2023-03-22

アイドル活動家になってた話。

※注 この記事は当該活動家意見活動批判する目的ではなく、職業的立ち位置が一転した経緯や理由の一例として考察し述べたものです。ご本人への凸は控えてください。


自分が追っていたとあるアイドル(女性)が活動を終えた後、活動家としての仕事を始めていた。

正直かなり驚きだった。なぜなら、アイドル時代のコンセプトはかなりキャピキャピ系というか、男性向けというイメージが強いものであったかであるもっとも時を経るとそのグループ彼女意思女性向けで媚びたりをしない色が強くなってはいたが。

活動家としては最もな意見元アイドル比較的若年だからこその視線を持ち、なかなか活躍されているように感じられる。彼女の主な意見は「恋愛には興味がなく、いわゆる媚びが嫌いなのにグループ時代には運営から強要されていた」「女性にも自由がある」といったものである

だがその一方で、「恋愛には興味が無い」といった主張の反面で

自身過去恋愛疑惑があったことやそれに対する意見(恋愛したっていいだろ!にしろそれはデマだった!にしろ)がない点や

グループの同僚にも「いわゆる男性ウケを狙うことも1つの生き方だし尊重したいよね」と(直接でないにせよ)SNS意見の相違を見せられたりしていた点

違和感を覚える。

仲間にも穏健派がいる一方、何故彼女毅然とした活動家の道を選んだのだろうか、という事について考察したい。

第一彼女グループ活動中最も語り継がれているのは初期時代である。つまり肌の露出が多めの男性向けの色が強かった時代だ。(追記するがこの時代そもそも今ほど女性アイドル女性ファンが付くことを想定していなかった。)

肌の露出も多かったものメディア露出も多く、そのカワイイ世界観女性女児ファンも多く獲得、今でも界隈のアイドルヲタの間ではちょっとした伝説となっている。しかし、運営側にはいわゆるパワハラ問題もあったらしく、無理なキャラ強要や過密なスケジュールがあるようだった。しかし人気は当時かなりのものであったし、売り出し期間だからメンバーは踏ん張っていたように感じられた。

その人気時代が変化するのが前述のスキャンダルである。確固とした証拠こそないものの、「普通に考えたらこれは本当だろうね」と思える程度には怪しいものであった。複数メンバーが同時に疑惑を向けられたものであったのも特徴的だった。個人意見だが恋愛に走ったのもパワハラまがいの扱いを受けていたことが理由であると考えられる。結局公式側でスキャンダルを認め謝罪することはなかったが、推されまくった期間から一転所謂「干され」状態に変化した。

そこからは人気メンバー卒業新メンバーの加入が重なり、長い干され時代が続いた。ブラックな体質だけはそのままで凄まじい数の握手会をこなす中、彼女は明らかに病んでいる状態になって行った。

その中で媚びる売り方を変えるよう訴えグループの色を変えたのもまた彼女であり、人気を安定させるほど復活させるなどグループにとって必要存在になった。グループを確固たる場にした後に去り、現在に繋がっている。

彼女アイドルから見ても偉大な存在である事は間違いないと言える。ガチ恋勢をメインターゲットとしたアイドルから同性に好かれる生き様を示すアイドルへ転換したのは彼女の功績も大きいと言えるだろう。迷惑ヲタに注意したり意見キッパリと述べるなど従順女性像を真っ向から否定したのは今後のアイドル達にとっては素晴らしい先輩だと考えられる。

だが、スキャンダルの噂まで流れたほど「活動」とは遠かったの彼女がそこまでキッパリとするに至るまで、初期の純愛ソング(ファンからの支持が大きい)をもう歌おうとはしなくなるまでになった裏には過去運営側への不信や閉じられたファン達の不信があったと思わずはいられない。

過密すぎるスケジュール、目に入るのは偏った男性達、握手会で湧いたであろう多数の説教ヲタクや性的視線(重要なのは彼女は「ブサイク」等と煽られるよりはいわゆる美人ビジュアル的な人気があったメンバーであったこである)、その割には姉妹グループよりもメディア露出が少ない、スタッフパワハラ、周りが知っていて褒めるのは初期のメンバー路線……

こちから見えるだけでもこれだけの問題彼女の周りにはあった。上がり目を知りつつもグループを支えないといけない初期メンバーとして、相当辛かったのではないだろうか。

辛い経験を活かし、今の彼女には頑張ってほしいと思うし、性的な目で女性を捉えないことは当たり前で非常に大切だ。しかし怒りが原動力過去賞賛すら否定する、傍から見ると幸せそうには見えなくなってしまった理由には性別以前に未成年へのメンタルケアの不足があったことは否めないだろう。

今は彼女の功績もあり、業界全体でより気持ちに寄り添える女性ヲタクの増加(勿論同性だからこその鋭い批判もされるが)や成人済みアイドルの増加、男性向け路線でも割り切って活動するアイドルも多いように感じられる。だが、アルバイトすら出来ない未成年に知らない大人との握手を求める職業であるため、慎重な活動応援が求められるだろう。

商売アイドルは勿論、全ての女性男性未成年のうちにのびのびと広い視野を持ち育つことの出来る環境を作る。それこそが、「何だか苦しそう」な人を減らす重要手段になると考えられる。

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