はてなキーワード: 大人語とは
私は世間一般でクリエイターと言われる職種、KADOKAWAの人間と仕事で話をした事もある。
内容には概ね同意するけれど、
ここだけ欺瞞を感じる。
事前確認が必要なんていうのは、「要するに内容のリジェクトも覚悟しておいてね?」って事であって、クリエイターと企業の関係が労使として対等ではない以上(これは当然)、
普通に内容に制限をかけるためのものと捉えるのが妥当だと思う。
この辺りははっきり言って言外の意味を滲ませた「大人語」でしかないのに、それを意図的にか知らないが文面だけで優しさかのように語るのはちょっと可笑しいでしょう。
ちなみにカドカワの企業体質は知らないけれど、過去に関わった人たちからは、「自分達の望むものをクリエイターに描かせたい」という強い意志を感じたよ。
カドカワの人間全員がそうとは思わんけど、そういう人間を許容する企業風土なのは事実。
それが悪いかどうかは別の話として。
クリエイターを尊重してるかは知らんけど、それはクリエイターの創作性を尊重してる事と同義ではない。金払いは良いだろうしね。
英語でもやっぱり、自分の言いたいことをいきなり主張するだけではぶっきらぼうすぎる。
メールだけ(ネットだけ)でしかやりとりできない相手がいる場合は特に要注意。
さすがに同僚なら口論にまではならないが、相手が妙に防御的になり、議論が進まなくなったり、余計な手数が増えたりする恐れはある。
そういうことで、以下、便利だなあと思ってる表現。
「……するのはどうでしょう」
「……する気があれば、やってみるのもいいんじゃないでしょうか」というように、
相手に判断をゆだねている点が尊重する態度として受けとられるらしい(例 You might want to read this. これを読んでみるのはどうでしょう。)。
Would you like to ...? も似た部類に入る。
Can you ...? Could you ...? で代替できることもあるけど、これらはどちらかというと頼みごととして受けとられる。
字面上は「あなたは……したいと思うかもしれません」とやたら曖昧で何が言いたいか分からなく聞こえるが、控えめな提案の熟語としてまるごと覚えるのがいいと思う。
「ちょっと提案させてもらえるなら」「老婆心ながら……」のような用法が多いように思う
例:If I may suggest, it's better to use foobar for this. ひとつ提案させてもらえるなら、ここは foobar がいいかと
意地悪い人は、あまりにも明らかなことについて「おいおい、こんなのは基本中の基本だろ……」を喉元まで出しながらこれを言うこともある。イギリス人特有の皮肉(偏見)。
単に if I may と suggest 抜きの例もよくあって、動詞がないので初見ではパースしにくかった。
「もし……でしたら」
例:Should you have any questions, please do not hesitate to ask. もし質問がおありでしたら遠慮なくお訊きください。
個人間の会話・論文みたいなものではあまり使わないが、ややオフィシャルなメールで比較的よく見る。意味の上では "If ..." とそれほど違いはないんじゃないかと思う。
上述の You might want や would like と同様、丁寧に語りかける表現という位置付け(だから多分、ステートメントをばしっと書く公式文書などでは普通使わない)。
ただ、慣れるまでは構文がぴんとこない。初見では、なんとなく疑問文に見えるからまぎらわしかった。
「申し訳ありませんが」
受験英語でもよく見るが、実際にも使う。
類句の we regret と比べて、軽めの話題や、多少決定的でないことに対しても使う(例 I'm afraid you got it wrong. すみませんが、あなたの勘違いじゃないでしょうか)。
I'm sorry (but) もあるけど、I'm afraid のほうがなんか大人語っぽい。
よく日本語の「すみません」の感覚で I'm sorry を使うと「悪いとも思ってないのに何で謝るんだ」という話になったりするけれども、
I'm afraid は謝罪の意味はないのでその辺は気兼ねなく使える。
内輪の場合、 ..., I'm afraid. と最後につけるややくだけた構文もある。
「ただ、……ですけど」
例: I'm all for that. It might be expensive, though. 大賛成です。ただ、高いかもしれないですけど。
however, ... でも悪くないが、 ..., though のほうが「おまけ」的雰囲気がある(逆に言えば、however はそれ以下がメインだと受けとられる恐れがある)。
文末に置くのはやや口語的らしいのでその点は注意。
インフォーマルに「お知らせしておきます」的な名詞(例 This is just a heads up. ちょっとお知らせしておきます)。
類句に FYI (for your information) があるが、 heads up のほうが積極的。
相手が一人でも heads と常に複数形なのに注意(a に惑わされない)。
「その上で、……」
例:With that said, there are a few rules you need to remember. その上で、覚えておくべきルールもいくつかあります。
「ちょっと違う視点で見てみると」「一方では」的なニュアンス。
それまでの話とは別の立場にもここからちょっと言及しますよという印。
Having that said, [I/we] ...も類句。
(追記:エアリプしておきますと、丁寧さのレベルを使い分けるのが重要というのはその通りで、各自他の人の使い方を観察しましょう。1フレーズだけ大人語になってて他が中学生並なのは非常にかっこ悪い。ただ使えなくても、表現を覚えておいて他の人が使った時にすぐ理解できるのは便利です。)
なんか見てると、"ALL I REALLY NEED TO KNOW I LEARNED IN KINDERGARTEN" http://www.peace.ca/kindergarten.htm ってあんまりみんな知らないのね。昔日本でも流行ったんだけどな。 欧米の人達は結構これ好きみたいで、Kindergartenの部分を、一時期の吉野屋テンプレのノリみたいに my cat とか star wars とかに変えた亜種がいっぱい存在する。
ネットで見たけどあんまりいい翻訳ないのね。 だから百式の中のひとみたいに超訳してみました。
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どうやって人生をおくるか・どう生きるかについて必要な事の全部を、幼稚園で学んだんだ。そういう知恵は、大学院っていう教育システムのてっぺんにあったんじゃなく、幼稚園の砂場の中に埋もれていたんだ。
僕が幼稚園で学んだのはこんなこと。
・なんでもみんなで分けよう。
・フェアにやろう。
・人を叩いちゃいけない。
・使った物は元に戻す。
・自分の後片付けは自分でする。
・自分の物じゃない物は取らない。
・誰かを傷つけたら「ごめんなさい」っていう。
・ごはんを食べる前に手を洗う。
・トイレつかったら、ちゃんと流す。
・バランスの取れた生活をしよう。 ー ちょっと学んで・ちょっと考えてみる。 絵を描いたり塗り絵したり歌ったり踊ったり遊んだり仕事したりをちょっとずつ毎日やる。
・毎日お昼寝しよう。
・外に出たら周りに気を付けて! 手を取り合って離れ離れにならないようにしないとね。
・驚きとか疑問とかを大切にしよう。 発砲スチロールのカップに植えたあの種の事を思いだそうよ。 根っこは下に伸びて茎は上に伸びる。なんでそうなのか、だれもわかんない。 でも、僕達もその種みたいなもんなんだってことは、なんとなくわかる。
・金魚とかハムスターとか鼠とか、そう、それにあの発砲スチロールに植えた種もみんないつか死ぬ。 僕達もだ。
・ディックとジェーンの絵本に一番最初にでてくるあの言葉を思いだそう。一番大きな字で書いてあったよね。「ちゃんと見て!」って。
君に必要なこともきっとこの中にあるはずだよ。「自分が人にして欲しいように、自分も人にしてあげなさい」っていうイエスさまの「黄金律」も愛も基本的な衛生概念もこの中にある。 エコロジーも政治も平等も、そして、ていねいな生活に必要なものも、全部この中に入ってる。
このリストのうちなんでもいいから一つでも、小難しい大人語に訳してから、家庭生活とか仕事とかお役所とかの、君を取り巻くいろんな事柄にあてはめてごらん。きっとちゃんと立派に通用するから。 例えば、僕達みんなが ーつまり世界中がー 三時のおやつ時にクッキーとミルクをたべて、お気に入りのブランケットに包まれてお昼寝するようなになっとしたら、なんて素敵な世界になるだろう。例えば、もし世界中のお役所が「使った物は元に戻す」と「自分の後片付けは自分でする」を基本政策としてちゃんと実行するようになったとしたら、なんて素敵な世界になるだろう。
で、これも本当の話さ。いくつになっても「外に出たら、周りに気を付けて」、「手を取り合って、離れ離れにならないようにする」のが、一番大切なんだよ。
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著作権上の問題あるのかな?