2020-07-11

営業トップにいる会社例外なくエンジニアを大切に扱わない

自分が昔勤めていた会社はドがつくほどの営業会社であるR社の出身者が代表をやっていた会社だった。

その代表は事あるごとにエンジニアに対して「お前らが飯を食えているのは営業のおかげだ!!何のんきに昼飯食ってるんだ!!」ということを言うくらいの会社であった。

営業の誰かが数字が伸びていないとわかると会議室にその人を呼び出し、叱責という名を借りた人格否定、怒号、罵声が飛び交う。場合によっては会議室に呼び出さないでその場でこれをやっていることがあり、他の架電している営業がビクッとなっていたり、声の大きさから電話先のお客さんにまで聞こえていたまである

組織全体のモチベーションが下がったタイミング社長が発したのが「うちはボランティアでやってるんじゃない。目標未達のやつは全員給与払わない」と全社員が入っているメーリス宛に送ってすらいた。

もちろん、エンジニアもその対象であり、本当に給与は未払いになった。本来は25日支払いだ。月末には支払われたが、遅延損害金などは一切支払われなかった。

この遅延だけでどれだけの従業員生活に支障を与えたか代表は一切考えていないだろう。手取りは18万、ボーナスなしの会社だった。貯金なんて月数千円、場合によってはできない人もいる。

会社強制的財形貯蓄制度を導入し、これに入らない従業員査定マイナスをすると断言していたため、ほとんどの人が手持ちの資金がなかっただろう。

中には家賃の支払いが遅れたり、クレジットカードの支払いが遅れる、奨学金を借りてる人は奨学金の支払いが遅れるなんて人もいたかもしれない。

代表は「社員家族である。俺が守ってやってるんだ」と豪語していた。どの口が言うんだ、とさえ思った。

話題を少し変える。昨日自分タイムラインに要約すると「インフラ障害や過失事故が起こったら減給対象になる。減給対象にならない会社転職したい」といった旨のツイートが流れてきた。

正直目を疑った。その人の会社を調べるとCM結構打ち出している大手だった。ただやはり営業代表をやっている会社のようだ。

想定外アクセスが増えればインフラ障害だって起こるだろうし、歴史のあるシステムであればスケーラビティを確保するのは難しいだろう。

過失事故についても再発防止策を考えればいいのであって、減給対象となるのは甚だおかしい。

というかそもそも減給従業員との協議をしないで一方的に下げるのは月給の10%以上であれば労働基準法に反しているのではないだろうか。

いずれにしても従業員からすると気が気ではないし、給与が下がることによりモチベーションも格段に下がるだろう。

話を戻すが、上の方に書いた自分の事例のように仕事がうまくいかいか給与を下げる、支払わないは営業トップにいる会社の常用手段のようだ。

特にエンジニアという職業営業から見ると、何をやっているのか理解し難いだろう。判断する材料既存コードベースではなく(エンジニア経験のない営業には理解できないため)、スケジュール通りにできているか障害が起こらないか、といった判断になりがちである

営業は目に見えないものを嫌う傾向にあるとさえ思う。なぜなら彼らは売上がホワイトボードに書き連ねられており、契約を取れば数字が変わり、誰が仕事をしているか判断をしやすいかである

目標を超えれば昇給をするし、そうでなければ昇給をさせないといった判断もできる。エンジニアはどうだろうか。スケジュール通りにできるのはあくま目標で、障害が起こらないのは品質保証だろう。

そう考えるとエンジニア昇給するのは営業トップであれば肌感覚判断するしかない。もちろん判断材料営業と比べて目に見えないもの対象である

ここが営業トップにいる会社例外なくエンジニアを大切に扱わないといった所以だ。彼らは同族を好み異族を嫌う。

自分たちの判断できないことは営業のノリで決めるのだ。これはCTOが居ても営業トップであれば変わらない。なぜなら最終的な昇給判断するのは営業トップである代表であるからだ。

営業エンジニア永久に分かち合えないといっても過言ではない。エンジニアプロジェクト成功のため営業に歩み寄るが逆はありえない。

就職転職を考えている人は一つの判断材料として営業トップ会社には行くべきではないということを自分は伝えたい。

最初給与が高くても昇給する可能性は薄く、遵法精神がほぼ皆無である

遵法精神というと、減給給与未払いもそうであるが、退職届の提出時の恫喝や、退職拒否したりパワハラまがいな言葉も浴びせてくるのは日常茶飯である

自分退職届受理されず、内容証明で送ったことがある口だが、その後に代表から「てめぇふざけんじゃねぇ!家族を裏切るのか?お前みたいなゴミはどこにいっても一緒だぞ」と恫喝されたことがある。

彼らは従業員家族といいながら辞めれば補填すればいいとさえ考えていて、ただの販管費としてしか見ていないだろう。

この家族の話であったり、裏切るといった話であったり、どこにいっても一緒だという発言経営者教科書に書いてあるのではないかというくらいどこの営業会社も言っているので真に受けるべきではない。

こういった会社職歴が汚れてもいいので辞めるべきである転職ときに「ブラック企業だったので辞めました」と事情を話せばわかってもらえる。それよりそうやって我慢をしてメンタルを病んでしまえばそっちのほうが転職時に響くのは明白である。賢いエンジニアなら理解しているはずだ。

ちなみに余談であるが、その会社はいろんな電話帳系のページに迷惑電話と書かれており、営業活動が厳しくなったのか社名と電話番号を変更して営業活動をしている。早く潰れればいいのに。

一方でエンジニア経験のある人間トップ会社であれば、提示給与が高くエンジニアに対しての評価制度も整っていることが多い。

メンタル営業トップ会社と比べて保ちやすいだろう。

これを見たエンジニア志望の方や、転職先を探しているエンジニアたちの今後の動きの参考になれば幸いである。

  • トップの考え方がブラックなことと、トップが営業であることの相関が明らかではない たまたまそのトップが営業出身で、かつブラックな経営方針の持ち主だったというだけだろ

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