IT業界の問題がいつも話題になるけど本当の問題をみんな勘違いしていると思う。
ゴールの見えない仕事と重圧により耐えられなくなったメンバーの病欠や離脱。
それらがまた品質の低さと遅延の原因になる。
デスマーチなんてよく言われてるけれどもね。
これらの原因は無茶なことを要求する顧客のせいであり、技術的な知識がないから実現すべきことが簡単にできると思っている客先の業務担当者のせいであり、そんな無茶な客と契約してしまう営業や営業から降りてきた案件を大して精査せずに受け入れてしまうプロジェクトマネージャーのせいだと。
でもちょっと待ってほしい。
例えば契約締結後の仕様変更。ここで理不尽な要求があったのなら法廷闘争レベルに持っていける事柄でないだろうか。
契約書と見比べて明らかに追加案件ならば追加工数と追加スケジュールをもらうべきであり、その交渉をするべきなんだよ。
そのためには自分が参画するプロジェクトの要件定義やその背景の資料、そして契約書の内容把握が必須だし、客先からの要求を受け入れるかどうかの判断を現状を鑑みて営業と相談する、そしてそこで受け入れるかどうかを決める。さらにそのためには営業とのコミュニケーションを普段から取っておく、信頼関係や定期的なコネクションを作っておく必要があるはずだ。開発で毎日忙しいのにどうやってそんなことをすればいいのか、と思うかもしれないけれども実際は可能だと思う。自社内イベントは何のためにあるのかという話。ただ楽しく同僚と飲み食いする場ではもちろんないんだよ。普段現場では話せない別の部署や別の職種、別のプロジェクトの人、偉い人とコネクションを作るための時間なんだよ。
客先の案件を断ることができるのは非常に能力の高い人間の証。その効果は単にプロジェクトを守るだけでなく会社の利益率や稼働効率を高めることに直結する。会社は利益率の悪いプロジェクトに人員を割くよりは利益率の高いプロジェクトに人員を割きたいのだ。メンバーとして入ったとしてもこの流れをマネージャーが行っているか、行っていないなら行う様にする必要がある。
見積もりの甘さがプロジェクトの遅延を招くことに対しても対策は多い。メンバーとして後から入った場合にすることは見積もりの根拠を聞くこと。そこに整合性があるかを判断しておく。また、過去の同類プロジェクトと比較して多寡をはかる。
問題を提起している人はいるがその問題を教訓にして共有情報資産にして次回からのプロジェクト運営に生かしました。という話は聞かない。でもそういうことって大手SIやコンサル会社などではもちろん当然に行われている。
地頭が悪く、学歴も低く、コミュニケーション力も低い、顧客や営業その他の理不尽な要求を突っぱねる度胸もない。
そんな奴はIT業界に限らずどんな環境でも仕事ができない人間だろう。
使う側からすればそんな奴は非常に低い評価をすることでしか取引の相手とはならない。
下請けのパーツとしても会社の労働力としても魅力的な要素がない。だから競争力がない。
他の人と比べて秀でている部分があれば別の取引先、別の会社で雇ってもらうとか選択肢が生まれるはずだけどそれ自体持っていないからね。
なぜか一部の人は日本のIT業界と比較してアメリカはこんなにも素晴らしくIT技術者の年収は1千万や2千万を超えることも珍しくないと言い出す。しかし彼らはどういう仕事をしており、どういう人間であるかを考えたことはあるだろうか。
彼らは一流の大学や大学院を出て最先端の技術とその運用方法やビジネス的に効率の高い応用を実装する力があり、その力をクライアントに認めさせる力がある。クライアントや会社側がそれを理解することができない位本人とのレベルの差がある場合、すぐに起業して自分の力を発揮する場所を自分で作り出す。これだけのコミュニケーション力、ビジネス力、行動力が備わっているからこそ高い条件で雇われることができる。それはつまり交渉力があるってこと。国によって業界の構造が悪いなどと問題のすり替えをしてしまうけど、もし日本の技術者が相対的に低賃金で高いアウトプットができるのならばアメリカの仕事をアウトソースする形で日本に仕事が割り当てられるようになるはず。そんな機会をアメリカの利害に聡い経営層が見逃すはずがない。それがないということは何を示すかということ。
煽りの見本のような文章
文章が長すぎて主張がぼける。
http://anond.hatelabo.jp/20160917141955 日本は村タイプやねん アメリカは個人タイプやねん でもやり方だけ、中途半端に個人タイプやねん、権利主張が中途半端に個人タイプやねん 責任や義務...
同意 営業の無能を嘆くのでなく、営業にカネを取らせるための知恵を与えるのよ 知恵を他意なく受け取らせるための普段付き合いも給料に含まれてる とはいえ、その辺調整がバカらし...
いかにも現実を理解できてない下っ端が言いそうなことだ
営業がいけないんだよ 赤字前提の受注 仕様変更があってもそのままの値段、追加費用なし 今回は赤字でも、次回へのつながりができた。 しかし、次回はもっと採算の取れない案件し...
「はず」「はずがない」
http://anond.hatelabo.jp/20160917141955 身もふたも無いことを書くblogがあったのを僕は覚えている。 いつしか、そういうのはなくなってしまったのだろうか? 必要のないシステムをつくるから...
机上の空論を偉そうに講釈垂れるクソガキ。ぶっ飛ばしたい。
せっかくだから釣られてみよう。 IT業界とは「個別受注生産」しかないと勘違いしているのではなかろうか? アメリカの高年収の例を出しているが、アメリカの有名どころは製品・サー...
http://anond.hatelabo.jp/20160917141955 IT業界には「個別受注生産」しかないと勘違いしているざますか? アメリカの高年収の例を出しているが、アメリカの有名どころは製品・サービスを作って...
これを煽りと捉える奴らが多いから今の現実がある。仕様変更で追加料金を取るのは「当たり前」。煽りでも何でもない。これが出来ず出血大サービスしても誰も幸せにならないし顧客...
別に他を当たってもいいんだよ? 価値のない会社が潰れる分には構わないんだけど、困るのは君だよね?
全然困らない。社員に無理強いしない分むしろ取らない方が勝ちの案件。だから他を当たってどうぞ。
そして、会社が潰れた
別に会社潰れても困らんのよ それこそ他当たれば済む話だもんw
「断りゃ仕事が来なくなる」とか「営業が悪い」「下請け末端だからどうしようもない」って、それ会社なのか? 起業して1年2年ならともかく。 さすがにどっかで「状況改善のための意...
業界としてまだまだ未熟で過渡期だから、と自分の中では結論づけてる
国民性の問題もあるし、そもそもSIerになど頼らずシステムは内製しろって話もある。最近はOffice 365とかGoogle系アプリで仕事も回るんだし、わざわざSIerなど呼んでシステムなど作らせな...