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2022-06-28

anond:20220628130610

もともとエロ枠なんて常設じゃないし長期連載も少ないだろ。

2000年以降だと「いちご100%」「To LOVEる」「ゆらぎ荘」がガチエロ枠で

「たまにお色気もあるラブコメ」くらいの枠として「エムゼロ」「ニセコイ」あたりを加えても

いくらでも連載の空白期間はあるし、そのあいだに短期で打ち切られたお色気枠も大量にある。

エロ枠なんて常設じゃない

・長期連載も少ない

いくらでも連載の空白期間はある

この辺ファクトが気になったのでちょっと検証してみる。

上の増田2000年以降としているが、自分90年代に主に読んでいたので90年代から見ていきたい。

なお、長期連載の基準は人それぞれだが、ここではひとまず「3年程度」を目安にしている。

 

90年代

電影少女桂正和 1989.51〜1992.31 【長期連載作品

D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』桂正和 1993.36/37〜1994.29

地獄先生ぬ〜べ〜』 岡野剛漫画真倉翔原作) 1993.38〜1999.24 【長期連載作品

SHADOW LADY桂正和 1995.31〜1996.02

『I"s』 桂正和 1997.19〜2000.24 【長期連載作品

 

90年代の連載作品からエロかったよな、これ」という作品を抜き出して見たところ、

エロ枠」があるというよりは桂正和エロ成分を一手に引き受けていたことが一目瞭然となった。

一方で、アニメで見ていた人は「ぬ〜べ〜」にエロイメージがあまりいかもしれないが、

連載当時は狂ってるなと思うレベルエロかった記憶がある。ぶっちゃけ抜いた。

 

 

00年代

りりむキッス河下水希 2000.48〜2001.21/22

いちご100%河下水希 2002.12〜2005.35 【長期連載作品

プリティフェイス叶恭弘 2002.24〜2003.28

To LOVEる -とらぶる-』 矢吹健太朗漫画長谷見沙貴脚本2006.21/22〜2009.40 【長期連載作品

エム×ゼロ』 叶恭弘 2006.23〜2008.25

初恋限定。』 河下水希 2007.44〜2008.26

あねどきっ』 河下水希 2009.32〜2010.07

 

00年代桂正和から河下水希バトンタッチする形で「エロ枠」が引き継がれ、

叶恭弘矢吹健太朗も参戦するに至って2006〜08年ごろは最多3作品エロ作品が同時に掲載された。

 

 

10年代

ニセコイ古味直志 - 2011.48〜2016.36/37 【長期連載作品

パジャマな彼女。濱田浩輔 - 2012.13〜2012.40

恋染紅葉ミウラタダヒロ漫画坂本次郎(原作) 2012.23〜2012.51

食戟のソーマ佐伯俊作画附田祐斗原作森崎友紀(協力) 2012.52〜2019.29 【長期連載作品

『i・ショウジョ』 高山としのり 2014.12〜2014.32

『卓上のアゲハ』 古屋樹 2014.51〜2015.22/23

『レディ・ジャスティス荻野ケン 2015.25〜2015.41

ゆらぎ荘の幽奈さんミウラタダヒロ 2016.1〜2020.27 【長期連載作品

『ラブラッシュ!』 山本亮平 2016.38〜2016.50

ぼくたちは勉強ができない筒井大志 2017.10〜2021.03/04 【長期連載作品

『神緒ゆいは髪を結い』 椎橋寛 2019.15〜2019.52

 

プレイヤーが限られていた90年代00年代に比べて、圧倒的に作品数が増えた印象。

打ち切り作品も多いが、長期連載作品90年代00年代に比べて少ないわけではない。

意外にも、つい最近10年代こそエロ黄金期だったのかもしれない。

実際10年代前半は「ラブコメ戦国時代」なるキャッチコピーで語られていたようだ。

 

 

さて、以上のリストを踏まえて増田発言を振り返ってみたい。

エロ枠なんて常設じゃない

 →90年代から約30年にわたってこれだけの作品が列挙できるということは、個人的には「常設だった」と感じる。

・長期連載も少ない

 →ジャンプという媒体性質上、圧倒的に多い「バトル漫画」に比べたらあらゆるジャンルの長期連載作品は少ない。

  しかし、他の代表的ジャンルであるスポーツ漫画」や「ギャグ漫画」と比べて長期連載作品が少ないか?というと、そうでもないと思う。

いくらでも連載の空白期間はある

 →空白期間という空白期間は、90年代の『電影少女からD・N・A² 』までの約1年間と、00年代の『プリティフェイスからTo LOVEる -とらぶる-』までの約3年間。

  そこを除けば、ほぼほぼエロ系」の作品が常にジャンプ本誌に掲載されていたと考えると、やはり「エロ枠はあった」と言えるのではないだろうか。

 

最後に、上記リストについては「この作品が抜けてる」とか「この作品エロ系とは言えない」などのツッコミがあると思うが、その辺はある程度主観なのでお許しを。

2019-12-27

今、桃栗みかん先生の『群青にサイレン』が好き。

桃栗みかん先生とは

いちご100%』の河下水希先生と同一人物代表作は他に『りりむキッス』『初恋限定。』など。むちむちして可愛らしい女の子が沢山登場する漫画を描く人。素晴らしい絵柄につい目がいくけど繊細な心理描写も秀逸である

『群青にサイレン』とは

高校野球を題材にした漫画で、桃栗先生にしては女子ほとんど出てこない、男だらけの漫画。頑張って甲子園を目指すぞー!というポジティブストーリーではなく、根暗主人公とその周辺人物達が思い悩みながら精神的に成長したり悶々としたりする話。

あらすじ

主人公吉沢修二は高校一年生。小学生時代野球チームのエースだったが、従弟の空に対する嫉妬を拗らせてやらかし、チームに居づらくなって野球を辞めてしまう。ところが同じ高校に空が入学してきたことによって嫉妬心をぶり返してしまう。空への対抗心からつい野球部に入部してしまい……。

『群青にサイレン』の見所

その他

諸般の事情から今は少年ジャンプ+で連載されているのだが、少女漫画レーベルマーガレットコミックス)で出版されている、という点がまた良い。

女子でもこういう本格派な野球漫画を読めるのだ。ベルばらBANANAFISHくらいの少女革命っぷり(結局ジャンプに移ったけど)

とにかく面白いから読んでね!

 
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