2019-07-22

左派若者から支持されなくなった理由

若者は皆、多かれ少なかれ、生まれとき左派である

何を言っているのかと思われるかもしれないし、明確な統計データを持っている訳ではないか体感に過ぎないけれど、

中学校教育現場に携わっていると、少なくとも小中学生の大半は左派思想である

何故なら、学校教育バリバリ平和教育を行い、戦争を先導した右派批判を行っているからで、

例えば沖縄への修学旅行後、米軍基地問題感想文やレポートを書かせれば、9割以上の児童米軍反対の旨を記す。

では何故、それが選挙権を得る頃になると若者右派支持率が逆転するようになってきたかと言えば、

これもあくまで推測の域を出ないけれども、学校教育以外のネット等に影響されて右派になるからだろう。

ここで重要なのは若者左派から右派になる動機理由である

左派の方々は「馬鹿右派に騙されてるからだ!」と思っておられるかもしれないけれど、

個人的にはむしろ「化けの皮が剥がれた左派に幻滅したから」という理由が多いと思う。

実際、単純に若者右傾化しているだけなら若者投票率もっと伸びてもおかしくないはずだが、

若者投票率が低いままなのは、単純に右派にも左派にも、政治のものに幻滅している人が多いから…かもしれない。


例えば私の場合、少なくとも高校生の頃までは典型的左派であった。

良くも悪くも先生のことを盲信する真面目な児童だったから、ホント典型的左派だったと思われる。

大学に入ってから憲法9条の会などに参加したことがあったし、下手すりゃ天皇制にも反対だった。

そんな私の、学校教育を真に受けた右派左派イメージはと言えば、

右派攻撃的,戦前に「売国奴」などと罵る,街宣車等怖い,粗暴な人達イメージ

左派理性的平和思想体現したような優しい人達,良い先生イメージ

といった感じであった。

馬鹿みたいな話かと思われるかもしれないが、学校教育のみを真に受けてればこうなる。

ところが今の時代ネットで多様な情報が入ってくるのである

右派の酷い情報も入ってくるが、右派期待値は元々酷いものなので「やっぱり!」としかならない。

が、

左派の酷い情報は「え?あれ?私の思ってた左派と違う…」とパラダイム転換を迫られる。

例えば、先日話題になった遊戯王の作者のインスタでの投稿に「売国」というワードがあったけれど、

これは学校教育的にはいわば「忌避すべき右派」を象徴するワードであって、これを左派が使ってはいけなかった。

独裁」というワードだって日本のみを見れば一理あるとしても、

普通選挙が無くてデモが起きている香港や、政権批判をすれば捕まる監視社会中国リアルと比べれば、些か言葉が強すぎる。

沖縄米軍基地問題でも、毅然と、粛々と平和を訴えているのかと思いきや、

実際には犯罪紛いの強硬手段暴力強迫行為に手を出す左派情報が、今では飛び込んでくる。

首相演説妨害するレベルの「安倍やめろ」コールもそうだし、

山本太郎議員が最高の言論機関である国会で、マイクやペーパーを奪って実力行使で採決を止めようとした光景もそうだし、

「優しい理性的イメージだった先生が、その裏では実は粗暴で口汚く攻撃的だった」という衝撃が走る位、

左派に幻滅するに足る情報は、学校教育で培われた左派イメージが崩れる情報は、今の時代いくらでも飛び込んでくる。

『「武力を持たなくたって、話し合いで解決できる!」と主張している人達が、

同じ国の中ですら野蛮な実力行使に出ているのに、まして違う国の言葉文化も異なる相手を、どう話し合いで解決できるんだ』とも思われるだろう。

そうして左派に幻滅するだけならまだしも、盗人にも三分の理があるように、そのタイミングで、

学校教育では全く触れられなかった、右派の中でも比較理性的な主張にも触れれば、今度は不良にも実は優しい側面があった的な逆転現象が生じかねない。

良き隣国だと思っていた韓国が、レーダー照射問題慰安婦合意撤回等々の無茶を通してくる様を目の当たりにすれば、

左派の理しか教えられず、右派の毒に耐性を持たない若者が「学校教育に騙された!」という短絡的思考に走り、右派に翻っても無理はない。


もっとも、だからといって左派全てが攻撃的だというつもりはない。

これは香港デモや、右派左派わず共通して頭を抱えている問題だと思うけれども、一部の攻撃的な暴徒化した勢力のせいで、

全体のイメージ毀損されるのは、一部の過激情報が悪目立ちしやすネット社会の問題だと思う。

呉越同舟で「一応共通仮想敵を見据えているのに、同じ船の上で内輪もめしてる場合じゃねぇ!」

…という理由から攻撃とはいえ、腐っても同じ方向を向いている身内を表立って批判しにくい気持ちも分からなくはない。

ただ、学校教育という折角の明確なアドバンテージ確立できている左派は、それを活かそうとするならば、

右派以上にそうしたイメージ戦略に気を遣わなければならないと思う。

それは逆転現象を生みかねない諸刃の剣でもあるし、昨今の右傾化云々は、まさにその産物なのではないかと、個人的には感じている。

  • その長文をひとことで言い表せる「ネットDE真実」という言葉がある。

    • 君の感情を二文字で表せる「涙目」という言葉がある。

    • 左派の方々は「馬鹿な右派に騙されてるからだ!」と思っておられるかもしれないけれど、 個人的にはむしろ「化けの皮が剥がれた左派に幻滅したから」という理由が多いと思う。 ...

      • ネット上で左右問わずデマや誇張や認識不足が蔓延ってるなかで「どちらかが真実でどちらかが騙し」という考え方そのものが批判されているわけでな。

      • 言葉遣い問題に矮小化して

    • 「ネットDE真実」 って情弱層の右傾化を揶揄する文脈で使われる事が多いけど、最近は(似非)リベラル連中も切り取りデマ動画とかにしっかり引っ掛かってるし、保守速報のサヨク...

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