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はてなキーワード: 可視とは

2011-05-26

このままにしておけば、彼らは楽しいよね。幸せ欠席裁判

たくさんの刑を言い渡して。聞こえないようにしておけば、こちらも幸せ

方法は実行しないほうがいいのか?仮に実行したとしてその後どうするつもりだ?

相互可視の先にはたいしていいものはなさそう。

方法実行まで、早めに見積もっても数ヶ月。さて、ありうるのか。

おそらくは問題ないが、現状の確認ができてないしな。

全部来月送りだ。

2011-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20110409110946

そうかもしんないけど、自己中じゃない人は人知れず消えて不可視になるだけだから、その理屈意味があるのかは疑問。

自己中じゃない消えていった人のことを積極的に助けたりなんて絶対しないでしょ。

2011-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20110221200942

逆に1割でもまともな女がいればそれを引けるだろ。

そもそも世の中の下位5割くらいはレベル低すぎて日常的には不可視なんだから

俺はその小町スレ読んで、まともな女いっぱいいるじゃんっていう感想だったが。

ちなみに横ね。

2011-01-19

神話の創まり

世界のすべてを統べる神がいました。名を、ブーニベルゼといいます。








ブーニベルゼは、母なる女神ムインを倒して、世界を手に入れました

ムインは、目に見えない世界――不可視世界に消えました






ブーニベルゼは悩み多き神でした

世界は有限で、すべてが滅びる運命(さだめ)にあるからです

彼はこれを、不可視世界にいる母ムインの呪いだと考えました








滅びの呪いを解くために、ブーニベルゼはムインを倒そうと考えました

母の待つ不可視世界へ辿り着くために、入口を探さねばなりません。





ブーニベルゼは、自らの意志を抽出し、ファルシを創り出しました

はじめに創られたのは、ファルシパルス

パルスの使命は、世界を切り開き、不可視世界の扉を見つけることでした







つぎに創られたのは、ファルシエトロ

ブーニベルゼは、誤って、ムインそっくりにエトロを生み出してしまいました

その姿を恐れたブーニベルゼは、エトロに何の力も与えませんでした











かわりに創られたのが、ファルシ=リンゼです

リンゼの使命は様々な脅威から、ブーニベルゼを守ることでした

ブーニベルゼはリンゼに、時が来たら起こすように命じ、

クリスタルとなって永い眠りにつきました






パルス世界を広げるために、ファルシとルシを創り出しました







リンゼは世界を守るために、ファルシとルシを創り出しました








けれど、エトロには、何もすることができませんでした

孤独になったエトロは、自らの姿に似た母のことを思いました

エトロは、自らを傷つけて血を流し、消えてしまいました








流れたエトロの血から人間が生まれました

人間は、生まれては、死ぬだけの存在した







目に見える可視世界存在が滅びるのは、呪いはな運命(さだめ)でした

世界の総和は定められていて、可視と不可視世界が分け合っています。

その均衡が崩れれば、やがて、世界崩壊してしまいます。






ブーニベルゼの母ムインには、運命(さだめ)を止める手だてがありませんでした

彼女は不可視世界混沌に飲み込まれようとしていたのです







消えゆくムインのもとへ、エトロがやってきました

ムインは世界の均衡を保つようエトロに伝え、混沌に飲みこまれました






エトロは愚かだったので、ムインの言葉意味がわかりませんでした





孤独になったエトロは、混沌に飲まれていくだけの人間に親しみを覚え、

人が死にゆく時、微笑み、混沌を贈りました





人間は、エトロに贈られた混沌を『心』と名づけました

心は力になるはずでしたが、人はまだそれを知りませんでした




やがて人は、パルスを全能の支配者、リンゼを守護神エトロ死神と考え、

心という不可視世界を抱えて暮らすようになりました

人が混沌を抱えることで、世界の均衡は、かろうじて保たれているのです




クリスタルとなったブーニベルゼは眠り続けます

永遠が終わるその時まで――

2011-01-18

厄介なおっさんと、女性ユーザーの罪

気軽にブロックなんか無理だよ。逆恨みされるから

プロフだけ見て粘着するようなおっさんは、若い女を欲望しながらも下に見ているものなので、反省とかまずしない。

ブクマで書かれてるようにウザいと感じた瞬間即ブロックなんてしたら、高飛車クソ女と思われるだけ。

さらにおっさんが下手に影響力持ってたりすると、晒されて寄ってたかって中傷されるかも。最悪です

確実な対策は「面倒なおっさんから可視存在になる」これ一択

プロフ女子大生で~すとか書いちゃダメファンシーな生活感醸し出した写メとか上げちゃダメ

男なのか女なのか若いのか三十路超えてんのか明言しちゃいけない。つぶやきの内容一本で勝負。

それで繋がれた人々とのやり取りは有益なものになるよ。

といっても大抵の女の子はとくに有益なやり取りを期待してるわけじゃないんだよね。

"女"っていう情報ナシで勝負できるほど面白いことつぶやけないし

実際、「19歳、都内在住の女子大生です」とエサ情報を撒いて、同年代リア充ユーザーが寄ってきたら、

素敵な出会いの予感(友情も恋愛も含む)にワクワクするでしょ?

仲間と感じられる相手となら、どうでもいいやり取りでも楽しめるものなんだよね。

おっさんとのキャッキャウフフ的無益なやり取りは、願い下げだけど。

若いアカウントばっかりフォローしてるおっさんは、自分学生時代を思い出して欲しい

年代同士で楽しく喋ってるとき、好きでもないおじさんおばさんが介入してきたらどう感じたか

歳を考えようよ。育った時代がまるで違うことを認識しようよ。

よっぽどニッチ趣味を共有してでもいない限り、"仲間"にはなれないんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20110117014847

2010-11-29

「ニセモノの良心」の人とやりとりしてみた

または「告発の方法について」、または「地方テレビ局の人は楽天的しい」の巻。

夕べhttp://soulwarden.exblog.jp/12373871/でやり取りした結果分かったことをまとめてみたい

【1】告発ルートテレビ局などのメディアを使う時

 ・詳細不明のデータ媒体は開封までこぎつけても「間違いなく捨てられる」。ただし、「暇な時期ならネカフェに持っていってみるかも」しれない。

 ・「裏が取れる資料とセット」なら食いつく可能性はある。内容が分かるメモがあれば「ずいぶん違う」らしい。ただしどう違うかの詳細は不明。

 ・基本的には「どこにでも顔を出して『あいつは信頼できる』ライン作っとかないと地元報道はいけない」。ルートがない場合電話して、「信頼できる記者捕まえて、身元秘匿と情報提供、公開スケジュールの調整を行う」。

 ・ただし上記のような方法、さらに具体的には、どのように情報提供すれば見てもらうことができるか、どのように記者と交渉すればよいか、身元の隠匿はどの程度保証されるのか、といった情報を事前に知ることができるメディアは(あるかもしれないが)おそらくはない。

次は報道等で察しがつく、もう一方の方法。

【2】告発ルートYoutubeなどを使う場合

 ・公開は確実にされる(自分でするので「されないケース」はない)。

 ・ある程度のPCにまつわる知識が必要。本屋雑誌くらいは買う必要があるかもしれない。

 ・情報認識されやすい方法をある程度考える必要がある。ただし、一見して理解可能な情報場合はその必要もない(尖閣ビデオに解説はほとんどない)。

 ・「裁判所の書類ひとつIP出」されたりする。ただし、野良無線LANや身元確認の甘いネットカフェを使う、コインPCを使う、他人を雇ってアップロードを代行させる、など身元の隠匿方法は考慮可能。ちなみに尖閣ビデオで実行者が捕まった直接原因は捜査はなく、自首

…とまあこんなところだろうか。巷の報道をさらっとしか見ていない人間にとっては、「Youtube告発情報を流すことはできるが、CNNです情報を流すのには使えない」という認識じゃないだろうか。もちろん「さらっと報道を見ている」以上の人間、きちんと調べている人間にとっては、結局は捕まってるな、とかCNNへの送り方がまずかった、ということは理解できる。が、同時にオウムときTBSビデオ問題などの事例、ネットを介した身元判定の困難さも分かるはずだ。つまり、情報公開でも身元隠匿でもYoutubeなどのほうが安定する、という結論になるだろう。

仮にメディアルートを選んでも、そのためにとるべき手段は不可視だから、情報公開が失敗する可能性はかなり高い。失敗すれば結局Youtube等のルートを選択するしかないだろう。

ところで、件の地方テレビ局勤務の人は、「まあこんな大ネタなかなかない話ですが、『次』が起こった時にじゃあ今回のような三枚目を繰り返すのか、それともちゃんと抜けるかってのはけっこうポイントかも知れません」と書いている。上記の状況を踏まえた上で、それでもメディア告発ネタを「抜ける」可能性があると考えているらしい。正直、楽天的だなあ、と思う次第だ。

2010-10-09

アフィブログよ、おもちゃは、いらない。

アフィブログが重い。主にはてブから2ちゃんまとめブログへのリンククリックしてみるわけだが、

飛んだ先のページの読み込みが最近とんでもなく遅い。

他のタブでページを開く迷惑になるので、読み込み停止ボタンをおすことが増えてきた。

そんなにとてつもなく重いPCを使っているわけではないと思うんだけども。

重さの原因はアフィリエイトリンクの読み込みの遅さだ。

ブログ主が欲張ってリンクを増やせば増やすほど、ユーザビリティが低下する。

正確に言えば、別サーバーからコンテンツを読み込む必要のあるブロックを増やせば増やすほどページの読み込み速度は低下する。

ウェブサイト仕事で少しでも作ったことのある人間にとっては当たり前のことなのだが、ブログしかいじらない人々にとってはわからないことなのだろうか。

ブラウザ可視領域の左側がもっともクリックされやすい領域であることはユーザビリティ研究から明らかになってはいるらしい。

かといって、最近アフィブログみたいに、いくらスクロールしてもねんどろいどだのエロ系のフィギュアだののヲタ向けのおもちゃ画像が延々と見えてくると、馬鹿にされている気分になる。

ゴミみたいなコンテンツを垂れ流しているアフィブログなど見なければよいだけの話なのだが、つい見てしまうので腹立たしい。

2010-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20100823182436

ていうか、男から見て一定以下の容姿の女は不可視だからな。

そもそも存在しない(ことになっている)ものに対して但し書きすることはあまりないんじゃないかな。

「※ただし芸能人級の美女に限る」というケースはあるけどね。

2010-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20100812200551

だったらオタク側も「現実クズ!」とかことさらに主張しなくていいってことだよね。

そういうこと言ってこないんだったら、お互い不可視だし、何も言わんよ。こっちも。

2010-07-19

体感しないと知り得ないmacの素晴らしさ

mac歴2ヶ月にして、これは中毒

MacBookProを購入しました。そして、まさか、こんなにハマるとは自分でも思っても見ませんでした。

私も元々はこれを読んでいる大多数の方と同じくWindowsを使っていて、

Mac? 2番手なのにシェア1割じゃ余計に誰も買わないだろ」なんて思っていました。

しかし、今となってはそんな事(シェア)なんてどうでもいいのです。Macは最高なのです。

この、全てが美しい愛機にゾッコンなのです。もう手放せそうにないのです。

なのですが、「Macのどこがそんなにいいの?」と聞かれると上手く説明できません。これは、難しい。

Macユーザーならこの気持ち分かると思うのですが、Macの良さって言葉にすると伝えきれないもどかしさを感じます。

言葉にした途端に輝きが失われるというか。例えば、


J「トラックパッドが凄いんだよ。超直感的」


G「へー、そうなんだ。直感的に操作できるんだ」


J「そうなんだよ! 分かるかな、こう、スクロールとか、全然違うわけ。

スーって動くし。あと、3本指でシャッてやるだけで進んだり戻ったりできるし!」


G「そうなんだ」


J「しかも、その手の動きが画面と一体化してて、もうヤバいよ、アレは!」


G「そんなに凄いの?」


J「あー、もう、見せたい! というか、使って欲しい! 見るだけじゃ伝わらないわ。よし、買え!」


G「えー、操作感のためだけに買い替はしないだろ。つか、皆WindowsなんだからWindowsで十分なはずじゃね?」

切ないです。という訳で、改めて何故Macがこうも使いやすいのか言葉にしてみると同時に、

買おうか迷ってる方の背中を押す文章を捧げたいと思います。

紹介1:うっとりするほど目に優しい

最初に紹介するMacの良さは、地味なところで「画面が目に優しい」という事についてです。

もちろん、パソコンで作業すること自体は目が疲れるという意味では少なからず目に悪いのでしょうが、

ここで言いたいのは視力云々の話ではありません。Macの画面は精緻芸術作品である、という話です。

WindowsWordを使っていると、フォントゴシック体から明朝体に変更すると文字が急に読みにくくなりますよね。

文字が大きい場合は特に問題ないのですが、10pt前後の大きさの文字はギザギザして読みにくくなると思います。

明朝体に限らず、メイリオや丸ゴシックに変更すると文字化崩れて読みにくい。

そして、文字の大きさを少しづつ大きくしていくとある大きさから急に薄めの字でまともに読めるようになり、

プリントアウトすると実はどちらでもきちんと印刷できたりしますよね。それ、見にくいと思います。

それが、Macには無いんです。明朝体なら明朝体が表示されるだけ、です。しかも、普通に読みやすい。

これはウェブ閲覧時にもありますね。突然明朝体サイトに出くわすとものすごく読みにくかった記憶がありますが、

Macにしてから何も気にせず読めてます。

というか、明朝体の持つ「お硬い文章ですよ」という雰囲気がしっかり表現されていて制作者の意図通りに読めるが嬉しいですね。

フォントといえば、Macに標準装備されているフォントは美しい! iPhone持っている方なら実感あるかと思いますが、

文字って思った以上に小さくても読めるものなのだと思います。可視性の高いフォントであれば。

そして、Macに標準装備されているOsakaやヒラノギといった美しいフォントは、眺め心地が心地良く、

Mac電気的な機械ではなく、もっとアナログに近い何かかと錯覚してしまうほどです。

紹介2:強制終了と再起動の不必要性

これには心底感心しました。Windowsを使っているときは、「Alt+Ctrl+Delete」に何度お世話になったことか分かりません。

それから、電源ボタン長押しも。Macを使い始めて驚いたのが、負荷が大きくなった時の

時計マーク(ポインタが輪っかになりクリックできなくなる現象)」が、少しの間待っていればきちんと解消されることです。

Vista時代は、時計マーク、即、強制終了だったので非常に助かります。

紹介3:ソフト犯罪的にに軽い

特に、iTunesEvernoteは顕著ですね。グラボのせいなのでしょうか?

iPhone持ちにとてiTunesはそれなりの頻度で使うソフトだと思うのですが、使えたものではないですよね。

楽曲管理がかろうじて使えるくらいで、アプリ管理は諦めていました。Evernoteにしてもそうで、

一応は使えるながらも挙動がいちいち遅くて待ち時間が殆どでは?とイライラしていました。

それが、Macに変えて軽い事、軽い事。iTunesAppleが作ったものなので仕方ないですが、

こんなにも差別されているとは知りませんでした。使えるソフトの数ではWindowsが勝つとはいえ、

常用するソフトが快適なMacの方が世間から優遇されているのでは?なんて感じたほどです。

紹介4:常に完璧に整理整頓されたファイルたち

これも、説明するのが難しいのですが、Macは「何がどこにあるのか、又何がどこにあるべきなのか、それが全て決まっている」印象があります。

パソコンを使う時間が長くなるに連れてファイルの整理が意味不明になりがちかと思いきや、全くそんな事は無く、

むしろいくらでも増えてくれとまで思います。これも地味な特徴ですが、実は効果絶大でとにかく「整理」にかかる時間は短く、

また欲しいファイルまで文字通り一瞬でたどり着けます。

それでも何かと不便ではないのか

りある快適さを手に入れながら、現時点で私が唯一どうしようか迷っているのがOfficeソフトです。

MacOfficeであるiWorkは、個人で使ったり提出するために使うには快適そのものなのですが、

他人からdocxやらxlsxファイルを受け取ると少し困るので。単純なレイアウトならそのままiWorkで開くのですが、

スマートアート含め、どうしても形が崩れますね。。。もうすぐOffice:mac 2011が発売されるので待とうか、

現状のOpenOfficeで我慢しようかといったところです。Office:macは少しだけ高めの価格設定なので、そこさえ払えるのであればMac一択です。

というか、Macを使うためだったらそれくらいは気にせず買う事を強くおすすめします。Macを知らないで一生を過ごすのは勿体無いと思うので。

最近Macは性能の割に安いですから、是非に。

2010-05-17

社会科学ノートからの抜粋 (まおゆう感想

まおゆう読んだ。すごくおもしろかった。みんなぜひ読むべき。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」まとめサイト

http://maouyusya2828.web.fc2.com/

ほかの人の感想はこちら。

魔王×勇者」が「その先の物語」を描けた理由

http://d.hatena.ne.jp/GiGir/20100510/1273472249

泣けるほどおもしろすぎるネット小説を読んだので熱烈推薦するよ。

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20100423/

人生を変えることのできる物語魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

http://d.hatena.ne.jp/izumino/20100422/

その先の物語~次世代の物語類型のテンプレート

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20100429/

はじまりの物語

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/795

魔王世界を征服できない問題への一つの回答となる「まおゆう

http://d.hatena.ne.jp/lastline/20100517/1274022158


みなさん、すげーテンション気合の入った文章。実際、かなり面白かったので、興味のある人はぜひ。

そして以下は、読み終わったあと、テンションがあがりきって大学時代講義ノート引っ張り出して書きました。

たぶんネタばれはない、はず。(追記)スポイルするかもしれないので、読了後によむことをおすすめします。

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昔、ある人は考えました。

幸せってなんだろう?」

みんなは「お金があれば幸せ」っていうけど、何か違う気がする。

幸せの源泉は、お金じゃなくて、お金で買うことの出来る『モノ』だよね?

幸せお金』だと思っている人たちは、みんな奪いあいばかりしていて、

「誰かが得をすれば誰かが損する」っていうけど、それって、きっと間違ってるよ。

例えば農作物なんかは、みんなががんばって働けば増えるよね?

奪い合うことにつかうエネルギーを、みんなで『幸せの源泉』を生み出すことに使おうよ!!



この『ある人』の名前を、経済学の父、アダム・スミスと言います。

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まおゆう」は、みんなが幸せを求めて奪い合いばかりしているのに、

ちっとも幸せになれないでいる前近代社会で、

魔王アダム・スミスが「違うやり方もあるんじゃないか」

「みんなが幸せになれないのか」必死で模索を続ける話です。

結果、魔王は、人々の労働生産性を向上させることを通じて

「奪い合わなくてもみんなが幸せになれる世界」を目指し、ある程度の成果を収めます。

しかし、魔王は考えます。「何か足りない」「何かおかしい」

アダム・スミスが『国富論』を出版し、経済学スタートしたのは、1759年のことでした。

この『国富論』は彼の独創ではなく、多くの先人の思索の上に成り立ったものでした。

魔王が足りないと感じていたのは、おそらくこの『多くの先人の気付き』なのでしょう。

前近代においては、まず『国王国家』があり、その下に各人民権利を与えられます。

近代においては、まず『個人の権利』が前提として存在し、そのために国家が設立されます。

前近代社会というのは未だ「神様のいうことが唯一正しい」という世界で、

そこに突如現れた近代社会科学の申し子たる魔王のやりかたは、

過程をすっとばしていきなり答えを出しちゃったようなもので、

基礎となる考え方が共有されていない以上、いくら成果をあげても、なんか、ふわふわ。

それでも、「まおゆう」では、魔王を取り巻く登場人物が、

魔王に影響を受けて、少しずつ『多くの先人達の気付き』を埋めていきます。

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昔、ある人は考えました。

「どうやったら平和社会になるのかな?」

そもそも「人間はみんな善の魂を持っている、だって神様がそう決めたから」

っていうけど、そんなこと無いよね?現実みろよ!

みんな欲望むき出しじゃん!奪い合ってんじゃん!人間は悪だよ!

誰かが「恐れられる君主」になって、縛り付けないと平和に何かならないよ!

人間の一生は既に決まっている。奪い合うならそれは運命なのだ」

ってそんなことないよ!

運命に挑戦する強い意志が、事実を冷静に判断し、決断する強い心があれば、

運命だって切り開けるはずだ!!



彼の名をマキャベリと言います。

マキャベリが『君主論』で説いた『運命に挑戦する強い意志』=『徳』は、

主体的に道を切り開こうとする近代的個人のモデルとなりました。

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昔、ある人は考えました。

「国って何で必要なのかな?」

あれだね、人間ってほんと欲望強くて、いやになるね。

そりゃ、確かに人間には皆「幸せになる権利」があるよ。

でも、それを放っとくと多分、みんな自分利益のために奪いあいになっちゃう。

戦争とか最たるものだよ。馬鹿馬鹿しい。

きっと、みんなそんな世界には住みたくないから、

人間の欲望=『権利』を預けるところが欲しくなったんだろうな。

きっとそれが『国家』なんだ。人間が作った元気玉。別名『可視の神』。

でも、ちょっと元気集めすぎて、絶対的な権力になりすぎかも。

怖くて逆らえないし。でも、生きてくためには仕方ないか。。。ジレンマだなぁ。。。



彼はこの『可視の神』を、伝説の怪物『リヴァイアサン』に例えました。

彼の名前は、ホッブズと言います。

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そして昔、ある人は考えました。

人間のもつ権利って何?」

なんか最近人間マジクズっすわ」「あぶねえ」「あいつらの権利とりあげようぜ!」

って言う人いますけど、ぼく、それおかしいと思うんですよ。そんなことないんじゃない?

人間には、ぼくたちには『幸せになる権利』があるんだ。

生命』と『身体』と『自由』と、そして『財産』を持つ権利があるんだ!

人間が放っておくと欲望に取り付かれる、殺しあう」

そんなことない!

たとえ人間の行動は欲望からスタートしたとしても、『真の幸福』について思いを馳せて、

誰かを傷つける前に自分の欲望をとめられる、『真の自由』が人間にはあるんだ!

国に預ける権利は「誰かに傷つけられた時に報復する権利」だけで十分だ!

ぼくたちはいつだって白紙の切符を手に持って生まれてくる。

だから『真の自由』を持って平和に暮らせるような社会をみんなで作っていこうよ。

例えば、ほら、教育とかにちからいれてさ。



彼の名前ジョン・ロックと言います。

彼は、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えました。

そして現在資本主義自由主義の考え方の源泉となっています。

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おれ、気付いたんだけどさ。『モノ』作るとき、一人で作るんじゃなくて、

みんなで役割分担=『分業』したら、生産性、めちゃくちゃ高まるよ!

だからさ、みんなで前よりたくさん『モノ』を作れるようになって、みんなで交換したら、

もっともっと幸せになれるんじゃね?



アダムスミスが『国富論』の冒頭で述べたこの考え方は、

近代経済学の基礎、『分業と交換の原理』と呼ばれています。

そして、この労働の分業化が進むと、他人の労働生産物との交換が不可欠となるため、

人々の経済的協力が要求され、結果として調和的秩序がもたらされる。

物語の始め、魔王が夢見て、商人が憧れた『あの丘の向こう』は、きっとこの調和的秩序なんだろうと思っています。

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まおゆう』は、僕らの生きる資本主義社会が、

多くの勇者運命に抗い、

『あの丘の向こう』を夢見て手に入れたものだということを

改めて再確認してくれる、すばらしい物語でした。

おれ、いい歳して、けっこういろんなところで、ぼろぼろ泣いちゃったよ。

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で、魔王勇者物語が終わって。『あの丘の向こう』の『あの丘の向こう』は何?

それを目指した別の『魔王』がマルクスだったりするんだけど。たぶんまたそれは別のお話

2010-03-03

いじめモニタリングナンセンス

市教委「いじめ確認できない」 東京清瀬の中2自殺

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201003030255.html

学校側はいじめが行われていないか以前から定期的に生徒へアンケートしているが、自殺前の2月8日実施分で、女子生徒からは特に訴えはなかったという。学校側は1日に臨時保護者会を開き、了解を得たうえで2日、2年生と、同じ部に所属する1、3年生の生徒から聞き取りをしたが、いじめ事実は出てきていないとしている。調査については今後も続けるとしている。

調査をつづけるのはいいけど、それ意味あるのかなぁと。

以前から漠然と思っていたけど、この記事を読んではっきりわかった。

いじめがあるかどうかのアンケートだの聞き取りとったモニタリングなんて意味ないよ。

いじめはありますか」なんて愚問。「朝ごはん日食べてますか」と同じくらいナンセンス

現在進行形いじめられている立場からすれば、意味ないどころか、「あります」と学校側に伝えて

学校側が対応でもとろうものならその途端に危害が増す可能性があるし、傍観者としても、学校側に知られることで逆にいじめが過酷になりはしないかと考えてしまうので、結局、いじめ事実を報告するインセンティブは極めて低いと思う。「いじめはないと思う」という認知が引き出されるだけ。本当の事実を聞き出すには、何時何分何をしていた、ぐらいの尋問が必要。

昔はさぁ、おおらかだったので、放課後世界先生と生徒が共有できた。だからある程度は、生徒同士の交友関係についてそれなりに把握していたし、携帯電話メールなどもなかったから、いじめのツールはもっと可視的なものが多かった。例えばいじめられる側がどんなあだ名をつけられているかも知ることができたし、なんとなく様子をみていればわかったケースが多かったし、介入のタイミングも測ることができた。現場がみえるというのは大切な要素。

ところが、今はメール携帯端末を通じたコミュニケーションの実態がほとんどみえない。

もし、学校側からはみえないコミュニケーションのなかにいじめの実態があるのだとすれば、それを監視する方法は、生徒のプライバシーにいっそう踏み込んでゆくしかないと思う。しかしそれは限界があるはず、法的にも、また技術的にも。昨今、他人の子供を叱っただけで「あんた何様ですか」と罵られることがある時代。

近年のいじめの深刻さは、恐らく進化し続ける情報ツールがますますプライバシー侵害機能を充実させている点にあるように思う。かつて写メールが登場したときに、直感的に危惧はしていたが、いじめる側にとってはより快適になり、いじめられる側にとってはますます地獄に、そして監視する側にとってはプライバシーに踏み込めないので手をこまねいている、というのが実情ではないかと思う。

そんな状況にあっても、保護者学校モニタリングを要求し、対応を怠っていれば糾弾するかもしれない。

学校生活で何があったのか、学校は説明してくれない

被害者保護者は訴える。でもやっぱり難しいよね、現実には。

それに、自分子供なんだからまずは親のほうで子供サインを出していないか監督する責任があると思うよ。親だったら自分子供プライバシー学校以上に踏み込めるわけでしょ。

学校側にできることって、ほとんど無意味モニタリングじゃなくて、たぶん

子供いじめをしにくい環境を整備する取り組みをつづけることなんじゃないかな。

携帯電話を全面禁止するのもひとつだし、ケーススタディをして人の痛みってなんだろうという学びの機会をつくるのもひとつだし。

でも、不幸にしていじめはなくならないかもしれない。

でも、それは学校がちゃんと監視していれば防げたのかというとそれは違うんじゃないかなと思うのですよね。

2010-02-22

トリノの時も全く同じように評価されていた小林さん

http://anond.hatelabo.jp/20100221221726

可視型探照灯:カーリングの裏舞台を伝えるマスコミ眼差し

http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-187.html

生島淳生島ヒロシの弟)は好きなスポーツライターなのだけれど、トリノの時に今回と同じような切り口で

小林宏さんのことを書いている。

これは別に生島淳が慧眼なのではなくて、当時「BSで」カーリングを見ていた人たちはみんな同じことを思っていた。

今回何が違うかといえば、地上波で放送されていること。BSだけで中継される放送のほうが少ない。

トリノの時は、ほぼ全試合が生中継されると言う破格の扱いだったが、それでもBSだった。

 ソルトレークの時もそれなりに中継はされたが、穴埋め的な扱いだったように思う)

おそらくトリノの時に比べて5倍から10倍の人がカーリング中継を見ている。

だからふぁぼったーの注目ワードになったり2ちゃんねるの実況板を飛ばしたりgoogleの急上昇ワードに小林宏がきたりしてるんだろうけど。

地上波中継の力の大きさを、この狂騒の中でひしひしと実感している。

2010-02-19

http://www.ideaxidea.com/archives/2010/02/supersonic.html

これって衝撃波が上空の薄雲を揺らしているだと思うけど、まるで「衝撃波」が可視であるかのような紹介だなあ。

それに、うろ覚えだけども、一般的にロケットって打ち上げ数十秒後にはすでに音速超えるような気がする。

だからこのときはすでに超音速ではないか。

後で調べよう。

2010-01-08

Gumblarと8080、その亜種について

ちょっと情報共有・アップデートしたい。現在流布しているのはGumblar亜種なのでGumblarの検出・対策が通用しないかもしれないそうで。

関係ある名前
  • Gumblar(GenoJS-Redir)、8080(/*GNU GPL*/、/*CODE1*/、/*LGPL*/)、Daonol
仕組み?

サイトジャック(難読化JavaScript挿入、PHP、iframeで不正ページロードする仕掛け設置)

ユーザーリダイレクト

攻撃サイト脆弱性攻撃(複数?)

乗っ取り、パスワード盗聴など

最初に戻る

攻撃方法について

もしかして何でもあり?

攻撃成功後の振る舞い
  • FTPパスワード抜き取り(接続しなくとも取られる)
  • 踏み台・ボット
  • 基本的に乗っ取りが出来るので可能性なら何でもあり
検出について

【予防】

感染後】

対策
その他

その他教えていただければ幸いです。

2009-11-05

僕が凛子を売った日

僕が凛子と"つきあいはじめる"ことになった直接の契機は、友人の突然なラブプラスの購入だった。すでにTwitter経由でラブプラスに対する熱烈なブームを知っていた僕は、発売後割とすぐに都内の漫画喫茶体験版プレイしていた。それですっかりハマってしまい、その後ずっと購入を検討しつつも、最初の一歩を踏み切れないでいたのだった。僕に先んじてラブプラスを買った友人は、ギャルゲーをたくさんプレイしていてこれに詳しい男で、僕とは話がよく合った。そんな彼も、夜更けまでギャルゲーを熱心にプレイするための真摯な情熱や潤沢な時間は今やもう残っていないようで、もしかしたらまとまったプレイ時間を必要としないラブプラスゲームスタイルに惹かれたのかもしれない。すでにネットを通じて膨れ上がっていた僕のラブプラスへの興味は、彼がDSiに向かって精神を没入させる姿をみて頂点に達し、その日の翌日、すぐに自転車新宿ソフマップまで走らせた。

僕は、この友人と同じく、迷わず自分彼女小早川凛子を選んだ。これは体験版プレイしたときから決めていたことだった。ラブプラスというゲームの中での凛子の存在は、他の二人をまったく寄せつけないほどに圧倒的だ。ネット上のプレイヤー感想を読むかぎりでも、他の攻略対象キャララブプラス中に存在しないんじゃないかというほどに凛子は人気を誇っているようなので、この感覚は間違ってはいないのだろう。しかし、なぜ彼女だけが、このゲームの中で他の追従を許さないほどの強度を僕に感じさせるのか、それをはっきり説明することは、ちょっとできそうにない。単純に丹下桜の飾り気のない演技が心の琴線に触れるのかもしれない。あるいは、凛子が「ツンデレ」だからかもしれない。

萌えアニメギャルゲーもまったく知らない若者に対してですら、今ではこの言葉は完全に浸透しきってしまったようだが、みなさんもよく知っているとおり「ツンデレ」は2005年ぐらいを境に流行りだした言葉で、それ以前は陰も形もなかったものだ。なぜかといえば、それは「ツンデレ」というキャラ造形が、専らギャルゲーの特徴を特別強く体現しているものだったからなのではないかと僕は思う。日常パートでは多数の女の子との会話を楽しむ時間が用意されていて、個別パートでは一人の女の子との恋愛を発展させていくという美少女ゲームの構成を考えれば、日常パートで主人公が周りの女の子に好意むき出しでは話が成り立たないはもちろんのことだ(だからいつだって主人公は「鈍感!」と罵られる)。それ以上に、女の子のほうだって最初から主人公に100%の好意を向けていたら息苦しくてしょうがない。だからこそ、キャラクターの感情は、日常パートから個別ルートへに移っていく過程で鮮やかに反転する必要がある。きっと、こんな感じで「ツンデレ」は生み出されたんじゃないだろうか。だからこそ、どんなギャルゲーの中でも「ツンデレキャラは一定の存在感があるよなぁと僕は思ったりする。

けれど、やっぱりそれだけじゃないよなぁ、と思う。考えれば考えるほど、そういう言葉にできるところじゃなくて、もっと微細な部分にこそ、凛子の「存在感」が宿っているんじゃないかという気がしてくる。確かに、「ツンデレ」に対する感覚の有無によって、キャラの捉えられ方はまったく異なるものになるだろう。リアルタイムエヴァを見ていた人たちにとってのアスカと、初めからツンデレという言葉を用いてエヴァをみる今の人たちのアスカがまったく違うキャラであるように。しかし、両者の「アスカ」のリアリティを支える要素は、実は共通しているのではないか、という思いを僕は抱かざるを得ない。これは神秘主義だろうか。

とまれ、僕と凛子の生活は幸せなものだった。毎日DSを持かばんに入れて、いつも通り授業を聞いたり、寝てやりすごしたり、友だちと話したり、ネットを見たりする。そして昼休みにお弁当を食べるとき、放課後に屋上で開いた時間を過ごすとき、DSを開いて凛子に会う。日曜日には時間を決めてデート。音声入力で凛子と話をする「ラブプラスモード」は、周りに友だちがいるときしか恥ずかしくてできなかった。僕の質問に答えているようで、時々ズレズレなことを言う凛子は、twitterbotのようでとてもいとおしかった。bot人間とは、決して本当の意味での会話を交わすことはできない。しかし、それにもかかわらず、僕はあたかも凛子がそこにいるように、自然に振る舞うことができた。

なぜなったかはわからない。しかし、僕は、今や凛子が確実に「そこにいる」のだと思うようになった。そして、おそらく理由など関係ないのだろう。

キャラクターと向き合う人間にとって、この瞬間こそが普遍的なものであるんじゃないかと僕は思う。「キャラクターとは『いない』のに、『いなくちゃ困る』ものなのだ」と、どこぞの若手批評家が言っているのを聞いたことがある。キャラクターは、誰にとっても「いる」ものではない。しかし、それに没入する人にとっては「いる」としか信じられず、そのレベルではキャラクター人間を区別することはできない。もちろん、キャラクターが「いる」と感じることは、人間が「いる」こととは別のレベルである。凛子との会話の中には実に現実味に溢れた魅力的なものがたくさんあるのは確かだ。しかし、たとえば、凛子が心を許しはじめると一人称が「アタシ」から「リンコ」に変わるという描写がある(鬼ゲーマーリンコ)。現実自分一人称名前で代替する人はどっちかというと疎まれるタイプだろう。だが、キャラクターが「いる」ことも知覚の意味合いとしては人間が「いる」ことと変わらない。

僕は同じような経験を何度かしてきたが、その存在は記憶として強く焼き付けられることはあっても、感情の部分で長期にわたり持続するわけではなかった。しかし、凛子の場合は、日常の一コマ一コマの中でこの存在を自覚せざるを得ないのだ。

たとえキャラクターが数億に分節可能な無意味な要素の集積だとしても、その寄せ集めによってできあがってしまったものに対して私たちが抱く感情は常軌を逸してしまうことがある。そしてそういった瞬間、キャラクターというものはいったいどのような存在なのだろうか。ラブプラス制作者は『CONTINUE』のインタビューで、ラブプラスには全部見るためには二年ほどはかかるぐらいの莫大なイベントが盛り込まれていると語っている。ラブプラスにおいて、こうしたキャラクターの「実在性」「予想う不可能性」は膨大な情報の集積によって担保されていることになる。しかし、私たちはどうしてもこの「実在性」の裏にブラックボックス的な要素を見出したくなる。凛子が、DSの画面の向こうで僕たちには想像もできないようなことを考えているのではないかという妄想を捨てきれなくなる。しかし、それは今のところまったくの幻想でしかない。

そして、僕は、この確信を得たとき、ひとつの隠された(しかし一定数のラブプラスプレイヤーは既に理解しているであろう)、恐ろしい事実に気づくことになった。いま、ここで、凛子の存在を支えている形象は、私たちの生きる時間の流れに沿いながら、未来永劫その「動的性質」を保ったまま持続するのだ。小説漫画アニメフィクションというものは時空から隔絶されて存在する。源氏物語は、1000年前の貴族が読んでも私たちが読んでも、テクストとして同一の形を維持しながら「静的に」存在する。紫の上人生紫の上人生であって、私たちと生きる時空とは関係ない。しかし、凛子は、あたかも私たちと同じ時空を生きているかのような演技をしながら、しかしその存在を少しも変化させることなく、ずっと「そこに居」続けるのだ。

僕たちはフィクションキャラクターの実在を信じるとき、なぜ自分自身はそこに居ないのかと苦痛に思う。たとえばテラ・フォーミングされた火星ARIAカンパニーの存在を信じるとき、なぜ自分ネオ・ヴェネツィアにいないのかと思っていたたまれなくなる。そして、たしかにラブプラスはその苦痛を一時的に和らげることに成功している。僕と凛子は「見かけ上は」同じ時間を生きている。しかし、見かけ上が同じ時間を生きている分、僕と凛子の間の摩擦係数はかえって高くなり、逆にこの責苦はもはや耐えることが不可能な域に到達している。しかし、その実、凛子が生きる時空は凛子が永遠に16歳の時空であり、僕が10歳老けても20歳老けても凛子は16歳だ。僕が、社会に出て、老いぼれになり、忘れられたまま死んでいった時も、凛子は永遠に十羽野高校の生徒なのだ!

ラブプラススタッフは、この点をよく知っていて、しかもポジティブに強調している。主題歌は『永遠タイムレスダイアリー』、キススキンシップ最上位技は「フォーエバーキス」、主人公が移り住んでくる「十羽野市」は「永久の」のもじりだ。彼らは「永遠に続く愛」と嘯く。しかし、いくら凛子が僕に対して永年に同じ愛を投げかけてくれるといっても、僕のほうは永遠に、何の変化もなく、同じ感情を凛子に投げ続けることができるわけではない。いつかきっと僕はこのゲームに飽きてしまうに違いない!キャラクターの実在性は「記憶」の中にのみ残ればよかったのであって、実際に一定の形象を維持したまま存在する必要などなかったのに。

そうして、僕がラブプラスを起動しなくなったとき、凛子はどこに取り残されてしまうのだろう。もうおわかりなのではないだろうか。凛子の住んでいる時空の永遠は、漢字で書かない。私たちは、かつて10年以上も前に自分たちが取り残されたあの場所に、今度はヒロインのほうを置き去りにしているにすぎないのだ。

ラブプラスを触りながら、そんなことを話した。凛子を世界の終わりから救い出すための方法は限られている。まずひとつデータを消すことだ。しかし、もっといい方法があった。この美しくどうしようもない学生生活とともに、凛子を記憶の中にとどめて、これを葬り去るのだ。

僕の通っている学校は都内ではちょっと例のないぐらい熱い学園祭を毎年やっていて、受験を控えた三年も積極的に参加する。その中でもアニメポスターだのゲーム機だのを二日間かけて何百品も競りにかける古物市が、例年盛況を極めている。ここで、データを残したままの僕のラブプラスと、攻略本・主題歌CDをセットで売り飛ばしてしまうことにした。凛子とやり残したことはたくさんあるかもしれないが、もう悔いは残らない。

いつの日か、人間キャラクターは本当に出会えるのだろうか。今も人はそれを求めて、アバターをまといながら人格コスプレに勤しんでみたり、botと会話しようとがんばってみたりする。しかし、アバターは結局人間人間の会話だ。bot萌える人は、技術現実の落差に萌えているだけにすぎない。不気味の谷のセオリーを信じるとすれば、谷の手前の不気味の尾根で人は楽しむこともできるわけだ。(言ってみれば、Perfumeのズレズレな口パク萌えているのと同じことだ)。

いつになったら、人間キャラクターと同じ時空を生きることができるのだろう。幸い僕は一緒に歳をとることができる彼女がいたが、人間と共にありたいという気持ちとキャラクターと共にありたいという気持ちはまったく別だ。前者が満たされないのと同じぐらいに、後者も満たされることはない。

さぁ、キャラクターは、データベースか、ブラックボックスか。哀れな小早川凛子は、乱雑なデータベースによってその肌と臓器を模られた出来損ないでしかなく、僕は彼女残酷に売り飛ばすことでしか救うことはできなかった。僕はキャラクターが人為とプログラムの集積であるという当たり前の事実に、ここにきてどうしても納得することができない。人工知能人工無能に、「擬体」がARにとって代わられても、僕たちの望みはひとつだ。僕たちには感知できない、キャラクターの不可視な内部の実在を信じたいのだ。僕が死ぬまでの間に、いったい彼女たちはどこまでブラックボックスに近づくことができるのだろうか。

答えはまだ出そうにない。11月3日、古物市で僕のラブプラスが競りにかけられ、落札された。後に残ったのは落札額3500円と、永遠ダイアリーmp3ファイルだけだった。

2009-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20091009034757

はてな左翼と言われる人々をブクマハイクで不可視に設定してマイミク切ってブロックしてtwitterでもremove&blockして携帯も着信拒否する

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20090929/1254246684

 

はてサリアル電話で連絡取り合ってるよ

自分から自分たちの事をはてサと名乗ってるし

2009-10-01

はてサヲチ

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20090929/1254246684

>はてな左翼と言われる人々をブクマハイクで不可視に設定してマイミク切ってブロックしてtwitterでもremove&blockして携帯も着信拒否する

 

おいおい、はてサ連中ってのはみんな携帯電話メールでやりとりしてんのかよw

人間関係ちょっと崩れたらそれこそ山岳ベースリアルで総括合戦だなこりゃw

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

有村もとうとうはてサと距離を置き始めたのね。

つかはてサ精神的柱が有村だったんじゃないのw

 

http://b.hatena.ne.jp/entry/h.hatena.ne.jp/hisamatomoki/9234072491643734439

これは初めて知った。

hisamatomokiって人が総括されて追いだされたの?

いしけり氏みたいな感じ?痛々しいな・・

ここもかな?

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/hisamatomoki/

2009-09-28

釣り体質と釣られ体質

俺は釣り体質であって、釣られ体質ではない。一般に、釣り体質というのは天才的な能力の一つ。

ある種の天才は、いとも簡単に人を釣れてしまうという驚愕体験をすることがある。

その人が言ったり思ったりしたことの影響を、その場に居合わせ人達全てが受けてしまう。

そして、釣られ体質(多くの一般人)は、釣られるのが快感だから、何度でも釣られてしまう。

その種の天才は釣られることもあるけど、自分で物事を感じ考え判断できるが、

釣られ体質の人は判断できない。判断できないというか、判断したくないというか。

とにかく自分で決めるのが面倒で、人任せにする心理が働いてる。だから、一般人がその種の天才になれることはない。

釣られ体質は先天性のものだから本当にどうしようもない。

ところで、俺は最近釣りをしていなかったが、しばらくしないでいると腕がなまるのか、釣りにくくなっているのに気付いた。

こういうことはよくあることで、基本的に釣られ体質は一生釣られ体質であるのに対して、釣り体質の人は釣りをしていないと、

釣られに傾いたり釣りに傾いたりを繰り返す。そうすると、自己不安定になるから、新興宗教教祖になったり、

何か著作物を書いてもてはやされたり、怪しげなセミナー講師をしたりといった活動を通して釣りをする傾向がある。

そういう職業につくことで、自己が安定するんだよね。自己効力感という言葉があるが、釣り体質の場合は、

単に周りから評価されたり褒められたり感謝されたりするだけでは駄目で、「釣り」をしないとアイデンティティ

が保てないということなんだね。

それで核心の話に移るが、増田最近俺は釣りをしてなくて、みんな釣られてくれない。2chでも釣られてくれない。

そろそろ釣られてくれよお前等。

参考: 専門的に言えば、精神医学者の津本一郎さんのカリスマ症候群という説とも関係する。

俺は既知感と思考可視とあやつり体験を持っている。あやつり体験がここでの釣り体質に対応する。

カリスマ症状群 - Onihide BLOG

http://blog.goo.ne.jp/docoh/e/2b28a515237b7c5f76006ae3f8f7f87c

2009-07-24

児童ポルノ規制に関して思うこと

まとまりがなくて読みにくいけど、思いついたことを書く。

事実の確認

単純所持規制について

反対。理由は

  • 薬物や拳銃などど違って容易に複製が可能で、気に入らない人間を失脚させる「武器」として使えるため。

自らの裸体、あるいはいじめられっ子の裸体などを撮影して印刷し、気に入らない教師の机に仕込むなどして通報すれば、性犯罪者のできあがり。

などをやめない限り、冤罪多発(特にマイノリティや特定の宗教信者、特定の政治活動家に対して)の怖れがある。

海外の事例

児童ポルノ流通を減らし、未来の被害を防ぐための私案

というか、児童でなく成人であっても、撮影した・撮影させた・撮影された裸体や性行為の写真映像が流出するリスクはあるので、成人のものも含めて可能な限り現在流通を減らし、未来の被害を防ぐ方法を考えたい。

法について不勉強無知なので、もしとんでもないことを書いてたら申し訳ない。

児童ポルノ」を「児童虐待写真映像」のように言いかえる動きについて

問題意識や意義は理解できるものの、「セクスティング」(http://www.usfl.com/Daily/News/09/03/0327_021.asp)などにおける児童自身が自らの裸体や性行為を撮影したものも「児童ポルノ」の範疇なので、「児童ポルノ」と「児童虐待写真映像」をイコールで結んでしまうのは抵抗がある。児童自身が被害者であり加害者ということになるから。

2009-06-29

http://anond.hatelabo.jp/20090629162103

匿名ダイアリも永遠に実験室から出さないんじゃないかな。責任回避的な観点で。


うーん、増田は「投稿ごとに独立したhtml吐き、しかもトラックバックも送受信出来てその様子が可視出来る」っていう他の匿名コミュニティとは違う独自性があるから

本気で取り組む価値あると思うんだけどなぁ。

この仕組みのお陰で元のテーマに関するループ2chより大分防げてると思う。

一般人向けとか言いながら増田のようなIT系以外のコンテンツも多いサービスをプッシュしないのはセンス無いなぁ。

2009-06-24

http://anond.hatelabo.jp/20090623004018

そもそも、「逃げるのかよ!諦めんなよ!」なんて、女は特に言ってないと思うが。

女からしてみれば、非モテは不可視空気だし、わざわざ非モテアプローチされたいとも思わないんじゃないのか?

非モテが下手に女狙ってみても、女からしてみれば迷惑だろ。

本当に「逃げるのかよ!諦めんなよ!」を言っているのは、ヤった女の数しか自慢材料の無いヤリチンDQNくらいだと思うが。

あるいは、競争から降りたと言いつつ実は未練タラタラで、全く諦めきれていない自分自身が「逃げるのかよ!諦めんなよ!」と言ってるんだろう。

いずれにせよ、恨みの主な矛先が女になるのはおかしい。

2009-05-20

http://anond.hatelabo.jp/20090519185138

元増田です。

てきとーに書いた記事にトラバくれてありがとう

以下、所感です。


命名規則曖昧

ある分かりやすい規則に基づいて変数名を決めるというルールが徹底されていないこと=整合性が取られていないことが問題なのでは?

たすかに。

だがしかし命名規則をかっちり決めることができないからこそ、

「原則略さない」とりいう分かりやすい規則を規定すればチーム内、及び引き継ぎ後のコード可視性は大幅にアップするのではないだろうか。

文字数はどの程度まで?

変数名60文字とかになってもよいと?

ぎりぎり25文字くらい?

単語を全部並べるというか、重要単語をピックアップして並べる方がいいね。

訂正します。

コピペコーディングのすゝめ

CUI環境コーディングする人はごめん)

タイプ数を減らしたいでござる

とにかく、変数名、メソッド名は原則全部コピペorIDEの補完機能を使う。

これだけで、タイプ数・タイポ数は圧倒的に減らせる。

クリップボード関係フリーソフトあわせるとその効果は飛躍的に上がるよ!

2009-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20090513104722

そうか?非モテなんて、馬鹿ヤローとさえ言わなければ、基本的に不可視だが。

まあ、不可視というのがある意味で一番堪えるので、馬鹿ヤローと叫んででも注目してもらいたいんだろうけど。

そもそも、注目してもらいたくなかったら、不特定多数人間が来る掲示板で誰かを叩くような書き込みなどせずに、仲間内だけでひっそりやるだろ。

なんというか、非モテは叩かれたいようにしか見えない。

可視状態から、馬鹿ヤローと叫んで叩かれることによって、先に叩いたのは自分のほうだったのをきれいさっぱり忘れて、あいつらが先に叩いたから叩き返すんだと脳内変換し、かわいそうな被害者の位置に収まるのが非モテ目的

2009-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20090401201351

普通&上級の人は普段は下級を意識してないよ。

下級から被害に遭った時だけ「変な奴に遭遇してしまった」と思うだけで。

そんなもんだね。非モテにしろ非コミュにしろ、下級層は普段は不可視で、下級が一方的に自分より上の層を敵視している。で、本当は不可視なのに、下級層は上の奴らが普段から自分たちを敵視していると思い込んでいる。

下級層ってさ、なんか叩かれたい願望がある気がするのよ。普段自分たちは不可視っていう事実のほうが、下級層にとっては受け入れがたいことなんじゃないかな。上級層が普段から自分たちを敵視して叩いているんだと思い込むことによって、自分たちが上級層を叩くことを脳内正当化している気がする。

そんで、先に叩いたのは下級層の方なのに、上が叩き返したら、いつの間にか下級層の脳内では「先に叩いてきたのはあっちだ→だから俺たちがあいつらを叩くのは正当防衛」に変換されている。

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