アラサーです。不妊治療しました。
自分達でタイミングとってみる半年→タイミング指導2ヶ月→人工授精1回→男性不妊の通院1ヶ月→人工授精2回挑戦失敗→顕微受精1回で妊娠し、現在妊娠4ヶ月です。
治療期間はトータルで1年ほど、かかった費用は70万円です。
したこと、かかった費用、思ったこと、気付きなんかを書きました。
だらだら長いです。
したこと
- 半年自然妊娠を目指して頑張っていたけど授からなかったので病院に通いだす
- 2ヶ月(2周期)通う
- 排卵日をさぐるために1周期に2~3回かよう
- タイミング取ってから様子見るためもう一度行く
- 費用:1回の診察2500円×3~4回とかでだいたい1周期1万円程度。2ヶ月合計2万円
- 感想:排卵日近くほぼ2日おきに病院行かないといけなかったのが面倒だった+毎回2500円も高いなって思ってた
- 男性医師に検診されることに関しては初めの数回を乗り越えると後は何も感じなくなりました
その間も自然妊娠めざして排卵日にがんばってみたけど半年妊娠しなかったため、体外受精の功績がある病院へ転院!
- 卵管造影や血液検査などしなおした
- 費用:2~3万円
- 感想:正直、検査するたび出費増える(一回5000円~1万円)のは痛かった。
- 検査って「必要です」ではなく、「確認しておきましょうか」という感覚だったりするのかなーと感じた。(今まで病院に通ったことがなかったため検査をいくつもすることってこういう感じなのか、と思った)
- やります!と言ったらすぐに卵とるのかなーと思ってたけど、準備期間が必要で肩透かしだった。
- 採卵のために採卵日に向けて10日間毎日ホルモン注射打ちまくった
- 通常1個か2個しか排卵されない卵が、誘発によって30個できた…
- 費用:4万程度
- 感想:ホルモン剤で取れる卵子の数を増やすということをしらなかったので、途中で「なんてケミカルなことをしているんだろう…」とへこむ。また、本当かどうかは知らないけれど「人生で作られる卵の数は限られてるので、大量にとれると後でつくられなくなる」という話を聞いてなんとなく怖くなる
採卵
- 麻酔しながら採卵したのでその時は痛みはわからなかったけれど、次の日、よくわからない痛みがあった。生理痛でもない、腹痛でもない。でも、歩く振動が下半身に響く痛み。
- 「これはなんの痛みですか」と聞いたら「卵巣に針をさした痛みですよー」と言われた。そう言われてもよくわからない。卵巣に針をさした痛み…
- さすがに仕事休みました。次の日立ち上がって動けなかった。
- 費用:30万円ほど
- 感想:全身麻酔は怖いし、採卵痛みもあるし、気持ち的にもなんだかきつい。しばらく採卵したくないな、という気持ちになる
- 卵に精子を注入して育てる
- とれた30個の卵、結局胚盤胞まで成長できたのはほんの数個だった
- グレードが良かったのがひとつあったので、それを戻すことにする
- 費用:この費用は上の30万の中に入ってます
- 感想:ネットの書き込みなど見てると誘発剤で大量にできても卵の質が下がるという説もあるらしい。確かに8割以上お別れになりました。育たなかった卵の写真も見せてもらったけれど、形がくずれたものが大量に並んでいて悲しい気持ちになった
- 移植も、取った卵をすぐに戻すと思っていたら「誘発剤で卵とって子宮腫れてるようだし、戻すの次の周期にしましょう」といわれ、またおあずけ。(えーってなった)
- 次の生理来てから数日後に移植手術
- 移植は痛くなかった(よかった)麻酔をせずに、先生が卵を中に置くのをリアルタイムで見る
- 戻す胚盤胞(成長した卵)をモニターで見せてもらったら、なぜか泣きそうになった
- 愛おしさなのかな。この時、卵子のことを「卵ちゃん」って言ってる人の気持が初めてわかった
- 移植してもらったあと、診察台の上で30分放置される
- 安静後、ホルモン注射
- 飲み薬、ホルモンパッチ、膣剤も出される
- 費用:移植自体は15万円程度
- 感想:移植後の安静の時間"何もしない30分”で不安が出てきた。(普段スマホ触っていることもあってそういった時間があまりなかったから)
- 「私、子供産んでいいのか。ちゃんと育てられるのか。本当に大丈夫か」…暗い診察台の上で一人でいて、どんどん不安が強くなった
結果
- 判定日すぐだった。ありがたいことに陽性でした
- でも、私も旦那も、そして先生も「まぁ、とりあえず陽性だけどね」みたいなテンション
- 初期流産のこともあるのでみんなそこまでお祝いムードじゃない
- 注射に飲み薬、膣剤にパッチは続いてる
- 母子手帳もらえたのはようやく9週になってから
- 費用:5万(内ホルモン剤が4万円分くらいありそう)
- 感想:普通、妊娠したら1ヶ月ごと?とかの検診のようだけど、毎週様子見て、注射打ちに行く日々はなんだかつらいものがあった(毎週不安+痛い)
治療してみて、気付き
- 男性が原因だったとしても、体に色々されて痛い想いをするのは女性なんだなぁと…
- 自然妊娠で子供できない…っておもっている時よりも、治療初めてからのほうが気持ち的には楽になれた。やるだけのことはやっている!という気持ちになった
- 「体外受精したいです!」と言ってもすぐに卵取って戻して完了!ではなかった。準備、様子見で2~3ヶ月かかる。
- 私が説明会に行ってなかったこともあるけれど、簡単でもいいのでどういう治療手順を踏むのか知りたかった(誘発剤で卵を増やしていく等全く知らなかった)。
- 検査もなんでするかよくわからないまま受けて、結果をさらっと聞かされてた。毎回帰ってから検索して、ジネコなどでその検査が「どういう目的で、その結果なにがわかるか」を知るという感じ
- それぞれの病院でどのようなやり方・金額でしているのかもちゃんと比較できるようにしてほしい。それをみて病院を選びたかった。調べてみたら誘発剤で卵を増やすようなやり方でない病院もあるようだったし…。通っていた病院もちゃんと伝えたらそのようにもしてくれたのかもしれない。
- 毎日10日とか週に2、3回通うのも大変だったのでなるべく近所の病院の方が楽そう。注射そんなに必要なんてしらなかったので、気にせずちょっと遠い病院に通いだしてしまった
- 筋肉注射っていたい。でもうまい・慣れてる看護婦さんだと一瞬で終わるし痛くない
- 体外受精、乗り越えないといけないハードルが多すぎて、ひとつクリアしたとしてもまだまだハードルが見えているので不安が続く
- 膣剤は毎日あそこに指を入れないといけないの、気持ちがめげた
- 今まで指をあそこに入れたことがほぼなかったこともあるからだろうけど…
- 不妊治療で通院投薬すると、医療保険には入れなくなってた。入れても子宮関連の適応数年外されるみたい。
- 不妊治療しようかなと思ってる人は保険先に入ったほうがいいです!
- 自治体によっては不妊治療の補助が出ると思うのですが、保険適用内の部分だけなので、ホルモン剤や検査に関しては自己負担
- 実は10年前に今の旦那と子供できたことがありました。その時は出産までいかなかったけれど、それがあるからここ数年で子作り始めた時も「私達は大丈夫だろー」って思ってた。なのにできなかった。加齢や生活リズムのせいかもしれない
- なので、「できるかも」っておもっていても加齢でできなくなることもあるだろうから、いずれ欲しいと思うならとにかく早めに動いたほうがいいのだろうなと思った。なんならまだまだ働きたい人・相手が見つかっていない人なんかは話題になってた「卵子凍結」だけ先にするのもよいのではと思っていたりする
- 不妊治療の痛みも、つわりの気持ち悪さも、SNSにも書けなくて友人にも話せなくて結構つらかった。
- 逆に一人でも聞いてくれる人がいたらとても楽になれた。感謝しています。
- 本当に、妊娠希望している人みんながさっと妊娠できたらいいのにな、と思ってます
以上です。
長々とわかりにくい説明ですみません。
私もちゃんとわかっていなくて語句が間違っている点もありそう。
費用もざっくりです。
とにかく個人的な目線のメモなので、気に障るようなことを書いていたらごめんなさい。
私は不妊治療をはじめた時、周りにしている人はいなかったし、何も知らないままスタートしました。
もしここに書いて、「不妊治療ってこんなことなんだな」って思ってもらえたらと思い書きました。
少しでも参考になったら嬉しいです。
ツイートシェア