「スギ花粉にすぐ反応してクシャミばっかりする人たちに、私は心底うんざりしているのだ」
ってのは、ちょっとどうかと、俺は思う。
ヒドイ自称をしてるが、俺は映画やドラマやエンターテイメントが好きだ。
(作品を貶すよりも)鶴を見つけたと叫ぶ方が有意義だと思ったから、そうした。
批評家から酷評されようがファンからブーイングを受けようが映画館に足を運ぶのは、そこに輝きがあるからだ。
例えば昨今のイカ人気に便乗するなら「ザ・ビースト/巨大イカの逆襲(1996)」というパニックムービーがある。(日本では劇場未公開・TV公開)
娘に海の無慈悲さを説く主人公である父親には(ゴジラ作品に通ずるような)自然への畏敬がある。
ただ、有り体に言ってジョーズの何番煎じかの作品で、秀作とは言えオススメするのは難しい。
しかし、単なるパニックムービーに深みを与える演技を魅せた主人公のWilliam Petersenは、
「CSI:科学捜査班(2000~)」でギル・グリッソムを演じ、ハリウッド殿堂入りを果たしている。
つまり、どんな作品にもそこに関わった人間の思いが込められているし、
駄作と酷評されるような作品にも、愛と信念を持って臨む人間が居る。
こちとら最初から「何が(何を持って)成功か失敗か」という話はしていないんですよ。論点分かってくれ。 /この人のように実際に観てから言ってる人には何も言うつもりはないんです。
十分に論点を理解した上で書いたが伝わらなかったのは俺の力不足だからだろうし、
これが個人攻撃に見えてしまったり、曲解した上で叩いているように見える可能性もある。
ので、ゴリッとidを入れておいたので、不愉快に思ったら手数をかけるが削除申請して欲しい。
少なくとも「自分の好悪」であると主張しているのは、俺は好ましい態度だと思う。
だからこそ、共通点を探ろうとブログを読み(slinky_dog_s11さんの好きであろう)ゴジラシリーズを週末かなり観た。(正直キツイし時間かかった……)
だもんで例示としてあげるのはローランド・エメリッヒ監督のGodzilla(1998)にするが、
俺は、パニックムービーとして良く出来ていると思う。ジャン・レノも良い味出してるし。
しかし、「ゴジラ」ファンがこれを「ゴジラシリーズ」として認めるかは、意見が割れると思う。
ゴジラ(1954)にある自然への畏敬や人間社会への風刺はホトンド無いし、
フォーマットとして確立していたゴジラvs怪獣という点も無く、独立している。
そもそも、それまでのゴジラの造形からあまりにもかけ離れている。
こういったハリウッド化が何度も繰り返され、slinky_dog_s11さんの好きなゴジラや特撮が、
そうではない別ものとしてハリウッド化が何度も何度も繰り返し為されていたとしたら、
「ハリウッド化!」に対して「もう止めてくれ!」と叫ばないだろうか。
それを、「ゴジラを見ていないし思い入れも無い人」が「ハリウッド化に騒ぐ特撮クラスタは目障りだから止めろ」と言ってきたら、
「ゴジラ好き」達は、素直に「次こそはという可能性もあるから黙って待つか」と思えるだろうか。
そもそも「実写化」というのは別に本質じゃない。次元を超えるせいで、単に目立つだけだ。
例えばリメイクやリブート、コミカライズやノベライズ、もっと言えばアニメやドラマのシリーズものだってそうだ。
第三者が別のキャンバスを持って現れ、横で少し真似た絵を描き始めた
http://blog.goo.ne.jp/yukks453145/e/12eb31fc9d5080c07c838ef6fb4ea238
slinky_dog_s11さんも書いてるよな。的確な比喩だと思う。
自分の好きな絵の名前で「これこそが名画でござい!」と模写を披露してるのを、見るわけだ。
その模写は、原作の絵を知っている人間が見ると、とんでもない模写なワケだ。
もしくは、「トンデモナイ描き方を始めた」ように見えるワケだ。
例えば最近だと寄生獣(2014, 2015)があるな。放射性廃棄物を使った演出で、一炎上あった。
個人的にはね、ミギーの阿部サダヲの名演とか、寄生獣を実写で見られたというワクワク感も無くは無い。
でも、あの映画があると(あった事実は消せないよな)「寄生獣っていうのは、ああいう思想の作品なんだ」として記憶される訳だよ。
主人公に寄生する謎の生物であるミギーもさ、「なんかヒョウキンなバケモノが腕についてんな」という評価になるわけだろ。
人間から見たら冷酷な(でも事実を言ってるだけの)ミギーに対する違和感や嫌悪感、そこからの「共生」みたいなものは読み取れないわけだ。
漫画を読んだら判るはずの良さが、映画を観た人には伝わらない。
観た人に演繹されて「ああ、原作もこういう作品なのね」と思われると想像して当然だろう。
そして、そうなるであろうという不信感・違和感が、「止めてくれ!」と叫ばせるわけだ。
「ここが違う」「そこが違う」として細かな差異をアゲツラウってのは、本質じゃないと思う。
それは「不安だ!不信感がある!」という違和感を上手く言語化できないだけじゃないかと、俺は思う。
俺は、初期の段階で騒ぐのは良いことなんだと思ってる。
少なくとも、熱心なファンが居ることは伝わるわけだし、プレッシャーもかけられる。
島本和彦みたいに「原作を変えたんだから、実写も変えろ!」みたいな面白しなくても、伝わる可能性がある。
そして、この中で、作品がより良くなる可能性があるのは1番しか無い。
だから、「実写化!」にファンが即応して「マジかよ!」と叫ぶのは合理的だ。
俺は、ブコメでも言及されていた「るろうに剣心(2012)」を邦画と呼ぶのには強い抵抗がある。
(るろ剣に関しては語りたいことが山ほどあるが、本筋ではないのでここには書かない。需要も少ないだろうしな)
それぐらい、「邦画」界や「ドラマ」界隈ってのは特殊で、ハッキリ言って漫画やアニメを実写化するには向いてないと思う。
だからこそ、Twitter等でファンの声を製作者側に伝えられる機会があるなら、もっともっと騒ぐべきなんだと思ってる。
そして、そういうファンの存在を「受け入れがたいので目を背ける」コトが出来ずに「本当に嫌い」として黙れというのは、狭量じゃないかな。
http://anond.hatelabo.jp/20150619121107
(※追記:Twitterみたら個人攻撃にしか見えない感じになってたので題名を修正。あと、ゴジラ24本観終わったので、残り6本のはずだが近所でレンタルしてねえ……)
まず結論から言うとだ、良い作品もある、が、クソが多いから「止めてくれ」って反射的に叫ぶんだよ。 判るか? 例えばオマエがゴリゴリの童貞で秋月電子にパーツセットを買いに行く...
やあクソムリエこと、元増田だ。 今回も結論から言えば 「スギ花粉にすぐ反応してクシャミばっかりする人たちに、私は心底うんざりしているのだ」 ってのは、ちょっとどうかと、俺...
メディアミックスは原作ファンのためのものじゃないからな。 原作ファンだけを相手にしたってパイは増えねえわけだし。 「実写化の結果、いままでとは違うファンが増えました」…こ...
>「実写化の結果、いままでとは違うファンが増えました」…これがベスト それとちょいずれて、 「実写化の結果、原作からファンの心が離れて、いままでとは違うファンが増えまし...
毎年公開される日本映画が100本あるとして、そのうちの70本は箸にも棒にもかからない駄作なのだから、 駄作の比率は漫画・小説・アニメ原作でもさして変わらない気がする。
はじめから空気なものと、期待を煽っておいてがっかりしょんぼり失望するのとでは、違うと思うの
毎年公開される増田が700本あるとして、そのうちの70本はNettouochiにもsabacurryにもかからない駄作なのだから、 駄作の比率はブコメ・ブログ・ハイクでもさして変わらない気がする。
頭の悪すぎる批判もどきしかしない奴らには気安く言うにきまってんだろ 「原作と違うから」は批判にならないことくらい学習してほしいわ
掴みの部分の例え、秋月とエウリアン知らない人にはさっぱりだろ 面白いけど
自分だけは重く扱って欲しいという傲慢さ あくまで上から目線を維持しようとする姿勢 オタクの本質
まったくの傍論だけど、アニメ化アレルギーって語られないのってなんなんだろうな 声優の大きい演技で愕然とすること多いんだよなあ。俺は
こういう事言う奴の大多数がアニメでさえあれば正義のアニヲタだからだろ。
アニメ化は嫌ならスルーすれば何も問題ない感じがするんだよね 実写化されるとなんていうか実写版がきっかけで周りに作品が知られて 実写版で語られるようになってしまって原作ファ...
なに言ってんだお前 俺が原作厨死ねって言うのは実写化よりアニメ化の際の方が圧倒的に多いけど
これほどアニメ化への怨嗟に満ちている世界においてどうしたらこんなピュアな子が生まれるんだろうか
アニメはよほどの崩壊を起こさない限り脳内補完出来るからよ。
テルマエロマエは原作使用料が100万円はおかしいって言って揉めただろ。 あとパトレイバーファンだけど実写全然ハッピーじゃない。 後からのっかっておいて自分の作品みたいに扱うの...
ヘッドギア 本作のために編成されたグループ。ゆうきと出渕によって始まり、最後に押井が伊藤に誘われるかたちで合流した。 命名者は高田。伊藤による「虚構防衛軍」という候補も...
日本語URLを貼るときは:title記法を使え
http://anond.hatelabo.jp/20150619121107 まあなんだ、「ビブリア古書堂の事件手帖」の実写化に剛力持ってくる業界の延長だからな。どの位邦画の実写映画化作品が糞の山だらけかは参考までに...
この辺、寄生獣公開終了後の焦点は、下記のブログに詳しいが、新劇もとい!進撃の…でしょうな〜 http://blog.goo.ne.jp/yukks453145/e/87f7b460fc5bb17b777a6e211b78a55b
実写映画化作品を見に行くのって、少年Aの「絶歌」を買うのと似た雰囲気ある。 批判するために見たにしろ何にしろ、不届き者にお布施するのと同じ理不尽さを感じる。駄目な作品創り...
「ベルサイユのばら」が無いでは無いか!!
http://anond.hatelabo.jp/20150619121107 狂信的原作原理主義者 一番の過激派。小説やアニメ、漫画のようなそれぞれの原作のみが許される存在で、それ以外はある種の冒涜でしかないという一派...