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はてなキーワード: 優等生とは

2008-11-22

むしろ逆

http://anond.hatelabo.jp/20081122005902

まともに理にかなった適切な体罰ができた先生のもとにいたほうが成長した。

そういう教師にめぐり合わず大人になった、この記事を書いた人はかわいそう。

この日記に書かれた引きずるだのなんだのは行き過ぎた体罰。むしろ暴力だからね。

言っちゃ悪いけど、個人的に思うに

この記事書いてる人みたいな自称「優等生タイプ」ほど、

教師やまわりの生徒(≠友人)を色眼鏡で見てる。

だから、自分被害者って言いたいんじゃないかな?

常に自分が正しいとか思ってなければどんな立場にいようとも、

自分で「優等生タイプ」だなんていえないのが普通感覚だと思う。

学校体罰うけて成長した人、いる?

体罰子供のためになるかならないか」みたいな議論を眺めていて思うんだけど、これ、「自分の受けた体罰自分のためになっているかどうか」って視点で考えてみたらどうだろう。「自分のためになったかどうか」は「いまの子供のためになるかどうか」なんかよりはるかに明確な答えを出せる問題だし、そこから議論を始めても良いんじゃないだろうか。「子供のころ体罰を受けてためになったか自分体罰する」なら一応筋は通るけど(個人的にはそれでも嫌だけど)、「子供のころ体罰を受けたか自分体罰する」じゃ危ない人の論理だよね。「ためになった」にしろ「ならなかった」にしろ、体罰日常茶飯事だった20代か30代以上の世代ならきっとみんな即答できるだろうと思うんだけど、どうかな。

私(1980年生♂)の場合特にためになったことはない気がする。強いて言えば「先生だって聖人君子じゃない」って学んだことが収穫だろうか。叩かれたり殴られたり引き摺られたり投げ飛ばされたり水に沈められたり色々あったけど(これでも私は成績優秀、品行方正で生徒会役員だったりする優等生でした)、たいてい先生勘違いか、そうでなければ単なる連帯責任先生を侮る理由になりこそすれ、敬う理由になることなんてなかった。逆に「この先生のおかげで成長したなあ」と思える先生体罰なんてしなかった人ばかりだったな。そういう先生のお説教には手を出さずとも有無を言わさない説得力があった。「信頼できる先生から体罰なら身に染みるのかも」とも思うんだけど、信頼できる先生って体罰しないんだよね。ということで、少なくとも私の経験から考えれば「体罰=短気で能力のない先生駄々をこねている」という解釈が一番しっくりくる。個人的には「学校での体罰が役に立った」なんて人が本当にいるのか疑問に思ってるくらいなんだけど……学校体罰うけて成長した人、いる?

2008-11-18

中学優等生高校で落ちぶれて不登校人生転落

こんなよくあるパターン人生を歩んできた俺。クソ冴えない中小企業に勤める社会人

息をするように「本当はこんな人生じゃなかった」と妄想する日々の連続だった。

だが最近ブログを通じて鬼のよう金持ち東大生と友達になった。

奴らに知り合えて妄想すら不可能なレベルの広い世界と様々な背景を持つ人間を知った。

みんないろいろあって無数の選択肢の上に道が出来ていて、それはもう戻れない、それが人生だと凄い勢いで悟るに至った。

それで長かった中二病からようやく脱出できるきっかけがつかめたと思います。

自分人生を受け入れて他の人の人生も認められそうです。

絶対見てないと思うけどこの場を借りて2人に感謝します。

2008-10-27

学校社会上の優等生のレールから外れたオタク生粋ヤンキーよりも遥かに性質が悪い

字余り

2008-10-20

忘れられない思い出

殴る蹴るはいつもの事。あざになっても服で隠れるようなところをちゃんと狙ってくる。常に体のどこかしらが痛かった。太ももを蹴られた日は、歩いて帰るのが大変だった。背中に肘撃ちを食らった日の夜、布団の中で寝返りをうつと引きつるような痛みが走った。

持ち物を隠されたり捨てられたりする。移動教室から戻るとまず教科書ノートを探すのが習慣みたいになった。筆入れはゴミ箱の中から見つかった。シャーペンの芯が全部折れていたが、無くなったわけではないのでほっとした。

金を貸してくれと言われる。断れば殴られるので、貸す。返してくれることはないと悟ったのは数日後だった。

お前は臭いから近づくなと言われた。こっちに顔を向けるなとも言われた。このクラスから居なくなれとも言われた。ひたすら風呂で全身を洗い血が出るほど歯を磨いたが効果はなかった。

プリントを手渡すと、汚物を手渡されたようにあからさまに嫌な顔をする。

二人一組になれ、何人一組になれ。誰にも声をかけられず最後まで余った。人数の足りてないグループがいくつかあって、教師がどこか入れてやれと促すじゃんけんで負けたほうのグループが嫌々ながら混ぜてくれた。

女子に握手してくれと言われる。遠巻きに女子の集団が見ている。罰ゲームだろう。おずおずと差し出した手にほんのわずか指先がふれただけで、彼女は逃げるように仲間のもとに帰った。

女子たちが俺を見て「うわ変な顔」「きもちわるい」と言っていた。という話をわざわざ俺に教えに来る。

女子たちが俺の似顔絵を面白おかしく紙に描いて授業中に回し読みしていた。という話をわざわざその似顔絵の現物を持って俺に教えに来る。

授業中に当てられると注目が集まる。何か可笑しなことを言おうものなら、次の休み時間ものまね大会になる。教師の質問に答えられず口ごもっていると「フレーフレー」とニヤニヤしながら囃される。

美術の授業で作った作品を散々けなされる。こいつこんなしょーもない絵描いてるよと笑われる。

偶然教室の前で耳にしたクラスメイトの会話。「ねえ、あいつで遊ぶのやめてあげなよ。かわいそうじゃん」「うるせー、やなこった」「もー、しょうがないんだから(笑)」楽しそうな話し声。教室には入れなかった。

トイレで用を足しているところを横から覗き込み、あとでチンコがどうだったと皆に吹聴する。

俺が着替えるときを見計らって更衣室のドアを開け放つ。着替えるのをためらっていると次の授業に遅れるだろ、皆が迷惑するだろとなじられる。

誰も守っていないような校則でも、俺が破れば奴らがちょっかいを出す口実になる。必然的に行動は優等生らしくなった。それがさらに揶揄対象になる。

宿題をやってくれば見せろと言われ、忘れてしまった時にはお前最低だなと馬鹿にされる。あいつはまじめだか掃除だいすきなんだよ、と掃除当番を押しつけられ皆は部活に行く。

ある奴の持ち物が無くなった時、そいつは真っ先に俺を疑った。どうせお前が盗ったんだろさっさと返せと言われ、さんざん殴られた。もちろん盗ってなどいない。早く奴の気が済みますように、あるいは無くなった物がどっかから見つかりますようにと願うしかなかった。

ある日とうとう我慢できなくなって反撃しようとした。大声をあげて、相手に殴りかかった。けっこうな騒ぎになった。そいつは教師に呼ばれ注意を受けた。戻ってきた奴はこう言った。「先公には反省しますって言ったけど、これからもお前のことは標的にするから」

数ヶ月経つ頃には、毎日誰かに何か嫌な事をされるのは普通だと思うようになった。これが普通だと思っていたから、普通学校に通った。

そんな中、丸一日誰からも何もされなかったという日があった。どんな偶然だったのかは分からないが、今日は誰にも殴られなかった。今日は誰にも嫌な事を言われなかった。帰り道でその事に気がついて、思わず泣いた。嬉しくて。

もちろん、次の日にはまた殴られていた。

今から十年以上前の思い出。

思い出してみたら意外といろいろ覚えていた。でも現実感は全然ない。自分が経験したことというよりも、ずっと前に観た映画の内容を思い出しているような感じ。

クラスメイトのほとんどは苗字も忘れかけているのに、中心になっていた奴らの名前フルネームで覚えている。そいつらのことを今も恨んでいるかと言うとそんなこともない。苦しみながら死んでいてくれれば素敵かもしれないが、そうなったところで何の得にもならない。

こんな思い出は忘れ去って、どんなに思い出そうとしても思い出せないようになればいいなと思う。

とは言え、ここに書いたことが大した経験だとも思わない。この程度の事なら誰だって経験しているだろうし、俺は今も生きているから。

2008-09-21

はてな製 治安ランキングを作ろう! ver1.10

殿堂 ソマリア(無政府状態、リアル北斗の拳

SSS シエラレオネ平均寿命世界最低) コンゴ リベリア チベット東トルキスタン民族浄化中)

SS  スーダン(虐殺) パレスチナ イラク ハイチ  西サハラ

S   北朝鮮 レバノン アフガニスタン 東ティモール ジンバブエ

―――――破綻国家の壁―――――

AAA コロンビアゲリラ政府軍に怯える日々) トルクメニスタン独裁年金給付停止) 

    ミャンマー コソボ

AA  シリア パキスタン 中国内陸部 ネパール

A   ボリビア ラオス インドネシアイスラム過激派) モルドバ 北ソマリア  リビア 南アフリカ

―――――政情不安の壁―――――

BBB ペルー エクアドル パラグアイ キューバ(貧しいけど、マターリ) フィリピン カンボジア イラン

    アルバニア ボスニア・ヘルツェゴビナ ボツワナ

BB ベネズエラ サウジアラビア インドエリート層はすごい) モンゴル ベラルーシ エジプト チュニジア

    モロッコ

B   ウルグアイ アルゼンチン コスタリカ中米優等生

    中国沿岸部 タイ ブラジル メキシコ(治安が悪い、貧富の差有り過ぎ) 

―――――準先進国の壁―――――

CCC ロシア暗殺) チリ マレーシア マカオ 韓国 ポルトガル 大阪

CC  アメリカ(治安が悪い、貧富の差) イスラエルテロ) 

C   スペイン イタリア シンガポール 香港

―――――先進国の壁―――――

DDD ドイツフランス失業率高い) オーストラリア 台湾

DD  日本 イギリス階級社会) バチカン市国  サンマリノ モルジブ(懸念は自然災害) 

D+   カナダ スイス  UAE カタール バーレーン

D-   北欧諸国 ルクセンブルク モーリシャス

―――――楽園の壁―――――

E   ブルネイ(医療費教育無料所得税無し、土地と住宅も提供される)  モナコ

http://anond.hatelabo.jp/20080921162115

はてな製 治安ランキングを作ろう! ver1.08

殿堂 ソマリア(無政府状態、リアル北斗の拳) 大阪

SSS シエラレオネ平均寿命世界最低) コンゴ リベリア チベット東トルキスタン民族浄化中)

SS  スーダン(虐殺) パレスチナ イラク ハイチ  西サハラ

S   北朝鮮 南アフリカ レバノン アフガニスタン 東ティモール

―――――破綻国家の壁―――――

AAA コロンビアゲリラ政府軍に怯える日々) ジンバブエ トルクメニスタン独裁年金給付停止) 

    ミャンマー コソボ

AA  シリア パキスタン 中国内陸部 ネパール

A   ボリビア ラオス インドネシアイスラム過激派) モルドバ 北ソマリア  リビア

―――――政情不安の壁―――――

BBB ペルー エクアドル パラグアイ キューバ(貧しいけど、マターリ) フィリピン カンボジア イラン

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BB ベネズエラ サウジアラビア インドエリート層はすごい) モンゴル ベラルーシ エジプト チュニジア

    モロッコ

B   ウルグアイ アルゼンチン コスタリカ中米優等生) ポルトガル 

    中国沿岸部 タイ ブラジル メキシコ(治安が悪い、貧富の差有り過ぎ) 

―――――準先進国の壁―――――

CCC ロシア暗殺) チリ マレーシア マカオ 韓国

CC  アメリカ(治安が悪い、貧富の差) イスラエルテロ) 

C   台湾 スペイン イタリア シンガポール 香港

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DDD ドイツフランス失業率高い)

DD  日本 イギリス階級社会) バチカン市国  サンマリノ モルジブ(懸念は自然災害) 

D+   カナダ オーストラリア スイス  UAE カタール バーレーン

D-   北欧諸国 ルクセンブルク モーリシャス

―――――楽園の壁―――――

E   ブルネイ(医療費教育無料所得税無し、土地と住宅も提供される)  モナコ

このコピペはてなスーパー知識人コメンテーターで修正していこうぜ!

一応言いだしっぺの俺が直していくよ。こういうのは増田の方がやりやすいから、別に誰かが乗っ取ってもいいし。


俺はスペイン台湾オーストラリアイギリス香港アメリカ行ったことあって、大阪在住。そんな中に日本を入れて印象を一応書いとく。

京都東京台湾サンフランシスコ香港シドニーロンドンバルセロナ大阪

117 名前: 四十代(アラバマ州)[sage] 投稿日:2008/09/19(金) 19:42:42.24 ID:fxcqPF7o0

>>110

ポルトガル中南米と同じなわけねーのに

いつ見てもこのコピペ呆れるわ

122 名前: 毎日新聞配達(関東甲信越)[] 投稿日:2008/09/19(金) 19:45:53.27 ID:5aPGd6ViO

>>110

南アフリカは(先進国に比べれば)治安が悪いだけで崩壊国家でもなんでもねえよ

Bランクまで下げていい

143 名前: やわチチ(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/19(金) 20:07:08.57 ID:omgEdETz0

>>110

ジンバブエもいいかげんSランク入りだろw

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1176367.html

上の指摘も取り込んで修正してみる。

殿堂 ソマリア(無政府状態、リアル北斗の拳

SSS シエラレオネ平均寿命世界最低) コンゴ リベリア チベット東トルキスタン民族浄化中)

SS  スーダン(虐殺) パレスチナ イラク ハイチ  西サハラ

S   北朝鮮 レバノン アフガニスタン 東ティモール ジンバブエ

―――――破綻国家の壁―――――

AAA コロンビアゲリラ政府軍に怯える日々) トルクメニスタン独裁年金給付停止) 

    ミャンマー コソボ

AA  シリア パキスタン 中国内陸部 ネパール

A   ボリビア ラオス インドネシアイスラム過激派) モルドバ 北ソマリア  リビア 南アフリカ

―――――政情不安の壁―――――

BBB ペルー エクアドル パラグアイ キューバ(貧しいけど、マターリ) フィリピン カンボジア イラン

    アルバニア ボスニア・ヘルツェゴビナ ボツワナ

BB ベネズエラ サウジアラビア インドエリート層はすごい) モンゴル ベラルーシ エジプト チュニジア

    モロッコ

B   ウルグアイ アルゼンチン コスタリカ中米優等生

    中国沿岸部 タイ ブラジル メキシコ(治安が悪い、貧富の差有り過ぎ) 

―――――準先進国の壁―――――

CCC ロシア暗殺) チリ マレーシア マカオ 韓国 ポルトガル 大阪

CC  アメリカ(治安が悪い、貧富の差) イスラエルテロ) 

C   スペイン イタリア シンガポール 香港

―――――先進国の壁―――――

DDD ドイツフランス失業率高い) オーストラリア 台湾

DD  日本 イギリス階級社会) バチカン市国  サンマリノ モルジブ(懸念は自然災害) 

D+   カナダ スイス  UAE カタール バーレーン

D-   北欧諸国 ルクセンブルク モーリシャス

―――――楽園の壁―――――

E   ブルネイ(医療費教育無料所得税無し、土地と住宅も提供される)  モナコ

修正してみたところ―先進国の壁―って要らない感じがした。ギャグでこういうのがあった方がいいんだけど、準先進国先進国より治安が悪いって完全な思い上がりで、先進国日本人がこれを書くのはキモイ気がする。(ロシアアメリカが壁の向こう側に入ってる時点で敗戦コンプレックスもあるのかもしれないが)とりあえず自分は壁を気にしないという方向でやろうと思った。


( ゜ω)<突っ込み承ります

2008-08-31

http://anond.hatelabo.jp/20080831030121

そこそこ恵まれてる環境であたしかわいそう演出をするからdisられてんのかな?まぁいいや。

金銭的に恵まれてるからdisられ?という側面があるかもしれないことは否定しないけど、それを除いても色々間違っている気がするな、元増田は。

言ってみれば、親との関係を失敗(親が女子に優等生幻想押しつける悪しきパターン。大概完遂できないので関係破綻する)したうえに、その後自分の生き方の手本にすべき大人を見つけることもできず、ずるずると失われた家族幻想の中で大人になることを失敗しつづけていることに早く気づくべきだった。元増田は。

元増田は「それが原因で大好きな彼氏に振られようとも、実家を一番に考えてきた」というけど、それは『家族思いだから』ではなく、「実家」に不安を抱える増田は「実家」を抜きにして自己を構築しようとすると『不安で不安で仕方がない』だけ。「実家のことを考えて」いる間だけ元増田はその不安から逃れられるような気がする。そのせいで人間関係人生に失敗しつつあってもやめられない。もはや身体人生ボロボロ。つまり元増田にとって「家族(のことを考える)」とは『麻薬』と同じようなもの。

冷静に考えれば、たとえ30近かろうが、それなりの容姿・裕福な実家があって頭もそこそこの人間幸せになる方法なんて100も200もあるだろう。くだらない浮気うつつを抜かして(それも麻薬だ)人生を棒に振ってる間にやるべきことはいくらでもあるよ、と、まあそういうことじゃないかな。まあそれを「あたしかわいそう演出」と言えばその通りだと思うけど、本人はなにせ中毒だから分かってないだろうねとも思う。いっぺんビシっと言ってやらんと分からんだろうね。これは。

(追記)

とある大学のセンセーに「大学教授ってたいてい子ども教育失敗するんだけど何でなんだぜ?」って昔聞かれて、うまく答えられなかったけど、元増田の話を読んでるとかなりよく分かった気がするよ。これは収穫だった。

2008-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20080826004458

むしろ今回の場合は

優等生が悪い事をした(プラスからマイナス)

・不良が良い事をした(マイナスからプラス)←なぜか一般的にこちらのがウケが良い

ってことで、後者を狙おうと思ったが、

・不良が悪い事をした(マイナスからマイナス)

になってしまったのが問題。

2008-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20080822170534

自分はまだ20歳(今年で20)にもなってないけど、この増田の遍歴が自分と重なってる(ここにも以前に書いた)。

小学生優等生で通ってきて、中高学生時代は無気力に過ごして、二回の大学受験に失敗して、派遣社員として働いたら即クビ、そしてニート

だけど、本来ならこのエントリを見て焦燥と決心を感じないといけないはずなのに、

「まあ、自分もいつかこうなっていくのかな」と諦観と納得をしている気分。

2008-08-21

どんな世界でも輝ける人は 人間の土台がしっかりできている

高い技術力を持っているのに、あと少しの山をなかなか越えられない選手がいる。そんな選手は、人にふりまわされ、つぶされていることが多い。いくらすばらしい力があっても、人間としての土台がしっかりできていなければ、本来の力を発揮することがかなわないのだ。

 インターハイの優勝経験があろうが、なかろうが、日本記録を持っていようが、いまいが、社会人になるときのスタートは同じである。指導者はスター選手でも補欠でも、人として必要なことは徹底して教え込まなくてはならない。個性を尊重するなどと選手におもねて、叱るべきときに叱ってやらないと、ただの競技バカになってしまう。環境をどれだけ整備しても、そこに心がなければ人は育たない。そのときは選手に反発されたとしても、あとできっとわかるときがくると信じて、嫌われることを怖れずに向き合うのが、指導者の役目ではないだろうか。

 世界一をめざしていても、どの競技も毎日は単調で地味な練習の繰り返しのはずだ。毎日を新鮮に感じて意欲的に取り組むには、単調なことを楽しめるよう、選手に“習慣”をつけてやればいい。

 日本代表選手を預かったときは、代表選手にふさわしい態度について、選手に考えさせ、何度もレポートを提出させた。そんな抽象的なことを聞かれても、若い選手は何を書いていいのか頭を抱えてしまう。それでも考えさせる。そして選手の態度が少しずつ変わっていくのだ。

 ソフトボールは、連係プレーの競技だから、日常から次の人のことを考えて行動できなければ、試合でいきなりいい連係などできやしない。だから、あいさつ、礼儀、気配りができる人間しつけるのは、勝てるチームをつくるときの重要な練習の一つだと私は思っている。

 最初はうるさく思われても、選手もそれが人としてあたりまえのことだとわかれば、あとはほおっておいても、自然と身につけていく。できない選手は続かない。競技生活をしっかり送り、全力でプレーして引退を迎えた選手は、皆、この狭い競技世界を出ても、胸を張って一般社会で生きていけるように育っている。

 時代が変わり、選手に求められるものも変わってきた。たとえばメディアの取材に対しても、選手はそれなりのコミュニケーション能力をつけておかないと恥をかく。ふだんから、新聞や本を読み、人と話をして、会話が成り立つだけの一般常識教養もほしいところだ。

 もっとも、選手があまりに競技以外のことに一所懸命だと、「本業をおろそかにしてるんじゃないかっ」と雷を落としてしまうこともある。指導者だって人間矛盾しているところもあるのだ。

 優等生になんかならなくていい。やんちゃでも、人に対して誠実に向き合い、自分を支えてくれる人に感謝の気持ちを忘れず、やるべきことをちゃんとやっている選手は、最後に人に助けられる。

http://www.joc-athlete.jp/interview/utsugi.html

2008-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20080820141626

うん。

そういう暴走がない(少ない)ってのが、はてなが掛けた保険の結果なんだけど、それが良いところでもあり、限界でもあるのかなと。優等生的なやり方なんすよ。

何もかも2chと同じじゃ芸がないし、いろんなセキュリティレベルサービスがあるのはいいんだけど、何かもう一工夫できねーかなーと思った次第でございます。

2008-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20080816210108

2chで見つけた。
50年後のブラック国家ランキング

殿堂  日本w(年金医療制度破綻経済植民地化、自殺者餓死世界最多、地球の癌)

SSS モルティブ ツバル地球温暖化により国土が水没)

SS  チベット東トルキスタン 台湾中国による民族浄化完了)

S   UAE カタール バーレーン サウジアラビア ブルネイ イラン(全て石油枯渇のため衰退)

―――――消滅国家の壁―――――

AAA シエラレオネ平均寿命世界最低) コンゴ リベリア ソマリア(無政府状態、リアル北斗の拳

AA  スーダン(虐殺) パレスチナ イラク ハイチ  西サハラ

A   南アフリカ レバノン アフガニスタン 東ティモール

―――――破綻国家の壁―――――

BBB コロンビアゲリラ政府軍に怯える日々) ジンバブエ トルクメニスタン独裁年金給付停止)

    ミャンマー コソボ

BB  シリア パキスタン ネパール

B   ボリビア ラオス インドネシアイスラム過激派) モルドバ 北ソマリア  リビア

―――――政情不安の壁―――――

CCC ペルー エクアドル パラグアイ キューバ(貧しいけど、マターリ) フィリピン カンボジア 

    アルバニア ボスニア・ヘルツェゴビナ ボツワナ

CC  ベネズエラ モンゴル ベラルーシ エジプト チュニジア

    モロッコ

C   ウルグアイ アルゼンチン コスタリカ中米優等生) ポルトガル

    タイ ブラジル メキシコ(治安が悪い、貧富の差有り過ぎ)

―――――準先進国の壁―――――

DDD ロシア暗殺) チリ マレーシア マカオ 

DD  アメリカ(治安が悪い、貧富の差) イスラエルテロ

D   スペイン イタリア シンガポール 香港

―――――先進国の壁―――――

EEE ドイツフランス失業率高い)

EE  イギリス階級社会) バチカン市国  サンマリノ

E+   カナダ オーストラリア スイス インドGDP世界第二位、IT強国)

E-   北欧諸国 ルクセンブルク モーリシャス 中国GDP世界第一位) モナコ

―――――楽園の壁―――――

F   統一大朝鮮GDP一人当たり世界最大、科学技術先進国地上の楽園) 

2008-08-16

ブラック国家ランキング

殿堂入り ソマリア(無政府状態、リアル北斗の拳

SSS シエラレオネ平均寿命世界最低) コンゴ リベリア チベット東トルキスタン民族浄化中)

SS  スーダン(虐殺) パレスチナ イラク ハイチ  西サハラ

S   北朝鮮 南アフリカ レバノン アフガニスタン 東ティモール

―――――破綻国家の壁―――――

AAA コロンビアゲリラ政府軍に怯える日々) ジンバブエ トルクメニスタン独裁年金給付停止)

     ミャンマー コソボ

AA  シリア パキスタン 中国内陸部 ネパール

A   ボリビア ラオス インドネシアイスラム過激派) モルドバ 北ソマリア  リビア

―――――政情不安の壁―――――

BBB ペルー エクアドル パラグアイ キューバ(貧しいけど、マターリ) フィリピン カンボジア イラン

    アルバニア ボスニア・ヘルツェゴビナ ボツワナ

BB  ベネズエラ サウジアラビア インドエリート層はすごい) モンゴル ベラルーシ エジプト チュニジア

    モロッコ

B   ウルグアイ アルゼンチン コスタリカ中米優等生) ポルトガル 

    中国沿岸部 タイ ブラジル メキシコ(治安が悪い、貧富の差有り過ぎ) 

―――――準先進国の壁―――――

CCC ロシア暗殺) チリ マレーシア マカオ 韓国

CC  アメリカ(治安が悪い、貧富の差) イスラエルテロ

 C   台湾 スペイン イタリア シンガポール 香港

―――――先進国の壁―――――

DDD ドイツフランス失業率高い)

DD  日本 イギリス階級社会) バチカン市国  サンマリノ モルジブ(懸念は自然災害) 

D+   カナダ オーストラリア スイス  UAE カタール バーレーン

D-   北欧諸国 ルクセンブルク モーリシャス

―――――楽園の壁―――――

E   ブルネイ(医療費教育無料所得税無し、土地と住宅も提供される)  モナコ

2008-08-03

…なるほど、これが怒りというものか または 仕事は書類上でやってるんじゃない、現場でやってるんだ!

http://anond.hatelabo.jp/20080731213947を書いた増田です。

これまでのあらすじ!

  • なんか最近プレッシャーばかり高くなって仕事しずらいんですが
  • 仕事の依頼元(親会社で客先)に妙にいろいろな人から「給料上がったでしょう」と言われるようになる。もちろんちっとも上がっちゃいない
  • ついに親会社の人に詰められて思わず目から汗が。そんなこと言われたって上がってないのに……
  • そこでなんと会社は自分の給料の11倍以上の金額を時間単価として客先に請求していた事実判明
  • なんか突然親会社の人が優しくなったんですが(汗 そんなポジション嫌ぁ
  • とりあえずぐんにゃりとしたものを増田に書いてみた←ここまで

ついでに一つだけ補足。

自分の会社親会社から仕事を請け負いこなす仕事で、特定派遣正社員として雇った人を派遣する)は一部やってますが、ほとんどは仕事を個別に請け負い業務をする会社です。ただ、請求基準が時間単価・工数を請求する方式になっているということです。なので、私は特に設計・研究開発部門の仕事をもらってやってます。

というわけでその後。

うちの会社の指揮命令系統はやたらとシンプルなので、犯人はすぐに分かった。というわけで突撃してみました。

おいっ。ジジイ

ちょっとそこに座れや。いそがしいだ?ハァ? 貴様ソリティアやってるだけじゃねえかよ。馬鹿か。いいから座れ。おとなしく。俺が話しがあるってんだから座れよ。

ちょーっと小耳にはさんだんだがよぉ、さいきん俺様時間単価あげまくって、暴利をむさぼってるそうじゃねえかあぁあ? 他の奴らよりむちゃくちゃ多いってのはいったいどういうこったよ? わかってんのかジジィ、他の奴らもおれと給料おなじだよなぁ、それで金ちがうっておかしいだろ? な、おかしいって思うだろ?

はぁ? おめえの仕事は特別だから金になる? ざけたこといってんなよ! 設備だってうちの奴じゃなくて親会社のやつつかってんだろ? こっちには特別な設備費かってねえじゃねえかよ! それなのに金とってんのかよ、ばかじゃねーの?

はぁ? 研修会費とかかかってるだぁ?? 何寝ぼけたこと言ってんだよカスボケが始まったか? 親会社が最終的に金だしてるってのは知ってるんだぞコラ。そもそもテキスト代だってハンコおさねえケチジジィがなに言ってやがる馬鹿じゃないのか?少なくとも貴様個人に感謝する言われも、そだてられたつもりもねー。

つーかよ、俺らはお前が窓際で高っけーぴかぴかのコンピュータソリティアやる役員報酬を払うために必死こいてはたらいてんじゃねえんだよこの糞馬鹿野郎。つーかいくら子会社だからって貴様みたいなやっかい払いされたお荷物を雇う金など無駄なんだよこの無能。

いいからすぐに戻せ。今すぐ戻せ。こちとらこれ以上給料の安い会社なんざもうねえんだ。これよりわるくなるこたねえよ。いざとなったらやめてやるよ。すぐに戻せ。今すぐだ

といったことを、非常に柔らかく、ビジネス用語に訳して以下のように伝えてまいりました。

○○常務様、申し訳ありませんが少しお時間をいただけますか?

すみません、非常に重要な話なのです。申し訳ありませんが。はい。よろしくお願いいたします。

最近、○○の方々から、私の時間単価が高すぎるという苦情をいただきまして。はい、具体的な金額を受けたまわっております。それでですね、ご要望としては私と同期の他の方々とだいたい同じぐらいにまで下げていただきたいと言うお話でして。そうです。私としましてもそのようにしていただいた方が自然かと思います。

あー。そうですか。いや、私の能力を高く買っていただいているというのは大変ありがたいことなのですが、ですが……ここまで踏み込みますと越権的な話になってしまうかと思いますが、人件費が同じ以上、高価な設備は全て○○の方から貸与していただいているもので、それであまり差が出るというのはそのやはり先方としても納得しがたい所があるようでして……。

あ、はい。分かっております。研修会等にも行かせていただきました。ただ、そちらの方の請求はすべて○○のほうに行っているはずではありませんでしたっけ……? ……いや、テキストとかも申請を等していただけなかったので、自分で買っておりますので。ええ。

は? いやだから……はい。ええ。はい?おっしゃることがよく分からないのですが……?はぁ。そうですか。当たり前ですか。まぁ私はまだ経験が足りませんのでその辺りのことはそうおっしゃるのでしたらその通りなのでしょう。

……いや、それおかしいでしょう。ええ。そこまでおっしゃるなら言わせていただきますが、常務最近仕事の発注がなくなってずっとここにいらっしゃいますよね。そこから先はおわかりですよね?おわかりにならないのですか? ええ、かまいません。ここに話に来る時点で覚悟はできますので言わせていただきます。

私達はあなたの給料を稼ぐために働いている訳じゃないんですよ。いいから元に戻してください。そうじゃないととてもじゃないけど働けません。


思い出すと怒りで頭がくらくらする。てか俺みたいなガキに詰められただけで感情的になってんじゃねーよ小物が。俺は貴様の孫だっておかしくないんだぜ?馬鹿か。

こんな文体だけど、俺は会社で怒ったことは一回もない。大声を上げたこともないし、よほどのことはがまんしてきたんだけど、もーだめだ。もう頭に来て思いっきり怒鳴ってしまった。

まあいいや、こういうとき普段優等生の方が効果あるだろうし。とかもう、だめだはぐらかせないしネタにもできねーな。

ぶっちゃけ実家通いだし、こんな状態じゃもうとてもじゃないけど仕事なんて続けていけないからどっちにしたって同じだ。まだ同年は大学通ってる奴も多いぐらいだし、いくらでも働き口などあるさ。実はいつかクビになるんじゃないかと思って資格だけは山ほどとってある。まさかこんな風になるとは思わなかったけど。

とか言いつつ、すげー不安なんですけど。

というわけで決戦は月曜日

2008-07-31

学校のオベンキョーが嫌いな優等生様の謎

ダンコーガイ経済的な問題でアメリカの名門大を中退したというのは有名なはず。

だとすれば、ダンコーガイは書類上はともかく、実質的にはよくある高学歴人間だ。

大検とか中退なんてのは別に珍しいことでもない。それこそ京大にでも多くいるよ。

実際のところ、ダンコーガイが知識を披露している文章の多くは「その道の人にはイロハのイ」程度のことをわかりやすく書き直したものであることが多い。彼が「頭がいい」と尊敬されている部分のかなり多くは、「高学歴者」特有のスキルと共通する部分なのだ。


そんな人間が、どうしてことあるごとに学歴を目の敵にして、中卒を自称(これはある種の学歴詐称だと思う)するんだろうか。なんか意図があるのか。

自分もいい大学勉強したのなら、学校で学べることの凄さも限界もある程度は自分でわかってるはずだろう。


学校で学べることというのは確かに限られた知識だ。だが、それが何の役にも立たないだとか社会での優秀さと何の関係もないと言ってしまうのは言い過ぎだ。

単なる知識の積み重ねは百科事典Googleが代替できるとうそぶく奴らは、知識の恐ろしさを知らない。現代文明はまさに、古代からの知識の集積の上に成り立っているのだ。これが「つまらないこと」であると言ってしまうのであれば、世の中に面白いことなどなにもないのではないか。

また、学校勉強人格形成と無関係というのも大嘘だ。何かを一生懸命努力した人間は、怠惰に過ごした人間よりは確実に何かを得ている。スポーツ選手芸術家にたとえてみるとわかりやすい。彼らの中には社会性が欠ける人間も多くいるかもしれないが、人間性が薄っぺらい奴は少ないだろう。程度の差こそあれ、高学歴者にも似たようなことが言える。


そして、ダンコーガイを崇拝している自己啓発大好きな人たち(マッチョワナビー)の特質を見ていると大笑いだ。彼らは学歴が大嫌いだが、彼らの思考回路受験勉強パロディそのものなのだ。

よく考えてみるといい。就活オタクは、受験オタクと何が違う?セミナーで「コミュニケーション能力」や「人間力」を鍛え、ギョーカイ人とのコネを自慢する彼らは、模試や夏期講習などで予備校に足繁く通い、カリスマ講師を崇拝する受験生と何が違う?

ITのなんちゃってエンジニアたちも同様だ。「ITは学歴無用の実力の世界」というが、従来型の技術の世界なんて昔からそうだ。「大学は不要、Webで学べる」と言ってる人間も多いが、単にIT(というか一部のコーディング技術だね)が学問として未成熟で断片的な知識の集積だから、キーワード検索した結果を画面上で閲覧するだけで事が足りてしまっているだけの話なのだが。アカデミックの発祥期の真似事をしているとてもほほえましい世界としか俺には思えない。


もういい加減、学歴は役に立つか立たないかなんてつまらない二分法はやめたらいいのに。学歴ビジネスも所詮手段だろうが。勉強ができる人間と金を儲けられる人間はどっちが偉いかなんて、本当にくだらんよ。

学校裏サイトって便利だよね

いじめがあることがはっきり証拠として残ってるわけだし、誰がどれくらいいじめられてるかよくわかるし、その気になれば誰がいじめてるかもわかるきがするし。

教師側からしたら、リアルでこそこそやられるよりも、裏(だと思ってるところ)で堂々とやられた方が都合がいいんじゃなかろうか。

いくら先生には隠してるって言ったって、いじめを受ける側や優等生(笑)が告げ口すれば一発だろ。


ああ、先生どもにはいじめを見つけてもなくす気がないから無理なのか。

2008-07-29

男子クラスで理解するウェブ業界



女子版

http://anond.hatelabo.jp/20080729035820

2008-07-15

わが子を自分探し病から守る 前編

あなたも私も自分探し

あなたに漠然とした質問をひとつします。

深く考えずにとりあえず答えてみてください。

「答えはどこにあると思いますか?」

本当に漠然とした質問で戸惑ってしまったかもしれません。

でも、答えてください。

反射的に出てきた言葉でいいので何か答えてください。

何となく決まり文句で出てきた言葉でいいので答えてください。

答えましたか?

これは自分探し病にかかっているかどうかをチェックするテストです。

「自分の中にある」と答えたあなた!自分探し病にかかっています。

このテストは、速水健朗自分探しが止まらない」を読んで、私が勝手に考えたものです。かなり精度の高いチェッカーだと自負しています。実際の自分探し患者である自分自身の病理をよくよく観察して考案しました。

自分探しが止まらない」を読んで、自分自身が自分探し病にかかっていることを認めざるを得なかったのです。不本意ながら。

でも、病を自覚できたおかげで、最近悩んでいたことがすっきりしました。

娘の教育にあたっての妻との衝突の悩みです。

「これだけは誰にも負けないという何かを、何でもいいから持つべし!」というのが、娘の教育にあたっての私の方針でした。決して突飛な考え方ではないと思います。

しかし、これを聞くと妻はため息をつきます。そして言うのです。

「誰にも負けない何かなんて、私には何にも無いよ!」

たしかに妻は、勉強や運動で飛び抜けた成績をあげたこともなく、これといった得意分野もありません。何かの趣味に熱中することもありません。

では、どうして妻は、私にとってかけがえのない存在なのでしょうか。

そして、娘の教育方針はどうしたらいいのでしょうか。

現在子育て世代は、深刻な自分探し病世代でもあるように思います。自分探し病でわが子まで不幸にしないために、私の考えをまとめてみました。

あいのり」に漂う時代の空気

自分探しが止まらない」では、我々の世代はみんな、自分探し社会から強制され続けてきた世代であることを、様々な事例から明らかにしていきます。

我々の世代というのは、「あいのり」世代として区切ることができます。青春時代に放送されていた恋愛バラエティー番組が「あいのり」であるという世代です。比較して語られるのが「ねるとん」世代。

私は「あいのり」世代です。そして、「あいのり」の本質恋愛バラエティーではなく自分探しバラエティーであると、「自分探しが止まらない」は分析しています。

私は「あいのり」という番組が大嫌いですが、好むと好まざるとにかかわらず、時代の空気というものは誰もが影響を受けてしまうものです。そして、テレビ番組時代の空気を映す鏡です。極論すると、我々の世代の全員が自分探し病の患者か予備軍なのです。

ねるとん」のキーワードは「三高」、「あいのり」のキーワードは「本当の私」、ここに世代間の意識の違いがくっきりと現れます。

高身長高学歴高収入」と恋愛成立の条件を「相手」に求める「ねるとん」に対して、「あいのり」は「本当の私を分かってくれる人」といった具合に、一見すると相手に求める条件のようでいて、じつは「自分」の内面的なことがすべてであるという違いです。

就職恋愛自分探しの「あいのり」世代

私たち「あいのり」世代は、徹底した自己分析によって自分の適性にぴったりの職業を見つけて、その職業に就くことによって初めて幸せ社会人になれると刷り込まれ続けてきました。

というか、刷り込まれてきたという自覚もありません。仕事自己実現であり、答えは自分の中にあるのであり、就職活動=本当の自分探しであるという考え方に疑問すらわかない状態です。

自分探し病が重症になると、恋愛についても同じ考え方をしてしまうわけです。恋愛=本当の自分探しであり、やっぱり答えは自分の中にあると考えるのです。

常に本当の自分とやらを見つめ続け、

「よくよく考えてみたら、私にはこんな一面があると気づいたの。だからあなたとはお別れね。あなたが悪いんじゃないの、あなたを選んだ私は、まだ本当の私じゃなかっただけなの。」となるわけです。

ファンタジーのつもりだった「個性重視教育

問題をややこしくしているのが、この考え方が「あいのり」世代特有の奇妙なものであることを自覚するチャンスが無いということです。「自己分析」という自分探しキーワードを「あいのり」世代が口にしても、スルーされてしまうという罠があるのです。

罠のポイントは、「あいのり」世代の奇妙な考え方にお説教のひとつくらいしてもよさそうな50代から60代あたりの世代こそが、私たちに「個性重視」教育を施した当事者であるということです。

その世代の人たちは、ある種のファンタジーというか、ものの考え方の振れ幅の片方として教えていたつもりで、まさかそこまで本気で私たち世代が信じ込んでくれているとは思ってもいないのです。

(没個性・画一教育へのアンチテーゼという意味での)「個性重視教育

をやっていたつもりが、いつの間にか括弧書きの部分が取れて、

「個性重視教育

になってしまったのです。

ファンタジー現実になってしまったわけです。バリバリの没個性・画一教育を受けて育ってきた世代には、どうにも実感の湧かない現実でしょう。自分たちが目標に掲げて実現した世界なのに。

だから、「自己分析」というキーワードを「あいのり」世代が口にしたところで、そこに信仰にも似た過剰なまでの熱量が含まれているとは思ってもみません。文字通りの意味で受け止めて、微妙にずれた言葉キャッチボールが成立してしまうのです。ある程度の「自己分析」が就職活動に必要なことは間違いないのですから。

相当に丁寧な言葉キャッチボールをしないと、この微妙な、だけどとても大きなずれに気付くことは出来ません。

議論を台無しにする認識のずれ

このような「自分探し」をめぐる世代間の認識のずれは、自分探し病についての建設的な議論を台無しにしてしまいます。

50代から60代あたりの世代は、まだマシです。我々「あいのり」世代が抱えている「自分探し」観を懇切ていねいに説明すれば、

へぇ?、そんな風に考えていたんだね。思っても見なかったよ。」と素直に受け止めてくれる人も少なくありません。

問題は「ねるとん」世代です。「ねるとん」世代は、「自分探し」がブームになった世代なので、「自分探し」について自分たちの世代もよく知っているつもりです。「深夜特急」が青春時代に刊行され、そのマネをして旅に出たという友達がまわりにたくさんいた世代です。

だから、自分探しについて自分なりの考え方を既に持っています。そして、それを語り尽くしたら、議論をおしまいにしてしまうのです。

自分探し?そんなものは俺が若い頃にもあったし、俺もかぶれた時期があった。あんなものは一種の通過儀礼で、いつまでも自分を探しているやつは甘えているだけなんだよ。」みたいな感じです。

たしかに「ねるとん」世代が青春を謳歌していた頃に「自分探し」はブームになり、「ねるとん」世代も多くの人が自分探し病にかかりました。

しかし、まさに「ブーム」でした。

ねるとん」世代の多くは「ブーム」として自分探し病にかかり、「ブーム」だからこそ、しばらくすると熱は冷めていったのです。

自分探し病がそのまま重症化してしまった人も、もちろんいました。オウム真理教に入信してしまった人などです。ただし、それは特別な存在でした。

しかし、我々「あいのり」世代は、自分探しこそが幸せへのパスポートであると社会全体が大合唱している中で青春時代を過ごしてきました。今の大学生にいたっては、物心ついてからずっとです。

自分探し病の病原菌に、いつか治すべき流行病として感染したのが「ねるとん」世代。素晴らしいワクチンであると学校で接種されて感染したのが「あいのり」世代なのです。自分探し病にかかるということの意味合いが全く違ってくるのは当然でしょう。

そのあたりの認識のずれに気付かないまま自分探しを論じているブログがたくさんありました。

404 Blog Not Found

「探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない」

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51003082.html

Baldanders.info

「『自分探しが止まらない』を眺める」

http://www.baldanders.info/spiegel/log2/000376.shtml

どれも、我々「あいのり」世代の自分探し観と微妙にずれた、彼らの世代の自分探し観を前提として持論を展開し、議論を切り上げてしまっているように思えます。

適応しすぎた私と背中を向け続けた妻

自分の病理として捉えつつも、このように冷静に分析できたのは、私が自分探し病にかかりつつも、それほどこじらせないで済んでいたからです。

妻のおかげです。

私と妻、それぞれがまったく違う生き方をしてきたのが功を奏しました。

私は圧倒的な優等生としてずっと生きてきました。常に学級委員を務めていて、勉強も出来ました。しかも、好奇心旺盛で何にでも興味を持ち、個性的と賞賛される発想を、ずば抜けた行動力と調整力によって実現してしまう伝説級の優等生でした。運動神経は全くありませんでしたが、スポーツから逃げるのがしゃくで、中高と運動部に所属して、それなりにこなしていました。

あくまで事実を書いただけですw

より適切に表現するならば次のような感じでしょうか。

キモオタなんだけど、やたらと行動力があって、運動以外のスペックが全般的に高くて、何より精神的なダメージへの耐性がむやみに高いせいで、周囲の微妙空気も含めて力技で引っ張り回して、何だかんだで思い通りにしてしまう人間でした。

要するに、「あいのり」世代が受けてきた「個性重視教育」に、これ以上ないくらいに適応した人間だったのです。学校が楽しくて仕方ありませんでした。

就職するときには、超氷河期の中でしたが、おもしろそうだと思った仕事にすんなりと就くことが出来ました。今も仕事が楽しくて仕方ありません。

一方、妻は、勉強も運動も人並みで、特に何かに熱中することもなく、至って普通に生きてきました。学生時代に何かを成し遂げた思い出も無いそうです。

なんとなくいくつかの会社を受けて、内定をくれた会社就職し、しばらく働いてから寿退社。今は専業主婦です。

要するに、「個性重視教育」に背中を向け続けてきた人間なのです。学校では先生のお説教憂鬱で仕方なかったとのこと。

相変わらず我が道をばく進する大学生だった私が、ひょんなことから出会った専門学校生の妻に交際を申し込んだ理由は、そんな妻の普通すぎる価値観が逆に新鮮だったからでした。

まぁ、正直なところ妻の美しさが最大の理由でしたが、新鮮な価値観に魅力を感じたのも嘘ではありません。妻としても、私のキモオタぶりも含めて、すべてが新鮮だったからOKしたそうです。

私と妻の価値観のぶつかり合い

実際に交際を深めていく中で、かけ離れた価値観をぶつけ合うことが、やはりとても生産的なすばらしい行為であることを知りました。というか、妻がここまで徹底抗戦してくるとは思っていませんでした。

私が積み重ねてきた経歴や、獲得したたくさんの語彙や、膨大な知識に、まったく臆することなく、というか意味を見出さず、ひたすら一つのことを問いただし続けるのです。

「あなたは私を幸せに出来るの?」

そのあまりにシンプルな問いと向き合ったおかげで、私の自分探し病は悪化しないですんだのかもしれません。

「あなたは私を幸せに出来るの?」

「俺には輝かしい学歴があるからね。」

「あなたの大学卒業生はみんな幸せになれるの?」

「いや、これが結構残念なことになっちゃう人も多くてね。

だけど、俺は違うよ。就きたい職業イメージもしっかりしているし、そこに向けた努力もきちんとしているし。」

「あなたの希望通りの仕事に就けたら、私を幸せに出来るの?」

仕事はおもしろそうだし、お給料は人並みにもらえるらしいし、安定している業界だし、忙しい職場だけどそれなりに家庭生活とのバランスもとれるっぽいから、大丈夫だと思うよ。」

「本当に?」

「たぶん…。」

「私を幸せに出来るの?」

「いや、そう言われると…。これから社会がどんな風に変わるか分からないし、仕事が自分にとって本当におもしろいかは入社してみないと分からないし、それなりに出世するつもりでいるけど、学歴とか関係ない職場だし…。言われてみると…。」

真剣に具体的に考えて、私は愕然としてしまいました。

私にあるのは可能性だけで、何一つ確実なものは無いのです。

輝かしい学歴も、個性的な発想力も、築き上げた人脈も、彼女幸せを約束するための十分条件にはならないのです。いや、必要条件ですらないのです。

三段跳びに例えると、助走で最高に気持ちよく走ってきて、スピードものってタイミングもばっちりだけど、ホップステップジャンプでうまく跳べるかなんて、踏み切ってみないと分かりはしないってことに、初めて気付いたのでした。

走ることと跳ぶことって全く別のことですもんね。うまく助走出来た方が、うまく跳べる可能性が高くなるというだけです。うまく助走できていたのに、うまく跳べないことなんてざらにあります。一方で、助走ではいまいちスピードがのらなかったのに、うまく跳べてしまう人も少なくありません。

更に言えば、ホップステップまではうまく跳べたのに最後のジャンプで大失敗なんて、歴史教科書ではむしろ多数派です。

何はともあれ跳ばなきゃ話にならない

そんな問答を彼女としながらも、私はとりあえず就職活動を進めていて、希望通りの業界内定をもらいました。

しかし、内定を手に大学4年生となった私に、トラブルが発生したのです。勉学以外の活動が面白すぎて夢中になっているうちに、最後の一年でとるべき単位が大変なことになっていたのです。時間割のすべてのコマをパズルのように埋めて、すべての授業で単位を獲得できれば卒業できるという状況でした。

跳ぶことの怖さに気付いてしまった私にとって、そんな状況は、跳ぶのを止めて、とりあえず助走を続けるのにぴったりの理由に思えました。

その年度の卒業は諦めて、もう一度就職活動を仕切り直そうと思ったのです。自分探しを延長するのにぴったりの大義名分だと思ったのです。

三段跳びの踏み切り板が近づいてくると、もう少し走れば、もっといい感じのスピードタイミングになるかもしれないと思えてきたりもするのです。

内定した会社より、重役面接で落とされた別の会社の方がやっぱり自分にあっている気がしてきてみたりするのです。

そんなことを彼女にほのめかしてみたところ、一喝されました。

「何が何でも卒業して就職した方がいいと思う。最初から留年するつもりなんだったら、別れる。

だって、就職留年して別の会社内定したところで、幸せを約束できるわけじゃないのは一緒でしょ。試験勉強応援するからさ。」

彼女がそういうんだったら仕方ないというか、そうした方がいいことは薄々気付いていて背中を押してもらったというか、私は卒業に向けて全力投球することになったのでした。

そして、私は無事に大学卒業して就職し、今に至るというわけです。彼女、つまり妻が一喝してくれて本当に良かったです。

助走って楽しいんですよね。でも、助走はしょせん助走なんです。助走としての個性重視教育にしろ詰め込み教育にしろ、過剰に最適化された私は、走ることがあまりにも心地よかったこともあって、跳ぶことをついつい先延ばしにしてしまうところだったのでした。

たしかに、踏み切り位置がきっちり決まり過ぎていた頃は、それゆえの悲劇もあったのかもしれません。

足のタイミングが踏み切り位置にたまたま合わなくて失敗したとか、もう少し長めに助走していたらスピードがぐっと上がっていたはずだったとかです。

だから最近は、そのあたりの悲劇を無くすために、踏み切り位置をきっちり決めないでOKとする風潮になってきました。

でも、何だかんだ言って、結局は跳ばなきゃ話にならないのです。

「もっと真面目に助走しろ!」と怒られ続けてきた妻にしてみると、それほど意味がないように思える助走なんかさっさと切り上げて、早々に跳んだ方がいいに決まっているのでした。

ということで、妻に一喝されたおかげで、私は自分探し病をこじらせないで済んだのでした。

でも、いまいち問題の本質を理解しないままでいて、危うく娘まで自分探し病的な考え方に押し込めてしまいそうになっていたところを、再び妻に一喝されたというわけです。

「誰にも負けない何かなんて、私には何にも無いよ!」

「誰にも負けない何か」を求めたくなる理由

「誰にも負けない何か」というのは、私がずっとすがりついてきたキーワードでした。

閉塞感が漂う時代は、多くの人が確実そうなものにすがろうとします。医学部が人気になったり、公務員試験競争率が高くなったり、金相場が上がったりします。

でも、私たちの世代は、「すがれそうな確実なもの」という幻想をことごとくぶち壊された世代でした。

私たちが大学受験をした当時は、医者余りで食いっぱぐれる医者も出てくるなんて言われていました。

学歴は、無くて困ることはあるけど、あったところで何かを保証されるわけで無いことを、みんな知っていました。

大規模リストラニュースが毎日のように流れ、終身雇用の原則は、音を立てて崩れ落ちていきました。

そもそも、大企業自体があっさり潰れる実例をたっぷりと見せつけられました。

かといって官僚も、天下りありきの賃金構造モチベーションが維持されていて、そんないびつな構造を維持できるはずがないと、みんな薄々気付いていました。

そんな状況と、骨の髄まで染み込んだ個性重視教育から導き出されたのが、「誰にも負けない何か」という考え方なのです。

確実なものなんて望めない世の中だけど、それでも望もうとするのならば、努力によって磨き上げられた圧倒的な才能くらいでないとすがりつくことは出来ないという悲壮な認識です。

でもね、そんなものに手が届くはずがないのです。認めたくないですけど。

だから、妻の反撃は私を追い詰めていきます。

「誰にも負けない何かなんて、私には何にも無いよ!あなたにはあるの?」

「Aの分野における、Bという条件での、Cなら誰にも負けない自信がある!」

「随分限定するのね…。そこに需要があるの?」

「ある!…はず。」

「食べていけるの?」

「…いけると思う。」

子どもの学費もあるんだよ。」

「いける…ん…じゃないかな…」

「厳しいんじゃない?」

「まあ…ちょっと…覚悟は…しておいて…」

それなりにスペックが高いと自負している私は、努力さえすれば「誰にも負けない何か」が手に入ると思っていました。でも、ちょっとやそっとでは「誰にも負けない何か」なんて到達できるはずがありません。

そこで、私はニッチ路線をひた走る戦略へと方針転換したのでした。数は少ないけど熱烈に支持してくれそうな見込み客がいて、市場としてこれから成立しそうな分野に、今から開拓者として乗り込んでおこうというわけです。この方針転換自体は間違っていないと思っていますが、もはや「すがりつける確実なもの」というレベルの話でないことを、認めざるを得ません。

というか、「一生安泰」のためには、「誰にも負けない何か」を「ある程度維持し続ける」必要があります。一発屋が、むしろ不幸へとつながりやすいことをみんな知っています。かといって、「誰にも負けない何か」を「ある程度維持し続ける」という生き方は、もはや普通人生以上の修羅の道です。

要するに、「誰にも負けない何か」なんて見果てぬ夢であって、それを目指すことは悪くないけれども、それを必ずつかめるはず、それをつかんで初めて幸せになれるなんて考えるのは大間違いだということです。

でも、なにか確かなものが欲しい!

そこで頭に浮かんだのが、「誰にも負けない何かなんて何も無い」妻が、私にとってかけがえのない存在であるということでした。

どうして妻は私にとってかけがえがないのか

私にとって妻がかけがえのない存在である理由を考えてみました。

私は常に暴走モードに入っています。ふと思いついた楽しそうなことに向かって、闘牛のようにとりあえず一直線に向かっていきます。

そんな私の背中にまたがった妻は、時々私の耳たぶを引っ掴んで大声で叫ぶのです。

「あんたバカぁ!?そっちに行ったら危ないでしょ!ちゃんと前見て走りなさいよ!」

妻を背中に乗せていなかったら、私は壁に激突しまくって瀕死の重傷を負っていたことでしょう。

一方で、私の背中に乗っていなかったら、自力で前に進むのが苦手な妻は、その場に座り込んでため息ばかりついていたことでしょう。

今となっては、これ以外考えられない組み合わせです。

「誰にも負けない何かなんて何も無い」妻ですが、私を操縦することにかけてだけは、誰にも負けないわけです。

一方で、こんなきっついツンデレ妻を背中に乗せていられるのは私くらいだという、妙な自信もありますw

もちろん、最初からこの組み合わせがうまく機能していたわけではありません。長いつきあいの中で、お互いに激しくぶつかり合って、お互いに譲り合ったりしていく中で、何とか作り上げたギリギリのバランスです。

自分らしさの大切な要素だと思っていたものを、それぞれが泣く泣く諦めたりして今があるのです。そして、これからもぶつかり合いは続きます。

そうなんです。ぶつかり合いは続くんです。あらゆる状況は常に変化していくわけで、最高の関係を築き上げたつもりの私たちの間で、微調整どころではないぶつかり合いが、これからも発生し続けることは間違いないのです。

結局は、個人と個人とが直接ぶつかり合って作り上げた関係性の中にしか、確かなものなんて無いというのが私の結論です。そして、それは常に揺らぎ続けるものであって、確かなものにし続けるために不断の努力が欠かせないものなのです。

不断の努力無しには崩壊してしまうものが「確かなもの」であるかは微妙なところですが、わが家では、その程度の「確かなもの」で十分とし、それ以上のゆるぎない何かを求めるとろくな事にならない気がします。

答えはどこにあるのか?

私たちが探し求めている「自分」というのは、結局のところ「存在意義のある自分」なんですよね。

そして、それは「自分の適性を最大に生かして仕事をすること」とか、「誰にも負けない何かを身につけること」とか、「自分のすべてをありのままに受けて入れてくれる恋人と出会うこと」とかではなくて、「大切にしようと決めた人と、お互いがお互いにとって大切であり続けるためにもがき続けること」でしか手に入らないものなのです。

かといって、「キミとボクの関係世界のすべて」だなんて、そこに過大な意味を見出そうとすると、また妙なことになってしまいます。

そうではありません。あくまで、世界のすみっこで生きている個人同士が、その存在の小ささを受け入れた上で、お互いの存在価値を認め合って、それに見合った努力をし続けるということなのです。

「答え(=「存在意義のある自分」)は、どこにあると思いますか?」

という質問に改めて答えるならば、「大切な人と自分との間」にあるといったところでしょうか。

追記 わが子を自分探し病から守る 後編へ

後編へのリンクを忘れていました。

増田なもので、すみません。

わが子を自分探し病から守る 後編

http://anond.hatelabo.jp/20080715002502

2008-06-29

http://anond.hatelabo.jp/20080629232544

さっそく典型的優等生が集まった。

このようにして、批判能力のない人は

努力なしでも頭はいい人はいる」と誤信してしまうわけである。

そして、自らも手を抜いてどんどん差をつけられていくのであった。

裏付けを手伝ってくれるとはありがたい。

http://anond.hatelabo.jp/20080629230843

俺「昨日勉強した?」

優「いや、全然(さぼったり)してないよ」

優等生勉強時間ははんぱじゃない。

いつも騙されるのはそこそこのお人よし

社員「今までに何か、努力などはされたんですか?」

役員「いや、全然(語学勉強などは当たり前のことだったから)してないよ」

http://anond.hatelabo.jp/20080629225347

だよなー。俺の半生、優等生にずっと騙されつづけてただけだものな。

2008-06-27

何かを目指して行動するのがちょー苦手。

いったんやることが決まれば全力をつくしてそれなりの結果も出すので

周りからは割と評価されている。

でも内面はぺらっぺらで「とりあえずがんばっとけ」ってかんじでやってる。

更に言うと「がんばっときゃ文句ないでしょ」みたいな。

ポリシーとか全然ない。芯もない。

何を目指すのかあいまいなままで

あっち行きこっち行きフラフラ適当就活してたら、

6月現在いただいている内定は小売店1社のみ。たぶんブラック

なんでこうなっちゃったのかなーと考えてみた。

(1)子どものころ器用貧乏だった

(2)特殊な環境の中で演技しすぎた


(1)はそのまんま。

公文に通って上の学年の問題を解いてたぶん、

小学校では全然苦労しなかった。

バカみたいに懐っこかったから先生にも好かれてたし、実技も得意だった。

なんとなーくで優等生でいられて、非常に生きやすかった。

「汗水たらして必死でがんばる」みたいなのはあまりなかった。

中学校高校は私立のとこにいった。

(2)に特殊な環境って書いたけど、まぁいわゆる宗教系の学校だった。

宗教系って言ってもいろいろなとこがあると思う。

うちの学校の場合、きちんとした信仰心を持っている子がほとんどだった。

宗教に関して半信半疑だった自分は、染まるでもなく、拒むでもなく、

とりあえず信じてるふりをすることにした。

だって友達も先生きれいな心で信じてるんだもん!

ここで「え? この教義おかしくね?」とか言ったらマジKY

そんなわけで清く正しいふりをして6年間すごした。

周りの清く正しい信仰を持つ人々には明確に目指すものがあって、

自分にはそれがなかった。必死で持ってるふりをした。

ここで育ててしまったのが「とりあえずがんばっとけ」とか

「がんばっときゃ(信じてないってバレないし)文句ないでしょ」みたいな

人を舐めた根性だったのかなあ、と思う。

あのころ勇気がなかった。

自分のとなりにいる優しい女の子や、まっすぐな男の子を戸惑わせたくなかった。

彼らが一番大事にしているものを否定するようなことが言えなかった。

今だったら言えるかな。いやまだちょっと怖いかも。

生い立ちのせいにしてるようでちょっと微妙なんだけど、

地に足が着いてない状態を打開したいっていう思いはある。

これからどう生きるか! 

いっそ信じちまえばいいのか! 

いやでもやっぱりそれはむりだー

とか悶々としながら進路を考えてる。

今ひとつ思うのは、自分が育ってきた学校に戻って、昔の自分と同じように信じられなくて苦しんでいる子供の背中を押してあげたいなーとかそんなこと。

2008-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20080505015245

そういう仰々しい次元の話ではなくて、自己紹介やら就職活動採用面接

リア充が自らの経験を踏まえた説得力のある主張をすることができるのに対し、

俺にはそれに値する経験がない。

優等生」と言われるだけあって勉強しか取り柄のない人間だからな

高学歴リア充は「優等生」などという嫌みったらしい呼ばれ方はしない)。

で、結局は面接マニュアルの受け売りになってしまい、低い評価しか得られない。

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