2019-03-30

ありがとうDJポン太

2ちゃんにあった実況板にあったskypeで知らない人・国に安価突撃リレーラジオ

2007年そこで私はラジオDJとして学生時代に遊んでいた。

DJ名はひろしの嫁で、

安価で決まったハンドルネームはきこえなくなっただった。

しばらくしてねとらじ自体過疎化して、

繋がりも薄くなってしまったけれど基本はPCを使ってインターネットをする時代で。

2019年の今と違って、youtuberなんかいなくてUstreamちょっと出てきたくらいで、

米津玄師もまだいなくて、ツイッターラインもなくて。

あのころインターネット匿名性が高いようで高くなくて、

今みたいに実名ありきでなくて、

世界中の知り合いでない人とも繋がることができる世界だったのかと思う。

そんな時代に知り合った仲間が急逝した。

DJポン太。出会った時は35歳。まだ40代だ。

だいぶ長くなるかもしれないけど、今日のことは記しておきたくなった。

2019年3月23日心不全で亡くなったと彼のお仕事仲間の方から

facebookメッセージを通して3月28日の夜に連絡がきた。

3月30日の13時から火葬場に行く前に斎場お別れの会を開催しますと。

12年前のリアル世界では、プロデューサーとして一流な仕事人と聞いていた。

でも、Skype上では酒、タバコ、女、鉄道アニメが大好きで

すぐに下ネタに走るし、ド変態だし、セフレいるし、すぐにヤろうとかいうし、

お金持ってるはずなのに、たまに本当に金欠お金貸してとか言って踏み倒すし、

強引でくずだなあwだと思っていた。

本名も知っている仲で、オフあったのも数える程度だったけど会っても同じ感じで

でもなぜか、嫌いになることができなくて、

猫が好きで、酔っ払ってすぐ仕事とはこういうものチャットで語り出して

しろ仕事姿勢の話はほんと尊敬していて不思議な魅力のあるナイスミドルだった。

ここ5年くらいは全く連絡していなくて、

こないだつい3週間前に偶然facebook誕生日ポップアップが出てきて

おめでとうとメッセージを入れたぐらいだった。

そんな彼が亡くなったと。

リアルあんまり知らないけど、仕事と遊びには本気を出す人。

しかしたら名前を語った嘘かもしれないし。

昔の交友関係だし、ましてやネットの中での友達だ。

そんな彼の訃報が本当だったら?

12年前に、俺を呼べるくらい仕事成功するいい女になれよ、と口癖のように

チャットでも、通話でも、オフで会った時も言っていた姿がよぎった。

嘘だったら、嘘でもいいし。

本当に最期なら挨拶したいと思って、今日、3月30日に横浜斎場に足を運んだ。

もし本人が生きていてちゃんとした喪服で行かなかったら、

お前、こういう時はちゃんとした格好しないとダメだろと、

怒られるなと思って喪服も昨日急いで10着ぐらい試着して1着買った。

今日の空はどんより鈍色で、少し寒くて。

電車の中で、もしかしたら生前葬かもしれないとか考えたりしていたら目的駅に着いた。

斎場までの道のりで同じように黒い格好をした女性にあった。

しかけると目的地は一緒で、彼に仕事を頼んでいたクライアントさんだった。

彼女も先日これからお願いしますと挨拶したばっかりで、びっくりなんですと。

そんな話をしていたら、斎場に。

斎場は少し寂れたこじんまりとしたところで、

受付して10mもしない先に彼の棺と思い出の品々があった。

お線香の匂いがして、棺の右隣にお母様とご親類の2人立っていて。

女性が2人泣いていて。

お焼香の仕方もおぼつかなくて、きたよと挨拶したけれど本人と顔をあわせるのが怖くて

棺の中は見れなかった。

棺の横にはサッカーユニフォーム写真や猫を抱っこしている写真もあって、本人だ。と思った。

仕事仲間で今回の会をお手伝いしている方が

時間になったら献花とお見送りに向けて声をかけますと言われて待機することにした。

お別れをしにきた人数は30人いるかいないかぐらい。

同じように待機している人20代くらいの2人組に話を聞くと、

4、5年前に知り合ってスポーツ関連の仕事を紹介してもらったんです。

お酒タバコがだいすきで、仕事オンオフがはっきりしていて熱い人でしたよ。と。

もう一人同世代の方とも話したら、

仕事に厳しいけど、認めてもらえるのが嬉しかった。

仕事に熱く、クライアント先で話し出したら10分ぐらい一人ノンストップなんですよ。と

笑いながら話してくれた。

12年前に私が思った印象とあまりリアルも変わらないんだな。と思った。

私も正直にネットで知り合った友達と伝えると、みんな意外そうな顔をしていたけど、

彼らしくいろんなことに手を出してるね。と笑っていた。

そんなことを話していたら、時間になってお母様のご挨拶があった。

お母様に挨拶させるなんて。

彼のお父様が若くに亡くなって、形見結婚指輪をはめて大事そうにしていたことを思い出し、

なにやってんだと悲しくなってしまった。

親族がお棺を開けてYシャツネクタイ上着、彼の苗字が書いてある日本代表の青いユニフォームをかけてあげて。

マルボロだったり、ミニカーだったりを入れて献花の時に最期に顔を見て挨拶した。

昔と比べて白髪しわが増えていたけれど安らかな顔をしていた。

ぽんさん、

さぶりにあったけど、怪しい風貌あいかわらずじゃん。

相変わらずスーツが似合うね。

なんでか涙でちゃうなあ。

スカ凸のDJさんたちもきたがっていたよ。

リアルの人の話きいたけど、あいかわらず若い人への応援が熱いね

喪服6万円のなんだけど、もっとちゃんとしたやつ買ったほうが長く使えてよかったかな?

昔、服を買うなら一流のやつを買って長く使えって言ってたもんね。

お母さん悲しませちゃダメだよ。彼女さんも泣いてるよ。

ちゃん仕事できてるかな。ぽんさんがいういい女になれてるかなあ。

ねこちゃんどうするの。

ありがとう

そんなことを心の中で思いながら最期のお別れをした。

霊柩車に乗って彼の棺はお母さんと、弟さんと彼女さんの3人と斎場を離れて

お別れの会は終了した。

どういった人選をされたかからないけど、この場に来れてよかったと思う。

なぜかと言ったら失礼だけど、意外と彼が亡くなったことが悲しくて、

亡くなっても、なお人の死に慣れろよと、勉強させてもらっている気がする。

笑いながら、俺職場でも私生活クズだけど仕事尊敬できますよねって言われんだよね。と

語っていたのを思い出した。

当時も学生だった私に社会の仕組みを色々と指南してくれた。

彼と色々12年前に話した思い出の中で一番印象に残っている言葉がある。

会社歯車になれ」

歯車は、その機能必要から付いている部品なんだ。

会社歯車ってことは、必要人材ということだからな。

よく聞く「俺は会社歯車だ」と愚痴るやつは歯車じゃねえ、会社にとっては埃なんだからと。

ネットで知り合った人だし、彼の一部しか知らないけれど、

いま社会人として仕事をしている私の礎になっている言葉でもある。

実行できているかはわからないけど、これからもこの言葉を大切に仕事人として歩んでいこうと思う。

ありがとうDJポン太。

先に逝った飼い猫のポン太を撫でられているかな?

落ち着いたらまた、お墓に会いに行くね。

明日からもまたぽんさんに言われたこと思い出して仕事するよ。

安らかにねむってね。

きこより。

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