最近首輪の付いた猫が毎日うちの庭を彷徨いてはニャアニャアと何かを訴えかけてきて鬱陶しかった。
かの迷惑な外飼いというやつかと思っていたら、どうやらこいつ、最近引っ越して行った家に取り残された捨て猫らしい。
毎晩毎晩やかましいクソ猫めと思っていたら、お家に入れてようと空っぽの家へむなしく叫ぶ声だったということだ。
そこらの生まれついての野良猫であればどうって事なくのびのび生きてれば良い。飯の確保もケンカのやり方も知っているだろう。しかしヒトとの生活しかろくに知らぬイエネコがいきなり厳しい環境に放り込まれてどう生きられる?
私は今日その事実を近所のおばちゃんに聞かされ、とても心をかき乱されてしまった。
増田文学であればここで私が奮起しあの猫を保護してむちゃむちゃに可愛がる一大スペクタクルが始まるところだが、生憎我が家はペットNGの安アパートである。人は契約の前には無力だ。
でも、今も小さい痩せっぽちが小雨の中どこかで丸くなっているんだろうな。明日、きっと新しい飼い主を見つけて来るから、もう少しだけ辛抱しててくれよ。
追記:
昼飯時に見たらたくさんコメントが付いていて驚いた。アドバイスくれた方々、ありがとうございます。
案外すんなりと引き取り手がついた。
首輪すら外さず放り出したクソ野郎に念の為話を通し次第(これが一番面倒だが)、週末にはゴキブリ駆除担当大臣としてご栄転されることだろう。
人が生きたり死んだりする娯楽は面白いけど、それはクオリティが高い演出があってこそだね。
「箸が転がるだけで面白い」みたいな感じで人の不幸を面白がってるのは中二なのか小学生レベルなのかは分からないけど、とにかくレベルが低い。
批判が気になるなら卑屈を治したほうがいいよ