はてなキーワード: 牢獄とは
児童ポルノ法問題については一言で終わる
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
(ナチの連中が共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、)
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
////////////////////////////////////////////////////
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
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そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
マルティン・ニーメラー
あのさー、どこまでが有害でどこからが有害じゃないか、なんて決められないの。
誰も殺さない、殴らない、攻撃しない、悪口言わない、人を嫌わない、嘘をつかない、いじめない、そんな物語がどれだけある。
現実のニュースはいいのか? 殺人は、いじめは、自殺の報道はOK? それらを悪いものとして描けば大丈夫? じゃあひぐらしは大丈夫ですね。
で、暴力と死を排除したら今度は「死をゲーム感覚でとらえる」とか言い出すわけだ。
世の中には(おまえにとって)いい情報(物語)も、悪い情報(物語)もあるだろうよ。
誰だって嫌ものも見ながら生きていくんだよ。
気分のいいものしか見ずに暮らしたいならヤマギシにでも入れよ。
誰が有害だって決めるの。何歳から子どもなの。知能障害の18歳はどうするの。
わかってるよ。「とりあえずのルール」として18歳やら15歳で区切るんだよな。
子どもにセックスを見せると真似するから、セックスは18歳にならないと見せちゃいけないんだよな。
じゃあ、殴るのはいいの? 悪口はいいの? この世の中に、毎日ある、いろんな悪いものは子どもは真似しないの?
わかってるよ。適当なところで線引くのが一番穏便なんだろ。
でも心底くだらないと思う。いい情報も悪い情報も常に、常に世界に存在してる。
選別するなんてくだらない。遠ざけるより対処を教えるべきだ。くそが!
なのに、俺だって自分のブログじゃ「レーティングはしょうがないですよね」とか言ってる。
仕事の中で、「この表現はちょっと」と言われたらホイホイ直す。くそったれ。
なんで性器の名称を書いちゃいけないんだ。
なんで差別的な人間を表現するのに、差別用語を言わせちゃいけないんだよ。
くだらねー。心底くだらねー。
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
7 : ペスト・コントロール・オペレーター(長野県):10/07/27 16:27 ID:VXzEcToP
俺も人を信じないけど表面上は信頼してるように見せないと色々面倒だろ
コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想である。
The greatest problem in communication is the illusion that it has been accomplished.
George Bernard Shaw
[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。
[人間(じんかん)距離][車間距離]人間関係には距離をおけ!
ももとお散歩 : 100パーセントの信頼? - livedoor Blog(ブログ)
失敗を気にしていては革新はできない。
十回のうち七回までが失敗だったということである。
[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。
[ホトトギス][不如帰][時鳥][織田信長][豊臣秀吉][徳川家康][上司]
[ロバ売りの親子][粉屋と息子とロバ]粉挽きとその息子と驢馬
[権内][権外][分限自覚][エピクテートス]意志の力でどうにもならない物事
上司は思いつきでものを言う (集英社新書) : 橋本 治 : 本 : Amazon
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう
私は他人の心を理解するだなんて超能力を持ち合わせてはいない。できるのは、他人の心を推測することだけ。
人間は一生、他人の心などわかるはずもない。MASTERキートン
完全に自分の事をわかってもらえない、完全には相手の事がわからない
他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちている
「人間の性は、本来、傲慢、卑劣、邪悪、矛盾であるが故に、私は人間を根本的に信用しない」
[人間関係]「僕は全く誰にも期待しない。だから幸せなのさ。」
本当の幸せは内側からもたらされる。 誰もあなたを幸せにすることは
人間の幸福は外部より受けて生ずるものにあらず ソクラテス - 名言から学ぶ幸せのヒント
倦怠を覚えさせる秘訣、それはすべてをあますことなく語ることなり。
頭まで登って、顔まで舐めだす奴がいる。 俺はそういう奴が大嫌いなんだ。
[人間(じんかん)距離][車間距離]人間関係には距離をおけ!
倦怠を覚えさせる秘訣、それはすべてをあますことなく語ることなり。
「なんとなく」を可視化し、「変えられるもの」に集中する - 点と点をつなぐためのメモ - connecting the dots
君子の交わりは淡きこと水の如し、小人の交わりは甘きこと醴の如し
[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。
多数の者に人気のあるほうが善いというふうにはならない。セネカ
すべてこの世は舞台、男も女もすべて役者に過ぎない。シェイクスピア
たいていの友情は見せかけであり、たいていの恋は愚かさでしかない。
人間は一生、他人の心などわかるはずもない。MASTERキートン
「なぜ悩むんだね、人間は一生、他人の心などわかるはずもないし、人の死を本当に悲しむことなどできはしない。」
「あなたが奥さんを愛していたのは本当のことだ、それは、あなたの中にあるからだ。」
「でも、奥さんがあなたを愛していたかは、あなたの思いこみだけで、本当には分からない …ましてや、わかりあっていたなんて幻想に過ぎない。」
この世にいる訳がない。
ましてや人の事なんて、主人だろうが家族だろうが
たいして解るはずないもんね。
5~6割も解ったら上等でしょう。
膝の上に上がるから頭をなでてやったら、いい気になって肩まで登ってくるやつがいる。
それを放っておくと今度は頭まで登って、顔までなめ出すやつがいる。
おれはそういうやつが大嫌いなんだ
噂が怖いのは、聞き耳を立てその噂をかぎつけた人は、今度はそれを他人に言いふらすからです。
見出しのコトワザのいうように、
とくに他人の噂を伝えてくれる人や、
あなたのことを根ほり葉ほり聞きたがる人には、
気をつけなければなりません。
あれ程仲良くしていたのに・・と言う間柄の方々が、
どうしたの?と言う状態を目にして、
仲良くなっていく状況は段々と言う感じだったのに、
切れるのはこうも早いのか?!と言う状態を見て、
仲良くなりすぎて一体だと勘違いしたのだろうね。
だから相手の垣根の中にもどかどか土足で入り込んだのかも。そしたら土足で!と怒られた。
怒るのは当たり前なんだけど、その剣幕に驚いて反撃したりして、そして終わり。そんな状況かな。
身内はそんな状態で喧嘩しても、身内だから付き合って行かなくてはいけない。
友人なら、終わり。
http://www.asks.jp/users/mechag/187345.html
チャーチルの『第二次世界大戦回顧録』のなかにこんなことが書いてある。
日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。
しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。
それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。
無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人はまったく別の顔になって、
「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話の分からない人だ。ことここにいたっては、刺し違えるしかない」といって突っかかってくる。
「信じて打ち明けたら次の日みんなが知っていた!どひゃー!」なんてこともあるのではないでしょうか?
844 :可愛い奥様:2007/08/16(木) 16:48:00 ID:fnRtS9eLO
友達付き合いは腹六分が一番だね。
裏も清い人間なんてまずいない。
全て晒け出すと相手への尊敬はなくなるわ、秘密握られて怖いわ、ろくな事ない。
飲みの席で過去の心の傷(中絶)を告白した子(友達の友達で私にとっては知り合い程度)がいて、
その流れで友人が私に目配せで「あんたも最初の子流産した話しなさいよ」と訴えてきた時はぞっとした。
26の既女となった今、残っている友人は皆、距離をわきまえ尊敬出来る人。
友達は「大好き」でなく「好き」で十分。
「大嫌い」な部分がないことが重要。
中2の女子です。他人が信じられなくなりました。他人の心は読むことはできないと思います。 - Yahoo!知恵袋
自分の心も、表情とかにださない場合は他人にはわからないと思います。
私は心の中では最低な人間です。
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう
少なくとも私は親兄弟に関しては相当の相互理解を持っているとは思いますが、
友人等の基本的には他人である人間に関して、親友と呼べる人間でもせいぜい6割の相互理解が関の山だと思います。
そして、一生かかっても100%の相互理解を得られる人間なんて存在しないでしょう。
それは恐らくは私だけではなく、ほとんど全ての人に言えることだと私は思います。
もちろん本人が理解し合っているつもりってのは除いてですよ。
[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。
[悪口][陰口][告げ口][お世辞][心にもない言葉]ねたみ・批判にあった時
友達が
いて非常に迷惑だった。
☆ゴミの通院日記☆:波浪注意報 - livedoor Blog(ブログ)
私はあんたのことなんて知らない、お前が男とどうなろうがしったこっちゃない。
言いたいのに、いえない。
うざいからやめてくれない?
泣きながら電話するのやめてくれない?
他人と深く関わらずに生きるには : 池田 清彦 : 本 : Amazon
ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫) : 吉本 隆明 : 本 : Amazon
一回ならず、恥ずかしげも無く他人に死んでいいとか叫んでる奴を見たことがあるんだけど、強烈だったな。
あいつは気持ち悪いとかこいつは死んでいいとか、得意げに叫んでんの。
年齢からしたらもう所帯持ってていいくらいなのに増田にパラサイトして、単著もないらしい。
とにかく気持ち悪かったよ。あんなのを礼賛してる今のメディアって馬鹿なんじゃないの?
二度と読みたくないと思った増田なんて、後にも先にもあいつ一人かもしれない。
千切れそうなくらいパンパンの優越感丸出しで、文章も上から下まで不気味だった。
年中真っ赤な顔でキーボード叩いてんじゃねえのってノリだったし、実際文から嫌な汁が出てたよ。
前々から思ってはいたけど、ああいう連中は社会に不要、いやむしろいるだけで害だろ。
かなり犯罪者に近い存在だと思うぞ。どうせ衝動殺人者なんてみんなネット弁慶なんだろ?
らんらんとした目で増田に群がる弁慶共は、もうはてなに隔離しちまえよ。
いつブログが荒らされるか分からないからな。最近生まれた俺の姪っ子のサイトも心配で仕方ない。
しょうもないことにばっかり時間と時間と時間を浪費し続けるクズ共には僅かの存在価値も無い。
てか、もうさっさと回線切ってくれ。ルータ停止マニュアル買ってやるから。
るんるん気分で楽しくニートする方法も教えてやるよ。
一回だけ、恥ずかしげも無くアニオタ自称してる奴と話したことあるんだけど、強烈だったな。
万単位の金をフィギュアだの同人誌だのにつぎ込んでるとか、自慢げに話してんの。
年齢からしたらもう所帯持ってていいくらいなのに親にパラサイトして、食費も入れてないらしい。
とにかく気持ち悪かったよ。あんなのを礼賛してる今のメディアって馬鹿なんじゃないの?
二度と会いたくないと思った人間なんて、後にも先にもあいつ一人かもしれない。
千切れそうなくらいパンパンのTシャツ着ちゃって、見た目も上から下まで不気味だった。
年中汗かいてんじゃねーのってくらい太ってたし、実際なんか嫌な汗かいてたよ。
前々から思ってはいたけど、ああいう連中は社会に不要、いやむしろいるだけで害だろ。
かなり犯罪者に近い存在だと思うぞ。どうせロリコン犯罪者なんてみんなアニオタなんだろ?
らんらんとした目でアキバに群がるアニオタ共は、もうそこに隔離しちまえよ。
いつ子供が襲われるか分からないからな。最近生まれた俺の姪っ子のことも心配で仕方ない。
しょうもないことにばっかり金と時間を浪費し続けるクズ共には僅かの存在価値も無い。
てか、もうさっさと死んでくれ。完全自殺マニュアル買ってやるから。
るんるん気分で楽しく死ねる方法も教えてやるよ。
三年に進級してすぐ、父が亡くなった。我が家には借金があり、そしてまだ小学六年生の弟がいたこともあって進学を希望していた進路については変更を余儀なくされた。母親は進学しても構わないと言ってくれたが、経済状態を冷静に考えれば現実的な選択ではないのは明らかで、それがわかってしまうと、勉強は落ちついたらできるさと、自分にはそう嘯くよりなかった。
当時、高卒の就職率はあまりいい状態ではなかったが、自分は運よく警備関係の仕事に就くことができた。そこではほとんど休みなく働いた。日勤、夜勤、限界まで仕事をいれた。それだけでは飽き足らず、時間が空いたときは知人の伝でスケジュールの融通がきくアルバイトをしていた。この時期から、自分は空疎になっていった。辛いことも楽しいこともなく、好きだった天体観測もやめていた。ときおり、実家で埃をかぶっているであろう父の形見の天体望遠鏡のことを思い出したが、それ以外は何も考えず口を半開きにして喘ぎながらひたすら働き、仕送りをしていた。
ある日、そんな生活を見かねた友人が女性を紹介してくれた。彼女でもつくれば気が紛れると考えたのだろう。その女性は一般的にみて、それなり以上に可愛いらしい容姿をしていたと思う。性格についてはよくわからない。なにせ自分ときたらろくに興味もわかず生返事ばかりしていたのだから。結局、交際ははじまらなかった。つまらない男だと憤激されても仕方のない態度を自分はとっていた。友人が苦笑いで済ましてくれたのは奇跡的だったが、それとは別に気がかりなこともあった。彼女と付き合いたい、いや、女性と関係したいと思えなかったことだ。欲望がわかなくなっていた。
自分に交際相手がいないと、うっかり口を滑らせてしまったことがあって、それを知った職場の先輩から風俗へ一緒に行こうと誘われた。自分はそういう行為に嫌悪感があったが、とても断りきれる雰囲気ではなく行かざるを得なくなってしまった。繁華街の路地裏にあるその店で、何か靄の中にいるようなぼんやりとした心持ちで先輩のくゆらす紫煙に誘われるがまま女性を指名してから、惚けたように硬直していた。いくつか場面が途切れ、次の瞬間、気がつけばあられもない姿の女性が目の前にいて、自分も服を脱いでいた。厚ぼったい唇が印象的な女性だった。彼女にサービスしてもらったが、何をどうしようと自分のものは反応しなかった。次第に吐き気がこみ上げてきた。たまらなくなって、なぜか申し訳なさそうな顔をしている女性を置き去りにして逃げるように店から出た。その日から勃起しなくなった。
それ以降、性について考えるようになったが、すると決まって父のことを思い出す。星の見方を教えてくれた父。大きな背中の頼れる父。いいことばかり反芻している。彼は父ではあったが、男ではなかったなどと呟いてみた。父から性の匂いを感じたことがないのだ。両親がセックスしているさまを想像することができない。次いで不意に弟の顔が想起され、呆然と呟いた。
童貞を捨てる前に父親になった。
働き詰めの日々は三年ほどで終わりを告げた。突然、布団からでるのがいやになった。聞きたくもない叫びが耳朶にこびりついてはなれない。満員電車に押し込められるのがおそろしくなった。ひとと視線をあわせられなくなった。外出すればアスファルトは液状化し、足下から自分の身体を呑みこんでいく。精神の平衡を失っていた。
医者にかかり薬をもらった。それを摂取し部屋で惰眠を貪っていた。そうでない、やる気にあふれたときは横になって部屋の白い壁にできたシミの数を一日中勘定していた。それよりも少し調子のいいときは、友人の手を借りて自作したパソコンを起動してネットの世界に耽溺していた。ネットは身体にいい、刺激的で煌びやかな負け犬の牢獄だった。屑であること、それこそが通貨だった。すべてが反転している。頭の悪いやつ、虐げられて死にかけのやつ、女に黙殺された間抜け、男を殺したいのろま、醜悪なオタク、そういうやつらが屯していた。ここには持つものなど誰もいない。そう思った。しかし、それが誤りだと気がつくのにそれほど時間は要らなかった。
ネット上をしばらく観察していると、それぞれの不能者集団を代表するようなヒーローが存在することが見て取れた。英雄たちは狂気の論理を組み上げて理不尽な現実を切り刻もうと躍起になっていた。すっかり不能になっていた自分もその熱に冒されフィーバーしながら奇声をあげていたが、それも長くは続かなかった。自分と彼らの違いを痛感させられたからだ。彼らは何よりも己を大切にしていた。傷つかないように牙を剥き他人を八つ裂きにし、あるいは通り魔にあいながら自己を確認している。彼らには何かがあった。守らなければならない何かが。自分には何もなかった。すべてがどうでもよくなった一番の不能者だった。彼らへの興味は急速に萎え、そこから離れた。
部屋に閉じこもり、ずっと泣いて暮らした。このあたりのことはあまり憶えていない。
時間の感覚がなくなるまで悲嘆に暮れ、いよいよ金銭的に逼迫してきたので仕事に復帰した。頭蓋に詰まった空白がひどく重くなることがあったがどうにかそれを誤魔化しながら現在に至るまで騙し騙し生きてきた。ああ。実感というものがまるでない。あれからどれくらい経ったのだろう。体調を崩してから記憶力が悪くなった。呂律がまわらないこともある。いやなことはとくに忘れやすい。しかし、そのおかげで生きていられるのかもしれない。強調された現在だけが自分の中にある。来月、弟が高校を卒業するという連絡があった。卒業式には休暇を取って出席するつもりだ。弟は自分の母校に通っている。ならばあのホールで式をするのだろう。
自分の高校時代のことを思い出そうとして失敗した。当時の記憶の大半が彼方へとんでいた。唯一憶えているのは自分の卒業式の最中、一瞬ホールの照明が落ちて天井を見上げたときのことだ。一面に星空が広がればいいのにと切望し、空想した。でもあたりは真っ暗で、それはまるで自分の先行きを暗示しているようだった。