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2024-10-15

15年前の村上春樹1Q84』 ネタバレバッシングトーク

村上春樹批判が盛り上がっているので、2009年の読後感想日記を掘り起こしました。こういうところがキモかったです。

1Q84買って貸してくれた友人と感想を話し合ったよ>

「いやはや、正体見たりですね」

「おシャレぶっていたけど、結局着いたところが渡辺淳一と同じという」

「違う道を通ってきたけど出会っちゃった。渡辺淳一の方が自覚あるだけまだいい。登場人物もそれなりに高齢になってくし」

「これでノーベル賞候補とか、どうしよう」

「いや、これ遠のいたでしょう。褒める所がひとつもない」

「わからないよ、川端康成だってとったんだし。同じ流れで」

ロリコンですか。ジャパン伝統芸ですか」

「読んでいるとき不愉快だし、読後感も不快なのに、上下巻1000ページを一気に読ませるというのがすごい。それはすごい。そのノウハウを身につけたらいい商売になるよ。何書いても売れるね。そこは知りたいわ」

「だいたい女子高生気持ち悪くて。何ですか、普通と違う才能があってまともに話せない胸の大きなパイパン美少女17歳?『ダイジョウブ、セイリないからニンシンしない』吐きそう」

「いわゆる不思議ちゃん。でも女子高生は話の中ですごく重要ポジションじゃん。それをこんな書き方しかできないってのが作家として限界っていうか、ほんと正体見たりですね」

「あと、胸のことをしつこく言ってるのが気持ち悪かった。なんなの?おっぱい大好きですか。年とったらそーなっちゃったのかね」

「 『ノルウェイの森』でも胸のことは言ってたよ。ショートのコもロングのコもいいわ、ていうアレ。昔から同じと言えば同じか」

「でもあれは時代過去から60年代末にはこんなこともあったのかな、て、一種風俗検証と思えば済むところはあったんだけど、これは現代でしょ、今の風俗を描こうとしてんでしょ。全然描けてないそのズレが致命的」

自分の年の半分の人間仮想とはいえ現代舞台に描こうっていうのが、若いつもりで足つってる。三人称ったって俯瞰してるわけでもなくてさ、別に今までと変わらないし。むしろ悪い」

「それに、宗教をどう捉えているか興味があったのね、『アンダーグラウンド』とかオウムを見てきて、新興宗教というものが何なのかの作家としての考察を。それが何にもない。ほんっとに薄っぺら脳内世界

「むしろオウムに謝れと思うよ。そんなんじゃねえだろ、人間ひとりひとりがアレだけのことをするっていうことは。リトルピーポーかよ。みんなリトルピーポーが悪いのかよ」

「いや、リトルピーポー的なものはいてもいいよ。でもその書き方の問題なのよ。あまりに中身がなさすぎる。ありそな顔してるのがまた腹だたしい」

さなぎの中にイド?なんだっけ別の私がいて、それは実体じゃないか幼女だけどレイプしてもしていないとか。なんですかエロアニメファンタジー?」

しかも、トラウマですべて説明しようっていうのがペラペラだね」

NHKの集金に連れられて歩くのがイヤだったとか。新興宗教勧誘に連れられるのがイヤだったとか」

「まあイヤだろうけど、30歳にもなって引きずる話?」

トラウマ話は天童荒太に任せとけばいいんだよ。もっと熾烈な目にあってる子どもはいっぱいいるよ。そんな、殺し屋になるほどの話かね」

殺し屋(笑)。なんかヘンな映画でも見たんじゃないの。フェイ・ダナウェイに似てるとかってさ。ラストシーン日本未公開でDVDで出てたちゃちなアメリカ映画を見ているようでしたね。殺し屋はともかく、男の方が腹だたしくてさ~。なにもしてないしさ。殺し屋が『愛のために』って命はってる時に女子高生リードされてドリームセックスですよ。『セイリないからニンシンしない』って。アホか」

ちょっと笑いすぎだから。あと殺し屋女は禿げた中年男が好みとかってね、そんな女会ったことねーよ。ショーン・コネリーじゃあるまいし鏡見たことねーのか団塊世代に都合のいい双方向妄想ありがとう。むかつくわ」

「ていうか、下手なAVなんかよりずっとタチの悪いしろものだよ。文学気取りでさ。性犯罪助長するよ。電車の中であの本を読むってのは巨乳ロリコン漫画雑誌を読むより恥ずかしいと知ってほしいね

「読んじゃったけどね。またあの終わり方がね。終わってみてびっくりよ」

「いつもあんなんじゃん。それにしても今回が最低だけど」

「 『私には愛があります』ていうのもホントびっくり。手を握ったきり20年会ってませんがその訳の分かんない思い込み。何か美しいとでも?」

「愛ってね。とんだ飛び道具だしてきたね。いい年して」

「言えるのは、本当に年はとりたくないってことですね。こんな、他の資質カバーしたり自分セーブしたりしてきたのだろうのに加齢により浅はかさがだだ漏れになって正体見たりとか言われるなんて。それなりに世間評価を受けて自分を律してきただろう人ですら、こんなになっちゃうなんて、年とるのが怖いよ。どんなに頑張っても人間老い劣化していくだけなのか」

ガルシア・マルケスみたいな年とり方はできないのかね、ジャパン作家は」

ワールドワイド活躍してきたけど、結局ドメスティックだったってのが泣けるわ」

「これがすごい売れてるってのも驚き。読んだ人みんなどう思ってるの?ホントどうやっても褒める所がひとつも見つからないんだけど」

団塊世代は支持するんじゃあないの。まだ実際以上に若いつもりだから

「このバッシングの輪を地道に広げていきたい」

「そうだね、仲間を増やしたいね

実はこう思ってたよ、という女性たちの声が大々的に可視化されてよかったですね。

そういう声に耳ふさいで日本社会が連綿とアップデートせずに狭い縄張り自己陶酔しているうちに世界の遥か後方に置き去りになってますけどね。まあがんばってこ

 
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