日本橋～品川区間。
- 1900ごろ時点で現在の国道15号と同じルート。市電も敷設されていた。八ツ山橋が現在の道路形状になったのは1960ごろ。
品川～横浜間。
- 京急本線が1900ごろ時点ですでに敷設されているが、道路は現在の旧東海道のみ。
- 六郷橋は1900ごろ時点ですでに架橋されていた。
- 現在の国道15号品川～大森町駅間が開通したのが1930ごろ。川崎～新子安区間は1920ごろ。
横浜～平塚。1900ごろ時点で、おおよそ現在の旧東海道あるいは東海道に沿ったルート。
- 1900ごろ時点で、現在の横浜駅付近は鉄道以外は海で、当時の横浜駅は現在の桜木町駅付近にあった。
- 生麦～保土ヶ谷区間は、1930ごろには現在のルートになり、当時市電が走っていた。横浜駅も現在の位置へ移動。
- 狩場IC付近が現在のルートになったのは1960ごろ。
- 藤沢バイパス開通は1960ごろで、それまでは神奈川県道30号および藤沢本町駅付近を通るルートだった。
- 平塚駅付近の現ルートができたのは1960ごろで、それまでは旧道ルート。（現ルートの国道指定はタイミング遅れて1980ごろ？）
なお、1900ごろ時点で、浜離宮～平和島駅間は現在の山手線・京急本線がほぼ海岸線で、以東はその後の埋立地である。
現在の国道1号日本橋～横浜駅間について
- 日本橋～五反田間は、中原街道の原型として1900時点でおおよそ既にあった。
  - 三田～高輪台駅区間は、1900ごろ時点では細い道しかなく、1930ごろまでにかけて大きな道として開通した。
  - ちなみに、三田慶應のＴ字路ができたのが1940ごろ、白金高輪駅から古川橋方面の区間が開通したのが1960ごろ。
  - なお、日本橋～札の辻と魚藍坂～五反田には市電が走っていた。
  - 五反田駅付近～中原口区間が現在ルートになったのが1960ごろ。
- 五反田～横浜駅区間は、1940～1950ごろにかけて全区間新設で開通。
横浜新道が開通したのが1960ごろ。こちらも五反田～横浜駅区間と同様に新設道路で、それまでは道がなかった区間。

池上通り

青物横丁の旧東海道交差点から下丸子駅付近までの全線が1900ごろすでにある。（一説では7世紀ごろから道が存在するとか）
ただし春日橋～下丸子区間の現道は、1930～1950ごろにできた新道である。
ちなみに池上駅南側にはかつて池上競馬場があった。

中原街道

中原街道は古くからある道。江戸時代に東海道が整備される前からあった。
1900時点で虎ノ門～茅ヶ崎の全区間でほぼ現在と同じルートが存在。
- ただし、古くは終点は平塚市御殿町付近だったようだが、1900時点では寒川駅周辺の景観寺前交差点で現在と同じ三叉路がある先は、平塚方面は相模川が架橋されておらず、現在の県道45号方面も茅ヶ崎中央IC～茅ヶ崎駅区間に道が無く、終点がはっきりしない。
虎ノ門～五反田中原口区間は現在の国道1号のルートである。
中原口～丸子橋区間は、桐ヶ谷付近・旗の台付近・沼部付近で現在新道になっている。
丸子橋の架橋が1950ごろで、同時に現在の田園調布警察付近から新道ができた。それまでは沼部駅付近から丸子の渡しがあった。
丸子橋～寒川町区間は現在とほぼ同じルート。
- 東山田付近の新道ができたのは2000ごろ。
- 港北NT付近が現在ルートになったのは1990ごろ。先に新横浜元石川線が開通し、そののちに旧区間が撤去された。
- 矢指町付近の新道は1990ごろ開通。
- 厚木航空基地南側付近は、もともと直線道路だったが1960ごろの基地敷設とともに現在の湾曲ルートに変更。
茅ヶ崎中央IC～茅ヶ崎駅区間は、1920ごろに十間坂交差点ルートが開通して、円蔵～茅ヶ崎駅前交差点間開通は1970ごろ。

綱島街道

1900ごろ時点で綱島～六角橋の区間が原型存在。現在では旧綱島街道としてほぼ残っている。
- 綱島以北は現ルートに相当する道はなく、代わりに、矢上を経由してガス橋通りに相当する道と、高田・子母口へ通じる県道106号に相当する道に分岐していた。
丸子橋～綱島間は1940ごろ開通。ちなみに東横線開通のほうが先で1930ごろ。
大豆戸～菊名間の新道は1940ごろ開通。菊名～浦島丘間は1960ごろ開通。

目黒通り

高輪付近～等々力の全線が1900ごろすでに原型が存在する。江戸時代の古地図にも存在するらしい。
柿の木坂～等々力付近は、もともと曲がりくねった道だったが1950ごろに現在ルートに整備されている。
また1960ごろには「目黒通り」という名称がついている。
魚藍坂～目黒駅には市電が走っていた。
目黒駅付近の方向別2ルートができたのは1970ごろ。等々力駅付近の陸橋ができたのが1960ごろ。
油面付近にはかつて目黒競馬場があった。
なお今後の計画として、多摩川に橋をつくって府中街道西下橋交差点へ接続させ、新横浜まで一本道で直結させる動きがある。

駒沢通り

1900時点で存在するのは、現六本木ヒルズ付近から有栖川公園を経由して恵比寿へ至り、そこから祐天寺付近までほぼ現ルートを通ったあと現在の目黒通りへ合流する道。
祐天寺～環八までの区間は1950ごろに開通。

国道246号方面（青山通り・六本木通り・大山厚木街道）

江戸時代に「矢倉沢往還」「大山道」と呼ばれた道が原型である。
山手線内
- 青山通りは、1900時点で全線開通しており、三宅坂～青山大学付近には市電も走っていた。
- 六本木通りは1900時点で溜池付近～高樹町～南青山を結ぶ道路として存在。溜池外堀通りとは1930ごろ開通。
- 1960ごろ、渋谷駅付近で宮益坂道玄坂を経由しない現ルートが開通して、六本木通りも開通。首都高も開通。
- 同時に1960ごろ、六本木通りの溜池～桜田門区間も開通。
渋谷～二子玉川間
- 1900時点で、市電とそれに沿った道が存在。
- 三軒茶屋～上馬間は1950ごろ現道へ。
- 駒沢～瀬田間は1960ごろ現道完成。
- 新二子橋は1974完成。
神奈川県内
- 1900時点で、現道とだいぶ異なっているが少なくとも伊勢原までそれっぽい道がある。
- 多摩川沿岸～梶ヶ谷の現ルート開通が1960ごろ。
- 宮崎台付近は1960ごろにいったん新ルートになったあと、1980に鷺沼付近までの現ルート開通。ちなみにこのとき全通した二子玉川～有馬間は「東京・横浜バイパス」とも呼ばれる。
- 江田～田奈区間は1960ごろまでに現ルートへ。長津田付近も1960ごろに現ルートへ。
- 南町田付近は1990ごろ現ルートへ。
- 南町田の先は大きく変遷していて、
  - 1900ごろ時点では、目黒町～鶴林寺付近～現鶴間駅～現さがみの駅～望地～現県道40号とほぼ同じルート～相模川を渡って厚木に向かう道程だった。
  - 1960ごろは、目黒町～山王原～鶴間駅～相模大塚～綾北小前交差点～相模大橋～厚木のルートになっている。
  - 1970年代後半に、上草柳～厚木間のバイパスが完成してルート変更。
  - 1990ごろ、山王原～上草柳間のバイパスが完成してルート変更。

世田谷通り、津久井道

世田谷通り区間は、三軒茶屋～登戸の渡しの全区間で、1900ごろ時点で現道とほぼ同じルートがあり。
百合丘～柿生付近は、時代によって川の東岸または西岸にルート変遷している。
1900ごろの地図をみると、鶴川付近は交通の要所だった模様。（宿場とかではなかったようだが）
- 津久井道登戸・都心方面、横浜上麻生道路横浜方面、鶴川街道の町田方面と調布方面、芝溝街道経由で上溝・橋本方面、鎌倉街道府中方面、が集まってる。
- そのなかでもメインストリートは、今とは異なり、府中方面から横浜方面に向かう道だったようだ。

甲州街道、国道20号

半蔵門～新宿区間
- 1900ごろ時点で、現新宿通りが開通していて市電が走っていた。
- 四ッ谷駅の橋は1920ごろ現在の場所へ。それ以前は若干北側にあった。
- 御苑トンネルが開通したのは1990ごろ。
新宿～府中
- 1900時点で、現在の旧甲州街道あるいは甲州街道のルート。
- 千歳烏山付近の新道開通が1960ごろ。
- 首都高および中央道開通が1970ごろ。
- 調布～府中にかけての新道開通が1960ごろ。
- 日野バイパスは、1970ごろに日野側の一部区間が開通、2007年に全線開通し国道20号として移管。
日野橋付近
- 1900ごろ時点では橋は無し。1910ごろに現在より北側に橋が架かり、現在の日野橋が架かったのは1930ごろ。
- 現日野橋架橋と同時に現在の日野橋交差点が交差点になり、そののちに立川通りができて新奥多摩街道ができて五叉路になった。
日野駅の西側を通る新道が開通したのが1960ごろ。
八王子駅周辺
- 大和田橋は、1900ごろ時点で現在の位置に橋が架かっていた。
- 橋の東側地域は、1960ごろに現在の直線的な道路形状に整備されていてそれ以前は曲がりくねっていた。
- 明神町交差点を通るルートが開通したのが1920ごろ。
- 京王八王子駅付近～高尾駅付近の区間には、1930ごろ市電が走っていた。

【おもな環状道路編】

内堀通り

1900時点から現在と同じ道が存在している。
ただし二重橋前地域は、1970ごろ以前の地図では道路なのか広場の一部なのかがはっきりしない。

外堀通り

淡路町～鎌倉橋間に道ができたのが1930ごろ。それ以外の区間はほぼ全線に渡って1900時点で市電が走る道路だった。

外苑東通り

東京タワー～青山通り～新宿通りの区間は1900ごろ時点ですでにあり。市電が通っていた。
新宿通り～鶴巻町の区間は、1950～1970ごろにかけて既存道路を拡幅延長させるなどして開通。

外苑西通り

1900ごろ時点では外苑西通りといえるものはなく、天現寺橋～西麻布区間と千駄ヶ谷付近～新宿通りの区間に原型が存在する。
白金台～天現寺橋区間は、1930ごろまでに天現寺橋～旧恵比寿ビール付近に市電を伴う道路が開通したのち、1960ごろにプラチナ通り区間が開通。
西麻布～千駄ヶ谷区間は1960ごろに開通。千駄ヶ谷～富久町区間は1950ごろに整備開通。

明治通り

古川橋～渋谷区間。1900ごろ時点でほぼ原型あり。広尾付近は1930ごろに市電開通とともに1本の道として整備。
渋谷～新宿区間。1900ごろ時点では、明治神宮前と代々木付近に若干道があるのみでそれ以外は道らしき原型はなし。
- 渋谷駅付近は、1960ごろに宮下公園東側が開通するまでは山手線西側の道につながっていた。
神宮前～新宿区間は1940ごろまでに開通。
新宿～池袋区間は、1950ごろに開通していてそれ以前は道らしきものはほとんど無し。
（以東は省略）

山手通り

北品川～大崎区間は、1920ごろに開通。1950～1960ごろにかけて大きな道へ整備。
大崎～五反田間は1900ごろにはすでにあり、大崎駅の陸橋は1920ごろに陸橋化されて、その後何度か形状改良されている。
五反田～大橋間は1950ごろまでに開通。
鑓ヶ崎～神泉の現「旧山手通り」区間は、1900ごろ時点で現道と若干異なっているが原型が存在し、1920ごろにほぼ現道のルートで開通している。
神泉～熊野町の区間は、1940～1950にかけて、もともと道がなかったところに一気に開通。
渋目陸橋・菅刈陸橋ができたのが1960ごろ。それまでは、初台方面から南下すると現「旧山手通り」にのみつながっていて、中目黒・目黒方面とは直結していなかった。
熊野町～仲宿区間は1960ごろに開通。

都道420号

現在進行形で今も絶賛整備中のこの道路。1900ごろ時点で存在するのは下記区間。
- 戸越～五本木（現在と多少異なり武蔵小山を経由）、下馬～三宿～大山（北沢）、中野駅付近、哲学道～大山（板橋）
- ※ルート上に「大山」という地名が2箇所あるため、ここでは「大山（北沢）」「大山（板橋）」と記述する。
大井町付近は、1920ごろの大井町線敷設以降に徐々に整備。仙台坂トンネル開通は1990ごろ。
戸越小・戸越公園の一角は、1950ごろまでの地図は「三井邸」と記されている。この下にトンネル開通させて大井町駅方面へ直結させる計画が2010時点着工中。
国道1号～中原街道～目黒通り間の現道が開通したのは1960ごろ。
目黒通り～駒沢通り（＝五本木）間は現在2014年時点で新道着工中。
五本木～下馬区間は2000ごろ開通。
下馬～三宿区間は、1960ごろに既存道路を拡幅・延伸して整備。
三宿～大山（北沢）区間は、現在420号指定されている狭隘道路は1900時点ですでに存在する。拡幅＆新道の計画があり、拡幅工事は現在着工中だが新道についてはまだ未整備。
大山（北沢）～笹塚区間は2010ごろ開通
笹塚～中野五叉路区間は1960ごろに開通。
中野五紗路～新井付近1930ごろ現道開通。
新井付近～哲学道区間の開通が1960ごろ。
哲学道～大山（板橋）区間は1900ごろ時点から道があり、徐々に整備されている。

環七通り

1900ごろ時点で存在するのは、長原～上馬～大原区間に原型をとどめるのみ。
西側の国道15号～西新井区間は1940～1960ごろに一気に開通。
東側の西新井～葛西区間は1960～1980ごろにかけて開通。
国道15号から大井埠頭方面へは1970年代以降に延伸。

環八通り

1900ごろ時点。部分部分で原型道路がある。
- 羽田～蒲田、下丸子～瀬田～千歳船橋
- 練馬春日町～練馬北町区間は「富士街道」として存在していた。
1930ごろ
- 蒲田～下丸子、上高井戸～荻窪南側、荻窪北側～南田中笹目通り方面へでの原型が開通。
- 羽田地域は、当時海岸だった現国際線ターミナル付近まで道路あり。当時はこのへんに羽田競馬場があった。
1950ごろ
- 荻窪駅付近、若葉3丁目～赤羽の原型開通。
1960ごろ
- 羽田～蒲田間がほぼ現道に改良。ただし大鳥居交差点と蒲田交差点はまだ十字路ではない。
- 蒲田矢口付近～田園調布区間はまだ現道はなし。
- 田園調布～瀬田区間は現道完成。
- 瀬田～千歳船橋区間は現道工事中。千歳船橋～上高井戸区間はまだ道路なし。
- 上高井戸～井荻区間は現道ほぼ開通。
1970年代後半
- 蒲田～田園調布区間が、下丸子付近を除いて現道完成。蒲田交差点も十字路化。
- 瀬田～上高井戸間の現道完成。
- 井の頭通り・五日市街道交点の現道完成。
- 若葉3丁目～赤羽区間の現道完成。
1990ごろ
- 羽田空港の現国内線ターミナル＆首都高湾岸線整備に伴い、現湾岸環八まで延伸。
2000ごろ
- 大鳥居交差点が十字路化（大鳥居駅が地下化）
- 下丸子付近が全車線開通
- 井荻トンネル完成
2010ごろ
- 南田中～練馬春日町区間、練馬北町～若木3丁目が開通し、全線開通。
- 蒲田交差点が立体交差化。

府中街道・大師道・南部沿線道路・川崎街道

大師道は、六郷橋から川崎大師まで1900時点で存在。扇島が埋め立てられたのが1950ごろ以降で、それに伴って現国道409号が扇島方面へ直結延伸。
府中街道としては、江戸時代に川崎～所沢間に整備されたものが原型である。
1960ごろ
- 国道15号との交差点区間が直結。それまでは六郷橋から府中街道と大師道へ分岐するルートだった。
- 小向付近の現道が開通。それ以前は現東芝小向工場を経由するルート。
下平間～府中～東村山間は、1900ごろ時点でほぼ現道が存在。
矢野口～大丸間は、旧道があったが1950ごろに現在の新道が完成。
是政橋の架橋は1940ごろ。
南部沿線道路
- 1960ごろに、下平間～久地間のほぼ全線が新規開通。
- 向河原付近の開通は1970ごろ。溝の口駅付近の開通は2000ごろ。久地～宿河原区間の開通は1970ごろ。
大丸～日野の川崎街道区間
- 1900ごろ時点で旧道存在。
- 丸ノ岡～新大栗橋区間の現道が開通したのは1990ごろ。それまでは行幸橋交差点を経由するルート。
- 聖蹟桜ヶ丘駅前～甲州街道交点区間は、1950ごろに直線的な現道に整備。

尻手黒川道路

1900ごろ時点で原型が存在するのは、末吉橋およびその周辺、矢上～梶ヶ谷～清水台区間、柿生～黒川区間。
川崎駅～末吉橋区間は、何度かルート変更されたのち、1960ごろに現道完成。
末吉橋～子母口区間は1940～1960ごろに現道完成。
子母口～梶ヶ谷～清水台区間は1960～1970ごろに現道完成。梶ヶ谷貨物駅完成が1970ごろ。東名川崎IC完成が1970ごろ。
清水台～稗原区間開通が1980ごろ。稗原～王禅寺ヨネッティ付近は、神木本町方面からの道路として1960ごろ先に開通。
王禅寺～山口台区間は1980～2000にかけて開通。
山口台～津久井道区間は2010開通。
津久井道交差点から黒川方面へ直結させる短絡ルートが2010現在事業中。
その他、2006に元住吉付近で東横線と立体交差を逆にする工事実施。

横浜上麻生道路

1900ごろ時点で、多少現道と異なるが全線で道路が存在。柿生から先は鎌倉街道府中方面・八王子方面へ直結していた。
1930ごろ、東神奈川～六角橋間の現道完成。当時は市電が走っていた。六角橋北側の一部区間の現道完成は1960ごろ。
1960ごろ、津久井道交点が現在のようなＴ字路に路線変更。
1970ごろ、新川向橋付近の現道完成。
1980～2000にかけて、池辺町～市ヶ尾間の新道完成。
2000ごろ、市ヶ尾～鉄町間の新道完成。

国道16号・八王子街道・町田街道方面

古くは神奈川往還と呼ばれ、横浜と八王子を結んだ道。
1900ごろ時点で、
- 旧東海道浅間を基点とする道が存在。
- 横浜町田IC付近以北は現在の町田街道に直結。橋本から先は、高尾方面の道もあるがメインストリートは北上して八王子へ。
- また、町田駅の南方側で分岐があり、今の国道16号に近い道筋を通って橋本にいたる道の原型もある。
- JR横浜線が、長津田～八王子間で開通していて、長津田～東神奈川間は建設中。
- ほぼ平行して水道道路が野毛付近から相模川上流の上溝西側付近までほぼ直線状に延びている。
1950ごろ、上川井IC～目黒町～つきみ野～相模原駅付近間の八王子街道・現国道16号現道が開通。
相模原駅付近～橋本間の国道16号現道も1960ごろ開通。
東名開通が1960ごろ。
保土ヶ谷バイパス狩場～上川井IC～国道246号間の開通が1970ごろ。国道246号～つきみ野入口間の開通は1980ごろ。

【その他、概況】

地形・丘陵

1900ごろの地図は、丘陵地形が分かりやすく表現されていて興味深い。
たとえば、多摩川と鶴見川の流域は低地だが、国分寺崖線以北の武蔵野台地や港北NT地域、神奈川区鶴見区などの地域は丘陵地帯だったことが分かる。
また、古くからある道路や鉄道は、尾根や谷など地形にうまく沿ったルートになっているのが伺える。

河川

荒川が造られたのが1930ごろ。それまではまったく姿形はなく隅田川があったのみ。これは地図で見るとかなりインパクトでかい。
新中川が造られたのが1960ごろ。
多摩川や鶴見川は、1900年以降とくに変化なし。（もっと以前には「暴れ川」として変遷あったようだ。）
目黒川は、1900ごろはもっと野性的な流路だったが、徐々に直線的に造成されている。
- 大崎付近は1910ごろにいちど整備されたあと、1960ごろに現在のかたちになった。
- 目黒～中目黒付近は1910ごろにいちど整備されたあと、1940ごろに現在のかたちへ。
- 上目黒付近は1930ごろに現在のかたちへ。
- 蛇崩川は、1940ごろに直線的に整備されて、1970ごろに暗渠化された模様。
渋谷川は、1900ごろ時点で、新宿御苑まで川として存在。原宿キャットストリートを抜けたあと、仙寿院あたりから今の外苑西通りを北上する流路。1960ごろに渋谷以北が暗渠化。
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2010-09-06

■ホメオパシーは正統なものです

ホメオパシーという200年の伝統を誇る「療法」があります。

ホメオパシーが成立するための基本原理が二つあります。

類似の法則: 似たものは似たものを生み出す。結果は原因に似る。
感染の法則（接触の法則）: 接触した物は影響を与え合う。また、かつて互いに接触していた物は、その後物理的な接触が無くなったとしても、引き続きある距離を置きながら互いに作用し合う。

ホメオパシーはこの基本原理を以下のように応用して使います。

まず感染の法則を「どんなに離れたとしても」を「どんなに薄めたとしても」に拡張します。まあ自然です。

類似の対象として

「経口投与する西洋医学の薬」と「レメディ」
「ワクチンや減感作療法」と「レメディ」
「鍛えて強くする」と「レメディの継続投与」

を選びます。

するとこうなります。

「世間では毒であるもの」や「病気の原因であると考えたもの」を水によって大幅に希釈しても性質が感染するので変わりません。
西洋医学の経口投与薬の類感であるところの砂糖玉に上記の水を染みこませると性質が感染します。「毒」や「病気の原因」に感染したレメディができあがります。
レメディは薬の類感ですから、投与するだけで病気は治るはずです。
さらに、レメディに感染している概念を人に投与しているので、「毒」や「病気の原因」に投与された人が慣れていきます。次第に鍛えていけば必ず病気は治るでしょう。努力して報われないことなんて無いのです。

さて、基本原理に基づき正しい構成から成り立っているのがわかっていただけましたでしょうか。

問題なのはこの基本原理の方でありまして、これは類感呪術と感染呪術という古典的な呪術の基本法則なのです。

つまり、ホメオパシーは正統なものです。これはれっきとした伝統呪術でありまして、川崎大師の身代わりお守りがその存在を責め立てられないように、ホメオパシーそれ自身は責められる道理のないものなのであります。

そのかわり、西洋医学との置き換えには決して使えないものであることも事実であります。人事を尽くして天命を待つと申しますが、現代の呪術はその天命の部分に影響できると信じて行うものであります。西洋医学をないがしろにしては、人事を尽くしていることにはなりません。

ホメオパシーは正しく使いましょう。

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