2021-03-14

私は二次創作をしているが、交流をするのはほとんど昔から友達で、今のCPには友達と呼べる人がいない。たまに寂しくなることもあるが、もともと孤独耐性が強いタイプなのでそれほど気にしていない。

そんな私でも、結構感想はもらえている。

日頃から感想もらえない」という悩みをよく見かけるので、私なりに工夫していることをまとめてみた。

これが一番大事~読者に巨大感情を抱くな~

まず最初に尋ねたいことがある。本当に感想をもらえてない?「作者が望まない感想感想じゃない」と思ってない?

感想をもらえない」という人の言葉をよくよく聞いてみると、「『自分の望むような』感想がもらえない」という意味だったということがある。

文章10伝えたいことがあったとして、3伝わればまあまあな読者、5伝わればなかなか読み込んでいる人、7伝わればもう天才レベルで読解力がある。10伝わった人はお目にかかったことがない。

人間同士がコミュニケーションを取るとき相手のすべてを理解することができないように、自分作品のすべてを理解してくれる読者はこの世にいない。現実エモい二次創作とは違うのである

感想をもらうときはこのことを踏まえておこう。

それでも解釈違いの感想を送らないでほしい、と言うなら感想をもらうことに向いてないので感想欄とかマシュマロとか閉じた方がいいよ。

念のため言っておくが、明らかに失礼だったり悪意があったりする感想例外だ。そういうもの聞く耳持たなくていい。というか感想以前に作者とまともにコミュニケーションを取る意思がないので無視していい。

感想をくれない読者を責めるな

実体験の話をしよう。私はある人のリクエストで、連載作品を書き始めたことがあった。その人は最初はとても喜んでくれたんだけど、次第に感想をくれなくなった。

薄情だなあと思いつつ、連載を完成させた。その数ヵ月後、その人は難しい病気にかかった家族をずっと看病していて、創作を楽しむ状況ではなかったことを告白された。

自分は何て考えなしで心が狭かったんだろう、とめちゃくちゃ恥ずかしくなった。あれ以来、私は感想をくれない読者を責めないようにしようと誓った。

何が言いたいかというと、読者側にも感想を書けないタイミングというものがあるのだよね。そんなタイミングに「どうして感想を書いてくれないの?」と言われても困ると思う。

タイミングが悪いときは時が巡るのを待つしかない。

感想がほしい、とちゃんと言おう

前と言ったこと違うじゃないかと思われるかもしれないが、「感想がほしい」と言うことと「感想をくれない読者を責める」ことはまったく違う。

コツは「飴ちゃんちょーだい」というくらいの軽いノリで言うことだ。軽く言った方がもらえる。

ただあんまりクレクレしてもうっとうしくなるので、自分で頻度を決めておくといいかもしれない。作品更新後に言うとか、サイトpixiv作品をまとめるならそのとき言うとか。

そして飴ちゃん(感想)をくれなくても、飴ちゃんをあげるかあげないかは読者の自由だということを忘れてはならない。

「励ましのおたよりください」方式

感想ください」と言ってももらえないときもある。そのときは「励ましのおたよりください」と言い方を変えるともらえることがある。

私は感想を書くのが趣味なので、その感覚はないのだが「感想」と言うとハードルが高く感じる人もいるらしい。が、「励まして」というと気軽に送ってくれる人が増える。

原稿中に励ましのおたより募集すると元気出る。

感想ハードルを下げる

みんなが感想を書くことが得意なわけではなくて、苦手な人も多くいる。そんな人から感想をもらうにはどうすればいいか

私がやったのはこんな方法

拍手にプルダウンで定型文「面白かった」「萌えた」「かわいい」などを選べるタグを導入

・「コピペでいいので好きなシーンを教えてください」とアンケートを取る

・私の作風と似てる商業作品ってある?と聞いてみる(感想だけでなく、これは純粋に興味がある)

他にもやり方があるだろうけど私はこんな感じだった。

身内ノリをやりすぎない

ある程度コミュ力がある人が陥るのがこれ。あまり身内ノリが過ぎると新しい人が話しかけにくくなる。

Twitterやってると身内から匿名メッセージが来ることがあるんだが、私は誰か特定できるメッセージは公開の場所で返信せず、個人的リプライなどで答えることにしている。

エアリプ応酬もやりすぎないことにし、ちゃん用事があるときはTLで呼びかけるのではなくリプライをする。

たまにやる身内ノリはいいのだが、それがTwitterメインコンテンツと化すと身内ノリを楽しめる人しかしかけてこなくなる。

私も一度やってしまたことがあり、アカウントを新たに取り直して再出発した。

感想は○○へ」とプロフなどに書いておく

感想ほしいと言っても送る場所がわからなければ意味がない。

拍手DMpixivメッセマシュマロなど、自分が一番見やすツールを書いておこう。

感想をくれるならツールはどこでもいい」という意見はそうなんだが、選択肢が多すぎると読者としてはやりにくいので、自分と読者がやりやすツールひとつかふたつ書いておくことを勧める。

私は「返信が必要な連絡はメールへ、感想拍手にお願いします」と書いている。

返信できなくても「感想ありがとうございます」は言っておく

私はコミュ力底辺な上にしょっちゅう鬱々としているので、感想の返信ができないことも多い。が、そういうときでも「感想ありがとうございます」とツイートしておくことにしている。

送る側からは「返信はなくとも送った感想不快でないかは知りたい」だろうからだ。

ついでにフォロワーに「感想もらうの好きな人なんだな」と思ってもらうチャンスである。あまり交流していないと、「この人感想いらないのかな」と思われがちだから適度にアピールしよう。

あと感想の返信ができない場合があるときは、「日常生活優先のためすべてに返信はできませんがありがたく読ませていただいています!」ということを書いておいたほうがいい。何でかというと稀に返信来なくて病む人がいるから。

聖人君子でいる必要はないが、「変人だが悪人ではない」と思ってもらえる努力はしよう

交流はしたくないが感想がほしい」と思う時点で、この記事を読んでいる人は人付き合いが苦手なんじゃなかろうか。

できれば配慮なんかせず好きなことをつぶやきたいし、わずらわしい約束なんかしたくないと思っている。

が、人から声をかけてもらおうと思うなら、最低限相手に「この人は悪人じゃない」と思ってもらう必要がある。

差別的発言してない? よそのCP喧嘩売ってない? 自家通販なんかのお金のことはちゃんとしてる? 特定できちゃいそうな仕事愚痴言ってコンプラ違反してない?

別に聖人君子を目指すことはない。変人でもいい。が、信用は大事だ。

信用があれば読者はジャンルCPを移動してもフォローを続けてくれるし、気が向いたら新しい作品布教を受けてくれる。

マジで信用は大事

という感じで、まとめてみた。

参考になったら幸いです。

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