2018-04-20

anond:20180420223954

年末入籍して3ヶ月強。

同棲(同居)を開始して一年

夫が出て行った。

同棲はいっても、結婚式資金を貯めようという目標で、私の実家で、母も一緒の同居生活

夫の肩身は狭かっただろうと思う。不自由の無いようにと私自身気を使っていたつもりではあったし、母も気を使ってくれてはいたが、それでも、本人が一番気を使ってくれていたと思う。

そこに関しては、感謝しかない。

同居に至った経緯としては、金銭面が大きな理由だ。

当時、私は派遣社員、夫は契約社員だった。とはいえ夫は、同棲を始める一年半ほど前まで、働いていなかった。前の会社を試用期間中に勢いで辞めて、そこから転職活動もそれほどしないまま、半年。他にも理由は様々あるが、とにかく私達には金銭的な余裕が無かった。

私は一人っ子で、正直親はとても過保護だ。それもあってか、私の実家での同居を母から提案された。私の本来実家はドのつく田舎だった。中学受験をして私立に通い始めた際に、母と二人で中学に通いやすい所に越してきた。

父は変わらず田舎の方の実家に住んでいるため、母と三人での同居生活だった。

この同居生活での肩身の狭さや、ストレスも、夫が出て行った原因の一つではある。

しかし、大きな理由は、ここのところずっと、揉めていたことにある。

揉めていた原因は二つ。

一つは、籍を入れるほんの二週間ほど前に、その数ヵ月前に夫が義両親に大金を貸していたことが判明したことだ。

勿論、私は相談さえ受けておらず、判明した際はうろたえたし、信じられないと泣いた。もしもそれが、ほんの数万円ならそれほどまでにならなかったと思う。ただ、その金額は夫の給料の二ヶ月分近い金額だった。

調度、貸していた時期から、「お金がない。きつい。」と何度も口にしていた。ただ、日頃の生活で派手にお金を使っている様子もないし、何故なのかが不思議だったことをよく覚えていた。外食などで夫が支払ってくれることもあったので、お金がないのは私のせいではないかと、何度も謝ったこともあった。

しかし、違った。謝る私に対して、夫は私のせいではないと否定してくれることも、親にお金を貸したせいだと話してくれたことも、一度もなかった。

相談してもらえなかったこと。話すタイミングはあったのに話してもらえなかったこと。たまたま判明しなければ恐らくずっと知らされずにいたこと。

これらが嫌だった。

婚前であったし、お金をどう使うか、私が口を出すのはおかしいような気もした。

ただ、昼食代がかからないようにと夫に頼まれて、毎日夫よりも早起きをしてお弁当を作っていたのは私だ。

また、短期間でお金を貯められたのには、私の両親の協力もかなり大きかった。父が実家で作っているお米を持ってきてくれるからお米は買わなくてよかったし、母も食料品を買ってくれることが多く、食費にお金を使うことは少なくて済んでいた。こういう両親の気持ちを踏みにじられたようで、私の気持ちを踏みにじられたようで、ただただ、悲しかった。

夫はかつて、気軽に友人や職場の人にお金を借りたり貸したりしてしま金銭感覚の持ち主だった。それに関しては、信頼を失うことにも繋がりかねないと何度も伝えてきて、本人も納得はしてくれていたし、貸し借りをすることはなくなっていたのだが。その相手が、両親というのは、盲点だった。

しかし、よくよく考えると、一番最初に言わなくてはならないことだったのかもしれない。 思い起こせば、同棲を始める前にも、義両親は夫に「働きだしたら月に10万は家に入れてほしい」と言ってきたこともあった。結婚を考えている息子に対して求めることではないのではないかと、その時も、夫ともめた。

そう考えると、息子が貯めたお金をごっそりと持っていってしまうことは、何ら不思議ではなかった。

本当に何かしらの理由で、金銭的困っていたのであれば、仕方がないのかもしれない。私だって、万が一自分の親に頼まれたら、相談をした上で、自分生活に影響がない範囲いくらかは貸すだろう。

ただ、調度夫が貸した時期の直前に義両親が車を新車に買い換えていたことを聞いていた。だからこそ、信じられないという気持ちだった。ましてや自分だって経済的に豊かではないし、現にお金を貸したせいで余裕は全くなくなっていて、自分達の生活が圧迫されている。

結婚を考えていて懸命にお金を貯めている息子からお金を持っていかなければならないほど、金銭的に余裕がないのなら、新車に買い換えるのはおかしいのではないか

他所の家のことながら失礼だとは思いながらも、夫に言った。この発言がありえなかったのだと、後に言われた。

しかし、私からしてみれば、義両親のしたことこそが、ありえなかった。

もう一つは、義両親が夫に借りさせた消費者金融のローンを返していなかったことだ。

つきあい始めて一年にも満たない頃、夫から、弟の学費分の奨学金を親が生活費に使ってしまって学費が足りなかったから、自分ネット手続きをして消費者金融で借りた、と話してきたことがあった。

ちょっと何を言っているのか分からなかった。

なぜそこで夫が借りなければならないのか。自分ではもう借りられないほどあちこちから借りているせいなのではないか。色々なことが頭を駆け巡った。

聞いてみたところ、母親インターネット等に疎く、自分がした方が速いからそうした方がいいと思った、とのことだった。

親のためとはいえ、何故そんなに簡単借金をしてしまうのか、どういうことか分かっているのか、など、この時もかなり揉めた(というか不機嫌になられた)が、精一杯丁寧に説明をしたつもりだった。そして、親に頼まれももお金は借りたりしないと約束してくれた。

今回借りたものもすぐ返したか大丈夫だ、とも言っていた。もうすでに返済されていると、夫自身も思っていたのだ。

判明したのは、今月の初めだった。消費者金融のことをふと思いだし、完済はしているかもしれないが、解約したのかどうか夫に尋ねたところ、解約したかは分からないとの答えだった。嫌な予感がした。義両親に確認するよう頼んだところ、解約していないどころではなかった。そもそも返済自体が終わっていなかったのだ。二年近く前の借金をいまだに毎月数千円ずつ返しているという。理解ができなかった。消費者金融ホームページシミュレーションをしたところ、その数千円の半分以上が利子になり、元金は半分も減っていなかった。

入籍前にも、私は消費者金融のことや、借金のことを再三夫に聞いていた。本当に返済が終わっているのか、他に借金はないか、等。当然ながら、夫は不機嫌になるし、ないの一点ばりで、義両親に確認することもなかった。私も、不機嫌になられるのが嫌で、しつこく食い下がることをしなかった。これがいけなかったのだろうかと、自分を責めたけれど、よくよく考えると、私は何も悪くない気がした。

かに、こんな疑惑を抱いたまま入籍した私の見通しが甘かったことに関しては、私にも非があると思うが、大丈夫と言われたら、それを信じるしかなかった。

義両親への確認を怠った夫は確かに悪い。ただ、夫にはまるで、借金が残っていることの何がいけないのかという知識がなかった。その借金が残っていることで、車が欲しくなったときに車のローンが組めなくなる可能性があること等。それは、どうしようもないことだ。

でも、何より、やはり私は義両親が許せなかった。籍を入れる際に、本来であれば、夫に伝えるべきではなかったのか。

そして、何より、息子に借金を背負わせた状態で、自分達は新車に買い換えたり、頻繁に日帰り旅行に行ったりしていること。これはおかしくはないかと。

夫がお金を貸してからというもの、私の何処かへ行きたいという訴えはことごとく、「金ない。きつい。無理。」で却下されてきた。何処かといっても、遠方への旅行ではない。ごくごく近場の動物園や、水族館でさえも、却下されていた。

から尚更、何故、と思わずには居られなかったし、憎かった。

しかし夫はやはり、義両親の味方だった。

思えば、今まで夫と揉めたことの原因は、9割近くが義両親が何かしら言ってきたか、今回のように何かしらしてきたか、のどちらかだった。そして毎回、夫は義両親の味方だった。

入籍前ならまだしも、籍を入れてもそうなのだと気付いたら、やるせなかった。私の存在意義とは何なのだろうか。私は家族ではないのか。

夫に問うと、家族だと言った。

違うと思った。

実は夫は出て行った後、一度帰っては来たのだ。

しかし一週間足らずでまた、同じような話題になり、また、出て行った。

帰って来た後も、話し合いをする度、「もう嫌だ」「無理」「こんな話しんどいからしたくない」「もう別れる」などと口にして来た。その度に、簡単に別れをちらつかせるのを止めてほしいとは言っていた。けれど、「気を付ける」の言葉とは反対に、不機嫌になるとそれを口にしていた。

そして、これは以前からそうだったが、不機嫌になるとあからさまに声色を変えて、普段では絶対に呼ばないのに、私のことを「お前」と呼ぶ。これが私は一番嫌だった。これに関しても、止めてほしいと伝え、「気を付ける」と言ってはいた。「気を付ける」といった次の日とその数日後にはまた不機嫌になった際に「お前」と言われたけれど。

夫は、話し合いをするのが、苦手だ。口下手というのか、どう表現したらいいのか分からないが、

話しているうちに話が脱線して、最終的に何が言いたかったのか伝わってこない、そんなタイプだ。

また、こちらが質問したことに対して、頓珍漢な返答をしてくることも多い。これはどうやら、こちらが投げた質問に対して、頭の中で考えを巡らせた結果、行き着いた感想感情を口にしているらしかった。つまり、夫の中では筋が通っているのだ。しかし当然ながら、私には夫の考えていることが分かるわけではないのだから、頓珍漢な答えが返ってきた、となる。そして、どうしてそうなったのかを尋ねると、「(言いたいことを)全然分かってくれない」と、また怒る。

話をするのが少し苦手なことは仕方がないが、上手く言葉が出て来ず私に言い返せない時、イライラして座っているソファを叩いたりするのは、やめてほしかった。

私自身、説明をするのは得意ではないし、話をするのも、それほど上手くはないと思う。

文章だって得意ではないし、こうして振り返りながら書いてみてもとりとめもないものになってしまう。

ただ、それでも、夫のことを分かりたくて、私のことを分かって欲しくて、私なりに精一杯話してきたつもりだった。

夫が出て行って、それが全て、無駄だったと言われているような気がした。

夫が今後どうするつもりなのか分からない。

私も、今後どうするのがいいのか、まだ分からない。

情けないことに夫が出て行ってから食事をしても殆ど吐いてしま状態が続いている。薬を飲んではいるが、胃痛もなかなかおさまってはくれない。

ただそれでも、今は、待つしかないのだ。

記事への反応 -
  • 別れればいいだけでは

  • 出て行ってくれてよかったと思うが 別れた方がいい 夫は完璧に義両親に洗脳されて搾取子になっている これから夫と家庭を築いていくなら、その夫の洗脳を解くというとても苦しくて...

    • 同意 金銭でもめる人と家族になると悲惨 マジで命に関わるからむしろ逃げて

  • 今日も女は夫叩き

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