2013-04-26

男女の友情について(長文)

ワタシは男女の友情について、存在しないとは思わないけれど、同性のそれとはやはり条件が違うものだと思っている。

だけど、彼はそうではなかったらしい、「友達から何もない」「長い付き合いだし何かあるならもう既になっている」

それは多分事実なんだろう。でもワタシには我慢が出来なかったし、お互いが違う部分を傷つけ会うことになり、そういうところの食い違いで、距離を置こうってなった話。

彼との出会いは去年末

地元飲食店主催した合コン、いわば婚活パーティーのようなもので、ワタシは会社がらみの付き合いで嫌々、それはもう本当に嫌々参加した。

正直そこでのパーティーについては内容も良く覚えてないし、他にどんな人がいたのかすら思い出せない。

そのときは彼も大して良い印象も悪い印象ももたなかった。

黒いタイツはいていて、なんだかエガちゃんっぽいなぁくらいのことしか考えてなかったし。

声かけてきたくらいだから、多少は気になったんだろうって、まあ人並み程度に下心はあったと思う。

お酒が好きです、とか、映画好きですって話をして、その流れで連絡先の交換をした。

非モテありがちな思考だと思うけど、その日は家に帰ってから

面倒だ、連絡を取りたくない。連絡先を教えたのは失敗だったかもしれない。

なんて事を思った。

からは「今日ありがとうございました。 ぜひ飲みに行きましょう」ってメールがきた。

ワタシは「年内は忙しいので、年明けたらいけると良いですね」と返した。

先送りだ。

まり、ワタシは男の人と仲良くなるのが怖かった。

それでも回数を交わせば慣れるもので、年が明けてからは彼からの提案でお互い敬語はやめ、苗字でなく名前で呼ぶようにし、

普通友達のようにメールで連絡を取り合っていた。

日々の報告ってのは大事なんだと思う。距離がぐっと縮まるし、緊張もほぐれていくのを感じた。

なにより、彼のことを少なからず好きになっていた。

彼がワタシの中で「友達」だった期間は、おそらくほとんどなかったんだと思う。

そして1月の中ごろ「年末年始仕事は落ち着いた? いつ飲みいく?」というメール

「チャンスだ」と思った。

この頃になればワタシももう怖くはない、面倒だとかそういう気持ちもなく、月末に飲みにいく約束をした。

もちろん二人で。

初めて二人で飲みにいく日、ワタシは気張りすぎず、それでも普段よりはちゃんとした格好で彼を迎えにいき、そのまま近所の居酒屋へ行った。

彼に会うのは2度目だ。

正直、顔や姿はほとんど覚えていなかったから、そういう意味で緊張はしたけど、彼はそれなりにかっこよかったし、ワタシはそれで安心もしていた。

居酒屋は予約したおかげですんなり座ることができて、ワタシ達は会い向かいに座り、ビールを注文した。

二人で飲むのは楽しかった。彼が好きな歌手の話、映画の話、家族の話、いろいろと聞くことが出来た。

出合ったとき、どうしてワタシに声を掛けてくれたのかも聞くことが出来た。

彼の半ば一目ぼれだったらしい。 くすぐったい話だけど、そうらしい。

今までのしてきた恋愛の話を聞き、ワタシも数少ないこれまでの経験を話し、さらに距離は縮まったんだとおもう。

アルコールの力も手伝って、ワタシは彼にキスをした。

そして、もう少し飲んで話をして、「付き合ってください」と伝えた。

彼の答えは、「考えさせて」だった。

翌日もう一度会いたい、と言うので映画にいく約束をし、その日は別れた。

翌日、ワタシと彼は映画へ行った。

上映まで時間があるのでスタバ時間をつぶし、映画をみて夕方になり、ワタシの家に来たいと彼が言うので招いた。

夕食を取り、また距離が縮まった。

そこからの2ヶ月は楽しかった。

週に1度か2度くらい会って、平日は夕飯をたべ、お酒を飲み、休日映画を観たり公園散歩したり、買い物をしたり。

たまには飲みに行ったり、セックスをしたり、普通デートをした。

彼は親が心配するからと、家に泊まるっていうこと1度もなかった。

ここまでで、はたから観れば普通カップルだろうと思う。 でも付き合ってはいない。

「考えさせて」から進んでいない。 何度も気持ちを伝えたけど、「まだ追いつかない」と言われ、現状維持が続いた。

一度、「付き合うことにする」と言われたけど、すぐに「やっぱりまだ迷ってる」だった。

ワタシの気持ちがわかるから、このままズルズルするのは良くないと思うけど、離れたくない。 彼はそう言った。

ワタシもこの関係は嫌だと思いつつも、離れることのほうが怖いと思った。

から彼氏のような顔をして、自分彼氏じゃないことを自覚しつつ、彼のように扱っていた。

そうやって付き合いをするうちに、彼はどうも女友達が多いんだってことがわかってきた。

二人で飲みに行けば、その先で高校の後輩だと言う女友達に会うし、デパートでは昔の仕事仲間だ、と言う女友達に会ったりもした。

ワタシはそのことについては特に思うところもなかったし、楽しそうに話をしている彼に、軽いヤキモチこそすれ、咎めるつもりもなかった。

ある時、高校のころの同級生と久しぶりに飲むと言って出かけた。

そのときは高校の友達なら別に楽しんでくれば良いくらいの気持ちだったし、なんとも思わなかった。

後で電話で、どんな友達なの? と聞くと、男は彼1人、後は4人いて、女だった。 全員既婚らしいけど。

正直、動揺した。

でもそれだけだった、軽い不安こそあれ、何年かぶりに集まった友達らしい、文句を言うのはやめた。

これから飲むよ、って連絡もあったし、帰ってきた、って連絡もあった。

帰った時間だって11時くらいだし、早くはないがそう遅くもない。 そう思って納得させた。

女一人ってのはちょっと嫌だよ、って伝えようと思ったけど、タイミングを逃して、結局言えなかった。

これは良くなかったかもしれない。

それから10日後

今日も飲みにいく、と言う彼からメールがあった。

いつもどおりワタシは「友達と?楽しんできてね」ってメールをした。

からメールは「うん、この前デパートであった○○ちゃんだよ」だった。

二人きりらしい。

ワタシは、彼のことは信用しているけど、自分が女だからわかる部分で、どうしても心配だ。と送った。

返事は1時間後に来た。

大丈夫、長い付き合いだし何かある仲ならもう既になっている。 ○○には彼もいるし、その彼も心配してるけど、たまにだから許してほしい」

ショックだった。

彼が女と二人でいるのもそうだし、なにより、その相手が自分の彼に心配を掛けてまで飲みに行く女だってことだ。

逆に言えば彼だってそうなんだけど

それでも信じて待った。 彼のことは信用してる。 彼の友人なら信用もしたい。 だけど、どうしたって不安だ。

飲みに行くって言ってたのが7時半くらい。10時になっても連絡はない、11時、連絡はない。

どうかなりそうだったから、少し頭を冷やすために散歩をし、12時になっても連絡のない彼には「寝る」とだけ告げて、その日は休むことにした。

でも眠れない。

メールの画面を見ると、ワタシが送った「寝る」には既読がついていない。

15分たっても、30分たってもつかない。 どうせ眠れないし、いつ読むのかまってやろう。

多分連絡も忘れて寝ちゃったんだろう、明け方につけば別に問題ない。 そう言い聞かせた。

既読がついた。

時間は午前1:30

起きてるのか、と思うと同時に、不安に潰されたんだと思う。

「いま既読になるんだ」と嫌味を送った。 最悪だ。

いてもたってもいられなくて、彼に電話した。

彼は不機嫌だった。

ワタシも不機嫌だ。

口論がはじまった。

ワタシは彼のことを信用してるし、彼の友達だって信用したい。

女友達と遊びに行くなとは言わない。 異性の友達が多いことは素敵なことだと思う。

だけど、どうしたって女だ。

であるってその一点だけで、ワタシはあるラインから自分すら信用できない。

複数で飲みに行くのも構わない、二人きりでも食事くらいならいいよ。

でも、二人きりで飲みに行く、それも日付またぐような時間までなんてのはやめてほしい。

彼は悲しくなったと言った。

それは自分のことを信用してくれてないのと同じだ、と

私の友達を信用してはくれないのか、と。

信用してもらうために、ワタシに○○を合わせたのだと。

隠すつもりならいくらでも隠せる、そう言った。

その声からも、態度から事実そうなんだろう。

信用して欲しくて会わせたのもそうだろう、会ったのは○○の働いてるデパート内の店の前を通りかかり、いるかな?と覗いたらいただけで、

彼とそいつは楽しそうに話をしたけど、ワタシのことを紹介することはなかったんだけど。

その時はワタシだってちょっと気分悪い素振りを見せたと思う、彼に少しそっけない態度をとった。 ほんの少しのサインだ。

それでも、ワタシは彼を信じているから、疑うつもりにはならなかった。 ただ、不安だっただけだ。

から、ワタシは遊びに行くなとは言わない、でも二人きりで飲のむはやめてくれ、と何度も頼んだ。

好きだから、大切にしたいと思うから不安なんだ。

そう何度も訴えた。

返ってくるのは同じ。

「それは自分のことを信用してくれてないのと同じだ。

 大切な友人を失うかもしれなかった俺の気持ちは?

 あなたもっと理解してくれてると思ってた。

 重いよ。 もう無理かもしれない。」

結局、少し離れたい、また連絡はするから今日はもう寝よう、と言う彼のことばで電話を切った。

それから、やっぱり距離を置くようになってしまったし、ポッカリと穴が開いたような気分がいつまでも抜けない。

ありきたりな表現だけど、事実そうだから仕方ない。

吐き出して楽になりたいという一心ありのまま書いたか

こんな男さっさと忘れたほうがいい、って理解もしてる。

ずるい、とも思う。

それが女々しくて、情けない自分に嫌気が差してる自分もわかってるし、

だけど、もうどうしようもなく好きになってしまった自分もいる。

そして、堂々巡りの末、結局ワタシは彼女じゃないのだって事実に気づく。

ワタシの望みはたった一つ、「女と二人っきりで飲みに行くのはやめて欲しい」これだけだった。

ワタシは彼女じゃない、だけども好きな人から譲りたくない、そう思ってしまった。

そして、意見が合わないのもここだけだった。

ワタシは男女の友情について、存在しないとは思わないけれど、同性のそれとはやはり条件が違うものだと思っている。

だけど、彼はそうではなかったらしい。がっぺむかつく。

http://anond.hatelabo.jp/20130425212730

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