2021-04-12

弱者男性だったけど障害者になって救われた

元、弱者男性だった

年収250万、非正規雇用高校中退ブサイクコミュ障中学不登校

もちろん彼女いない歴=年齢

彼女どころか友達も居なかった

家族仲は最悪で、俺が中学を上がる頃に両親は離婚母親パチンカスで、父親前科持ち。妹は俺が家を出た2年後に失踪した。今も行方知れず

高校中退してすぐは肉体労働をしていたが、ヒョロガリ虚弱で1年も経たずにバックれ、それから非正規事務職を点々としてきた

競争相手主婦

出産キャリアを断念した系の共働き主婦が多い。奴らは四大卒元正社員だったりする

子持ちの主婦(大卒)と中卒の俺だと、大抵俺が負ける

条件の良い事務職ははなからそういう女目当てで、俺がありつけるのは人が入ってもすぐやめるような労働環境給料も周りより一段低い仕事だけ

生きてはいけても貯金は出来ず、惨めで無意味人生だった

そんな俺の転機は35の時の交通事故

歩道を歩いていて、はねられた

救急車病院に運び込まれて、意識が戻って2日後に、身体自由は戻らないかもしれないと言われた

初めはもちろん絶望した

何もない俺から健常な身体まで奪うのかよと世の中の理不尽を呪った

俺の見舞いに来るやつなんかいなくて、上司が一度来たぐらいだった

そのこともより一層俺を惨めな気持ちにした

隣のベットが、男子高校生(イケメン)と、現場作業中に事故ったDQNだったからなおさらだった

高校生の方には、彼女同級生先生しょっちゅう顔を見せていて、DQNDQN上司や同僚や友人や家族毎日しかけていた

俺はそいつらよりもよっぽど重症だったのに、親すら見舞いになんか来なかった

入院差し入れなんかもなかったから、看護師が同情して持ってきてくれた小説を読んで暇を潰した

子供向けじゃない、字の小さい本なんか読んだのはその時が初めてだったと思う

それから看護師と貸してもらった本の話をするようになった

その時の白衣の天使が今の妻ーーなんてことはなくて、看護師は男だったわけだが、そういうふうに雑談をできる関係自分にとって初めてだった

リハビリも始まって(残念ながら脚は殆ど元通りにはならなかった)、理学療法士とも関わるようになった(このとき初めて女性とまともに話した)

リハビリはとてもキツかったが、理学療法士に褒められるのは悪い気はしなかった

俺が努力してこなかったせいもあるがーーー、「努力して褒められる」という経験を初めてした

「達成感」というのはこれか、と思ったのを覚えている

気づけば入院生活楽しいものになっていた

毎晩朝が来るのを待ち遠しく思いながら眠りについた

多分向こうからしたらなんてことなコミュニケーションだったが、俺にとっては新鮮で、「こんなに人と話せるのだ」と誇らしくすらある出来事だった

少しだが、隣のベットのおじさん(その時にはもう配置が変わっていた)と話したりもした

担架で入院して、退院車椅子だった

入院期間が結構長かったのでちょっとしたお見送りまでしてもらった

事故結構お金が入ってきていたので

そのお金車椅子で暮らせるアパート引っ越し、2年ぐらいは無職をしていた

役所福祉課の人やソーシャルワーカーなんかにはかなりお世話になった

公務員なんてやな奴ばっかりだと思っていたが、本当に親身になって貰った

色々あって、今はパソコン関係資格を取って在宅で働いている

といっても、小遣い程度の稼ぎで、ほとんど税金頼りの生活だが

車椅子ユーザー身体障害者のコミュティにも参加して、月1、2度は外出している

最近はなろうで小説を書き始めた

今も彼女は出来ていないし、コミュティの外で会えるような友達という友達はいない(むしろコミュティでもちょっと浮いてると思う)

相変わらず社会的には弱者で、むしろ健常者の底辺だった頃よりもずっと困難が多く、給料も低いけれど、生きていてそこそこ幸せ

でも、自分にとっての不幸は金や彼女が無いことではなく、人と関わることを無闇に恐れていたことだったのだと気づけた

多分事故きっかけに過ぎなくて、障害理由否が応でも人と関わる機会が増えたことが良かったのだと思う

障害者になって、俺は救われた

  • がんばってるやん

  • 「障碍者になって俺は救われた」と聞いて幽遊白書のヒロインを思い出した

  • 色々ほんとうに大変でつらい目にあって、それをプラスに変えられて前を向いていける増田はつよいし、えらいね。

  • 障害がなかった状態を弱者男性といえちゃうのがすごく不思議 今のほうが物理的にできないことが多いのでは やっぱりコミュニケーション障害的なものをさして「弱者」と自称してる人...

    • 「俺こそが弱者だぞ!」って自称するだけの人ばっかりだったよな 今回の騒動の完璧な総括だね

      • まとめ 自称弱者男性の健常者は救う必要なし そもそも、男かつ健常者という強者属性を2つも備えている時点で弱者でもなんでもないのよ そんな生来的強者がまともな職に就けなかっ...

        • 50超えて、独身童貞、異性愛者で同性愛者と勘違いされ、こんなやつ首にしてもいいと、簡単に何度も解雇されますが、弱者ではないらしい。

          • ちなみに50超えた

            • 変な話だが、踊りながら、きみ解雇!という間隔で解雇するやつもいる。それが日本。

              • 踊りながら、歌って解雇♪といっても、業務上の命令で、解雇は解雇で、相手に与えるダメージはすさまじいよ。

                • 不当解雇ならユニオンか弁護士テラスにいって訴訟すれば? まちがえられるような自分が悪いから正当な解雇だったとおもって訴訟していないの?

          • 解雇された理由を「同性愛者であると誤解されたから」だと思ってるの? 自分自身の同性愛者差別を雇い主に投影してない?

            • それはそれで、別な理由がある。解雇されたから同性愛者って理屈が通らないだろ。何年1つの会社にいると思ってんだ?

              • ちなみに、法律的な問題でガチでいうなら、残念だが別な人だ。解雇したのと、同性愛者とまちがえたのは別な人。

                • なら自分が弱者であることの根拠として同性愛者と誤解されたことをあげるのは、あなたが同性愛者に対して差別的な感情を抱いていることの告白でしかないじゃん 気づこう?

        • こういうのを見てると「男」って強者属性じゃなくて攻撃用ターゲットマーカーだって事がよくわかるわ

          • 「男」を攻撃用ターゲットマーカーだと思ってるやべーヤツが居るってだけだろ 逆に「女」を攻撃用ターゲットマーカーだと思ってるヤベーやつもたくさんいるぞ 俺はおまえみたいな「...

          • サンドバッグとはよく言われますね。 夫にはいくらモラハラ発言しても言われる夫が悪いという風潮もある。

          • 男であるしかアイデンティティをもてないようにふるまう増田はそうやろなぁ 日本人であることしかアイデンティティをもてないようにふるまうネトウヨと同じたぐいの人間だろうとお...

        • 貧乏だろうが障害があろうが努力ができなかろうが、どのような人間でも救われる権利がある、生きていく権利を保証するってのがリベラルの理念だろ

      • マジで増田だって痩せて綺麗な服着て髪短くして明るい表情になればほとんどみんなイケメンだと思うんだけどそれ書くと否定される

  • よかったねえ。人生何がどう転ぶかわからんもんだな。

  • 良かったね

  • コミュ障っつーか単に人との関わりレベル1ってだけなんじゃないか?前向きで尊敬するよ。幸あれ!

  • 出だしが岡林信康さながら

  • 事故は気の毒だけど、昔より生きてて楽しいならよかったな

  • タイトルした読んでないけど俺も障害者になって救われたわ 生活保護受給して働かないで毎日ゲームして漫画読んで過ごしてる

  • 弱者男性のつらい原因は弱者認定されずに怠惰と見られることなので、障碍によって弱者認定されて救われるのはよくわかる

  • 心ひとつ、とらえ方ひとつに、幸不幸は左右される。 とはいえ、体の不調が心を不調にしがちなので、この平穏をキープしている増田はすごい!

  • 俺も障害者になったんだけど、(モテとか、女に優しく、みたいなのを気にしないですむようになったから)クソフェミどもに我慢ならなくなった。

  • なんやええ話やんか かんばってんな

  • 何がすごいって、さらに過酷な状況に追い込まれたと解釈することも十分可能な現状でも、それを肯定している増田

  • 俺は精神の障害だけど身体障害の人は羨ましいなと思う。怒られるかもしれんが。 いまは障害者雇用で働いてるけど見た目で分かる身体障害の人は先天・後天問わずみんな自信に溢れて...

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