はてなキーワード: 仲裁機関とは
プログラマである性分、何かにつけて「これは自動化できないだろうか」とよく考える。
よく思うのは飲食の自動化で、決まり切ったやり方で調理するのだから、ロボットで代替できるんじゃないかと思う。技術的な話で言えばクオリティの低いものであればすでに存在するし、じきにクオリティも人に近づくことは間違いないと思う。
それが実際の飲食店に導入されるだろうか。コストの観点で言うと、一般的にロボットや機械の導入には大きい初期費用がかかる。そこにランニングコストがかかるため、生涯コストは「初期費用+ランニングコスト×耐用年数」となる。
一方で今まで通りアルバイトが調理するならば、コストは「アルバイトの時給」というランニングコストに人数と時間を掛けた額だけとなる。
この両者のコストが逆転しなければ、コストメリットがない。しかし、アルバイトの時給は一般的に1000円台であることと、ロボットの導入に伴う初期費用を考えるとコストメリットはほとんどなさそうだ。
じゃあ店舗を大規模化させて、本来ならば大量のアルバイトを雇わないと維持できない飲食店を機械化で実現させればよいか。可能性はあるが、そもそもコストメリットの観点で言えばセントラルキッチンを上回ることは難しい。店舗というエッジを機械化させることによるコストメリットはそもそも筋が悪い。
となるとコストメリット以外の価値を生むしかない。自動化の価値は効率化によるランニングコストの低減だけではない。レコメンデーションシステムのような、個人ごとに提供を変えるオペレーションを実施できる。例えば、お客さんごとに異なる味付けを提供できる。それによってお客さんは店に来るたびに自分好みの味に変化する料理を楽しむことができるようになるかもしれない。または、お客さん自身がレシピを提供してその通りに作ることもできる。自分の考えた最強レシピを共有できたり、売買することも可能になるだろう。これらは機械化・自動化による運用の柔軟性の向上によって実現できる。初期コストが安ければ自宅に導入されるかもしれない。
要約すると、料理の自動化が技術的に実現しても、今までの小規模飲食店が機械化することはコスト観点で考えにくく、あるとすればファミレスのような大規模チェーン店の味が良くなるとか少し料理が安くなる程度である。しかし料理の自動化によって個人ごとに提供される料理が違うとか、レシピを共有して自動で作ってもらうような、新しい価値提供をするレストランが生まれる可能性がある。
自動化やAIの時代でインパクトが大きいのは、既存のビジネスの改善ではなく全く新しいビジネスの台頭である。
先程までは時給の安い店舗アルバイトの自動化を考えたが、時給の高い職種、例えば弁護士などの専門職は自動化できるのだろうか。
コストメリットという観点では飲食店のアルバイトよりも実現しやすい。しかし、作業の抽象性と結果に対する責任を考えると、結局のところ人がやる部分は消えない。できることはせいぜい付加価値の低い作業の自動化で、弁護士の長時間労働の問題を解決するだけだ。弁護士のフィーは変わらない(作業を一部自動化できたからと言って弁護士費用を安くするわけがない)のだから、弁護士を利用する一般人には大した恩恵がなく、社会的にはインパクトが小さい。弁護士側はより多くの案件を取得できるため、正しく機械化と自動化ができた事務所は業界内でプレゼンスを高めることはできるだろうが、提供価値を劇的に高めたり、ディスラプターになることはできない。つまり、弁護士の作業の自動化など、社会的にインパクトも小さく、自動化によるTAMも小さい。
となれば、やはりまた機械化による別の提供価値を考える必要がある。Google翻訳のように、精度に責任は負えないが、個人・法人が手軽にいつでも無料で利用できるシステムなどどうだろうか。裁判をしなくても、例えばそのシステムの中で論争をするだけで、ある程度の精度で「もし裁判をしていたらどんな結果がでるか」を予測してくれるとしたら、この世の争いごとは一旦そのシステムの中で全て行われ、大概がその中で解決してしまうかもしれない。仲裁機関が裁判所からシステムにより代替されれば大きな価値転換が起きるだろうし、Google翻訳によって翻訳家がほぼ死滅したように弁護士や裁判官の需要が減るかもしれない。
プログラマである性分、何かにつけて「これは自動化できないだろうか」とよく考える。
よく思うのは飲食の自動化で、決まり切ったやり方で調理するのだから、ロボットで代替できるんじゃないかと思う。技術的な話で言えばクオリティの低いものであればすでに存在するし、じきにクオリティも人に近づくことは間違いないと思う。
それが実際の飲食店に導入されるだろうか。コストの観点で言うと、一般的にロボットや機械の導入には大きい初期費用がかかる。そこにランニングコストがかかるため、生涯コストは「初期費用+ランニングコスト×耐用年数」となる。
一方で今まで通りアルバイトが調理するならば、コストは「アルバイトの時給」というランニングコストに人数と時間を掛けた額だけとなる。
この両者のコストが逆転しなければ、コストメリットがない。しかし、アルバイトの時給は一般的に1000円台であることと、ロボットの導入に伴う初期費用を考えるとコストメリットはほとんどなさそうだ。
じゃあ店舗を大規模化させて、本来ならば大量のアルバイトを雇わないと維持できない飲食店を機械化で実現させればよいか。可能性はあるが、そもそもコストメリットの観点で言えばセントラルキッチンを上回ることは難しい。店舗というエッジを機械化させることによるコストメリットはそもそも筋が悪い。
となるとコストメリット以外の価値を生むしかない。自動化の価値は効率化によるランニングコストの低減だけではない。レコメンデーションシステムのような、個人ごとに提供を変えるオペレーションを実施できる。例えば、お客さんごとに異なる味付けを提供できる。それによってお客さんは店に来るたびに自分好みの味に変化する料理を楽しむことができるようになるかもしれない。または、お客さん自身がレシピを提供してその通りに作ることもできる。自分の考えた最強レシピを共有できたり、売買することも可能になるだろう。これらは機械化・自動化による運用の柔軟性の向上によって実現できる。初期コストが安ければ自宅に導入されるかもしれない。
要約すると、料理の自動化が技術的に実現しても、今までの小規模飲食店が機械化することはコスト観点で考えにくく、あるとすればファミレスのような大規模チェーン店の味が良くなるとか少し料理が安くなる程度である。しかし料理の自動化によって個人ごとに提供される料理が違うとか、レシピを共有して自動で作ってもらうような、新しい価値提供をするレストランが生まれる可能性がある。
自動化やAIの時代でインパクトが大きいのは、既存のビジネスの改善ではなく全く新しいビジネスの台頭である。
先程までは時給の安い店舗アルバイトの自動化を考えたが、時給の高い職種、例えば弁護士などの専門職は自動化できるのだろうか。
コストメリットという観点では飲食店のアルバイトよりも実現しやすい。しかし、作業の抽象性と結果に対する責任を考えると、結局のところ人がやる部分は消えない。できることはせいぜい付加価値の低い作業の自動化で、弁護士の長時間労働の問題を解決するだけだ。弁護士のフィーは変わらない(作業を一部自動化できたからと言って弁護士費用を安くするわけがない)のだから、弁護士を利用する一般人には大した恩恵がなく、社会的にはインパクトが小さい。弁護士側はより多くの案件を取得できるため、正しく機械化と自動化ができた事務所は業界内でプレゼンスを高めることはできるだろうが、提供価値を劇的に高めたり、ディスラプターになることはできない。つまり、弁護士の作業の自動化など、社会的にインパクトも小さく、自動化によるTAMも小さい。
となれば、やはりまた機械化による別の提供価値を考える必要がある。Google翻訳のように、精度に責任は負えないが、個人・法人が手軽にいつでも無料で利用できるシステムなどどうだろうか。裁判をしなくても、例えばそのシステムの中で論争をするだけで、ある程度の精度で「もし裁判をしていたらどんな結果がでるか」を予測してくれるとしたら、この世の争いごとは一旦そのシステムの中で全て行われ、大概がその中で解決してしまうかもしれない。仲裁機関が裁判所からシステムにより代替されれば大きな価値転換が起きるだろうし、Google翻訳によって翻訳家がほぼ死滅したように弁護士や裁判官の需要が減るかもしれない。
損害賠償となると、どこかの裁判所が判決を下しておこなう。さらに、判決に従わなかった場合強制執行できる機関が必要になる。
日本の政府や行政機関を相手にするのなら当然日本の裁判所が第一で、何らかの条約に関係する場合のみ国際裁判所かと思ってたが、、、、。
所々の記事で出るのは
はい?
なにそれ?
しかも、
「国際オリンピック委員会によって1984年設立され、スポーツで起きたトラブルを、裁判所ではなく、スポーツ界の枠内で解決をめざすことを目的とした一審制の仲裁機関のことである。 」
ああー、そりゃIOC管轄下のナンチャッテ裁判所で判断して損害賠償をするんだ!更に執行できるんだ!なんて通りが通るのならそりゃ強気に出るな。
ほっといて中止しろ。なんちゃって裁判所でなんちゃってな判決出ようが知ったことじゃない。
ここはひろゆきみならえ。結局裁判で判決とって、判決とっても強制執行し得ない状態なら損害賠償請求はできないんだ。
だから、日本政府に言うことを聞かせようと思えば、日本の裁判所か、この案件を管轄できる国際裁判所で判決取るしかない。
最も国際裁判所としても最後戦争や経済制裁で言うことを聞かせるしかないんだけど、そんなの海外でも相当反発食らってる状態の五輪ごときでやってくれるわけねぇ。
最もオリンピックが二度と開催できなくなるぐらいはるかもしれない。けど、もういらないでしょ。五輪は経済成長途中の国が外貨とってインフラ使うぐらいになら役に立つが、今の日本にはもういらない。