2022年7月10日に「第26回参議院議員選挙」(即日開票)が行われる。
表現の自由陣営(所謂「オタク陣営」)の間では、「比例代表制」に様々な政党から「表現の自由を守る」と主張する候補者が現れていて
「誰に投票するか悩む」となっているが、オタク陣営の皆の投票の参考になる話を書きたい。
素性を明かしたくないので匿名な場で記事として書かせて頂くが、きっと参考になると思う。
今回、私は、比例代表制では「藤末健三」に投票する。
今から語るのは、その理由だ。
相当主観の入った記事になるが、投票先を決める際の参考になると思う。
なお、前提として言っておくと私は藤末先生と会った事がある。
それは、昨年…2021年秋の事だった。
この頃、2019年の参議院議員選挙で54万票を獲得して当選した山田太郎議員は、
日本各地の同人誌即売会に赤松健先生と一緒に参加し、同人誌即売会の閉会後に
会場近くの施設でフォーラムを開催するという事をしていた。
大体、同人誌即売会は15時~16時ぐらいに閉会するので、フォーラムの開会時間は16時~17時頃だ。
フォーラム…言い方を変えれば講演会と言えば良いのだろうか?
支持者に対する政治活動報告会と、今後の政治戦略の発表だ。
その中で、山田太郎議員と藤末健三議員が同じ同人誌即売会に参加し、
その後、両方ともフォーラムを開催したという出来事が2回ほどあった。
その際、藤末健三議員は、山田太郎議員のフォーラムが終わる時間に開始時間をずらし、
両方に参加したい人は両方に参加できる様にと気を遣ってくれていた。
私は、その日、両方のフォーラムに参加した。
山田太郎議員のフォーラムは、赤松健先生をゲストに招いての物で、聞きに来ていた人の数は
凡そ、40名前後だった。
赤松健先生がゲストという事で増えた分も有るのだろう。
その中で、参加者から山田太郎議員に対して下記の様な質問が出た。
「参議院議員は、一度当選すると任期が6年と固定されています。
山田太郎先生が次に参議院議員選挙に出るのは2025年の夏になりますが
仮に、2025年の参議院議員選挙で落選した場合はどうするのでしょうか?」
という質問。
それに対して、山田太郎議員は
「2025年の選挙でも当選する事を考えていますが、表現の自由を守る政策のための
戦略として、2022年夏の参議院議員選挙に、一人、僕の後継者となる候補者を
立てようと考えています。
候補にする人は、”今まで政治家経験が無く”、”政治団体・宗教団体等といった支援団体の
存在していない、党派性に縛られる事なく活動できる人”という条件に当てはまる人を考えています。
その人と僕とでタッグを組んで、3年置きに交互に参議院議員選挙に出て当選し続ける仕組みを
作っていければ表現の自由関係の政策は盤石になると考えています。
もしそういう人で、僕に紹介したい人等が居たら自薦でも他薦でも良いので僕の事務所まで
メールを送ってください、今年(2021年)の年末ぐらいまでに何人か、条件に当てはまる人に
会って、候補者を決めたいと思います。」
と答えていた。
そして、2021年の年末頃に、漫画家の赤松健先生が山田太郎議員の推薦で自民党から
2022年7月の参議院議員選挙に比例代表の候補として出る予定である事が発表された。
話は、このフォーラムの日に遡る。
山田太郎議員のフォーラムの後、藤末健三さんのフォーラムに行った。
藤末健三さんのフォーラムに参加していた人の数は10人に満たなかった。
フォーラム開始前、私は藤末健三さんに疑問に思った事を聞いてみた。
その際、山田太郎議員のフォーラムに行っていた事も話した。
藤末先生は言った。
「実は、山田先生(山田太郎議員)のフォーラムに参加させてもらえないかと
山田先生に聞いてみたんですけど、断られたんですよ。」
この時は、藤末健三さんが何故断られたのかは解らなかった。
だが、藤末健三さんのフォーラムで話を聞いていて断られた理由が分かった。
藤末健三さんは2016年の参議院議員選挙で当選した現職(2021年秋時点)だった。
そして、前回(2016年)の参議院議員選挙の時点では、宗教団体系に近い支援団体が
付いていたそうだ。
山田太郎議員が述べた、タッグを組む人の条件の
「”今まで政治家経験が無く”、”政治団体・宗教団体等といった支援団体の存在していない、
党派性に縛られる事なく活動できる人”」とは、つまり、
「藤末健三議員は2022年の参議院議員選挙で改選対象になっているけれど
僕は、藤末健三議員を推してタッグを組む事はしない」
という宣言だった訳だ。
そんな話がされていたとは露知らない藤末健三は、フォーラムの中で
私以外の参加者から、2022年7月の参議院議員選挙で、どう票を集めようと考えているかを聞かれた際
「秋葉原に選挙事務所を構えて、山田太郎議員が前回(2019年)に
やった様にやれればと考えています。山田太郎議員から協力して貰えれば尚良いですが。」
と言っていた。
聞いていて、この藤末議員という議員はちょっと天然キャラなのではないだろうか…と思いつつ、
私は
「山田太郎議員には山田太郎議員のやり方が有って、藤末議員には藤末議員のやり方があると思います。
山田太郎議員と同じ事をするのではなく、藤末議員には、山田議員に無い魅力が有ると思うので
山田議員に無い、藤末議員の魅力を見せて行く方が良いと思います」
と意見した。
これは主観だが、山田議員のフォーラムと藤末議員のフォーラムの両方に行って
・山田議員はトップダウン型、即ち上からルールを作って表現者を守る事を政策として考えるタイプ
・藤末議員はボトムアップ型、即ち現場の状況から、現場を改善する政策を上に対して提案するタイプ
と、政策のタイプが真逆だと感じた。
そして、山田太郎議員は、自分のやり方・政策を浸透させる上で、藤末議員をどの程度かは知らないが
快く思っていないのではないかという印象を受けた。
邪推すると、山田議員は2022年7月の参議院議員選挙で藤末議員を落選させて、藤末議員の落選した枠に
自分とタッグを組む人物を議席に入れたいのではないかと感じた。
念のために言っておくが、主観で感じた話だ。
今回の選挙が始まってから、2021年の冬のコミケ開催に際して、藤末議員が相当に尽力したという話が
流れてきているが、これはその通りだと思う。
コミケ再開のために現場から提案する形で動いた藤末議員は実際に最大の功労者だろう。
これは、藤末健三さんがボトムアップ型で行動する人だから出来た事だと、私は見ている。
私は、赤松健先生と藤末健三さんで、どちらに投票するかと聞かれたら、藤末健三さん一択だ。
昨年秋の、参加者数が10人といないフォーラムで話をした時から、藤末健三さんに投票する方向にしよう
と考えていたが、それが選挙期間になってより固まった。
山田議員にしてみれば、多分面白くない事だろう。
タッグパートナーとなる赤松健先生の分の票が藤末議員に持っていかれる可能性もあると危惧しているかも知れない。
Twitterで、赤松健と藤末健三で検索してそれぞれの評価や、それぞれに関するツイート数を見ると、
どうも、今回の選挙では藤末健三を好意的に推している人が多い傾向が有る。
その理由には、表現の自由系のインフルエンサーが推しているとツイートしている事等もある様だが、
藤末健三さんを推すツイートは、静かだが熱を持ってる系も物が多く、赤松健さんを推すツイートは
表面的には熱いが、何処かお祭り騒ぎな印象の有る物が多いと感じた。
おそらく、山田太郎議員は、藤末健三を落選させて、その分の議席に赤松健先生を当選させたいと
考えていたのだろうが、もしかしたら、藤末健三さんの方が赤松健先生よりも得票数が多くなり
赤松健先生が落選する可能性すら、今頃危惧しているのではないかと思う。
あくまで、主観的に見てだが
「今回、もしかしたら藤末健三さんは赤松健先生以上の得票数で当選するのではないか」と、
私はそんな予感がしている。
その上で、私は藤末健三さんに入れる事を決めている。
他の人が赤松健先生と藤末健三さんのどちらに投票するかは知らないが、
この話が、赤松健先生と藤末健三さんのどちらかで投票を迷っている人にとって、
何らかの参考になればと思っている。
こうして、匿名で記事を書いていたのは、”政治の話は面倒くさいから極力したくない”からだ。
だが、”政治の話は面倒くさくないから極力したくない”が、私は藤末健三さんに投票したいと思ったし、
この話が投票の参考になればと思って、匿名で記事を書く事にした。
藤末健三さんには、私が誰かはバレているだろう。
かわの祥子
https://megalodon.jp/2020-0222-0114-07/https://twitter.com:443/syuki_eb/status/1230849762749902848
http://web.archive.org/web/20200217021035/https://twitter.com/t_yabuhara/status/1229217501185097730
立憲
が映画公開停止を求める署名拡散→表現規制だと批判殺到→署名を始めた高校生に責任を擦り付ける | KSL-Live!
https://ksl-live.com/blog29991
立憲
増原裕子
https://twitter.com/masuhara_hiroko/status/1230056967651020802
大統領選でニューヨークタイムズのネイト・シルバーの数理モデル予測が全50州で的中―政治専門家はもはや不要? | TechCrunch Japan
PECOTA - Wikipedia, the free encyclopedia
Election Forecasts - FiveThirtyEight Blog - NYTimes.com
Amazon.co.jp: The Signal and the Noise: Why So Many Predictions Fail-but Some Don't: Nate Silver: 洋書
ワグナーは投票日よりかなり前の段階で民主党候補の勝利を予測(しかもこの予想の誤差が150票ほどだったことも開票後に判明)した。
政治コンサルタントの実態暴露だ.彼等は相手候補への中傷と票割れの誘導が仕事 アローの不可能性定理からわかるように完璧な投票システムはない