あのさー、どこまでが有害でどこからが有害じゃないか、なんて決められないの。
誰も殺さない、殴らない、攻撃しない、悪口言わない、人を嫌わない、嘘をつかない、いじめない、そんな物語がどれだけある。
現実のニュースはいいのか? 殺人は、いじめは、自殺の報道はOK? それらを悪いものとして描けば大丈夫? じゃあひぐらしは大丈夫ですね。
で、暴力と死を排除したら今度は「死をゲーム感覚でとらえる」とか言い出すわけだ。
世の中には(おまえにとって)いい情報(物語)も、悪い情報(物語)もあるだろうよ。
誰だって嫌ものも見ながら生きていくんだよ。
気分のいいものしか見ずに暮らしたいならヤマギシにでも入れよ。
誰が有害だって決めるの。何歳から子どもなの。知能障害の18歳はどうするの。
わかってるよ。「とりあえずのルール」として18歳やら15歳で区切るんだよな。
子どもにセックスを見せると真似するから、セックスは18歳にならないと見せちゃいけないんだよな。
じゃあ、殴るのはいいの? 悪口はいいの? この世の中に、毎日ある、いろんな悪いものは子どもは真似しないの?
わかってるよ。適当なところで線引くのが一番穏便なんだろ。
でも心底くだらないと思う。いい情報も悪い情報も常に、常に世界に存在してる。
選別するなんてくだらない。遠ざけるより対処を教えるべきだ。くそが!
なのに、俺だって自分のブログじゃ「レーティングはしょうがないですよね」とか言ってる。
仕事の中で、「この表現はちょっと」と言われたらホイホイ直す。くそったれ。
なんで性器の名称を書いちゃいけないんだ。
なんで差別的な人間を表現するのに、差別用語を言わせちゃいけないんだよ。
くだらねー。心底くだらねー。
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。
http://anond.hatelabo.jp/20071207004722 あと最後に引用しているフレーズって、少し誤解されているという話を聞いたことがある。