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2013-03-22

アニメ評論家には、そんなにアニメ作画は批評するに値しないものと思

われているのだろうか?(タイトル入りきらなかった)

http://toshinoukyouko.hatenablog.com/entry/2013/02/05/013220

 それにしても、と僕は思う

日本には、アニメに関する批評存在しない。批評家存在しないだけでなく、批評の場そのもの存在しない。

(「庵野秀明はいかにして八十年代日本アニメを終わらせたか東浩紀

 東浩紀が上のように記したのは1996年で、それから17年が経った今日におけるアニメ批評のややうんざりするくらいの百家争鳴、玉石混交を伴う興隆ぶりは周知の通りだが、然るに未だに日本には、アニメ作画に関する批評存在しない、という一抹の事実には素朴に驚かされる。とはいものの、作画について語るという文化自体が、せいぜいここ十年くらいの間に醸成されてきた、というこれまた意外に思われる史実と突き合わせてみれば、それほど驚くべきことでもないのかも知れない。

中略

 ゼロ年代アニメを含むサブカルチャー批評史と作画史は並行して進みつつも交わることはついになかった。大塚英志斎藤環東浩紀やその取り巻きアニメ作画を完全に無視したし、作画オタク東浩紀界隈を完全に、気持ちいいくらいに無視した。例えば伊藤剛は2005年に「テヅカ・イズ・デッド」を上梓して、漫画批評の側から手塚治虫神話の精算を図った。ところが一方で、アニメ作画の側ではほとんど同時期にウェブアニメーターを介して一種の手塚治虫への回帰が見られていた。

本当になんでだろうね。

作画系に強い氷川竜介ですら、作画マニア的な"紹介"に留めて批評の域には持って行こうとしない節がある。「20年目のザンボット3」でも、金田伊功だけで1章割いてかなり詳細にデータやら作画の個性やら文章を連ねても結局は「金田作画、たまんねえ」で終わる内容だったりする。それはそれで悪いことでは決して無いけど。

小黒祐一郎は?小黒は編集者であって評論家ではない、しかアニメ制作者にその辺を積極的に語らせようとはしている。

アニメスタイル第1号のロングインタビュー「庵野秀明アニメスタイル」はその結集だ。

アニメと作画の密集した関係性をあそこまで徹底的に語った記事は未だかつて存在しなかったしこれからも無いと思う。間違いなく論の域に達していた。

語ったのは庵野秀明本人だが、ここまで語らせたのは小黒祐一郎の手腕によるものだろう。これが竹熊健太郎とかその辺だったら絶対に聞き出せなかったと言い切ってもいい。

それでなくとも旧アニメスタイル1号、2号はアニメと作画の関係性をがっつり語ってみようぜ!!というエネルギーに満ちあふれていた本だった(アプローチには異論反論ある人もいるだろうけど)。

これは当時作画オタが絶滅しかかってた事を危惧して・・・というよりも、「昔みたいな作画おたくもいなくなっちゃったし、そろそろここらで語ってみるか!」みたいなノリだった、という気がするんだけど・・・

今は当時より作画オタ(というかニワカ含めて俺も作画をかじってみたいよ的な奴)が増えた状況なので、リニューアル後のアニメスタイルは作画オタ啓蒙寄りな本になっちゃったと思うな。

なんつーか。作画オタなんて下らねえ→したがって作画を論じる事も下らねえ→作画語りは作画オタだけでやってろ、その辺で「たまんね」ってホザいてろカス

という空気は形成されつつあると思う。

関連記事

■作画オタク界隈のジャーゴンについて

http://anond.hatelabo.jp/20130320200411

2010-09-17

ひきこもりだしニートだし

世間から見たら危ないキチガイみたいなもんだと思われてるだろうし、俺もたまにそうなんじゃないかってなんとなく直観してるからそうならないように、街出たら必ずといっていいほど叫んでる。機械的に。別にいらついてるわけでも精神が重篤な危機に陥ってるわけでもないけど、こういう境遇だからさ、いつそういう風になるかわかんないじゃん。

だからとりあえず大袈裟に叫ぶ。怒る。狂ったりする。本当にそうしなくてもいいように。ぎりぎり犯罪にはならない、あらゆる迷惑をかけ尽くそうと今も企んでいる。それらを計画どおり冷静に淡々とやってることすら気づかず、本気で憤りを感じたり、見下したりする全ての人間たちがいかに滑稽か、みるみるうちに分かってくるから。

いかなる悪も、この自分が実際に行っている悪のように、本来一つの冷徹な視座とまなざしに支えられてるかもしれないものだということを自身に焼き付けておくためには、これからも自らの思う悪をそうやって徹底させていくしかないのだと思ってる。

ところで悪とは何か?

自分にとって最も相容れない他者の究極的な形こそ悪というものなんじゃないかって俺は最近思うようになった。

そしてひきこもりニートたちにとって、現実社会でまともに生きていけるように自己改革するためには、そのような、自分が最も拒絶する現実や形式を受け入れ、克服しようとする気概を持ち、さらにはそれらを維持し続けるために、自ら悪という「自分には到底受け入れられない異物」になりきる他ないんじゃないかってのを一当事者として痛切に感じるわけだ。ね?斎藤環より良いこと言ってるっしょ?なーにがひきこもりのオーソリティー(笑)だ、せいぜい Oh!sorry!ってぇとこでしょう?謝れ職業人!!

2010-02-20

家族コミュニケーション基本法則

コミュニケーションにおいて重要なのは「会話」であり、会話以外は問題にならない。

また、会話は正攻法でわかりやすく、単純なものであることが望ましい。

例えば父親はしばしば、権威的な物言いが癖になっている。

あたかも世間の代表であるかのような表現

たとえば「世間ではこれがあたりまえだ」「そんなことは社会では通用しない」などと言った言い回しは、

それだけで本人を不愉快にさせてしまう。

あくまでも「お父さん個人はこう思うんだけど」といった個人的、かつぼかした表現のほうが、ずっと心に届く。

また母親に多い問題としては、皮肉、嫌味などが自然に出てきてしまいがちであること。

これらの悪い刺激は、しばしば家庭内暴力を誘発しているのだが、

本人はそれに十分に気付いていない。

こうした、不適切なコミュニケーションスタイルもまた、

両親の協力態勢のもと、徐々に改善を図りたい部分ではある。

最終的な目標である、理想の家庭内コミュニケーションイメージは、

本人と両親との間で冗談がかわされることである。

その過程はどうあれ、冗談日常的に言い合える段階に至ったら、

それまでの対応は正しかったと考えていいかも知れない。

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以上、斎藤環さんの文章が素晴らしかったので転載しました。

http://www.sofu.or.jp/hikikomori.html

http://www.sofu.or.jp/violence.html

2010-01-28

[]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本

http://anond.hatelabo.jp/20100127001517

さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。

差し替え
  1. 『私とハルマゲドン竹熊健太郎
  2. 『檻の中のダンス鶴見済
  3. 『翔太と猫のインサイト夏休み永井均
  4. 『アストモモンガ橋本治
  5. 因果鉄道の旅』根本敬
  6. 超芸術トマソン赤瀬川原平
  7. 自転車旅行主義』 香山リカ
  8. 天使王国浅羽通明
追加
  1. 『立志・苦学・出世受験生社会史』竹内洋
  2. 1968年スガ秀実
  3. 日本の思想』丸山眞男
  4. 現代詩の鑑賞101』大岡信
  5. 『「知」の欺瞞』アラン・ソーカル
  6. アナロジーの罠』ジャック・ブーヴレス
  7. 『「世間」とは何か』阿部 謹也
  8. 『一九七二』坪内祐三
  9. ストリートの思想』毛利嘉孝
  10. 数学ガール結城浩
  11. 虚数情緒吉田
  12. 『無産大衆神髄』矢部史郎山の手
  13. スカートの中の劇場上野千鶴子
  14. 日本文学史序説』加藤周一
  15. リベラリズムの存在証明稲葉振一郎
  16. 自我起源真木悠介
  17. 『知恵の樹』ウンベルト・マトゥラーナフランシスコバレーラ
  18. イスラーム思想史井筒俊彦
  19. トンデモ本世界と学会
  20. 自殺直前日記山田花子
  21. 東京いい店やれる店』ホイチョイ・プロダクションズ
  22. マクロ経済学スティグリッツ
  23. ミクロ経済学スティグリッツ
  24. 社会学』ギデンズ
  25. 文学とは何か』イーグルトン
  26. 日本史山川出版社
  27. 世界史山川出版社
  28. 『辞典・哲学の木』
  29. 岩波文庫解説総目録
  30. 社会学文献事典』
  31. 『BOOKMAPPLUS』
  32. 学問がわかる500冊』
  33. 『「テクノ歌謡ディスクガイド
  34. ミニコミ魂』串田努
  35. 山崎浩一世紀末ブックファイル山崎浩一
  36. 『いかにして問題を解くか』G. ポリア
  37. ゲーデルエッシャーバッハ - あるいは不思議の環』ダグラス・ホフスタッター
  38. 四次元冒険』ルディ・ラッカー
  39. 論理学をつくる』戸田山和久
  40. 倫理問題101問』マーティン コーエン
  41. 想像博物館荒俣宏
  42. 魔法使いの丘』ソーサリー
  43. 『変体少女文字の研究山根一眞
  44. 『グラモフォン フィルム タイプライター』キットラー
  45. フラジャイル松岡正剛
  46. アメリカン・コミックス大全』 小野耕世
  47. 東京大学ノイズ文化論」講義宮沢章夫
  48. 文学賞メッタ斬り!大森望豊崎由美
  49. ライトノベル「超」入門新城カズマ
  50. 現代思想1997年5月号『特集・ストリートカルチャー
  51. ユリイカ2007年6月号『特集・腐女子マンガ大系』
  52. モダンガール論』斎藤美奈子
  53. 『今月のフェミ的』あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG
  54. 利己的な遺伝子リチャード・ドーキンス
  55. 『100台のコンピュータスタパ斉藤船田戦闘機
  56. 死刑全書』マルタン・モネスティエ
  57. エロスの涙』バタイユ
  58. 流行人類学クロニクル武田徹
  59. プログラムはなぜ動くのか』矢沢久雄
  60. エミュレータのしくみ』某吉
残しておく本
  1. ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀
  2. 『逃走論』 浅田彰
  3. 『寝ながら学べる構造主義内田樹
  4. ゼロ年代の想像力宇野常寛
  5. 『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫
  6. おたく精神史』 大塚英志
  7. 『よいこの君主論』 架神恭介
  8. 戦前少年犯罪管賀江留郎
  9. おまえが若者を語るな!』 後藤和智
  10. 『現代マンガの全体像』 呉智英
  11. カノッサの屈辱小山薫堂
  12. 『生き延びるためのラカン斎藤環
  13. ニッポンの思想』 佐々木敦
  14. 洗脳原論』 苫米地英人
  15. 『青いムーブメント外山恒一
  16. チベットモーツァルト中沢新一
  17. 自分探しが止まらない』 速水健朗
  18. 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら
  19. 電波男本田透
  20. 貧乏人の逆襲!』 松本哉
  21. サブカルチャー神話解体宮台真司
  22. 趣都の誕生森川嘉一郎
  23. 『たかがバロウズ本。』 山形浩生
  24. 『超クソゲー箭本進一
  25. 日本映画史100年』 四方田犬彦
  26. 『シミュレーショニズム』 椹木野衣
  27. 恋愛小説ふいんき語り』 米光一成
  28. 戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博
  29. 日本の10大新宗教島田裕巳
  30. 『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林
  31. 映画の見方がわかる本』 町山智浩
  32. アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

2010-01-27

強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊

この時期になると大学生向けに読むべき100冊みたいなリストが出回る。

あんなリストを真に受ける人も少ないだろうが……はっきり言って悲しくなるくらいお粗末だ。

ずらっと並べられた古典名著。あまりに埃の被ったラインナップにがっかりする。

こういった学問には「原書病」とでも言うべき、くだらない風習が根強く残っている。

原典や本文を極度に重視するのは不健全だ。それ自体は面白いとしても、その後発展と整理を経て洗練されている。

歴史的興味以外であえて出発点に戻る価値はすごく小さい。そんなところに本当の「教養」は存在しない。

難解で時代遅れな文章と格闘したって、趣味以上のものにはならないし、考える力は湧いてこない。絶対誤読するし。

そこで本当に頭を強くしたい人が読むべき書籍リストというものを作った。

これは単なる学問という空気に浸ってみたい人が読むものじゃなくて、日常に根ざした本物の力を分けてくれるものだ。

この100冊さえ読めば考える素材に困らないだけでなく、コミュニケーションの強者にもなれる。

飲み会で古臭い古典の話をしたって煙たがれるだけだが、この100冊をネタにすればそんなことにはならないし、

黙考はずいぶんと深くなるし、ブログネタに応用すれば必ず一目置かれる。

選んだのは現代的で網羅的、そして極めて平易なもの。どの分野にも精通できるように色んなジャンルのものを配置した。

この100冊を大学生活のうちに読み切れば、必ずや一生の財産になるだろう。

ここに挙げられた本が、現代最新型にアップデートされた真の「教養」だ!

新大学生が本当に読むべき100冊

存在論的、郵便的東浩紀

動物化するポストモダン東浩紀

ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀

アナーキズム浅羽通明

ナショナリズム浅羽通明

右翼左翼浅羽通明

構造と力浅田彰

『逃走論』 浅田彰

『反芸術アンパン赤瀬川原平

東京ミキサー計画』 赤瀬川原平

ギャルギャル男文化人類学荒井悠介

ディズニー魔法有馬哲夫

テヅカ・イズ・デッド伊藤剛

マンガは変わる伊藤剛

ヤンキー文化論序説』 五十嵐太郎

オカルト帝国1970年代日本を読む』 一柳廣孝

『寝ながら学べる構造主義内田樹

ゼロ年代の想像力宇野常寛

『二〇世紀の批評を読む』 大谷能生

『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫

オタクはすでに死んでいる岡田斗司夫

アメリカン・コミックス大全』 小野耕世

教養としての〈まんが・アニメ〉大塚英志

おたく精神史』 大塚英志

サンデーマガジン大野

キャラクターとは何か』 小田切博

『よいこの君主論』 架神恭介

『完全教マニュアル』 架神恭介

映画は撮ったことがない』 神山健治

『ポケットは80年代がいっぱい』 香山リカ

戦前少年犯罪管賀江留郎

スペイン宇宙食菊地成孔

東京大学のアルバート・テイラー』 菊地成孔

おまえが若者を語るな!』 後藤和智

封建主義者かく語りき』 呉智英

賢者の誘惑』 呉智英

『現代マンガの全体像』 呉智英

『定本日本の喜劇人小林信彦

カノッサの屈辱小山薫堂

お厚いのがお好き?小山薫堂

虚人のすすめ』 康芳夫

『生き延びるためのラカン斎藤環

ニッポンの思想』 佐々木敦

『シミュレーショニズム』 椹木野衣

ロックミュージック進化論渋谷陽一

日本の10大新宗教島田裕巳

ヒーロー正義白倉伸一郎

『箆棒な人々』 竹熊健太郎

『定本気分は歌謡曲近田春夫

完全自殺マニュアル鶴見済

洗脳原論』 苫米地英人

スピリチュアリズム苫米地英人

苫米地英人宇宙を語る』 苫米地英人

『青いムーブメント外山恒一

マンガ哲学する』 永井均

チベットモーツァルト中沢新一

ベストセラー構造中島梓

嫌オタク流中原昌也

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書西寺郷太

前衛の道』 根本敬

『花咲く乙女のキンピラゴボウ橋本治

アーキテクチャ生態系濱野智史

タイアップ歌謡史』 速水健朗

自分探しが止まらない』 速水健朗

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら

NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流』 ばるぼら

ロマンポルノと実録やくざ映画樋口尚文

70年代日本の超大作映画樋口尚文

アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

ワンダゾーン』 福本博文

『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林

ゲームホニャララブルボン小林

電波男本田透

喪男の哲学史本田透

世界電波男本田透

セカイ系とは何か』 前島賢

映画の見方がわかる本』 町山智浩

ブレードランナーの未来世紀町山智浩

『なぜ宇宙人地球に来ない?』 松尾貴史

貧乏人の逆襲!』 松本哉

サブカルチャー神話解体宮台真司

『14歳からの社会学宮台真司

『定本アニメーションギャグ世界森卓也

放送禁止歌森達也

職業欄はエスパー森達也

趣都の誕生森川嘉一郎

『興行師たちの映画史柳下毅一郎

殺人マニア宣言』 柳下毅一郎

『新教養主義宣言』 山形浩生

『たかがバロウズ本。』 山形浩生

訳者解説』 山形浩生

『超クソゲー箭本進一

戦後SFマンガ史』 米沢嘉博

戦後少女マンガ史』 米沢嘉博

戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博

漫画原論』 四方田犬彦

日本映画史100年』 四方田犬彦

日本文学ふいんき語り』 米光一成

恋愛小説ふいんき語り』 米光一成

2009-12-05

ゆるーい危機感

 マズいなぁ、って思うのは、ここ最近人に会いたくない気分が続いてるから。

 だったら誰にも会わずに一人で暮らしてりゃええやん、という話になるがそう単純な話ではない。

 なんとなれば僕は、僕自身人に会いたくない気分であることを望んでいないから。

 だってヤベェじゃんそれって。ひきこもりじゃん。いや、家から出たいとは思ってるよ。図書館にはよく行くし。

 でもニートじゃん、ワープアじゃん、って焦る自分がいる。

 僕は未だに幼児的な全能感を捨てきれていないのではないか。だから夜中にパソコンいじってネットアクセス、お手軽な全能感に浸ってるのではないか。

 なんてなことを思うのは、そういった類の本を最近読んだからなんだけど。

 僕に必要なのは社会に出ることではないか。人と交わって、精神分析的な意味での「去勢」が必要なのではないか。

 なんてなことを思うのは、斎藤環を愛読してるからなんだけど。

 ほんで、今しがた「ネットスター」を見たらもうこの日記の事なんてどうでもよくなってる。そういう意志の弱い自分に嫌気がさす。そういう自分もどこかにいたりいなかったり。

 本当は誰かに助けを求めたいんだけど、やっぱり誰とも関わりたくないからこんな日記書いてる。本当はmixiに書こうと思ってたんだけど。

 大学四年なんだから自分のことぐらい自分で決めなあかんやん。でも僕のメンタル高校生から変わってない。恐ろしい。

 みたいなことを考えながら町田康ばかり読んでる。辛くも苦しくもない。何もない。虚無。ほんまあかんなぁ。

2009-11-26

その苦しさには訳がある。



その苦しさには訳がある。

私は性格的に暗くはないけど、何だかいつも固定の友達って出来ている確信が無かった。

友達とカラオケも行く、いじめはない、学祭で派手なこともしてたし馬鹿なこともやってた。でも何処かで何か人とは違う頼りなさみたいなものを薄々感じてた。

高校入学当初クラスに誰1人知り合いがおらず1ヶ月ぐらい普通に人と話せなかった。

ある時パーンと普通に戻れたけれど今思えばこれが一番最初だったんだと思う。

大学4年の時就職が恐いのと卒論不安とで初めて鬱々と3ヶ月くらい引きこもりうずくまって泣いていた。

当時友達は訳を聞かずに代わるがわるアパートに来てくれた。

卒業だけはしたが就職活動はしなかった。

その後5月入社で他県へ出て大学から同棲してた彼とまた同棲しながら働き半年ぐらいは会社でも酷かったがある時また普通に戻れた。

人も環境も慣れた2年目の秋に5年越しのその相手と別れと同時に会社が自主廃業し、縁あってとても大きな会社上司同僚と一つの部署として転職した。

だがその絡みで派遣先に独りで行くことになり、そこで一番酷く苦しく潰れそうな日々が続いた。

何とか期間が終わった後初めて精神科に診療し鬱で退職して実家に戻った。

環境のせいだとその当時は考えられていた。

更に半年後地元再就職したが始めから鬱になり再び退職しその後はバイトも恐くて出来なかった。

一時親戚のところに勉強名目で行くことになったが、そこでインターネット自分で探したある大学院生心理学関連のレポートを持って自分の状態を初めて人に訴えた。その頃からやっと「原因」というものを自分漠然と探り初めた。

それから更に半年後の友達の一言で以前の精神科カウンセリングを始めることになる。

引き受けてくれる心理療法士が居てくれたことが幸運だった。以前希望して自立訓練法を指導してもらったのが良かったのだろう。そうでなければ私の判断材料はその人に前情報として無かったから。それからは親とのバトルが酷くなった。

喋らない、接触しない、繰り返される侵入と言い合い。噛み合わない平行線。ある時は母親を思いきり平手打ちしたこともある。

体が痛くなるくらい只々眠った時期もあった。

具体的病名の解釈と仕組み、症例論文を求めて探し自問自答を繰り返しカウンセリングを続け、ある公園よく独りぽつぽつ歩いていた。それから2年半後ようやく今のような状態が訪れた。

親の会に母が私に黙って行っていたことを知った時こういう現実が他の人にもある事を初めてまのあたりにし真剣に受け止めはじめた。

その時やっと分かってもらえた気がした。するとその数日後の夕方、バッと現実感が急に戻ってきた。 私の場合は突然の変化だった。

驚いたことにキーボードを打つ手が早くなり車の運転がスムーズになり、やる事がやたらと早くなって自分が「倍速」で動いているような気がした。

周りは恐くなくなっていき母親の話が非難に聞こえず、自分でさっさと考えられ、興奮した。

カウンセラー躁状態かと心配したが今ではこれが私の普通になっている。

自分でも元に戻るのではと心配したが。そうなれた日に初めて斎藤環さんの本を手にし例の公園で一気に読んだ。

「良く書けてるな〜(笑)」が感想だった。

今振り返ると「ああ、私って頑張ったんだなあ」と本当に言える。

これが「元々一つのこと」と繋がったのは変われた最近の話。

人や働くことが恐かったり目の前の些細なことの動きが遅かったり身につくのが遅いようなのも、全部自分のせいじゃなかった。

変われた私だから言える、それはあなたのせいじゃなくてちゃんと訳があること。

2009-10-30

フロイトラカン式の下品な)ジェンダー論。

斎藤環氏の「おっぱいファルス男根)ですぜ。」が気になって仕方が無い。

マジですか?出典どこ?

それがホントだったらホントに無条件でおちんちん大好きだなみんなして。

因に「女は存在しない」そうです(汗)

                  〜T.H.

2009-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20091103204316

gokiburi鏡鏡ー

http://anond.hatelabo.jp/20090729143233

http://anond.hatelabo.jp/20090729142843

http://anond.hatelabo.jp/20090801134957

http://anond.hatelabo.jp/20090802013700

http://anond.hatelabo.jp/20090804104842

<-- 同じ内容をコピペしては消すwwww

http://anond.hatelabo.jp/20090806205848

http://anond.hatelabo.jp/20090809103218 

←- コピペ

http://anond.hatelabo.jp/20090807223110

http://anond.hatelabo.jp/20090814174931 

こそこそ消さなくてもいいのにw

恥ずかしいんだwww

誰もトラバしてくれていないのにwwww




前の労働が「日夜・月夜(こっちが本来の仕事/水夜・木夜もだがこっちはラフ)」だったんだ。今、ニート

その影響もあって不安定なんだ。サザエさん症候群っていうかブルーマンデーだったんだ。

加えて働いていないって言う感じ。あと、周りが賑やかだからその落差。

今落ち着いてるのは、土曜夕方~月曜夕方の長い地獄が終わったからだ。

だそうだwwwww

http://anond.hatelabo.jp/20090821202202

http://anond.hatelabo.jp/20091001232615

http://anond.hatelabo.jp/20091103004909

http://anond.hatelabo.jp/20091103014829

http://anond.hatelabo.jp/20091104220420

哀れ…。

 マズいなぁ、って思うのは、ここ最近人に会いたくない気分が続いてるから。

 だったら誰にも会わずに一人で暮らしてりゃええやん、という話になるがそう単純な話ではない。

 なんとなれば僕は、僕自身人に会いたくない気分であることを望んでいないから。

 だってヤベェじゃんそれって。ひきこもりじゃん。いや、家から出たいとは思ってるよ。図書館にはよく行くし。

 でもニートじゃん、ワープアじゃん、って焦る自分がいる。

 僕は未だに幼児的な全能感を捨てきれていないのではないか。だから夜中にパソコンいじってネットアクセス、お手軽な全能感に浸ってるのではないか。

 なんてなことを思うのは、そういった類の本を最近読んだからなんだけど。

 僕に必要なのは社会に出ることではないか。人と交わって、精神分析的な意味での「去勢」が必要なのではないか。

 なんてなことを思うのは、斎藤環を愛読してるからなんだけど。

 ほんで、今しがた「ネットスター」を見たらもうこの日記の事なんてどうでもよくなってる。そういう意志の弱い自分に嫌気がさす。そういう自分もどこかにいたりいなかったり。

 本当は誰かに助けを求めたいんだけど、やっぱり誰とも関わりたくないからこんな日記書いてる。本当はmixiに書こうと思ってたんだけど。

 大学四年なんだから自分のことぐらい自分で決めなあかんやん。でも僕のメンタル高校生から変わってない。恐ろしい。

 みたいなことを考えながら町田康ばかり読んでる。辛くも苦しくもない。何もない。虚無。ほんまあかんなぁ。

だそうだ。

2009-03-08

双風舍のサイトにおいて2007年に始まった連載企画斎藤環たまき)と茂木健一郎の往復書簡「脳は心を記述できるのか」は、斎藤の第一信のあと一年以上茂木からの返信がなく、ついに先日連載中断に至った。この種の企画では異例である。

あまりに長い間待たされた斎藤鬱屈は時空の構造を歪め、この宇宙における"たまき"周辺の法則を狂わせた。

2月25日 玉置(たまき)浩二と石原真理子結婚

3月6日 緒川たまきケラリーノ・サンドロヴィッチ入籍

次はどのTAMAKIが……

2009-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20090103032255

なんか、斎藤環氏曰くのひきこもりとか不登校と同じ感じなのかな。

そうなったきっかけはきっかけとしてあったとしても重要なのは最早そこではなく、

その状態を続けてしまっている原因の方が重要なんだ、っていうやつ。

とりあえず共依存って怖いですね。

2009-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20090104162837

私が想定していたポストモダニストボードリヤールとかデリダとかフーコーでしたが、

斎藤環さんも東浩紀さんもソシュールデリダを下敷きにしている立派な学者さんなのでいいんじゃないでしょうか。

読みやすいですしね。

往復書簡の類は内容が上滑りしがちなので

本気で読むのならよしたほうがいい気がします。

http://anond.hatelabo.jp/20090104162109

確かにいろんな価値観を知ることは社会と良い関係でいるために有益だと思う。

とくに哲学はいろんな価値観を知るための枠組みを提供してくれる意味で良いと思う。

そういうのもふくめて自己啓発と言ってるんだが、ちょっと齟齬があったかな。

ポストモダンか。よく分からないけど、東浩紀郵便なんたらとか、斎藤環なら読んだことがあるよ。

2008-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20081124005523

どの本で書いてあった???

はーい、増田意味無くなっちゃうけど自分日記に書くほどでもないからここに書いちゃうよ。

以下は『戦闘美少女の精神分析斎藤環・著)』からの引用です。この文章を念頭に置いてそのコメント書きました。

端的で下世話な表現をするなら、アニメキャラで「抜く」ことが出来るか否か、それがおたく-非おたくの一つの分岐点ではないだろうか。不案内な方のために注釈しておくと、「アニメで抜けるか」とは、「アニメに描かれた女性キャラクターイメージを利用して、マスターベーションが可能であるか」というほどの意味である。

戦闘美少女の精神分析』 P53より

あーでも、おぼろげな記憶を頼りにそのコメント書いたんだけどもしかしたら間違ってかも。まず定義じゃなくて分岐点でした。

あと僕はこの文章から「別にエロくはないアニメの画面の女の子だけでマスターベーションできるか否か」がおたくの分岐点だと解釈したんだけど、よく読んだら「アニメに描かれた女性キャラクターイメージを利用」としか書いてないから、「アニメキャラエロ絵でマスターベーションできるか否か」が分岐点だと書いてあるようにも読めるねー。だとすると元増田の話にはあてはまらないや。ごめんなさい。

あとこの引用した文章は「おたくセクシュアリティの問題」という節の中の一パラグラフなので、できれば全文読んで欲しいところ。

http://anond.hatelabo.jp/20081124003533

はてブコメ

>このオナニーができるのがオタク、と定義したのは斎藤環だったか。一見簡単そうに見えて実は才能or訓練が居るスキルだと思うよー

って書いて歩けど、マジで

どの本で書いてあった???興味ある。実際にいるんだ、そういうオナニーができる奴が。

2008-07-12

http://anond.hatelabo.jp/20080709144537

そういえば韓国では「ぼっち=準引きこもり」扱いって斎藤環が言ってたような

2007-10-31

爆笑問題

 今日NHKでやってた爆笑問題番組がおもしろかった。斎藤環先生が登場していた。サブカルチャーについては語ってなかったけれども。

2007-06-05

お嬢ちゃんは「昇華」という言葉を知ってるかにゃ?

はにゃーん。

http://anond.hatelabo.jp/20070605164307

同性のみより異性交えた方が仕事の能率が上がる、ってどっかの人が実験してたような気が。あと老婆心ながら。男子の欲望自体も欲望の三角形社会的に作り出されたものなので「生物的に云々」とかの戯言は控えた方が吉。つまり個人を敵視するのはやめなさいねー。という。

まなざされる性っつーねー。問題はデカいよ。

嫌悪感で終わらせず、問題を問題として、斎藤環とか吉見俊哉とかから読んでみるといいです。

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