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2023-10-03

東京には文化があるらしい。美術館博物館企画展、立派な図書館大型書店映画館百貨店、各種イベントの開催。

おれは絵には興味がない。

科博と東博には上野散策ついでにたまに行く。展示物への関心というよりは、博物館空気を吸うのが楽しい。ボーッと突っ立ったりフラフラ歩き回り続けても許される、異常者にならない空間なら別に博物館でなくたっていいかもしれない。

欲しい本があればネットで買う。そもそもあんまり本は読まない。

映画は割と観るけれど、イオンシネマでもやってるような、どこでも観られるようなビッグタイトル話題作ばかりだ。ミニシアターで観たのは『音楽』と『のんのんびより ばけーしょん』だけ。

百貨店に行って買い物をする事はない。普通のもんを買うならわざわざプロパーで買う事もない。限定品とかを追うほど金が余ってはいない。屋上でボーッとするのは好きだ。バカから高い所が好きなのかもしれない。服は試着せずにネットサイズ詳細の数字を見て買う。

イベントにも縁がない。ライブとか行ってみたいな〜とは思うけど、音楽聴くだけならスタジオ盤でいいんじゃねとか、密集した人の群れが嫌だとか、色々理由をつけて行かない。

東京とは言っても23区ではないので、都下は東京じゃねえみたいな人からはグチグチ言われるかもしれない。ガチ田舎の人から東京東京だろと、角が立つかもしれない。

何にしても、トーキョートーキョーと騒ぎ立てられるものの正体はなんなのか、おれはあまりピンとこない。挙げられる代表例を体験していないのだから当然だ。文化資本が云々みたいな、無自覚享受してるものはあるかもしれない。

おれの生活文化レベルが低いのだろうか。出費として無視できないほど頻繁に、また珍しい本を買い、かつ美術館博物館に足繁く通い、かつマイナー映画まで網羅し、かつイベントへの参加も欠かさないという人はどれだけいるだろうか。どれか一つ、あるいはいくつかを満たすなら、別に東京ではなくても良い気もする。

では父の実家のある山梨東京は何が違うだろうか。

違うと言えば違う。

四方を見渡しても山がある。スーパーまで遠い。駅前徒歩1分でも土地はタダ同然。

でもAmazonが届かないことはない。イオンシネマもある。話題作は観られる。イベントがあれば山を隔てて真隣の東京へ行けばいい。毎週毎日ライブやら何なやらへ行くわけでもあるまいし。

無性にバーキンが食べたくなった時には困る。ベッドタウンほどではないにしても家が建っている場所は割と集中していて、夜中に絶叫出来るような場所は近くにはないかもしれない。

祖母は近所のゴシップに熱心だ。中野の育ちだと言うので、田舎問題なのか世代問題なのかは謎だ。何にしても無視すればいい。ムラの習慣に付き合わないと村八分を食らうガチ田舎もあるかもしれないが、そればかりでもないはず。勝手想像に過ぎないけれど。

長期的に住んだ事は無いから、もっと詳しい事情はあるかもしれない。給料安いとか。

おれはあまりトーキョーを感じる事はないけれど、唯一実感するのが散歩している時だ。

都心を歩くと楽しい文化を感じるとか、そういう事ではない。理屈抜きにしてただただ歩いていて楽しい

単に慣れない街を歩いているからか。武蔵境国分寺辺りを歩いていても30分かそこらで飽きる。うっかり中心市から外れれば延々と続く住宅街か、車のディーラーファミレスコンビニセーブポイントのように点在する国道が繰り返される。無間地獄だ。

日野を歩き回るのは中々楽しかったけど、それは夕闇通り探検隊補正が多分にある。この聖地巡礼もまた東京文化とやらの一つなのかもしれない。

都心を歩いていると、なんとなく町ごとの雰囲気というか、特色のようなものを感じる。フラフラと歩いて景色の移り変わりを楽しんで、そして景色が移り変わり続けて尚も駅前のように華やかな景色がずっと続く。

神田上野の間辺りを歩いてると、特にそう思う。市ヶ谷神田川?沿いも、聖橋の辺りとかすごくトーキョーだな〜って思う。それが文化かどうかは分からないし興味もないけれど、歩いてるとなんだか楽しい

2018-02-25

旨い立ち食い蕎麦

JRお茶の水駅の聖橋口改札脇。

へばり付く様に営業している極狭の立ち食い蕎麦屋が旨い。

ここはざる蕎麦お勧め。冬でも迷わずざる蕎麦だ。つゆも蕎麦もどちらも旨い。

夜は2時30分までやっている。ついさっきも食べて来た。

 
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