思えば、ガラケーしか知らず、新しいモノは覚えられないからいやだといって拒んでいた母に無理やりスマホを持たせたのは1年前のことだった。
これから緩和ケアの施設に入ると、もう恐らく家には戻ってこれないだろうし、いつも母が手入れをしていた庭の草花の写真でも
送ってやろうと思った。そして、自分や姉が働いている写真も積極的に送るようにした。
しばらくすると慣れて、写真に返信するようになった。
しかし、年が明ける頃、送ったメッセージや写真が既読になるのに何日もかかるようになっていた。
いよいよ会話もできなくなっていた。
春になると、スマホの充電もできなくなって、メッセージが既読になることはなくなった。
ほどなく母は他界した。
母の葬儀を済ませてまもなく、
肺癌だった父が緊急入院し、そのまま家に戻ることなく10日もたたずあっという間に息を引き取った。
わたしはというと、両親が相次いで亡くなる状況のなか、
他界したあとの葬儀やさまざまな事務手続きに忙殺されていたこともあり、溜まっていた仕事も待ち構えていたりと、不思議と涙はでなかった。
司法書士に依頼し、不動産登記の書き換えのため必要な戸籍の調査が、案外と興味深いものだった。
両家の戸籍を可能な限り、さかのぼるこの手続きは、忙しい現代人には無理だ。
だが送られてきた戸籍に安政年間の祖先の痕跡をみつけ、NHKのファミリーヒストリーは、なるほど、こういうところに目を付けた番組なんだなとしみじみ思った。
そんなある日、後回しになっていた父と母のスマホの契約の解除に着手した。
亡母のスマホの最後の着信履歴がふと目に留まった。母が亡くなって2週間ほどたった頃だ。
父からだった。
その日は父が救急車で搬送された日だった。何を思って亡き母の携帯に電話を掛けたのか。
スマホは解約した。
半年もたつと月命日も、気が付かないまま通り過ぎていく、、、そんな感覚になっていく。
そんなおり、ふと去年、妹と作った母とのLINEグループで送った写真でもみようとしたところ、母が退会したとのメッセージが表示されていた。
解約してから半年近くもたつのに、退会のメッセージはつい先日の日付だった。
その日がまさに月命日だったので、何か因縁めいたものを感じて、思わずスクショをとった。
「わたしの月命日を忘れてもいいけどね、じゃあね、バイバイ」と言っているような気がした。
何かが空間的にゆっくりと遠ざかっていく、不思議な感覚に襲われた。
そういうことするくらいなら死ぬほうが容易いなそういうもんだよ
例を挙げてくで
淡い茶色系の髪色自体は多いんやけど赤みがかったキャラが多いんよね
亜麻色は淡い茶色の中でも黄色がかった灰色って感じでわりと希少種かもしれんで
白系もまた色々あるんよね
そこへ赤みを少し足したのが亜里砂
純粋に白っぽくて影も青み系の灰色になるシエスタみたいなのは人間離れした強キャラ属性を持ちがちな気もするやで
何の話だったかはしらんやで
キャーキャー🤮
試食できなかったの?
「天抜き」って注文するんやで