2024-08-31

デブは食いすぎてるだけ。食い足りない分は水でも飲んでろ」がマジでその通り過ぎた。それに気づいて3年したら体脂肪率30%(日によって28~32%)→20%(18~22)になったわ

3年前にあすけんの女に食ってるもの伝えたら「毎日1000キロカロリー多く食ってますね。点数は10点です」と言われて「は?なんやコイツ?」と思ってたんだが、言われるままに食う量減らしても別に問題なかったからまあその通りだったっちゅーこっちゃな。

俺の中に漠然と「男は毎食ハンバーグ定食で丁度いいぐらいだし、運動してる人はそこからおやつラーメン大盛り加えると丁度いい」みたいな感覚があって、それが「食いすぎ」を測る物差しになってた。

少なくとも学生時代はそれで問題なかったんだけど、30ぐらいからブクブク身体デカくなっていって、健康診断でも呼びつけられるようになったんよね。

それで医者に「お前、食いすぎ。痩せろ」って言われてさ、じゃあフットサルジム後のラーメンプロテインバーにでもしとくかぐらいに考えてたの。

だってメシってはお腹を一杯にするためのものなんだって育て方されてたし、適切な摂取カロリーは俺の体が一番良く知ってるとオヤジや友人も言ってたから。

痩せやすい人、太りやすい人、ギャル曽根みたいな異次元の生き物、そういう個体差を考えたら自分満腹中枢が一番信用できると。

でもさ、やっぱ直感じゃなくて科学の力が必要なんだよな。

人間中年になるとドンドン壊れていくんだわ。

俺は生物学とかよくしらんけど、生存競争的な奴の中で「中年以降の連中は生殖活動をするための身体から、産まれてきた子供を守るために肉盾になるための身体に変化した方が種として生き残りやすい」みたいなのがあったんだと思う。

遺伝子からコイツもうジジイから少ない食料でも生きていけるような身体にしようぜ。だってもう精子も腐ってるじゃん?新陳代謝下げてけ」と命じられるままに俺の体は食っても太らないスポーツ青年からデブ天才へと組み替えられていった。

それは俺だけの話じゃなくて、皆そうなんだよな。

体重あたりの基礎代謝係数みたいなのをググったら、成長期と中年で倍ぐらい違うんだわ。

子供が小さい体にバクバク詰め込んでどんどん筋肉つける横で、ジジイ筋肉作るのもサボってひたすら脂肪を溜め込んでいくように人類最初から作られている。

それを科学はとっくに明らかにしてくれてたけど、俺は仕様通りにバグっていく自分の腹具合を信じ続けてみるみるうちに太鼓腹のデブオヤジだ。

1000キロカロリー減らすっていうのはハンバーグ定食1個分減らすってことだよ。

途方もなく聞こえる。

ご飯にして2合だ。

無理だろと思った。

でも調べていくと、なんか俺食いすぎてるなって漠然と分かってきた。

ご飯パン意識的に半分にすると結構減らせるんだわ。

たとえば朝ご飯にしょっぱいパンと甘いパンを両方食ってたのを片方だけにするとか、半分は残しておいて明日食べるとか、そういうのを積み重ねていくと、確かに1000キロ減らせたんだよ。

なんでそんなに減らせたのかっていうと、最初からそんなに食う必要がなかったからとしか言えんね。

「大盛り無料なら大盛りにしないと損」

「特盛でも料金変わらないなら絶対特盛」

ラーメン食うならチャーハン餃子必須

「揚げ物食うならビール必須

人工甘味料健康に悪い」

「箸を置くのは限界が来た時」

相撲部屋台所にでも貼ってありそうなデブによるデブのためのデブの誓いを俺はずっと守っていた。

子供の頃に親から食いっぷりを褒められたときにでも産まれた「とにかく食わなければいけない」という謎の強迫観念、それに男社会馬鹿生き様を煽るスローガン、呪われていたと言ってもいい。

あすけんの女が課してくるカロリー制限は確かに厳しい。

「これしか食えないの?」って気持ちには今でもなる。

でも同時に「これだけしか食わなくてもいいんだ」という福音でもある。

「腹一杯まで食わなきゃいけない」っていう謎の焦りが俺の食生活にずっとつきまとっていた。

満腹になる前に食うことをやめたり、カロリーを気にして選択肢を変えたりするのは、ストレス自分の体を破壊する自傷行為とさえ感じていた。

でも、逆だったんだわ。

俺は男社会で生きるうちにいつからか「腹いっぱい食うことは絶対に正しい」っていうハライッパイ教に入信させられていた。

俺の中にある無数のクソデブスローガンも、カルト教団ハライッパイ教によって刷り込まれものだったんだろう。

俺は洗脳されていたんだよ。

でも、目の前に具体的な数字として「貴方摂取カロリーオーバーしてます毎日1000キロオーバーしてます」と毎日見せられることで、正気に戻れた。

デブは食いすぎてるだけ、俺はこれをカルト教団デブシネ教が唱える教義であり、奴らはKKKの如き凶暴さでデブ社会から排除したくてしょうがない異常者なんだと思っていた。

違うんだよ。

俺達デブが、狂っていただけなんだ。

世の中のデブが全員そうなのかは分からないけど、「食いすぎてるから少しは減らしたら?」と言われてキョトンとしたり怒り出すようなデブはさ、狂ってるんだよ。

俺は狂っていたんだ。

大抵のデブは、食いすぎてるだけだ。

食いすぎてるからデブなんだし、食いすぎるってのは別にそんなに幸せなことじゃなくて、ハライッパイにならなきゃ駄目だっていう強迫観念に突き動かされた不幸な生き方なんだ。

イカレた中年満腹中枢を満たす目的で飯を食うなんてのは、スタミナを消化するために退屈しながらスマホゲームを遊ぶように無意味なんだ。

腹にスペースがあったら埋めなきゃいけないなんて考える必要はない。

必要カロリー科学的に把握していればいいことであって、ぶっ壊れた身体感覚なんぞを信じても地獄に落ちるだけだ。

デブという無限地獄、食えば食うほどに胃が膨らみ、消化機能破壊しながら必死に満腹を求めていく自傷行為

そんなのは辞めろ。

カロリー管理して、腹が減ったら水を飲め。

大抵のデブはな、食いすぎてるし、水を飲まなすぎるんだ。

コーラを飲んでも糖分の分解に水を使うから結局喉が乾くんだ。

水を飲むんだよ。

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