はてなキーワード: 日暮熟睡男とは
今日は何だかとても身体が重だるかったので少し早めに寝ようと夜8時頃に布団に入り、途中ふと目を覚ますと夜7時に巻き戻っていて、その上なぜか2019年になっていた。自分が寝たのは2020年9月8日ごろだったはずなので、ほぼ1年間巻き戻っている事になる。
日付の記憶違いかも知れないとネットニュースをこの数時間漁っていたが、訳の分からない事ばかり書いてある。2020年に東京オリンピックが開催されるとか意味が分からない。安倍元首相がまた首相やってるのも意味が分からない。2020年のオリンピックはイスタンブールだし、2019年時点の日本の首相は谷垣禎一だったはずだ。
あまりにも自分の知ってる世界と違いすぎるのでWikipediaの『XXXX年の日本』のページを見たら、だいたい2010年頃を境に自分の記憶にないニュースが増え始めているようだった。時代が進むにつれてどんどんその差は大きくなってる。自分の知ってる歴史では小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅、前原、谷垣、茂木、林...だったが、こっちでは前原首相より後が全然違ってる。こち亀が終了してるのも悪い冗談としか思えない。ついこの前、日暮熟睡男の回が2chで話題になったばっかりなのに...。
起きたら元の世界に戻っている事を願って、寝る。
というか、「サザエさん時空」に代表される、主人公たちが歳を取らないのはループものじゃ無いと思うんだよね。
もっと極端なことを言えば、ループとして一緒くたにされがちな物語の類型には、以下の5種類があると思うわけだよ。
それぞれ結構違うと思うわけだよ。
これが、SFに代表される時間ループものなんかでの主流だよね。
最近(?)の作品だとオール・ユー・ニード・イズ・キルなんかが典型例で、映画版もかなり良いよ。
何らかの理由でループに巻き込まれた主人公が、ある目標を達成しようとするのが基本。
映画の「ミッション:8ミニッツ(原題Source Code)」は、結構特殊なんだけど、まあループものだね。
オッサンが多いはてな村だと、「素晴らしき哉、人生!」の方が通りがいいかも知らん。
目標達成型に似てるんだけど、「ある瞬間は二度とは訪れない」という逆説的な下地があるものが特徴。
元々コレを書こうと思ったきっかけの以下で言うと
なぜかゼロ年代には両者一緒に「ループもの」と同一視されてきたわけですが、しかし「ループを手段とするか目的とするか」で、「ループもの」は全く二つに分かれるのです。
そして僕は、「ループ自体を目的とする作品」に、「乗り換え可能な『柔らかい宿命観』」を持つための、重要なヒントがあるのではないかと、そう考えるのです。
ループが目的の主人公が、途中からループが手段になるものも多いね。
乗り換え可能な宿命という点で見れば、映画「バタフライ・エフェクト」も似ている。
主人公たちの修学旅行土産の木刀が、既に部室に飾ってあることを不思議がるシーンが有る。
これをループものとして分類するのは雑だと思うんだよね。
なぜなら、長期連載の都合として主人公たちは歳を取らないけど、劇中世界は変わっていくから。
象徴的なのが、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の日暮熟睡男。
初登場はモスクワオリンピックが行われた1980年で、ロンドンオリンピックの2012年とか32年後だぜ。
まあ、実は不老ものにも2種類あって
ルパンは結構無茶な終わり方(宇宙船登場)とかあるし、部長が派出所吹き飛ばすシーンとかありがちだが、
原作者である青山剛昌はサザエさんと同じって言ってたらしいけど、ちゃんと時系列としては進んでるんだよね。
大抵の長期連載の漫画や小説はこれで、主人公たちは歳を取らないけど、物語は進んで、たまに歳を取る。
みんな大好き「美味しんぼ」もこれ。
世相を取り入れつつ長期連載で主人公たちが歳を取ると、どうしてもギャップからこれになる。
コナンがいつまでも公衆電話使ってたりとか、サザエさん達が毎年昭和44年を繰り返してるなら確かにループものだけど、
主人公たちが不老であることと、ループしていることは、必ずしも同一ではない。
こち亀の両さんが戦中生まれ、戦後生まれ、いつ生まれたか曖昧と変化があるように、日常系の設定変更は致し方ないものもある。
また、美味しんぼのように、歳は取るものの世相を取り入れつつ連載をする都合で、物凄く歳のとり方が遅い物語もある。
作品世界のすべての人間が不老だとループものだと錯覚しやすいが、それは違うだろう、と。
とは言えこれも単なる分類の一つなので、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」をみんな観ろよ、で締めたいと思う。
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.