2013-12-07

システムさんは四方八方に八百万言いわせてほしい

http://kabux.hatenablog.com/entry/2013/12/06/091824

現場の人からシステムさんに一言、いや二言三言いわせてほしい

適度に煽りつつベタベタ書くね。ラブ・アンド・ピース

最後まで泣くんじゃない。

システム開発ってなんでそんなに時間が掛かるの? 人月ってワケワカラン。ボッてるの?

システム一式○○万円でござい、と出すと「もっと具体的な根拠を出せ! そんなんで当社の社内決裁通らんわ!」って言われる。言われた。

具体的な根拠(=原価見積もり書的なもの)って何?っていうと、労働集約産業なので、そのシステム作るのに何人が何ヶ月張り付いたか、に帰結するんだよね。

プログラムコードの行数で原価算出する手法もあったりするんだけど、古い大企業や公的機関といったお固いところほど、人月による詳細内訳が【求められる】。

発注の前に、プロジェクトメンバー構成表(各人の実名入り)出して」とかね。開発現場激励という名目の視察チェックが不定期に入ったりとかね。もうね。なんだろうね?

人月計算見積もり出してプロジェクト動かしてるにも関わらず、システム会社人間が死んだ魚の眼で一日中キーボードを叩き続けてる理由。

技術力および経験不足で見積もりミスってる。(および、競争入札で一番安いとこに発注するって言われたから無理なダンピングしてる)

・進行中のプロジェクトおいて、上流マネジメントの失敗で追加仕様仕様変更が頻発してる。

・開発メンバーの中に役立たずが混ざってる。

・一人の技術者に3人月分ぐらいの仕事押し付けてる。

この全てでございます

最近裁量労働制トレンドから遅くまで煌々と働かせても残業代払わなくていいし、生かさす殺さずで搾り取ろう! ふぁいと!

なんでわかりにくい UI なの? なんでエラーメッセージ意味不明システム情報出すの?

UI 設計担当者うんこから

なんで大きな開発案件ほど、UI 設計にちゃんとした時間工数割かずに適当にやっちゃうんだろうね? 不思議

設計最初の段階で【画面仕様書】という名のポンチ絵を書いて、ユーザ承認が降りたらもうあとは動かしたりしないんだけど。

おおむね、システム開発一筋30年みたいな大ベテラン伝統の技を活かして固定画面でキーボード操作オンリー前世UI になるか、ロクな経験も無い頭でっかちの若手がドヤ顔で最新トレンドを取り入れてメニューがやたらパカパカ閉じたり開いたりする落ち着きの無い UI 設計になる。なった。

激しく使いづらいと、作ってる側も認識してるけど、その段階ではもうどうしようもない。ゆくみち戻れず。

現場の利用ユーザには大変申し訳ない限りだけど、これはもうシステム会社まかせにしてても現実問題どうにもならんです。

だってシステム会社は納品済ませれば仕事完了だし。その先毎日10年に渡ってうんこ UI と延々付き合い続けるのは、あなたがたなのだから

画面仕様書が提示されたら、懇切丁寧に読み込んでチェック入れて赤字だらけにしたものを「バーカバーカ」って言いながら突き返しましょう。

その手間隙は絶対に惜しんではいけない。

開発会社からユーザインタビュー時間を下さい」って言われたときに、日常業務が忙しくて時間が取れないって断るのは自殺行為だ。残業してでもたっぷり時間取れ。

エラーメッセージ意味不明システム情報出すのは、システム会社が100%悪いですね。

さすがにそこまでユーザ側に設計チェックさせろというのも無理筋な話。TCO に密接に関わるんだからおざなりにせず、もっと気合入れて丁寧に案内作りましょう。

メッセージシステム不具合が発生したため処理を中断します。詳しくはシステム担当にお問い合わせ下さい」とかやらないように。約束だよ?

なんでそんなに高いの?

ユーザ側の想いとしてはもっともな話。

本業利益ベースでウン億円も稼ぐ苦労に思いをはべらすと、感情的にもなりますわな。日々 100 円単位コスト削減努力血道をあげてるっていうのに!

このあたりはシステム会社の営業がちゃんと、ユーザが心から納得できるように丁寧に説明して理解させろ。頑張れ。超頑張れ

まあこれについては根本、大規模システムにおける競争入札制度の欠陥ってのが何十年も前から指摘されてて、全く改善の目処が立っていない絶望的な今が有るわけです。

ユーザ企業は「こんなこといいな、できたらいいな。空を自由に飛びたいな。さて、ハウマッチ?」で競争入札を求めてくるし。

システム企業側は「え? もうちょっと詳しく話を聞かせてくれないとなんとも…あ、とりあえず予算組のために総金額だけ知りたいですか。入札日は2週間後!? あわわ…えーと、んじゃ、どんぶりで…こんぐらい?」って杜撰見積出して来るし。

まあそんな適当な入札、勇気を出して見送ればいいんですよ。でもそんな適当入札しかないんですよね世の中。武士は喰わねど高楊枝、なれど妻子は喰わしていかねば。

スタートラインがそんなだからボタンの掛け違い一つで開発プロジェクトはいともたやす炎上するし、末端の開発人員はブラックだし、上層部はいつまで経っても終息しない開発とテストエンドレスエイトに夜も眠れぬ日々を過ごすし、できあがったシステムうんこユーザ側も大変だし。幸せってなんだっけ?

システムの要件定義契約と、実際のシステム開発契約を分ければいいんじゃないって皆が思うのだけれど、まあ現実問題これもなかなかねえ。どうすればいいんでしょうね?

結論

開発プロジェクト開始初期段階での相互コミュニケーション意識のすり合わせを行うのがなにより重要ですよねー(適当

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