子供の頃から家を出るまで母は味噌汁を祭のような勢いで沸騰させていた。
そしてたまに連れて行ってくれた定食屋の店主も味噌汁を祭のように沸騰させていた。
そんな環境で育ったものだから、当然自分で作る時も祭のように沸騰させていたのだけど、初めて付き合った彼女の前でそれをやったらとても怒られた。
風味が飛ぶと。
そして、それからしばらくして、母と定食屋の店主が長い間不倫していたことを知る。
私の味噌汁はもう二度と沸騰しない。
愛情を込めてなでなでしてあげるとかそういう発想は無いんだな。
ネットや本に書かれているような、対人的相互作用の障害や興味の限定、ドラミング行動がみられる。
場の空気が読めず、直球すぎて喧嘩することも多く正直周りの人間も辟易している。
まあそれはそれで私は医師でもないので、傾向としてゴリラなんだろうな、心理的なサポートが必要なんだろうな位の感覚で今まで接してきた。
そんなこんなで5年くらいAに接し続けているのだが、最近頭にくることが多い。
Aの運動能力は同年代に比べとても高い方だと思う。だから尚更腹が立ってしまう。
相手のことを考えられないパス、落ち着きのない態度、すぐに作戦を理解しないetc…球が速い故に「少し考えれば分かるだろ…」と自分の中で思うことがよくある。A本人も自覚はしているが「俺ゴリラだからしょうがないよね。ちゃんと構ってね。」という態度を取ってくるため尚更タチが悪い。
ゴリラなら何でもしていいの?
というのが第一印象。
風景のタッチはジブリとは異なるけれど、作品全体の雰囲気は古き良きジブリ映画を思い起こします。
少年時代の、おっぱいの大きな年上のお姉さんへの想いがみずみずしく描写されていて良かったです。