馬鹿にする意図はないので、Twitterでバスるために作品をコケにする気を衒った言い回しでチョケたくはないが、ここまで面白くないと何かこういう遊びをして揶揄うことで元を取りたくなる気持ちもなくはない。
1話はフーダニットなものの、犯人の特定に至った経緯が良くわからず、何故かタイミングよく犯人が犯行現場に戻って証拠隠滅を図ろうとしてくれたおかげで見つけられたという結果オーライな推理。
その上、犯行動機というか、そもそも何がしたかったのかのか何が何やらで、女の子同士の恋愛でそれをミステリの謎と関連させたい、という気持ちが先走りすぎていて、意味がわからなかった。
2話もホワイダニットものと言えなくもないが、そもそも謎というか単にヒステリー起こしただけで、根本的に謎が謎として成立していないので、解決と言われてもだった。
こちらも、ある精神疾患にまつわる思春期の少女の悩みをミステリ風の謎と絡めたいという気持ちが先走りすぎてて、その謎の部分を謎として提示できていなかった。
4話は本当にただただ面白くなかった。
所謂「すれ違いコント」系の謎だが、教師から生徒への問いかけで、口頭ならまだしも文章でそんな言葉を選ぶわけがないし、それを誤解する方も誤解する方だしで、これをコメディでなく、ガチでやってるのは流石にキツい。
縦筋にまつわる解決も、解決というか解釈に過ぎず、何故10年間も思い悩んでいた人間がそんな解釈を一度もせず、かつまだ知り合って間もない人に別の解釈を教えられそこに何の根拠もないのに信じ切ったのか理解できなかった。
徹頭徹尾、ミステリの要である「議論」がないせいで、女性同士の恋愛という結論に向けて一直線に進みたいという気持ちの燃料が強すぎたように感じた。
謎にまつわる議論よりも、恋愛や風景に関する描写をしたいのであれば、ジャンルの選択を見直してもらった方が良かったんじゃないかなあ。
恋愛に関するストーリーは面白く、完璧超人で見た目は美人系な年上ヒロインが実は心が弱くて、見た目は可愛い系の主人公が身体は弱いし頭はヒロインに劣るものの心の強さがあり、互いに自分に無いものを求めて好きになっていくという展開がちゃんと丁寧に書かれている。
文章の濃さに関しては好き嫌いはありそうだが、女性が女性を好きになる気持ちを濃厚に書きたい、当然恋愛ながら性愛についても書きたいという意図がたっぷり伝わってくる。
体臭にまつわる表現などのフェチを感じさせるシーンもあり、上部の綺麗なところだけでなく、色々と書きたいところが沢山ある気持ちが伝わる。
それでもやっぱり、ミステリに関しては不平を書いた通りで、コメディ色の強い作品、例えば倉知淳や東川篤哉のシリーズ探偵ものの短編集や矢崎存美のぶたぶたにそっと添えられていたら、ベテラン作家の茶目っ気として笑って楽しめた可能性がなくはないような気がしなくはなく、本当になかったので、面白くなかった。
謎に関しては膨らませ方なので、謎がしょぼいという点だけを持ってクオリティが低く面白くないと言っているのではなく、その謎に対する議論が不足しているという点が面白くない。
百合とミステリの二輪で進むはずが、百合の車輪がやたら大きくて、ミステリの車輪が極小な上に故障していて、上手に進めていないような感想になりました。
あった。本の雑誌社の杉江由次氏だ
http://naokiaward.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-67ed.html
賞創設に関わった本屋大賞実行委員会理事の杉江由次さん(本の雑誌社)は「いろいろな批判はあるが、出版社の推薦に関係なく面白い本を選んでいる」と反論する。「我々の賞も直木賞への不満から始まった。不満がある人がまた新しい賞を作って出版業界全体が盛り上がればいい」
http://www.cyzowoman.com/2015/02/post_14992_1.html
また、大手書店の書店員らを招いた“決起集会”まで主催し、『清き一票をお願いします!』と政治家さながらの演説を行ったそうです。
○朝食:なし
○昼食:チキンライスカレーセット(チキンライスカレー、豆腐サラダ)
○夕食:担々麺
○調子
はややー。
ガンダムのスペースノイドからみたら貴族の遊びだなあ、とか思うとお風呂はより気持ちいい。
そこで、小説を読んだり、じっくり入って、乾かしてすぐ寝たりと、いい感じにダラダラできた。
○風ヶ丘五十円玉祭りの謎
いや多分これシリーズを通しての伏線とかそういう話なのかなあ。
どうも、主人公の恋愛感情にまつわる叙述トリックが仕掛けられてそうなので、心構えをしておこう。
僕は「一人称キャラが異性愛者かと思ったら同性愛者でした」という類の叙述トリックを絶対に見破れる超能力を持っているのだけれど、この超能力がいまいち反応していないので、この類ではなさそうだ。
魔法使いがトリックや犯人を暴くも、それを証拠としては使えないため、一手工夫する感じのミステリ。
こういう超常的な力で犯人を指摘した上で工夫を凝らす作品は割とあるイメージ。
ただ、こちらは作者が作者だけに、コメディに寄っていて、僕の好きな作風。
その、当然麻耶雄嵩も法月綸太郎も好きだけど、東川篤哉とか石崎幸二みたいな、
「笑わせたろ!」感が滲み出てる感じの作風も大好き。
まだ読んでる途中なので、この本への感想はまだとくにないです。
●3DS
○ポケとる
ブコメであげられてるタイトルがことごとくマニア視点だったので、ミステリに馴染みがなくても面白いと思えるんじゃないかなーってタイトルをつらつら。
定番ばかりです。
またいわゆる「日常の謎」ってくくりに入る話も多いので、元記事で苦手な要因とされてた「ミステリの定型」からは割と離れています。
アニメ化もされてて別の意味のマニア受けもあったりするけど、そんだけ物語性が強いってことだと思う。
で、この日常の謎ってジャンルは、普通の生活の中の違和感から話が転がっていって人の業にたどり着くなんてことが多く(もちろんそんなのばっかりではなく、かるーい話もあるよ)、またそれが唯一絶対の解とはされていなかったりするので、他ジャンルの小説をよく読む人なら面白がれる確率高いんじゃないかなと思います。
我孫子といえば「殺戮にいたる病」ばっかり話題にあがりがちだけど、あれはトリックもすごいけどグロもなかなかのものだからね…。
殺人も起こったりするけど、基本なんかゆるいです。ほんわかしてる。
探偵役は腹話術の人形なんだけど、こいつを操ってる腹話術師は人形がないとまともにしゃべれない。
で、主人公の視点は女性なんだけど、彼女と腹話術師と人形の関係が少しずつ発展してくのが見所。
で、こういうゆるい雰囲気が好きだったら「ユーモアミステリ」でぐぐると幸せになれるかも。
最近なら東川篤哉がよく挙げられるね。個人的には「謎解きはディナーのあとで」よりは、「密室の鍵貸します」から始まる烏賊川市シリーズがおすすめ。
この短編集は事件の真相よりも、事件を起こした理由を通して人が秘めたものを炙り出すことが主眼になってる。
これから広げるなら「ホワイダニット」になるかなと思ったけどくくりが広くて「定型」に当たる確率が高すぎるかなー。
元記事書いた人だけでなく、ブコメでミステリ苦手って言ってた人にも興味持ってもらえたら嬉しいな、みたいな気分です。
(初心者に勧める定番?イニシエーションラブは、あれはマニア向けの本だと思ってるので敢えてあげなかった。恋愛小説よく読んでるなら、途中で投げ出しかねない描写の陳腐さにも定評があるのでな)