はてなキーワード: Lionheartとは
今まで言いたくなかったから言わずにいましたが、周囲の状況があまりにも見ていられない、そして限界を感じてきたので、Lionheartの感想を今更ですが書くことにしました。
先に言っておきますが、ディスっていいのはディスられる覚悟があるやつだけだと思います。
毎日のように、屑に対して献身的な泉を「かわいそう、尊い」する為の道具として、ひたすら罵声を浴びせられている、屑で最低な人間として表現されているレオを見て限界に感じました。
(※追記)ディスってるっていうのは、レオがどういう人間か分からないからといって根拠なく、壊れてて頭おかしい、ひどい、無責任、勝手って言われてるやつです。ゲスな性格にかかれたりするのもよく見ます。どこをどう読んだらそうなるのか分かりません。
苦手なものは見なければいいと思い、引きこもっていましたが、次第にどこからでも入ってくるようになり、そんなレオが共通認識のようになってしまっているのだと悲しくなりました。
今まで感想を書かなかったのは、どうしても泉に対して厳しい意見になるからでした。でも、現状のレオの認識は、あんまりだと思います。
Lionhrartを読んだ最初の感想は、泉いい子だな~、泣ける~という普通の感想だったんですけど、でも読んでいて違和感があったので読み返しました。
3度読んだ私の感想は、
「この話一ミリも尊くない」
最初は文章をそのまま読んだんですが、3周目はレオの描写にも注目して読みました。
その結果、「ものすごくどっちもどっちな話だな」と思いました。どっちも自分は寂しいわかって!と言って、相手の気持ちとか考えている余裕がないように感じます。若いから当然のことなんですけど。
「レオが何を考えているのか分からない」という意見もよく見ます。確かに、レオ本人は何も言っていません。でも描写から、ある程度は読み取れると私は思います。
レオは音楽の話をしているのを「どうでもいい」と返された時、寂しそうな顔をしていました。そして、そういう言葉はよくないとも言っています。
寂しそうな顔をした理由は、レオにとって好きなことの話を「どうでもいい」と言われてしまったからかな、と思います。まぁ興味ない話をだらだら続けられても困る泉の気持ちも分かりますけど(笑)
あと曲を送っていることに対しても、レオは泉が大好きだな!?と思いました。
「アイネクライネ・ナハトムジーク」「一つの小さな夜曲」、そして「夜曲」に「セレナーデ」ってわざわざルピついてるんですよね。「セレナーデは恋人や女性を讃える楽曲」とあるので、レオなりの好意を伝えたかったんだなと思います。泉には伝わっていないようですけど。
少なくとも、レオは何も考えていない訳ではないし、泉ばかりがレオを好きだという訳ではないと思います。(恋愛的な意味に限定しません)
・モーツァルトが嫌いだというシーン
レオは少し分かりにくいけど、あれでいて結構SOS出しているように見えるんです。それが全然伝わっていないんですよね。こういう所は、レオはコミュ障だなと思います。よく言語は不自由だと言うのは、本当にそのままの意味なんですよね。
家にいない方がいいとか、モーツァルトが羨ましいとか言った時のレオの気持ち考えてみると、きついものがあるなと思います。それを、泉には聞き返してもらえなかったんですよね。聞いてほしいな、チラッて感じじゃダメなのは当たり前なんですけどね。
モーツァルトが羨ましい理由ってなんだろうって考えてみたのですが、レオは天才だけど一般家庭に生まれたんですよね。それを泉は「変人が生まれたにしてはふつうだ」って言ってるけど。二人の認識はここでも違ってきているなって思います。
モーツァルトは裕福で音楽家の家庭に生まれて、音楽を作る環境には恵まれてたんですよね。親は早くに亡くなったけど。でもその環境に対して羨ましいって言ってるのかな、と思いました。
まぁこの辺りは推測にすぎませんが。
・レオの家を訪ねる泉のシーン
家に足繁く通っていた泉だったけど、レオが不登校になってからは行っていなかったみたいですよね。Lionheartが最後だったように読めました。理由がいる子なのか、レオへの興味が薄れたのかは分かりませんが、でも行かなかったんですよね。多分、友達だったのに。スカウトガンマンで泉は友達じゃないと言ってるので、友達と思わせるに足る関係をレオが築けなかったのだと思います。
でも落ち込んでる時に一番励ましてほしい相手は、やっぱり一緒に頑張ってきた仲間ではないかなと思うんです。
泉が家に来た時、レオはるかが呼びかけても部屋から出てこなかったのに、泉が来たと知って出てきているんですよね。泉に対して期待したんだなと。まぁこれも勝手な話ではありますけど。
一方、泉はというと、逃げた!裏切られた!自分の考えてたレオのイメージとはかけ離れてる!幻滅した!て怒ってるんですよね。るかが助けてって言っているシーンを見ても、るかを泣かせたことに対してより、泣かせるようなレベルの人間であることに対して幻滅して怒っているから、うーんってなります。
・レオに対しての泉の反応のシーン
ぼさぼさ髮の、無力な生き物みたいなレオを見て、言いたいことも言わずに勝手に終わったんだって思っているのを見ると、なんで何も言わないんだろう、捻くれてかっこつけてる場合か!!って思っちゃうんですよね。
泉がそういう性格だから仕方ないと思うし、レオもそれは分かっていただろうに期待してしまったから、どっちもどっちなんですけど。
でも結局、レオが勝手に期待した応えは返ってこなかったんですよね。「ご飯くらい、ちゃんと食べなよ」だけで。レオは泉に、「戻って来なよ」って言って欲しかったのかなと思います。推測ですが。
このことをきっかけに、レオは家から外に出たのかな?と思いました。もう完全に一人になってしまったと感じたから。
家にいない方がいいってことは本人は居場所がないと思ってるってことだろうし、不登校になるってことは学校にも居場所がなくなったんだろうし、本当に一人になって自分がしてきた行いに絶望したのかもしれない。
でもこれが良くも悪くも、今のレオへ変わる転機だったのかもな、と思いました。今のレオは他人に何も求めていないので、レオは変わったんだなと思います。自分一人でそう成長して、戻って来たんです。
・海でたそがれている泉のシーン
泉はと言うと、たそがれて過去を振り返っているけど、この時レオは何も解決してないんですけどね、と思ってました。
泉は真に対しての言動等も考えると、綺麗なものとかお人形とか変化のないものが好きなんでしょうね。かつてのレオとの綺麗な思い出に浸ったりってすごい泉っぽい。相変わらず過去に生きてるなと思います。確かに、たぶん泉の求めてたKnightsの最終形態はもう壊れてしまったから、同じ形は望めないんだろうと思います。
ところで悪行って監禁のことなんですかね?どっちかというとあれって、Knightsっていうより自分の為かなって思うんですけど…うーん…。でも一応、Knightsに真を入れようとしていて、真の実力も認めているから確実な戦力になるだろうと確信をしていて、そこ為にどんな手を使おうが…?ということなのかなぁ。
この辺は本人が何も言ってないからわからないのですが、私はこういうことかな?と思いました。
だいたいこんな感じです。
泉を悪く言う形になってしまいましたが、泉がひたすらに被害者だと周りから言われてかわいそうがられていることに対しての方が、ずっとかわいそうだと感じます。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。
・まず、レオのことを「壊れた」って言っているのは泉とレオだけなんですよね。そして泉とレオの言う「壊れた」はまた違う意味だとも思っています。
泉の言う「壊れた」って、宗みたいな精神崩壊じゃなくて、怪盗ストーリーの会話等からも、綺麗なものが汚くなったとか、人間らしくなったものに対して使っている印象を受けます。Lionhrartでレオを見た時の反応がまさしくそれだと思うんだけど、泉が抱いていた理想と違ってしまったっていうのが大きいのかなと。
一方、レオが自分で言う「壊れた」というのは、レオ自身ではなくKnightsのことだと思うんですよね。内部分裂しかけて解散寸前と言ってるので。レオはKnightsを、英智はfineというユニットを自分の武器、玩具と称して戦っていたんじゃないかなと思います。レオにとっては、その自分の作ったKnightsが壊れてしまった。
「前はあんなにいけすかないやつじゃなかった」みたいなことを泉は言っていますが、「うっちゅ~!」って言っているのいけすかないって変だなとは思っていたんですよね。Lionheartのレオは、性格はそんなに変わっているように見えませんし。でも、そっちじゃなくてどこか悟って大人になってしまっている感じの方かって考えると、しっくりくる気がします。
・そもそも、泉がそういう価値観を抱くようになった原因ってやっぱり親かな?とスターマインで思いました。
過保護って言ってるけど、翌日ライブって日まで海外旅行っておかしいなって思います。家族旅行とはいえ、息子が頑張っていることよりも優先させることだとは思えないんですよね。泉もプロとしての自覚は持っている訳ですし、普通の親なら息子にそんな負担になるような真似はさせないと思います。それなのに、泉も言うこと聞いちゃうんだ?って不思議な気持ちになりました。
真に対する愛情の注ぎ方や、自分の理想が変わってしまったことに対して壊れたって思うのも、そういう接し方を親が泉にしていることが原因かなと感じました。親のお人形さんとして、逆らわないことを強要されて生きてきたんだなって。そっちの方が本人も気付いてないだけに、私はつらいと思います。
・それと、レオはKnightsのメンバーを子どもと言って、結構全員のことをしっかり把握してるんだけど、他のメンバーは利害関係で繋がっていると言ってるんですよね。その辺もまた認識がずれてるんだなって思います。これも、そういう信頼関係みたいなのをレオは築けなかったんだなと思いました。
Lionheartを読んでいて、レオは伝達するための言語に弱いなって思っていたんですけど、完全にそれが仇となっていそう。しかもレオって、各々の良いところを見つけて個性を伸ばす方針だったみたいなので、それも良くない方向で取られてそう。
今のレオは外に出て成長した分、わりと周りと話せる子だからいいんですけど、Lionheartの感じだと当時は今より難しそうだなという印象です。レオもコミュ力は最低限つけておくべきだったかもしれませんね。