はてなキーワード: 駅弁大学とは
俺は昭和一桁生まれの人に教わった言い方だわ。戦後すぐ新制大学が沢山作られた時には駅弁大学などと揶揄されたりもしたけれども、それから何十年も経って今では地方の国立大学もそれなりに充実してきて評価されるようになってきていると。
これを見て旧帝大がフルボッコと解釈するキミって一体どういう学歴なの? 単に向き不向きという話でしょうに。(例えば駅弁大学卒じゃ外資系金融機関じゃロクに相手にされないだろうし研究者になるヤツも少なくだろうし司法試験や国公合格者も少ないわけだし)
は? 殆どのノーベル賞受賞者はウチの大学を避けてないぞ。招聘されたら来てるぞ。それは他の旧帝大でもそうだし。(というか、ウチの大学の場合は殆どが生え抜きだが)
当方、地方駅弁を中退して東京の「偏差値の高い、理系のイメージの無い、学費の高い、ロイヤル・ゴシップ」で有名な大学に再受験した、今はしがない三十路のオジサン・プログラマーですのよ。まぁ、マイクロソフトやグーグルの日本法人に入れなかったけど、それぐらいなら上場企業を創業したかったし、ゲームも自前でコードを書きたかったから、それができなくてコーダーに落ち着いたけど、悪くない人生だと思ってる。想定外なのは、カネがないくらいだ。
それで、何が言いたいかというと、地方駅弁の情報理系は「教育の品質は劣っていなかった」ということを言いたいのだよ。なんていうか、地方駅弁の方が教育の品質は良かったのよ。間違いなく、地方駅弁の方が予算は潤沢だった。おそらく、九工大や会津大とか筑波大とか、本当に教育は頑張っていると思う。たとえば東京の理系大学だと、東大と東工大は別格として、早稲田と慶應(後述するがSFCは立地がダメ)も一流は多い。ただ、マーチレベルになると教育は、地方駅弁か高専の方が良いような気がした。頭の出来は、地方駅弁が有意にマーチか関関同立に劣るということはないと思う。というか、マーチ理系のプログラマーは東大と一橋と京大のプログラマー転向者(NやFとかの SIer に入って、プログラミングの歓びを知ったタイプ)にボコボコにされるケースが多いような気がする。都内だと LL の需要が高くて、理工系の知識が不要なコードで食っていけるからなんだろうけどさ。早慶の文系のプログラマー転向組は「これだから、私文は...」という感じが多かったので、本当に不思議な気がする。あと、何故か音楽好きな連中は、文系でもプログラマー適正が高い気がする。
それ以上に、東京がすごい。なんというか、東京中心部のプログラマーの需要は凄まじく、バイトでも「俺の書いたコードが、世界で動く」というチャンスをくれたりしたので、やっぱり大学の立地は資産の上では差がつくと思うよ。自分なんかも、SDK を Java と Objective-C と JavaScript で書かせてもらったのは刺激になったよ。若さを金にできるのは、東京の良さだと思う。たとえば、大御所のソフト会社(チュンソフトやスクエア)が、学生起業で大きくなれたのは、東京の土地でないと難しいと思うし。あと、駅弁大学のベンチャー企業は成功していて、それは必ず東京で成功している。
就活となると地方駅弁はマーチに勝てない。日本の雇用システムのせいだけど、絶対数の少ない地方駅弁だと OB や OG を介して「本当にヤバイやつ」の情報が掴めないのだ。ほら、中大理工の「サラダ油マン」とか、琉球・静岡大の「硫酸男」みたいに、入れたら最後な問題児を入社させて会社を破壊されるぐらいなら、新卒採用なら OB/OG にさぐりを入れさせられるマーチの無難なのを雇って、第2新卒で(地方駅弁を含む)中小企業にて結果を出したのを摘むほうが賢い時代になった。逆に、前記のサラダ油と硫酸のひとは、噂レベルだけど学生時代からヤバくて、同門の先輩が拒否権を行使して、おそらく学歴があっても公務員と優良民間企業には入れなかったと思う。しらけ世代より上は知らないだろうが、公務員の面接にて「上位の成績でも」落ちる時代なのだ。つまり、下手に学歴があっても「イレギュラーな動き」をした場合は、本当に就職先がない時代なのです。そもそも、地方出身者は「地元に帰るかも?」って思われて雇われにくいけどね。地方の大学生にとっても、新卒採用は駄目でも、第2新卒を目指すのもアリだという時代に感謝すべきだろうがね。まぁ、地方の企業はマーチレベルがこないし、来ても駅弁大学を除けば、コネばっかだけどね。ただ、マーチは新卒採用を失うと、本当に積むのは地方駅弁の比じゃないよ。