これはプロではない人の自語り。
X(旧Twitter)「投稿したモノはAI学習に使っていいってことなんで、勝手に使うわ!」(超要約)。
ということで改めてネットにイラストや作品を上げることについて話題になっている。前からその機能はあったが、設定でOFFにできた。それすらなくなるらしい。
増田は完全創作でイラストを投稿している。AI学習に無断で使われてしまうのはネットに投稿する以上、仕方のない事だと思っており、なるべくサインやウォーターマークを記載したり、無断使用禁止を明記はしている。
XはTwitter時代、2010年ごろから始めていた。今からしたらド下手で小学生の落書き未満の画力だったが無断転載はあった。でも自分はそんな奴に絡んでいく必要性もなければ、まだネット上の無断転載を罰する意識も特に無かった。そのため基本放置で、自然消滅を待っていた。カス野郎だなとは思っていた。
だから「ネットに投稿=無礼者が勝手に使う」という意識は昔からある。ネットのデメリットとして当然だと思って無視を貫いていた。
増田と絡んでくれる人、応援してくれる人は両手で数えるくらいしかいないけど、その人たちはなりすましも静かに報告してくれたし無断転載には反応していなかった。
Twitterを始めてからネット浸りで、投稿数も多く、それもあって無断転載されまくりだった。
だけどネットだと気軽に閲覧数が増える。フォローしてくれる人もいる。毎回絵にふぁぼ(いいね)してくれる人もいた。その数字が気持ちよかった時期もあった。
でも、リアルイベント(コミティアなど)に出るようになってからはTwitterやネットからは徐々に離れるようになった。投稿するのは宣伝やちょとした絵と落書きだけ。それから無断転載は減った気がする。
リアルイベントの宣伝はいつも3RT2いいねくらいで「そんなに人来ないかな」と思っていたが、実際は数十人は来るし、売り上げ的にリアルで通りがかった人が買う場合が8割だ。そこからまたイベントに参加するとまた来てくれたりする。それは本当に嬉しい。
リアルイベントでイラストを発表しても無断転載AI学習はなくならないが、自動で取られることはないし、現地に来ないと意味がないので多少は防げる。(めちゃくちゃ最悪な話、金払っているならまぁ…という心持ちにはなる。それでも嫌だが)
リアルイベントの場合、買ってくれたファンに直接「ありがとうございます」が言えるのが利点だ。
だから今回の話題も正直今更感はある。とりあえずXに停滞し続けると、AI学習に賛同している人間だと思われるので、それが嫌で離れるつもりではいる。だが、いかんせんSNSで宣伝力が強いのは現状Xになる。インスタはちょっと趣向が違うので宣伝力があまりない。といってもリアルイベントでは通りすがりが購入の9割くらいなのでネットなんてしなければいいのかもしれない。宣伝とかそんなものこんな一個人の力じゃ大して宣伝にもならない。もっともフォロワーが1万人越えだったら別だろうが、それ以下は宣伝したって大して変わらん。
自分のHPを作って、クロスフォリオみたいにBot対策している投稿サイトにあげる程度でいいのかもしれない。
前まで気が付けばTwitterを毎時間開いていたが、そんな意識になってからはXは週に2時間程度にしか開かない。
リアルで生きればいいかと思うようになってきた。無断でAI学習されるのはムカつくし、著作権どうなってんだよ、他人のふんどしで稼いでんじゃねーよカスって意識だが(増田は二次創作で稼ぐ人もあまり好いていない。赤字かトントンでいろやアホそれが常識じゃなかったのか)、今はそれを罰するのも面倒だ。
AI学習に勝手に使われるのは仕方がないし、避けられないが、その無断AI学習という行為に賛同はしたくないという人は多いと思う。
ネットから離れて、リアルイベントくらいでしか同人誌や作品を発表できなくなるような時代に戻るのが一番いいのかもしれない。色紙受け付けていますって、アナログに戻るのもいいだろう。
プロになりたいのならネット上で苦しみながら活動しておこぼれを貰うんじゃなくて、ちゃんと就活でポートフォリオ作って乗り込むようにすればいいじゃない。賞に応募しまくればいいじゃない。少なくとも昔はそうだったんだし。
そうするとネットという広い場所で宣伝できずに、みてくれる人や可能性は減ると思うが…でも自分のHPの宣伝程度でもファンは付くし、それでもいいんじゃないかな。それこそコンテストに出て知名度を得るとか、個展を開いて活動するとか、いろいろある。ネットという便利だった物が絵描きに優しく無くなるのなら、自分の足で発表するのが一番の防衛だし、やっぱりリアル交流は楽しいよ。何のための体だよ。
重ねてになるが、リアルのみの発表だったとしても無断でAI学習されるかもしれない。いや、されるだろう。それでもネットにポンポン上げるよりかは多少の防衛になるんじゃないかな。しょうがない。だって無断でAI学習させている人間に「やめてください」なんて言ったって聞く耳を持つわけがない。
万引きしている人間に「万引きやめてください」って言ったって大体は言うことを聞かない。なら万引きGメンを雇うとか、巡回を強化するなどこちら側が変わらないといけない。それでも万引きは無くならないのと一緒。万引きする奴は店の事情なんて知らない。むしろ店側を文句を言ってくるウザイ存在でしかない。
そんな風に、ネット投稿の意識やルールをこちら側が変えないといけない。面倒だけどさ。
はっ!もしかしたらXくんはネットに依存しすぎた絵描きをネットから解放しようとして……はないか。
昔を思えば、小学生のころから誰かに褒められるでなくずっと描き続けていたことだし、絵を見せ合っていたリア友は2人くらいしかいない。
ポンポン手軽に奪われてしまうネットをやめることで何万人の無言閲覧者を失っても、リアルで「いい作品ですね」「素敵ですね」ってたった一人から貰えるだけで本当は満足するべきなんだと思う。感想を一言言ううも買わなかった人もいる。だが構わない。初心はそうだったはずなんだ。実際何万の閲覧数より、一言の感想の方が嬉しい。なんでもすべて数値として出てしまうネットで、いろいろ変な思考になっていたんだ。気が付かないだけできっと疲弊していたんだ。
ちなみにコミティア150は11月17(日)ビックサイトで開催!個人の文化祭!
増田も出ているぞ!何があるか歩き回るのが面倒?そんなあなたに見本誌コーナー!それに現場はネット活動を一切していない人もたくさんいて、一期一会の快感が得られるぞ!絵だけじゃなくて食品サンプルだってお手軽に買えちゃうぜ!前回は手縫いポーチと手作りアロマ置きを買ったぜ!行けるなら行こう!そして一目惚れしたら「素敵な作品ですね」と声をかけよう!増田はそうしている。