はてなキーワード: 阿刀田高とは
聖書知らなくても楽しめるならそれで良いんじゃね?「ドストエフスキーはどんな気持ちでこれを書いたんだろう」とか「キリスト教圏の人はこれをどう読むんだろう」とか知りたいんじゃなければ。
ちなみに非キリスト教徒が聖書を紹介している本としては阿刀田高の「旧約聖書を知ってますか」と「新約聖書を知ってますか」がある。自分は旧約の方しか読んだことが無いけど、「一部は面白いが、一部はよー分からん。当時のユダヤ人は変なこと考えるな」みたいな感じで書かれていたので、増田には読みやすいんじゃないかな。薄い文庫本だから、すぐ読めると思う。
あと、「首を傾げる場面」は聖書とは関係なくてロシアの歴史や風俗に根ざす描写だったり、ロシア正教独特の考え方だったりするかもしれないから、聖書知識を得てもさほど理解は深まらないかも。
皮肉な見方にはちがいないけれど、「正直者が馬鹿をみるのは御免だ」と、しきりに主張する人は、当人はなるほど二で割れば正直なほうかもしれないけれど、それはやむをえず正直者になってしまったのであり、もし不正直者になってごっそりお金が儲かるものならば、彼は内心、「それもわるくないなぁ」そう思っている人なのではあるまいか。
本当の正直者は、正直であること、それ自体が彼の生きかたなのである。それで完結している。どちらを向いても、だれに対しても、天にも地にもなんらやましいこともなく、心は清々朗々、まことにここちよく、すがすがしい。そのすばらしさを愛でているのだから、そのことによって世俗的に多少損失を蒙ることがあっても、部分的に馬鹿をみることがあっても、深く拘泥しないだろう。
増田はさー、どうせ今まで正直者でやってきたんなら、とことん本当の正直者になりきればいいと思うよ。
追記:
もうちょい書き足しておこう。(元増田に送るのにちょうどいい言葉があったよなと思って、そっくり引用したんだけど、それ以上おれが言えることもなくて、かと言って、ほぼ引用だけで終わらせるのは著作権的に良くないと思っていたんだよね。)
で、何を足そうかとおもったんだが、引用した部分だけ見ると、この本、教条的なお堅い本なのかななんて思われてしまいそうで、それは残念なので以下、「旧約聖書を知っていますか」の紹介。
阿刀田高さんの「旧約聖書を知っていますか」は、西洋文化の根底に流れる旧約聖書の世界観を、むずかしいことは抜きにしてエッセンスだけを取り出し、物語調に仕立てた読み物。これがすっごく面白い。ただ旧約聖書の面白いところだけを選りすぐって物語にしたのではなくて、物語の端々で著者のナレーションが入っていて、これが旧約聖書の世界にはじめて出かける旅行者の手を引き案内するツアーコンダクターのような役割を果たしてくれているから読んでいて飽きないの。
ほかにもおなじシリーズで「新約聖書を知っていますか」「ギリシア神話を知っていますか」などなどがあって、どれもおススメ。個人的には「ギリシア神話を知っていますか」が特に好きだ。いじょ。