岸DAPPI
わかりやすく説明するために、ここにA掃除機、B掃除機があるとしよう。
A掃除機のフィルターをB掃除機で掃除すると、Bのフィルターが汚れる。
だからBのフィルターを綺麗にするために、A掃除機で掃除する必要が出てくる。
しかしA掃除機でBのフィルターを掃除すると、またAのフィルターが汚れる。
だからまたB掃除機でAのフィルターを掃除する。するとまたBのフィルターが汚れる。
AとBでゴミのやり取りをしてるだけになる。
手でゴミを取ればいいじゃないかと言うが、フィルターにつく汚れは手で取れないんだ。
フィルターはずっと汚いままだ。
これは人生と同じだ。
と良いことを言おうと思ったが、特に思いつかないのでここで終わることにする。
「左利きの人と同じくらい居るらしいよ」と言ってる本人もクィアである可能性はあるんだけどね。
実際どれくらいいるのか精確に観測できるわけじゃないから、仮に自分自身がそうであっても、左利きの人と同じくらいいる「らしい」としか言いようがないわけで。
だいたい左利きの人が身近な範囲でどれくらいいるのかもよくわからないだろ。
完全に矯正されててわからない人、文字を書くのとお箸だけは便宜上右を使うようにしてるせいで気づきにくい人もいる。
カミングアウトしてる人もいるし、特に隠してはいないが言って回ることもない人もいるし、完全に隠してる人もいる。
隣に一人レズがいて自分もレズだったとわかったって、友人女性30人のうち5人が左利きだったらレズもちゃんと5人いるかはわからない。
30人中2人が確定しただけで3人は不確定だし、もしかしたら左利きは隠れ左利きを含めたら10人いるのかもしれないし、左利きが5人で確定としてレズが8人いない保証はない。
全員にインタビューして回って左利きとレズの人数が確定したとしても、その友人関係に性格や価値観でバイアスがかかっていないとは限らないので、世間一般にどの程度どんな性指向の人たちがいるのか完璧に把握はできない。