名前を隠して楽しく日記。
元増田の件に関してはDeepLに突っ込んで解決レベルの翻訳者なのかなーとも想像するけど。
でも、翻訳者からすると、「発注側はDeepLに突っ込んで終わりと思ってるけど、それじゃ全然ダメだよー。理由も説明できるんだけど、説明のチャンスがない」と思うことがいろんなところで割とあり、
どうやってそこを説明させてもらえるだけの信用を得られるか、どうやって理解してもらうか、頭を絞ってるんだよー。
もちろん言語能力高くて、機械翻訳を使いこなしつつ問題点をつぶして高い水準の翻訳を出せる人は、専業翻訳者以外にもいっぱいいる。けど、そう思い込んでるだけの人の割合が高い。
どういう気持ちで書いたの?
言論の自由ってのはお前がバカにされない権利じゃないとか、散々言われたと思うけど、まだわからんのか。
「これワイは嫌い」や「お前の発言はクソ」と
大きな隔たりがあるんだよ。
久しぶりに鳥肌たった
毎回そこに言及してるのは単に問い合わせが多いからやろ。非保持非通過はいまクレジットカード決済やるならやってない方がおかしい
今回も、自社で管理している部分が攻撃されました。特にクレジットカード情報が漏れていないと何度も言われているのは、そこを自社で管理せずに専門業者に任せていたことが大きいわけです。
バックれるだけでなぜダメなのか
「翻訳専任の時短ワーママ」が切られている話、事業会社内勤務の翻訳者としても頭が痛い。
GPTによる翻訳(特に素人が工夫なくGPTを使って出力する翻訳)の間違いを指摘して、よりよいアウトプットを出すことは当然できるんだけど、翻訳発注側部署はそれを求めなくなってくるんだよな。よくて、以下のような対比になる。
前はほぼ後者しかなかったし、機械翻訳は結局手直し必要なのが明らかで使い勝手悪かったけど、今は技術やUIの向上で、担当者の独力でいろいろできるようになってきた。
それでも人力の方が質は高いはずなんだけど、やりとりめんどくさくて遅いし、「翻訳うまくできるよー」の価値がどんどん下がってきた。
翻訳の質の低さがこういうリスクになるよー、とか、質が高いとこういうリターンがあるよー、とか、定量的に言えないと説得力ないよね。でも無理だなあそれが。
ここから脱線だけど、そうやって人力翻訳の価値が下がった結果、機械翻訳で出力されたbrokenな日本語UIのウェブサービスが多い。ああいうの見て若者が育つのどうなん、と思っちゃう。
入管の外国人支援ポータルサイトなんかも、予算がないから機械翻訳使ってて、ほんとめちゃくちゃな外国語が出力されてて、お金の無駄。それだったら各利用者に機械翻訳あててもらうの前提にして、英語だけハイクオリティで出す方がよっぽどよい。
活発なコミュニケーションによって日本語が変化してくのはいいんだけど、機械翻訳の流暢性の低さのせいで崩壊した日本語が溢れていくのはしんどい。