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2021-07-09

ガンダム女性の描き方とか

事情でハサウェイ見に行けないので配信きたときのために宇宙世紀を復習してるんだけど、ガンダムにおいての女性の描き方とか気になったので

ファースト三部作見て今Z(TVアニメ版)の23話くらいまでと、逆シャアも見た時点でちょっと書いとく。

30年は前の自分も生まれる前の作品に対して女性差別だ~!とか言いたいんではなく、

当時の一般的な考え方ってこうだったのかな?みたいな、掴みにくい部分もあったり、自分大人になってジェンダーとかフェミニズムも考えるようになってから、こういう意味でも捉えられるな~と感じた部分もあったので覚書き。

エマ中尉ティターンズ

エマ・シーンさんがたしか24歳?で中尉って肩書ってそこそこすごいのかなって思うんですけど(階級よく分かってない)、wiki見たら軍人家系だそうなので本人の実力以外にもコネもあったんだろうか。

自分地方公務員仕事したときに今でもすごいコネコネコネコネな感じでうわ~となったので…。ティターンズの閉鎖的で横暴な組織ってそういうことがありそう。

1話ブライトさんをタコ殴りにしてんの引いたわ。(エゥーゴ修正と称して暴力振るいまくるけど)

ティターンズエマ中尉バスク・オム親書の中身を秘匿したまま持たせてアーガマに行かせる作戦、あれはエマ中尉バカにしてると思うんだけど、

エマ中尉が女だからというのもあるなら、今で言う「ガラスの崖」的な登用の仕方だし、ティターンズのクソっぷりをより表現しているなあと思った。

「考えてみたら男の戦場女性がこんなにもいるのは異常だ。世界が変わってきている。」

そもそもこれ書こうと思ったのはカミーユのこのセリフ意図がうまく掴めなかったから。カミーユが「女が男の戦場に入ってきやがって!出ていけ~!」みたいな激烈な女性差別的に言っている雰囲気個人的にはそこまで受けない。だけど差別意識内面化しすぎて悪意はなかったんですよ~というミソジニー政治家言い訳的な女性差別発言可能性も0ではないけど。

エマ中尉、レコアさんだけでなくファも加わってたしか女性パイロットが増えたタイミングなんだけど、

これは少し前まで民間人だったファも使うくらいなりふり構ってられない戦況だ、という意味なのか、性差関係なく自分意志で動く人が増えたな、異常だと今は感じるけどこれが普通になっていくんだろう、みたいな気持ちなのか…。どっかでインタビュー富野さんが答えてたりするんだろうか。

男女観とか女性活躍とか

すべてのガンダムシリーズを見てはいないけど、基本的ニュータイプ的な感覚で惹かれ合うのって基本男女だけど今後そうでない関係性も描かれるのかな(もしすでにあるよ~って言うなら宇宙世紀に限らず見てみたいので教えてほしい。)クィア表現もっと増えてほしいな~って思うところもあるので。世界的に売り出していくなら今後そういう意識も取り込んだ作品作りはされるんだと思う。

今パッと思い出せるものだとニュータイプ的なアレコレではないけど鉄血のオルフェンズのシノとヤマギ片思いだけど)とか、最終回でアトラとクーデリアが恋愛関係って感じはない気がするけどパートナーシップというか、女性同士で連帯してるようで良い関係性を築いてるんだな~と思ったり。

逆シャアでのアストナージとケーラの関係を見て男性から食事の話を振って一緒に食べようっていうのも公開当時からしたら先進的だったのかな。

ファーストからだとミライさんみたいな優秀な人が家庭に入ってしまうのもったいないなあと思うものの、チェーンは技術者として開発にもしっかり関わっていたけどこれは独身からがっつりやれてたのかもね。

F91シーブックの母とかカミーユの母も仕事楽しさに家庭を顧みずって感じだったので、キャリアを望んだりやりたい仕事を突き詰めようと思うと子育て二の次にしないとだめな時代でもあったんだろうなあと想像する。(現実今でも完全に改善はされていないけど)だからガンダムめっちゃ女性活躍してるぞ!と言われても独身からでは?既婚や子持ちには難しい仕事ではない?職場環境は良いのかな?とか考えてしまうところがある。

余談ですがティターンズは月の有給が3日増えるって言ってたけど年間36日あるの?すごない?取得できてるの?って思う。

ジェリドがライラ大尉出会って不要プライドを捨てて自分の弱さを認めて成長しようとするところが良かっただけにライラ大尉亡くなったのが悲しいなあと思う。ライラ大尉とジェリドの関係性も良かったな。

は~ガンダム見どころ多くてとても楽しい

TV版Z見たら次は劇場版ZZを見ようと思う。

まだ見てない作品がこんなにあるんだと思うと楽しい日々です。

2010-12-04

http://mantan-web.jp/2010/12/04/20101204dog00m200036000c.html

ガンダム日本人小沢一郎シャア・アズナブル? 異色のガンダム論の新書発売

 「小沢一郎シャア・アズナブル」「ザク零戦」などのユニークな視点で、日本人日本風土を引き合いに出してガンダムの魅力を論じた新書ガンダム日本人」(文藝春秋)がこのほど出版された。240ページで819円。

 著者の多根清史さんは、季刊のアニメ雑誌オトナアニメ」のスーパーバイザー担当したライターで、国際政治学者として有名だった故高坂正尭(こうさか・まさたか)・京大教授の門下生。ユニークな視点の記事を執筆アニメ分野を中心に活躍している。

 第1章では、ガンダムに登場する「ジオン公国」と戦前日本世界の状況を比べ、第2章では、ザク日本戦闘機零戦ガンダム戦艦大和に例えながら、ソニーの「ウォークマン」など小さなもの好きの日本人日本製品の「縮み志向」などにも触れている。第3章では、ガンダム舞台となる「スペースコロニー」に言及し、62年のキューバ危機や、18世紀の経済学者マルサスの「人口論」といった意外なキーワードとともに論じた。最終章となる第4章では、小沢一郎民主党幹事長が、自民党政権を失ったときキーマンだったことにかけて、ガンダム世界宇宙世紀破壊しようとした主人公のライバルシャア・アズナブル」になぞらえ、類似点などを指摘した。著者の多根さんは「絵空事にすぎないアニメに、いい年をした大人が夢中になれるのかを真剣に考えた。ガンダムを通じて日本のよさを思い出してほしい」と話している。(毎日新聞デジタル

バスク・オムだろ」という突っ込み多数。

2008-09-14

こんなアニメはイヤだ!(ジブリ×Ζガンダムの場合)

こんなアニメはイヤだ!(宮崎駿×Ζガンダムの場合)の続きです。そろそろネタ切れで、2つしかいいのが出てきませんでした。

ブランの墓

――ジジイジジイで、生きようと思った――

今年でそれぞれ94歳と84歳になるブラン・ブルタークベン・ウッダーは、老人ホーム「スードリ」での生活を送っている。お世辞にも快適とは言えない「スードリ」での生活で、車椅子でようやく動けるほどのブランと、身体は至って元気だが少しだけ痴呆気味のウッダーの唯一と言っていい楽しみは、互いに身を投じ生還した太平洋戦争の話に華を咲かせることであった。2人は、静かだが堅い友情で結ばれていた。

しかし、幸せな生活も長くは続かない。施設所長ナミカー・コーネルによる介護保険の悪用が発覚してしまった「スードリ」は取り潰されることとなり、2人は別々の介護施設への転居が決まる。別れを嘆くウッダーに対して、ブラン家族にさえ内緒にして手放さなかった土地と家を持っていることを明かし、良かったらそこで暮らしてみないかとウッダーに提案する。

ブランの提案をウッダーは快諾し、2人の新たな生活が始まった。しかし、グローバル資本主義によってムラ的コミュニティの崩壊した地方では近所付き合いなど皆無に等しく、役所から紹介してもらった訪問型の介護サービスに連絡を取ると遠いという理由で断られ、また、あてにしていた年金支給も高齢者医療制度による実質の減額で苦しいものとなり、2人は現実の辛さに直面することとなる。

さらに、しばらくもしないうちにブランは脳溢血で倒れ、あっさりとこの世から去ってしまった。ブランの死を伝えるために家族電話するウッダーであったが、「なんでそんな家と土地があることを隠していたんだ!」という第一声がウッダーに追い打ちをかける。

土を盛りパイプ管をひもで結わえた十字架を挿して庭に作ったブランの墓の前で、ウッダーは手を合わせながら、この悲惨な現実を世に知らしめるために、爆弾を積んだ軽トラ厚生労働省に突っ込む自爆テロを決意するのだった……。

平成合戦ジェリド

――オレだってがんばってるんだよォ――

東京都多摩市議会議員ジェリド・メサは、まだ若いながらも市長の座を虎視眈々と狙う野心家である。昨今の多摩市では、老朽化し入居者も減るニュータウンを取り潰し、大規模なごみ焼却施設と最終処分場を建設する計画が持ち上がっており、周辺自治体も巻き込んだ、議会、住民、環境保護団体などが入り乱れての混乱の只中にある。

ジェリドは同期議員カクリコン・カクーラーとともに、市長ジャミトフ・ハイマンおよび所属する与党政党ティターンズ」の重鎮議員バスク・オムの息のかかった建設賛成派の急先鋒を務めていたが、大学時代から環境保護活動に参加している恋人マウアー・ファラオとの仲は険悪になる一方で、頭を悩ませていた。

そんな折、建設反対を訴える対立政党連邦」のやり手議員であり、大学時代空手部の先輩でもあったライラ・ミラ・ライラが謎の死を遂げる。これに大きなショックを受けたジェリドは、ティターンズの先輩議員ジャマイカン・ダニンガンに事の真相をを問い詰める。そこでジャマイカンの口から出た言葉は、家族誘拐拉致による反対派への恐喝、それでも従わない場合の毒ガスによる殺害など、賛成強行派による恐ろしい手口の数々だった。

非道の一端を担っていた自分を恥じ、汚名挽回を誓ったジェリドは、内部告発の準備を進める最中で、メラニー・ヒュー・カーバイン経営するごみ処理プラント建設会社アナハイム・エレクトロニクス市長ジャミトフとの癒着の、決定的証拠を掴む。単純な告発では握り潰されてしまうとのマウアーの忠告を受け、あくまでティターンズ内部からの瓦解を目指すことにしたジェリドは、壮絶な化かし合いの政争に身を投じることとなる……。

 
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