2020-05-05

社会人になって1ヶ月の新卒だけどコロナパニック収束しないでほしい

社会人に一応なって1ヶ月が経ったいま考えていること。

 この記録を残すのはまず、歴史教科書に載るような大変化がいま起っているのが確実であり、その変化の渦中にいた自分の考え、当時の生活を、あとから振り返ることができる手がかりを残したいと思ったから。この背景には、東日本大震災の時に、自分日記などをつけていなかったせいで当時の自分自分を取り巻く状況についての主観的情報確認する手段が、曖昧記憶を辿る以外になく、勿体無かったと感じたことがある。東日本に関しては、震災を機に自分の中の価値観が大きく変わったという人をこれまでに少なく無い数見てきたが、自分にはそうした変化は見られなかった。直接の被害を受けていない地域に住んでいたこと、当時まだ高校生と若かったこともあるが、社会の状況が自分の核になる部分に影響を与えるということのイメージ自体がうまくわかなかった。そしてそれは今も変わっていない。

コロナウイルスの起こした混乱で、2020/5/5の現在は多くの人が不安を抱えている状況で、

緊急事態宣言の期間が延長されたこともあって、不安絶望に変わった人も少なく無いと思う。

自分就職した会社ももちろんダメージがあるが、ここ数ヶ月のうちに会社がつぶれたり解雇される社員が出たりという状況にはならない。

接触を8割減らせ命令に従っていることもあり、自分部署はだいたい週一出社くらいになっている。

当初予定されていた集合研修は中止になったし、歓迎会も一度も開かれていない。というか同じ部署の人ですらまだ全員に全然会えていない。

業務内容の説明なども大して受けないまま、部署に配属されたり、研修やその後の飲み会で同期や先輩たちと仲を深めることができていない状況をさして、社内で会う人会う人に「大変だったね」「かわいそうだ」などと言われるけど、自分にとってはこの状況は幸運以外のなにものでもない。

就職すること、会社で働くことが本当に嫌だったからだ。

嫌なんてものじゃなく、恐怖だった。

社交不安障害を抱えている自分にとって、人が多く集まるようないわゆる普通オフィスでの仕事苦痛のものから

うつ状態が加速すること、体調が悪化することがほぼ確だと思っていたし、そうした思いの中、入社までのカウントダウンの日々を過ごしていた自分には

絶望しかなかった。自分に明らかに合っていない会社で働くこと、そして現状の日本会社ほとんどが自分に合ってないことそうした確実な未来から目を背けてモラトリアムの終わりをかみしめていた。

街を歩くと三密業態の店は軒並みシャッターを下ろしているし、身の回りでも明らかにダメージを受けてる人が多くてみんな本当にきついと思うんだけど、自分にとっては今回のコロナ禍は本当ありえないレベル僥倖だ。人生最大の絶望が、歴史感染症流行によって救われている。執行猶予を与えられている。

この状況が続けば、というかもうすでに大不況確定だろうし自分給料も前予想していたみたいには上がらないんだろうけど、そうでなくても自分はどうせ社会人として長く持たないだろうという諦めを持っていたか社会パニックに陥ってもそれと連動して自分不安や恐怖を感じたりしない。ある意味社会から切り離された無敵の人に近い状態だ。

自分無敵の人状態にあること。

自分就職が本当に嫌だった。大学生という時間に余裕のある身分でなくなることもかなりきついが、なにより自分個人が抱えている問題によるところが大きい。

じぶんは恐らく社交不安障害だ。人が多く集まる場に長時間拘束されることや、たとえ一対一でも他人と長時間一緒にいることがきつい。

不自由さが精神的にきついということもあるが体に症状が出てしまう。具体的にはお腹が張ったり鳴ったり、下痢が止まらなくなったりだ。

他にも症状の出方はいろいろある。声が震えたりとか。体臭が気になるとか。

どれか一つだけでもQOLは大きく低下するけどそれらのダブルパンチどころかトリプル以上のパンチを食らっている。

こうした症状が出やすい場面を避けることでなんとか生活できているけど、逆に言えば苦しみを回避するために行動の幅が、人生の幅が大きく狭まっている。

大学の横並びの長机の真ん中の席なんかは座れない。教授から、そこ詰めるように、なんて言われた日には結局すぐに耐えられなくなって

トイレ屋上に逃げていた。

症状それぞれに一応対処法はあって、具体的には病院でもらった薬を飲んだり、生活上気をつけるように言われていることをきちんと実行して、その効果の様子を見て一喜一憂している。

でも確実なのは、人目を気にしてしまうことが症状の根本的な原因になっているということだ。

匂いを完全に吸収して外に出さなパンツを履いたり、最高に合う薬を見つけても根本解決にはならない。

こうした社交不安障害の症状にはさまざまなものがあるけど、すでにこの障害を抱えている者にとって不都合現実として存在するのが、一度こうした症状を抱えると、ほかの分野にもそれが飛び火してしま可能性が高いということだ。いまは大丈夫でも、自分もいつか他の人が苦しんでいるような症状で新たに苦しむようになる可能性はゼロではない。実際、自分思春期発症して以来、この手の厄介な症状はその発生分野が広くなっている。中にはほとんど気にならないようになたものもあるけど、逆に前は平気でできていたことができなくなったりもする。

自分のこの問題を考えれば、就活の段階で明らかにいわゆる三密の職場は避けるべきだった。

でも大企業ホワイトカラーの多くは結局一部を除いて三密のオフィスで働いている状況で、時差出勤とかリモートが定着している会社意識の高い人が多く、それはそれで自分に合わなかった。

就活の時期に精神的に萎えていた自分は結局普通に良さげな大きな会社をいくつかうけて、受かってしまうとそこが自分に向いてないと分かっていながら就活をやめてしまった。

  • 匿名日記はそこで途切れている

  • これでも読んでなさい https://anond.hatelabo.jp/20200504160039

  • キチガイのことを無敵の人っていうんだろ 無敵の人の定義は無職男性つまりキチガイだ 無職を見かけたら「一人で勝手に死ね」「不良品(無色)どおしで殺しあえクズ」と声をかけるの...

  • 増田の気持ちわかるよ。同じ。 自分は新卒じゃなくてもう三十路だけど、 就活イヤすぎてやらなくて、その後フラフラして今は会社勤め。 ホワイトだし同僚もいい人ばっかりだけど通...

  • 人事の中で一番理解してもらえそうな人に、「終わってからも…」って話せるのが一番だけどね……

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