はてなキーワード: 独立自尊とは
白熊が自由について言及している。自由を誇示することは不自由だという論旨だがそもそも人間は存在自体が自由ではないことを忘れているのではないか?
親につけられた名前さえ自由ではない。未成年の被教育コストも愛情も自由ではない。自由とは独立自尊という意味においては大人になって初めて発揮される概念であるが人間がその存在においてそもそもが自由ではありえないのだ。
自由なんかありえない。そう書くとディスとピア感がすごいが人間は共同体なくしては存在すら不可能で性欲も食欲もましてや承認すらも他者が存在しないかぎりにおいては発生しない価値観なのだ。
つまり独立、自律なんてものは社会的、経済的な話であって自由なんつう思想的なものを担保するものには絶対にならない。深夜にこんなこと書いて申し訳ないが。
独立という概念は多様性というものを担保にして成立するのはアメリカがその歴史において証明してきたがそれは国の形であって個人がその幸福を形成するにあたって大切にすべき概念ではない。よく考えてみればいい。
人が人と接するときに真に相手に触れようとする時は相手の話に触れて影響を受けたいと思うから聞くし、相手に話す時には自分の価値観とすりあった時にこそ喜びを感じるはずだ。それは一様性であって断じて多様性なんていうエクスキューズではない。
多様性というのは社会の潤滑油なだけであって商談や取引などなら忘れてはいけない概念だが人間関係を標ぼうするものでは断じてない。
どうやら最近の流行りらしい。復興はどうなった?増税話で終わりなのか?デフレ脱却はどうなった?
毎度毎度の汗臭いオヤジ(想像)の煽り論調を耳にすると、はなはだ胸糞が悪くなる。
わたくしに言わせれば、自国を悲観し米国の力を過度に恐れる一方で、その内実では自国の力を過大評価するという二律背反した存在が今の日本人の姿だ。
これは、鬼畜米英の名の下に勝利の目算などない戦争に向かわせたあの苦い時代の心情そのものではないか。
大量のガセネタの中に潜む断片的な事実の欠片から真実に近づこうともせず、ただただ耳を塞ぎ、交渉に参加していないから真実は分からないと早々と諦め、
自らの利益すら主張できないはずだと恐れ、自らの殻に閉じこもりただただ悲観する存在。それが現代の日本人。嗚呼。
そしてTPPで国が変わるという馬鹿げた話が正当性を持つのであれば、こう言った方が余程正確だ。
TPPはこれまで我が国が締結した経済連携協定にほんのわずかなスパイスをまぶしたものに過ぎませんよ、と。
二十年も停滞しているのにまだ世界第三位の経済大国、米国から見れば第二位の貿易相手国である日本の天地がTPP如きでひっくり返るのならば、さぞやTPP
に参加した国々では社会が転覆するくらいの大変な事態になっているのだろう。残念なことにわたくしの耳が遠いのか、そうした話は聞いたことがないけどね。
日本の運命を変える程の協定ならば、米国人の多くが事実を承知しているはずだ。・・・やはり米国の陰謀だから自由の国でも緘口令が敷かれているのだろうか。
やはり自由の国というふれこみは嘘なのか、そうなのか。
そうだ、陰謀ならばきゃつらは手ぐすねひいて待っているだろう。日本の議論が煮詰まらないうちに丸めこめれば上等だ。だが何と日本の議論が煮詰まっていない
から交渉のテーブルに即座に付かせるわけにはいかないと言っているらしい。さてはこれも新手の陰謀なのか?
わたくしは、薄っぺらなこの国にふさわしい見掛け倒しの宰相であった菅直人の言葉を今になって少々見直している。そうだ、TPPは平成の開国だ。その通りだ。
開国すれば毛唐どもに食われてしまうと現代の日本人は恐れている。国を開き、列強と自らの力の差を正しく知覚し変えることができたからこそ、わが国は列強とも
伍していくことができたのではないか。その過程で問題や矛盾が無かったとは言わない。しかし知ろうとせず変われなかったアジアの国々のように列強の植民地に
堕ちれば良かったのか?違うだろう。
最後にTPPで国がひっくり返ると騒いでいる皆さんにお知らせです。
どうやらこの国の政策当局は、かの欧州とも同じような内容の経済連携協定の締結をもくろんでいるようですぞ。TPPの内容を更に環太平洋全域にまで拡大させよう
としているようですぞ。これから何度も国が転覆するような騒ぎがおこりますぞ。
全力で阻止しなくては。さぁ大変だ、大変だ。
ドジョウ宰相によれば「失われた二十年」をTPPで取り戻せるらしい。
TPP反対派は、弱者の敵だ!日本経済の敵だ!失業者の敵だ!被災者の敵だ!
さぁ神風がやってきた。さぁ大変だ、大変だ。