はてなキーワード: 他力本願とは
アイデアを並べてるだけです。開発力、資金力、時間のない自分は役に立たないのでアイデアだけでもネットに出しておきたい。あわ良くば誰か作ってくれないかなと他力本願な文です。
あと、
あと、思いついたら追記していく。
だからそれは大手との取り合い(待遇合戦)に負けてるんだって。何のアイデアも出てないから。「よそに待遇のいいところがある」というのを知ってしまった人が待遇の悪いところに行けるわけがない。自分の能力うんぬんとか関係ないんだよ。「知ってしまうとそういう反応が体内で生成される」くらいに思わないとダメだ。
商品の競合だってそうなんだよ。大手がそれなりの値段でいいもの出しました。貧乏人は買えません。
じゃあ貧乏人は中小の作った安物のくだらないものを買いますか? 買いませんよ。貧乏人をバカにするな。(ここでいう「買わない」を言葉通りに受け取らないで欲しい。実際は買ったりするわけだけど、その際に「買いたくない方向のベクトルで力が発生する」くらいに解釈して欲しい)
となりでA5松坂牛食ってる人の横で280円の牛丼食べられますか? 本当にすぐ隣でジュージュー言わせながら食ってるとして。
世界に牛丼しかなければみんなそれを食べてたんだよ。でもこの世界はそうじゃない。そうじゃないことが知れ渡ってる世界で、280円を食べさせるにはそれなりの工夫が必要なんだよ(「280円」自体がクズ肉を食べさせる「工夫」なんだけどね)。それを「客が悪い」じゃあ商売のチャンスも何もあったもんじゃない。
全ての元凶は「隣にいいものがあるという情報」なんだから、それを踏まえた上で「じゃあどうするか」という思考をしないとお話にも何にもなりゃしない。
ザ・他力本願ここにあり!
アニメ名作劇場「赤毛のアン」見たことある? あれで街にアイスクリーム屋が来て大騒動になる回があるんだけど、当時アイスクリームなんっつたら夢の食べものだったわけだ。アイスを求める大行列を横目にアイス食べたアンは「なんてすばらしいの?」と毎回おなじみの感受性豊かにありえないほど褒めちぎるわけだけど、2010年現在の日本で、60円やそこらで売ってるようなアイス食って感動できる奴どんくらいいるだろうね?
誰もそんなこと言ってないっしょ。
確かにね、増田は言っていない。飛躍させてすまなかった。
でも他力本願じゃなかったのか?とも思うわけで。
本はそこそこ読んでるように心がけてるし、
資格もいくつかもってるよ。
結果としてビジネスには役に立っているけど、
政治的な影響を与えられるとは思えない。
海外脱出ができるようになった!という話ならばそれは確かにそうだけど
他力本願って言われるとその通りとしかいいようがないけどね。
ただ、他力本願以外の方法でなんらバックボーンもない1小市民ができることってあるのか?
実際、この後に及んで「何とかしてくれる誰かがいないならどうでもいい」という超他力本願思考なのは問題だと思うよ。横だけど。
…はあー???
『大人の』とで書いている時点で、『自分含む大人がすべきこと』だと認識していることなわけじゃん。
(自分が含まれてないことならわざわざ『大人』なんて書かないし、書いたとしても『ただし、条件付きの』でしょ。)
「ひとりの人間ができることなんてたかが知れている」からこそ"おれもおまえも"でやるべきだし、しかるべきところに問題を対処させるべく、しかるべき手順をひとつひとつ踏む必要がある。問題提起をした人間は「じゃあおれもできる限りやるよ」と言わなければ誰もついてこなくなるだろ。
ネットでちょっぴり問題提起だけして、自分は具体的に問題解決につながることを何一切せず、「(俺じゃなく)お前が行動しろ」という言動がズレてるんだよ。
たぶん、ここがわかっていない点だと思うんだが、そもそもネットで書いている時点で、「自分以外の他人がすべきこと」だと認識していることなわけじゃん。
(自分がやるべきことならわざわざネットに書かないし、書いたとしてもその経過報告と賛同者を募るくらいのもんでしょ。)
それに対して、「お前が行動しろ」という言動がズレてるんだよ。
まさに他力本願ではあるけれど、それでいいんだよ。ひとりの人間ができることなんてたかが知れている。世の中にある問題ひとつひとつ全部に対処する必要はないし、問題提起をした人間が「じゃあお前がやれよ」と言われるようになったら、誰も何も言わなくなるだろ。
参加者心得的な何かを書いて見た。
自分の閑古鳥鳴いてる日記に書くよりは増田に書いた方が色々な方の目に触れて頂けそうなので、こっちに書いて置きます。
近年、東方Projectの人気によってあまりイベント慣れして無い参加者さんが増えてて問題行動が目に付くようになって随分と久しい今日この頃。昨年度(2009年)は割と落ち着いた感じがありましたが、今年も新規参画者に向けて微力ながら私も参加心得的な何かを書いて見ました。
一応、当日会場で同人誌・同人ゲームを買い漁る「一般参加者」向けに記載していますが、同人誌・ゲームを発表する「サークル参加者」の方も、軽く目を通して頂ければと思います。
特に、今年が初参加と言う方は出来ればこの記事の付けられるであろうコメントも参照して頂ければ幸いです。
(付かなかったらどうしよう・・・)
イベント名:東方Project作品オンリー同人誌即売会 「博麗神社例大祭」
開催日:2010年3月14日(日) AM10:00~PM3:00
→ http://www.bigsight.jp/general/access/index.html
国際展示場駅にて下車 徒歩数分
有明駅 or 国際展示場正門駅のどちらかで下車(入口の都合上、有明駅の方が良いかも知れません)
公共交通機関を利用して参加して下さい。禁止・・・と書いては無いが、自動車やタクシーでの参加はNGと思って下さい。
参加する際に必要となる持ち物について、重要度の高そうなものから順に記載して行きます。
入場券的なナニかになります。ゲーマーズ・とらのあななどのオタク・同人ショップで販売しています。
最悪、当日入場する際にも販売しているようですが、売り切れる可能性も考えられるので、事前に入手出来る状況下ならば早め早めに入手する様にして下さい。
但し、会場内どんな悪人が潜んでどんな悪事を働くか分かりません。スリ・置き引きに備え予備の財布を準備する事をお勧めします。
また、帰りの交通費まで使い込んじゃう天然ボケな方は、交通費も何処か予備の予算として潜ませておくと安心です。
カタログや戦利品を収納するのに利用します。・・・特にえちぃ同人誌を購入される方は、えちぃ表紙の同人誌を何も包まず持ち歩くのは、非常に危険です(規制を強めてる石原都知事大激怒的な意味で)
トートバッグでも良いので何か準備して下さい。出来れば痛く無い奴。
個人的な意見ですが、リュックサックやキャリーカートは出来れば避けた方が良いと思います。リュックサックは・・・、・・・まぁ、モラルの無い方の例が腐るほど出てると思うので詳しい事は書きませんが。キャリーカートも同じく、轢いたりぶつかったりトラブルメーカーですのでご遠慮願います。
もはや都内の移動では欠かせません。また、イベント開催時は券売機に長蛇の列が出来てしまうので、タッチアンドゴーで改札を抜けれるSuica/PASMOのご利用をお勧め致します(当然、十分な金額を入金しないと金額不足で入れなかったり出れなかったり・・・)
Wikipedia情報によると、Kitaca/ICOCAは鉄道乗車・電子マネー利用共にOKとなっていますが、TOICAだけは電子マネー非対応となっております。TOICAでバスをご利用予定の方は、対応していないかと思われますのでご注意ください。
大人の人はえちぃ同人誌を買う際に、未成年の方はぶっ倒れた時の為に。保険証のコピーなどでも大丈夫かと思われます。
基地局がパンクして通話出来無さそうな雰囲気ですが、無いよりあった方がマシです。但し先に書いた通り、基地局がパンクして通話・通信が行えない可能性がある為、集合などはメールでやり取りするより事前に集合場所・集合時間を決めて置いた方がスムーズに事が進むかも知れません・・・。
会場内は大勢の参加者で充満されますので、3月だと言うのに非常に蒸す事が想定されます。予想以上に汗を流すかと思われますので、必ず水分補給の為の飲み物を準備する様にして下さい。
また、朝から会場に向かわれる方は朝食替わりにカロリーメイトなどの軽食を準備するようにして下さい。
どのサークルをどのような経路で回っていくかチェックしたシートや地図などを準備した方がスムーズに会場内を回る事が出来ます。
入場待ちの待機列で時間を潰す為に小説なり、音楽プレイヤーなり何か。無いと苦痛の待機時間になります。
・・・但し、必ずスタッフさんの指示が聞こえるような状況にして下さい。
・・・まぁ、一般的なエチケットですので、ハンカチやポケットティッシュは・・・ねぇ・・・。
雨合羽です、決して河城にとりじゃありませんw
雨が降った場合、密集した待機列で傘なんて広げたら周囲に大迷惑なので、雨合羽を準備する様にして下さい。
なお、現時点では天気予報は晴れの予定ですが、荷物に余裕があれば&最新の天気予報を見た上で準備するかご判断して下さい。
3月だからと言って舐めて掛ると大変な事になります。
なるべく簡素にリストアップして行きます。
先ほど記載した通り、入場チケットになります。忘れると会場内に入れないか、当日販売のカタログを買わされます。
また、参加する際の諸注意事項など、色々な情報が掲載されているので、カタログを熟読した上で参加する事をお勧めします。
基本的に会場内で頒布される同人誌・同人ゲームは100円玉・500円玉・1,000円札の3種類の紙幣・硬貨を利用しての決済となります。
間違っても会計時に10,000円札何かを出さないようご注意下さい(最悪、釣銭が無くて決済出来ません=買えません)
※多分、稀少価値の高い2,000円札が限度・・・じゃ無いかなぁ・・・
いくらお祭り騒ぎ見たいな雰囲気と言えど、馬鹿騒ぎして良い訳ありません。会場に向かう途中の電車内での東方談義は禁止です。
また、待機列で暇だからと発狂したり、チルノの算数教室歌ったり踊ったり、ニコニコ生放送始めたりなんて事は言語道断です。周囲から見たらキチガイ以外何物でもありません。
また、帰宅途中にえちぃ同人誌を電車内で読んだりも辞めて下さい、既に同人誌即売会=奇怪なイベントと言う妙な認知が広がり肩身が狭い状況になってるので、これ以上自分たちの首を絞めるような行動は辞めて下さい。
言わずとも。
昨年度の例を見ると一部始発近い時間帯に会場に向かってもペナルティを受ける可能性があるので、無理して始発で向かおうなんて気を起さず、朝飯食って準備万端な状態で会場に向かいましょう。
ゲームに熱中したり、密閉式イヤホンで音楽を聴くのに熱中したりしないよう注意。
またにスタッフさんの指示で列が動いたするので、スタッフの指示には耳を傾けましょう。
大勢が参加するイベントなのでトイレも大変な行列になる事が想定されます。
お腹の具合が・・・とか、お手洗いに行きたいかも?・・・と危険を察したら早め早めに行動するようにして下さい。
上記の通り、基地局がパンクして通話し難い状況になるかも知れません。
人員整理から何までスタッフさんは問題が起こらぬよう色々な指示を出してくるかと思われます。
指示に従わない場合、彼らは冷酷な行動(=退場処分など)をとりますので決して逆らわぬように。
コスプレ・カメラ撮影共に登録制です。登録せずに撮影したり、コスプレイヤーさんの許可無く撮影したりしないようにして下さい。
足りない部分とか、他に注意して欲しい部分は心優しい増田さんがコメントやら漏れのバッシング記事で書いてくれると思うので、後は他の増田さんの記事参照(他力本願)
以下の記事を参考に作成しました。・・・パクリって言うなー。これでも日本語が不自由な日本人だから一言一句どう表現するのか頭フル回転で考えたんだぞー。
→ http://d.hatena.ne.jp/amateru/20100307/1267973627
→ http://apach.ushimairi.com/reitai.htm
→ http://www.nicovideo.jp/watch/sm9985441
思いついた事があれば更新するかも?
何はともあれ、参加される方皆様良い例大祭をお過ごしくださいませ。
あははははははははwwwwwww
自分だけしか信じられないと言いながら、
ここで笑えばいいの?
最初に生まれた神様以外は
みんな生まれた時からハンデ戦なんだよ。
関係ないけど、ちょっと前にテレビで放送されてた保健のCMで、生まれたての赤ちゃんが会話をするヤツがあった。
それが、すごい嫌いだった。見ててムカついた。
一方の赤ちゃんが「これからの人生いろいろな事を自分で取り組んで、政治をも変えたい!」と野望を語るんだが、もう一方の赤ちゃんは「そういうのは政治家にまかせようよ・・・プロにまかせとけばいいって」みたいな冷めた意見をいって野望を語る赤ちゃんをバカにする。最後「保健の事は保健のプロにまかせましょう」みたいなCMなんだけど、すごい危険だと思った。
なにが危険って、国という単位が、いかに脆いかを認識できていない現代の日本人をまさに描いたようなCMだったから。
このCMにおける、オーディエンスというか、多数派として支えられてる、もしくは支持されるだろうと想定されてる意見の姿ってのは「キバって夢をかたるより、政治とかはプロの人に全部まかせて、ボクらは地道に生きていければそれでいいじゃん」という、なんとも投げやりで他力本願なもの。
国、政治に働きかけたり、なにかを自ら変えようっていう意志を嘲笑う、野望を持って暑苦しく語る事そのものを毛嫌いするCM内容だった。
でも、そういう事をあざ笑って見下す態度をとるのって、非常に危険。
危機意識をまるで持たず、プロなんだからって肩書に全てをまかせてればそれでいいじゃん、自分は関係ない。みたいなスタンスがわけわからん。自分が関係なくないから。確実にそういうスタンスで見過ごされてきた政治的な悪行で国が傾いてる。
でも、それは政治的なレベルだけじゃなくて、家を建てる時でも、髪の毛を切る時でも「相手がプロなんだから」って全部を投げ出してまかせるわけがない。自分で細部まで確認しないと信用おけないよ?ってのは、学ばないといけない基本なんじゃないの。人を疑うって事。
年金だって、明らかに破綻してるのに、いわば「国に詐欺をされた」って認識を政党に持っている人間がどのくらいいるかっていうと、かなり居ないと思う。
キレイな社会を目指すけど、こころの中では社会を疑ってるのが本来あるべき姿で、今定着してる汚い社会を認知してるけど、心の中では社会を信じてるようなスタンスは非常に危険。
最近、狂気的な殺人ってなくね。ニュースとかやべーって奴そういうのみないじゃん。
加藤とか市橋って狂気じゃないよね。単なるダダコネだもん。すねて飯食わないとか聞いて腹抱えて笑ったよ。
殺人件数が過去最低らしいけど、そんな気がするよね。なんかめちゃくちゃ平和じゃね。
だから、ニュースで政治ばっかに目が向くのよ。景気悪いし、そんくらいしかないのよ。
じめじめとした平和って感じ。
なんか「平坦な戦場でぼくらが生き延びること」とか「終わりなき日常を生きろ」とかのクリシェっぽいな。
もうそんなんでもない。それすらあほらしい。
自民党の綱領がくだらないもんだったのでちょっと話題になったみたいだけど、しょうがないのよ。
こういう雰囲気なんだもん。内向きになるしかないよね。そしてちょっとの排外主義。
で、民主もこんな感じでしょ。笑っちゃうよね。
つーか、今なら上手くやれば独裁者になれる気がするのよ。本気でなりたいんだったら。
グダグダでじめじめしてて、うってつけの感じするよ。やろうと思えば。
政権交代で得た教訓は、思ったより今の政治家頭良くないってことと、ドロドロした世界ってのが意外にも本当にあんのかもなってこと。
なんか面倒な世界なんだなって感じでしょ。
俺他力本願だからさ、頭良い人に変えて欲しいと思うけど、頭いい奴が今官僚なるか?政治家目指すか?
糸井重里が「今コピーライター目指す奴はコピーライターに向いてない」って数年前言ってたけど、そんな感じがするよ。
やっぱ海外行った方がいいかもね。
でも、いつか戻ってきてね。
とか言って、その時俺もいないかもだけど。それってなんか悲しいけど。
http://anond.hatelabo.jp/20090114175133
今の社会で「仕事のデキる女」やってる人を「名誉男性的」というのはおもしろいね
おもしろいから流行ってるかと思ってググってみたが、そんなこともない
でもバっと流行る可能性を秘めている…というか、はてなでは流行った後なの?(それほどでもないよね?)
で、なんか気持ち悪い言葉だなと思うわけだ
なんでこんなに、ひっかかるんだろう
無能な女性が結果を出せなかったことを性別のせいにし
その反証になりうる有能な女性に難癖をつけて足をひっぱるのに、あまりにも都合のよい言葉だからから
俺が今まで「男女平等とは女性を男性と同じように扱ってあげることだ」と無意識のうちに信じていて
抑圧の結果ではなく積極的に肯定できる「女性らしい生き方」とはどんなものか
をちゃんと考えたことがないことを鋭く指摘する言葉だからか
この言葉自体より
久しぶりに家庭用ゲーム機で普段やってるものとは別のゲームを遊んで「楽しい」と思えたことから、かつて通っていたゲームセンターに久しぶりに行きたいと思い始め、思い立ったそのすぐ今日に、昼から暇があったので、行ってみることにした。
約半年ぶりに、当時と同じ足取りで向かうと、騒音と共にその光景が憧憬として深く頭に残っていたゲーセンは、跡形もなく消え去っていた。デパート内の一角にあったそのゲーセンのフロアはシャッターで閉ざされ、入り口前の掲示板には、10月末に閉店したことと、これまでのご愛顧に対する感謝の旨を伝える文章が、それぞれ別のアニメ・ゲームの画像ネタと共にいくつも貼られていた。驚いたが、実は閉まっているんじゃないかという心配はちょっとだけあった。そのゲーセンは、その手ではおそらく中堅~大手の会社によるチェーン店だったが、単純に経営難に陥ったのか、やむを得ずに立ち退きをせざるを得なかった複雑な事情があったのか、理由はいくつも考えられたが真相を積極的に知ろうとは思わなかった。
閑散とした一角を前にして、こみ上げてくる寂しさと同時に、ゲーセンに通っていた思い出が蘇る。そのゲーセンに通い始めたのは2年半前のことだった。レバーとボタンを使ったゲームに大きな興味のあった自分は、インターネットで調べた結果、近くて通いやすく賑わっていそうなこの店に通い始めた。最初は多くのゲームをだらだら触っていたが、古めのゲームは対戦相手が少ない上に強すぎて勝負にならないこと、新しいゲームでもそのほとんどは操作が難しいなどの理由で肌に合わず、多くのゲーム、多くのキャラクターを試した中から一人だけ自分にマッチしたキャラを見つけ、そのゲームを集中的にプレイすることにした。それなりに歴史のあるゲームだったが、最新作が出てから日は浅く、プレイヤー数も多かった。
結局のところ、プレイしていた2年間はずっと負け続きだった。自分だけの力では手も足も出ず、インターネットで攻略情報を調べ、操作に慣れようとしては乱入され、コテンパンにされ続けた。やっとまともに動かせるように思い始めた頃からは、筐体の周りに出来た行列に並んで待ち、自分の番になると一回も相手に触れずに負けたこともあった。いくらお金を注いでも、上手くゲームを遊ばせてもらえなかったし、相手は自分を勝たせてはもらえなかった。それでも楽しかったのか、それとも上手くなれると信じきっていたのか、毎日のように通っては迷わずお金を落とし続けた。
プレイを始めてから一年半ほど経ち、ラインナップもそれなりに変わり始め、自分のやるゲームも古くなり、稼動しているセット数が減り、人口も減ってきたが、今やっているゲームほど自分を満足させるものはなく、同じゲームをプレイし続けた。しかし、同じゲームをプレイしていた人達は新作に移ったというわけではなさそうで、その頃には、自分が見た同じゲームのプレイヤーのほとんどはゲーセンに姿を見せなくなっていた。おそらく、自分はその9割には一回も勝てなかったであろう。行列に割り行っては手も足も出なかったあの頃とは違い、中級者程度なら初見ではそれなりに肉薄できるようになった代わりに、筐体の周りには休日にも人だかりはほとんど出来なくなっていた。
対戦ゲームと並行して一人用のゲームもいくつか嗜んでいたが、お金を山ほどつぎ込みながら、ノーコンティニューでクリアまで到達できたゲームはごく簡単と呼ばれるもののみを片手で数えるほどで、本格的なスコア稼ぎの領域まで手を出したゲームは一つも無かった。こちらも対戦ゲームと同じように、鳴かず飛ばずの大失敗だったと言えるだろう。
二年ほど経った頃、自分が全く上手くなっていないことにやっと気づき始めた。手先が不器用で反応も鈍いことや、妙な癖があり簡単に隙に付け入られること、攻略は他力本願で何も考えていないことなど、自分の弱さにとことん難癖をつけ始め、ネット上で上級プレイヤーの話を聞くと、自分ほどの高さに達するまではほとんど苦労はしてないであろうと思い込み、自分のセンスの無さに失望し、ゲームを続けることに面白さを見出せなくなっていき、ゲーセンから自然と足が遠のいていった。弱肉強食のゲーセンのゲーム事情において、弱い存在である自分は自然淘汰されたということである。自分のゲーセン通いは、いわゆる人生に数多い挫折の一つというやつで、こともあろうか自分は娯楽に対してそれをしてしまったというオチだった。通うのをやめてからは、そのゲーセンの近くには意識してかせずか立ち寄ることが全くなくなり、空白の半年の間は、店舗の様子を見たこともなかった。
自分にゲーセンで出来た知り合いはいなかった。個人的に同じゲームで同じキャラを使う上手いプレイヤーに尊敬や淡い思慕の念を持ったことはあったが、だからといって自分から話しかけることはなかったし、定期的に開催される大会に出たことはないし、コミュニケーションノートにも一筆添えることもなかった。それらは単に、ゲームを中心に回るコミュニティの中で自分の存在をアピールするためには当然ゲームの上手さが必要であるという思想から、他人による自己承認を求め、待ち続けていただけの臆病さによるものなのだと思う。その思いとは裏腹に、話しかけられて腕前を賛美されるといったこともなかった。むしろ、自分や筐体に対して罵言や殴打で怒りをぶちまけられることこそ無かったが、ゲーム内では対戦中に挑発や舐めプレイという形で自分を疎んじる態度を頻繁に表され、今でも枕で思い出しては後悔と戒めの念を抱くほどである。だから、自分はこのゲーセンのコミュニティの中に存在していたとは思えないし、そのゲーセンにいた人達と今、閉店に対する思いを共有できるかといったそうではない気がする。ただ、少しでもこのゲーセンに通っていた人なら、奥底には自分と同じような寂しさを持っていて欲しいと願う。あと、おそらくこのゲーセンが無くなったことで、中にはアーケードゲーム自体をやめてしまった人も少なからずいるのだろう。それは寂しいことだと思った。
思い出話はいい加減やめにする。通っていたゲーセンが閉まっている現実を目の当たりにしても、あのゲームをもう一度やりたい、という思いは失せることはなく、近くにあるもう一つのゲーセンに向かった。そこはアミューズメント事業では最大手のゲーム会社が運営しているため、そうそう閉店することはないであろう。ビデオゲームのフロアに足を運ぶ。平日の昼間だけあって人はほとんどいなかった。筐体の配置が変わった程度でラインナップは半年前とほとんど変わった様子が無く、自分のやりこんだゲームも変わらず対戦台で稼動しているのを見つけた。100円を入れ、自分の使っていたキャラを選ぶ。久しぶりのプレイで不安だったが、動かしてみるとそうコンパネの扱い方を忘れてはいないことに気づいた。さすがに応用となると怪しい部分もあったが、基本はおおむね満足に動かすことができた。かつて何度も練習した猶予2フレームのテクニックも、身体が覚えていて問題なく出すことができた。レバーをガチャガチャと動かし、いつもの癖でボタンを順々に思いっきり弾くように押す。外が寒く、暖房が強く効いていたせいもあるが、上着を脱ぎたくなるほど身体が火照った。乱入はなく、一人プレイをそこそこに終えた。楽しかった。次に、かつてノーコンティニュークリアしたこともある、簡単な一人用ゲームをプレイした。うろ覚えはしているものの、基本は思いつきだけで立ち回っていく。当然のように、後半になるとすぐに攻撃に追い込まれていく。最終ボスの最終形態でゲームオーバーになり、結局変わってないか、と上手くなっているのを期待していたことを自嘲した。それ以上ゲーセンでゲームをプレイする気にはならず、ゲーセンを後にした。
馴染みの深いゲーセンの閉店を目の当たりにして、これから、を思うと、これからは他のゲーセンのインカムに貢献して微小ながらゲーセン全体を盛り上げよう、などという気持ちはない。腕も無ければ人脈もない、ゲームセンターという文化に馴染めなかった人間なので、これからもなおさら、関わらないようにしようと考えている。
今の自分は、ゲーセンはおろか、今はゲームというものに対して良い思いを持っていない。今は一つのゲームのみを家でプレイしており、そのゲームのプレイ時間は150時間を既に越えたが、一向に上手くなる気配を見せない。最初に比べると随分な上達なのだろうが、普通のゲーマーなら1/4程度のプレイ時間で自分の高みには達せられるだろうと思う。もちろん最初は楽しくプレイできていたが、上手くならない自分に苛立ち、そのゲームに逆恨みを募らせていった。恨みを持ってまでそのゲームをするのは「諦めたくないから」という無駄な意地で、上を見てもキリがないし限界があるので、ある程度納得する結果が得られたら、そこでゲームとはしばらく縁を切ろうと思っている。何を娯楽に真剣に、と大笑いされるだろうが、自分にとってゲームとはそういうものになってしまっている。たぶんそれは悲しいことだと思う。
自分は非常に負けず嫌いでプライドが高いので、通っていたゲーセンに対して、そのゲーセンにいたプレイヤーを含め、自分を貶めたことについて憎悪の念を持っていたのだと、今思い返せば、そんな気がする。そして、ゲーセン通いをやめた時から今まで、いつかはゲームが上手くなって、見返してやろうと思っていたんだと思う。そんなこと、できるわけないのに。この胸の中に小さな穴が開いたような虚しさは、復讐の相手を失った感じという表現が合っている気がする。
今の自分を形成している、一つの大きなものが死んだという感覚は、初めてだった。
拙い語彙に、自己完結して他人が読むには意味の通らない文章、まとまりのないテーマ、過ぎた自分語り、抽象的すぎる表現。見てて不快感を催しても仕方ありません。申し訳ないです。
ただ、心の中にある複雑な思いをどこかにぶちまけたくて、増田に書かせてもらうことにしました。
長文、失礼します。