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はてなキーワード: 紙幣とは

2010-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20100312220857

借りた人がお金を使っても貯金してる人が取り崩してもその人たちに何かを売った人の口座へ移動するだけで使い道が設備投資だろうが生活費だろうが浪費だろうが世の中全体の現金預金はふえも減りもしない。銀行が貸したときに増えて銀行から借りた人が返したときに減るだけ。管理通貨制では自国国債永遠に借り替え続けるだけで返済する必要もない。円紙幣預金の保有者が何かを買った時点で返済してもらったようなもの。そして売った人が新たな貸し手になる。

2010-02-27

http://anond.hatelabo.jp/20100227005133

デフレ貨幣価値独立事象。 デフレしてるし、貨幣価値が下がる事もあれば上がることもある。

実態としては経済グローバル化して、安いものが大量に入ってきた。つまり、貨幣価値が上がった。ただ、実態と貨幣価値に不均衡が出たので、その不均衡が時間と共に是正される。つまり、所得が下がる。よって見た目デフレになっている。

これが、自国の高い生産性により、貨幣価値が上がったのなら、不均衡は出ないので、所得は維持される。つまり、たとえ給料の額面が変わっていなくても、生活は豊かになる。つまり成長する。そして多分に給料の額面も上がる。このとき、高付加価値化が起こって、物が高くなる。インフレに見えるがインフレとは少しちがう。

 

逆に、これが、他国の生産性が上がったことにより、副残物的に貨幣価値が上がったのなら、不均衡が時間と共に是正されるので、所得が減少する。正確にはデフレとは現象は同じでもデフレとはちょっとちがう。マイナス成長

どこぞの0がいっぱい付いた、紙幣を出した国のように、生産性の減少によって、貨幣価値が減少し、それを補うために物が高くなり(外貨ベースでは価値が一緒)、貨幣の0の数が増えていくのがどちらかというと、インフレ。なんじゃなかろうか?

 

物の値段が相対的に高くなる理由は2つあって。

みんながリッチになったからという理由だけで、払えるから払うということで、高くなっていく。(おなじキャベツイチゴでも高くなるが品質が上がったり、パックの中のイチゴの向きが全部そろっったりする。)時と

みんながプアーになって、単純に輸入品が買えなくなるから、高くなった。というのは、似てるけどぜんぜんちがう。

相対的に安くなる理由も同じ。

2010-01-27

そうだ!

千羽鶴紙幣で折ればいいんだよ。

相手を困らせる自己満足もこれで一緒に解決だ!

2010-01-17

売る人だけでは売買は成立しない

江戸時代だろうがジンバブエだろうが絶対成り立つこの経済の原則すら理解できない人があまりにも多い。某経済学者が「邦銀は国債を売り逃げして海外投資するから日本国債が借り換え不能になる」みたいなこと書いてたが、売るということは誰かが買ってるということもわからないんだろうか。邦銀から日本国債を買った人が代わりに日本国政府に貸すだけだし、日本人海外投資するために外貨を手に入れる場合も外貨を売って日本人から円を買う誰かがいる。普通はその円をたんす預金にしないわけだから結局邦銀とかの円預金還流して円債券を保有したままになる。仮にたんす預金の円紙幣で保有する場合でも日銀経由で日本国政府に無利子で貸すことになる。それと日本国債はほとんど固定金利なので暴落しようがそれは売った人の売却益が減り、買った人の満期時の利益が増えるだけのこと。新規発行分に影響はあるが、短期金利日銀政策金利とほぼ連動するので短期国債の利払いがいきなり膨れ上がることはない。新規の長期国債金利が上がるが、長期国債公的年金日銀保有分も多いのでその分日本国政府収入も増える。破綻論者は国債の利息が5%増えれば800兆×5%の40兆も利払いが増えて税収を超えるとかあほみたいな煽りをよくするが、金利が上がるときはインフレ好景気のときなので、政府政治的に不可能で増税できなくても自然増収がある。本当にハイパーインフレが起きるならそのときの税収だってハイパーに増える。国債の全部が民間によって保有されてるわけでもないし、国民の利息収入からも税金は取られるし、市場金利が動いても既存の国債の利払いは変化しないし、長期金利短期金利の動きも違うのに。日本国政府価値保証してる円紙幣預金者に返済する義務のある邦銀がBIS規制とかもあるのに、日本国政府が信用できないから新興国とかに円建てでどんどん貸し出しを増やすような状況を考えてるんだろうか。円預金も結局預金保険とかで日本国政府保証してるようなもんなのにね。

2010-01-12

携帯代が高いとか酒を飲むなとか全く理解できんな

携帯代を多く支払えば携帯会社利益になるし酒を飲めば酒造会社利益になるし酒税として税金にも還元される

暖を取るため紙幣を燃やしたとかやぎの餌にしたとかしたら非難されるべきだろうが

貧困ビジネスやって2億円脱税した奴は全く叩かれず、パチンコ屋に行く人を追跡して叩きまくっている

http://www.asahi.com/national/update/1228/TKY200912280466.html

こういう馬鹿が多いから悪い奴が甘い汁吸うのだろうて

2010-01-09

QOLとはこれのこと

QOLとはこれのこと

http://labaq.com/archives/51349546.html

1. 夜ぐっすり眠るとき

2. 忘れていた紙幣がポケットから見つかる

3. 好きな人とベッドで抱きあう

4. 涙を流すほど笑う

5. 朝、二度寝をするとき

6. 洗いたてのシーツで寝る

7. お買い得品をゲット

8. 誰かを笑顔にする

9. 旧友に会って話す

10. 思い出し笑いをしているとき

11. 日曜日家族ローストディナーを食べる

12. 誰かにイケてると褒められる

13. 熱い飲み物とお気に入りの本をひもときながら、ソファでひととき

14. 何キロ体重が減ったことに気づく

15. ベッドで朝食

16. 仕事に行く日だと思って起きたら週末だった

17. 見知らぬ他人が道で微笑みかけてくれるとき

18. 古いアルバムに目を通す

19. テイクアウトして食事

20. 初雪を見たとき

21. 車の中でお気に入りの歌を歌う

22. 友達とランチ

23. 赤ちゃんの笑い声を聞く

24. マッサージしてもらう

25. プールサイド読書iPodを聴く

26. 雪の中で遊ぶ

27. ぴったりフィットするジーパンを見つける

28. ナンパされる

29. 女同士で飲む

30. 家で自分を満たす時間

31. 刈ったばかりの芝生のにおい

32. 友達と飲み屋で過ごす

33. ベッドに寝ている赤ちゃんを見るとき

34. すばらしい景色が見える部屋で目覚める

35. 洋服のショッピング

36. 友達からの手紙

37. やせて古いジーパンフィットする

38. 誰か特別な人を知るために一晩中起きていること

39. 母親手料理

40. 夜のお出かけのためのおしゃれ

41. バンドライブに行く

42. 仕事のあとの冷たいビール

43. 古本屋で本を見る

44. 映画を見に行く

45. 新しいヘアスタイル

46. スーパー自分が並んだ列が速い

47. 枕の冷たい側

48. DVDを見る

49. ほろ酔い

50. プチプチをつぶす

2010-01-04

数枚の「同一番号」中国人民元。これがなんと「本物」鑑定という、「とてつもない闇」の入り口を覗き見た

ttp://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20091204/199237/?P=1

米国EU中国偽札だらけとなると、こと「紙幣だけ」から見る限り、世界基軸通貨になり得るのは、日本円しかない。偽が少ないし、管理がしっかりしているし、経済も安定している。人民元などと違って、世界中で使える、ちゃんとしたハードカレンシーだ。

日本円は、これまで偽札を理由に新札に切り替えたことなど、一度もない。本物の札の質が高いからだ。

しかし、日本はいかんせん金(ゴールド)の保有量が少なすぎる。

アメリカがあれほどひどい経済状況で巨額の赤字を抱えていても経済がガタガタにならず大きな顔をしていられるのは、もちろん米ドルが基準通貨で、「金が足りなくなれば」国債を刷り、日本中国に買わせられるから。

米ドルが基準通貨になっている背景として大きいのが、圧倒的な量の金を持っていることだ。

2008年3月時点で、アメリカが8134トン、2位ドイツが3417トンと、その差は大きい。日本に到っては765トンと、米国の10分の1以下だ。中国もまだ600トンに過ぎないが、「10年以内に1万トンまで増やす」と、20009年11月30日に高官が発言している。

先日、IMF放出した大量の金塊を、インドが購入することが話題になった。なぜ日本が買わない(買えない)のか、情けなく思う。大量に抱えている米ドルで買えばいいではないか。

本気で日本円基軸通貨ひとつにしたいのなら、民主党政権は、率先して金保有量を増やすべきだ。

2009-12-20

手取り16万で毎月貯金を増やしていく方法

つづき書いた

http://anond.hatelabo.jp/20100813005210

16万というのはあくまでも個人的な例で。もっと少なくてもうまくやれば可能でしょう。

家賃はよく言われる「手取りの3割」に則って5万円としておきます。

ポイント

  • あるお金を我慢して使わないようにするのでなく、貯める分のお金は見えない状態にしておく
  • 決めた金額以内で毎月生活する
  • 払うべきは早めに払う
  • 余計な手数料はいっさいかからない。無料

準備編

銀行口座を開設する

下記のすべての口座を作ってください。どれもネットで開設できます。

新生銀行
選考理由:何時でも何回でもATM手数料無料だから。生活銀行として便利です。
スルガ銀行ANA支店
選考理由:VISAデビットカードが使えるから。VISAデビットカードとは銀行口座の残高だけ使えるクレジットカードのようなものです。ANA支店キャッシュカードVISAデビットカードが分離しているところが他の支店に比べてよいところ。
住信SBIネット銀行
選考理由:無料の定額自動振込サービス機能があるから。毎月決まった日付に決まった金額を自動的に振り込むことができる。毎月3回まで他行でも無料。ちなみにイーバンクにも同じ機能があります。振込み回数が住信SBIネット銀行の3回で足りない人はイーバンク口座も作ってください。
クレジットカードを作る
楽天カード(クレジットカード)
選考理由:「住信SBIネット銀行からの引落に対応している」「引落日が27日」の二つ。給与が25日支払いの人には楽天カードお勧め。つまり、クレジットの引落は給料から真っ先に払ってしまうということ。この選考理由に合致していれば他のカードでもオーケーです。もし合致するカードを持っていなければ作りましょう。給与支払いが25日以外の人はSBIカードお勧めSBIカードなら引落日を自分で決められます。

仕組みを作る

住信SBIネット銀行の定額自動振込サービス機能をセットする

毎月3回まで無料なので3回分セットしておきます。また給与25日払いを例に考えます。

日付金額振込先内容
26日50,000既存口座家賃大家に振り込む or 既存の引落用口座に振り込む
1日72,000新生銀行衣食住のうち「衣」「食」の部分
2日8,000スルガ銀行VISAクレジット決済用

家賃新生銀行振り込みの間に日が開いているのは、ここにクレジットカードの引落日が入るからです。休日とかが入ると、後ろにずれ込むこともありますから。

インフラ系(電話,電気など)の支払いをクレジットカードにまとめる。

水道やガスなども、極力クレジットカードにまとめましょう。銀行引落でもいいのですが、たいてい引落日がバラバラなので残高不足になりがちです。

額はライフスタイルによって異なるでしょうが、余裕を見て2万円としておきます。

給与支払いを住信SBIネット銀行に切り替える

自動振込みをセットしても、肝心の収入が別口座では意味が無いですので。

家庭用金庫を買ってくる

8000円くらいであるみたいです。ぐぐってください。

VISAデビットカードカード番号をネットショップに登録する

楽天アマゾン、Y!ショップなど。既存のクレジットカード登録をすべて抹殺してVISAデビットカードに切り替えましょう。iPhoneにハマっているひとはiTunes storeも忘れずに変更しましょう!

運用

カードを持ち歩かない

財布には「新生銀行キャッシュカード」と「スルガ銀行VISAデビットカード」のみ入れておきます。他のキャッシュカード/クレジットカードは家庭用金庫にいれて、鍵は親にでも預けましょう。特に住信SBIネット銀行自動振込みしか使いませんので取り出す必要はありません。

持ち歩く紙幣千円札のみ

新生銀行からお金を下ろすときは千円札のみにしましょう。週の頭にATMから二回9000円下ろして、それで一週間すごすようにすると個人的にはちょうど良いです。

ネットショッピングで使いすぎることがない

ええ、この方法だとスルガ銀行残高の毎月8千円までしか買い物できません。足りない人は調整してください。

クレジットカードの代わりにVISAデビットカードを使う

VISA加盟店であれば、決済の際にVISAデビットカードで決済できます。デビットカードというと店の人も「?」な顔をするので、普通クレジットカードとして堂々と使いましょう。支払いも聞かれたら「一括で!」

オサイフケータイは使わない

便利ですけどね。使いすぎてしまいますので使わないでおきましょう。

収支

ここまでの方法を使った場合の収支をまとめますと

日付 内容 収支 移動額SBI残高 新生残高 スルガ残高
25日給与160,000 0160,0000 0 0
26日家賃振込み -50,000 0110,0000 0 0
27日クレジット支払-20,000 0 90,000 0 0
1日生活費 0 72,000 18,000 72,000 0
2日VISAビット 0 8,000 10,000 72,000 8,000
例:楽天で散在 -8,000 0 10,000 72,000 0
生活 -72,000 0 10,000 0 0

残った!一万円残ったよー!

まとめ

住信SBIネット銀行自動振込み機能とスルガ銀行VISAデビットカードを使って、なるべく無理なく無駄遣いしない方法を紹介しました。

あとは王道の積立定期とかも組み合わせると最強ですね。

2009-11-14

事業仕分けにおける、財務省の卑怯さ

民主党による事業仕分けが始まりました。

さて、場所は

市ヶ谷にある財務省管轄の独立行政法人国立印刷局が保有する

職員研修用の体育館

その広さ、1600平方メートル

ちなみに東京ドームの広さは216平方メートル四方。

実に東京ドームの8倍の広さ!

紙幣刷るのに体育館がいるのかよ!!

しかも市ヶ谷バスケットコートバレーボールコートがいるのかよ!!

つか、紙幣なんて東京じゃなくても刷れるだろ!?

で、この独立行政法人体育館

最後にお役に立った後に売却する方針らしいが、

それで目をそらすところが実にいやらしい。

事業仕分けの「仕分け」をやったのが財務省

財務省独立行政法人

ほかの省に比べて巧妙に痛みが少ないヤツばかりを出してる。

(第2回配布資料)

資料2 事業仕分けの対象となる事業・組織等(案)

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s2.pdf

国土交通省なんかが

ナタでめったぎりのぎっちょぎっちょんにやられているのに比べて

この痛みの差はどうだ。

財務省は、蚊に刺されたくらいだぞ。

>権限の弱い部局や事業は悉く俎上にあがっているように見える。

>逆に言うと、本当のエリート官僚たちの逃げ道はこのリストにはないと言っても過言ではない。

>このリストにない出先機関が本当は聖域なのだ。

トラックバックしておくと、まさにこーゆーこと。

てか、財務省に仕分けを委託する政府政府だが、

財務省も他省庁から恨み骨髄みたいなことするよな~。

それでもって、

強いところはさらに強く。

弱いところはさらに弱く。

ますます「ちょっと待った!」と言いにくい社会が出来上がっていく。

官僚にも格差

これでますます見えにくく巧妙になってくのに気づいてないのか、国民よ。

財務省タバコ税1兆円差し出す気なんてこれっぽっちもないぞ。

民主党は熱意をアピールしているが、

結局のところ、官僚政治をわかってない抜け作ぞろいだ。

事業仕分け】「私の話も聞いて!」 飛び交う怒声、矢継ぎ早の質問に官僚も反撃

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091111/stt0911112057026-n1.htm

※なんかトラックバックがうまくいかないのでリンクはっとく。

http://anond.hatelabo.jp/20091112233035

2009-11-12

行政刷新会議】事業仕分けを読み解くたった一つの方法

[事業仕分け]はじめました。

いよいよ始まった行政刷新会議

行政刷新という鳴り物入りで始まった会議だが、オープンにする姿勢など一定の効果はあがっているご様子。


しかしテレビで見る事業仕分けは、どこかシュールな気がした。

今回はそれについて書こうと思う。


暇な人はホームページhttp://www.cao.go.jp/sasshin/index.html」が出来ているので、見てみよう。

急いで作った感があるが、必要な情報はありそうだ。

ここで配布資料、今後の計画、議事録、珍しく実況中継機能までカバーされている。


静香吼える

鳴り物入りといったが、国民新党なんかの静香ちゃんは、評定する委員の構成に外人がいるとか、

新党人間がいないとか言っている。

またいつものぼやきかと思うかも知れない。


与党最高のトリックスター静香ちゃんがいうことは大体ピントがずれているが、

発言するタイミング政治家特有の勘からか当たっている事が多い。


今回も声をあげるタイミングバッチシだ!


読んでおくといいリスト

おっとと「行政刷新会議とは?」「事業仕分けとは?」

という人は、まずはこのあたりを事前に読んだほうがいい。


(第1回配布資料)

資料5-1 事業仕分けを含む今回の歳出の見直しの考え方

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d1/pdf/s5-1.pdf


資料5-2 事業見直しの視点

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d1/pdf/s5-2.pdf


(第2回配布資料)

資料2 事業仕分けの対象となる事業・組織等(案)

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s2.pdf


上記は、事業仕分けの意義や視点がある。たしかによくまとまっている。

第1回の配布資料は乱暴にまとめると「国民に見える形で、無駄な事業を棚卸しして、予算を圧縮しましょうよ」っことだ。


おもしろいのは第2回の配布資料2。

ここに「事業仕分けの対象となる事業・組織等」の一覧がある。


よ~く読んでほしい。


[事業仕分け]対象のなぞ

まず、ここから浮かび上がる1つ目の疑問は、どうしてその事業が行政刷新会議の俎上にあがったかということだ。

これは静香ちゃんの声とシンクロする。おかしいな、と。

案を作った財務省担当あたりは、すげー苦労してつくったんだ、とか言いそうだけど、部外者が見たら、恣意的以外の

何者にも見えないリストだ。


おそらく各省庁の横の調整もあまりうまく言っていなかったんだと思う。(上層部だけはつながっているかも知れないが)


弱い省庁たちの夕暮れ、さらに弱い部局を叩く。


権限の弱い部局や事業は悉く俎上にあがっているように見える。

逆に言うと、本当のエリート官僚たちの逃げ道はこのリストにはないと言っても過言ではない。

このリストにない出先機関が本当は聖域なのだ。官僚たちはこのリストが、逆に読まれることまで気が回らなかったに違いない。


うまく隠蔽したつもりかも知れないが、ここにない事業や出先機関こそ大事だと思う。

よく読んで外部にある資料類と比較すれば、おかしい省庁がいくつか見つかるはずだ。

切られてもさして痛くない蛸の足をリストにあげている省庁こそ疑うとよい。ここではあまり具体的には書かない。


シュールぽりてくす

さて、最初にテレビの事業仕分けの様子がシュールだと書いた。

一般人も傍聴に参加できる事業仕分けであったが、予想以上の人数のため受信レシーバースリッパが足りなくなったらしい。

おばちゃんが「スリッパがないっ」て怒ってる映像があり笑えた。


突っ込むのはそこじゃないよ!

蓮舫女史の口角泡飛ばしが見所じゃないよ!


後ろに映っている風景!えだの、うしろ、うしろ~。


国立印刷局職員用体育館


東京のど真ん中の市ヶ谷に、ものすごくでっかいバスケットコート付き室内体育館

東京のど真ん中でないと紙幣印刷できないんでしょうか?

バスケットコートがないと紙幣印刷できないんでしょうか?

バスケットをして腕力を鍛えないと、重い輪転機が回らないんでしょうか?

ポイント入れる集中力ないと、透かし技術は成功しないのでしょうか?


無駄遣いの中心で無駄遣いを叫ぶ

税金無駄使いの中心地で、税金無駄を叩く。

喫煙所で肺がんの患者を診察するようなもんだ。


健康な絵。シュールとはまさにこのこと。さいごに体育館が役に立ってよかったねって、じゃねーー!!

責任者でてこーい。


監査休題。さて国立印刷局はどこの出先機関でしたっけ?


予算の執行そして代案

そうそう予算の執行しか(強制的に)目が言っていないけど、収入の分配はどうすんだ。


酒類研究所が事業仕分けにあがっていたが、同じ嗜好品たばこ収入はどうなる?

たばこは1兆円近い税収(地方税は別)が毎年あるぞ。


これを活かせば、目的の削減額はかなり近くなると思うんだけど。

弱い事業をちくちく公開でいじめて、民衆のルサンチマンを解消しなくても済むかもね。

(もちろん精査は今後も必要だけど、やるならもっとフェアにやるべき)


たばこ税なんて副流煙含めて国民健康を、ガリガリ削って得られるまさに血税だ。

どこかの省庁が一人占めなんてしないで、当然差し出してくれるよね?

国民のために。


参考:「たばこ国家財政に貢献している」という話は本当か

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/05/post_2331.html

2009-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20091111054127

じゃあ、お金って書いて良い? 紙幣貨幣お金もお札もとにかく全部、円を増やせ! って意味なんだけど。

2009-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20091108180028

正確には、

一連の議論でわかるのは、無限ヘリコプターマネー*をしたら、いつか・どこかで・よくわからん規模のインフレが"高確率で"起きるということだ。

です。

それは一連の議論でわかった事ではなく、最初からあなたが持ってた意見では?

こちらの意見無限ヘリコプターマネーは不可能だということ。無限の数字を書いた紙幣とか口座なんか貨幣経済として成り立つとも思えない。バーナンキ背理法でいわれる無税国家にしろ国債買占めにしろ、歳出も国債残高も有限なので実際にやっても無限貨幣供給にはならない。

私も、それも原因の一部だと思ってます。ただし、兆円のオーダー(一京円以下)のお金を配る等の無茶な政策をすれば原因がどうであれ高確率インフレになるだろうし、そんなに無茶じゃない範囲(数百兆円規模)でも、それなりにインフレになると思ってます。ただし、そこまでしてインフレにすることにメリットを感じません。

インフレにするメリットがないというのはどういう根拠で言ってるのかわからない。論理の飛躍では?ヘリコプターマネーインフレが可能だからといって、メリットがない(あるいはある)という証明にはならないはず。これも一連の議論からわかったことではなくてあなたが最初から持ってる意見だよね。

http://anond.hatelabo.jp/20091109174350

あとリフレ派なんてものはありませんよ。リフレ政策をバカにする人たちがつけたレッテルだと思っています。

私が言ってるのは、http://wiki.livedoor.jp/reflation/ にリンクしてるバナーです。リフレ派というのは、バカにする用語なんですか?いちご等で自称していたのでそうは思いませんでした。申し訳ない。

それでは本題。

Q1. デフレはよくないのではないか?

A1. デフレインフレもよくない。

まず最初からおかしい。マイルドインフレが一番望ましいというのは世界経済学者のほとんどが賛成する。たしか、そういう統計がどこかにあった。

 デフレインフレもよくない、これは、共通認識です。ただし、どちらかといえば低いインフレのほうがいいと考えている学者が多い。君の指摘は、揚げ足をとってるだけ。「Q1.1緩やかなインフレは悪いことですか? A1.ゼロインフレが好ましいので金融政策でゼロに近づけるべき」 という記述があって、「池田は主流の学者意見が違う」と言える。それでも、1+1=3のような間違えではなく、主流の学者と違う意見を持っているというだけだ。

 また、その場合にも、「たしか、そういう統計がどこかにあった。」いうような指摘は、学者を非難するのにはよろしくない。たとえば、「JEFFREY ROGERS HUMMEL (2007) Econ Journal Watch, 4, 46-59 にMost macroeconomists now favor a low but still positive rate of inflation. という表記がある。だから、池田意見は主要なマクロ経済学者の意見とは異なる」というように、ちゃんと文献をあげるべきだ。

 加えて次のECBHPを見てほしい(これは、Q2にも関係する)。普通中央銀行がかなりゼロインフレに近いインフレ値が好ましいと考えているのがわかる。

Reasons for aiming at below, but close to, 2%

Inflation rates of below, but close to, 2% are low enough for the economy to fully reap the benefits of price stability.

It also underlines the ECB’s commitment to

中略

# take into account the possibility of HICP inflation slightly overstating true inflation as a result of a small but positive bias in the measurement of price level changes using the HICP

http://www.ecb.europa.eu/mopo/strategy/pricestab/html/index.en.html

 以上のように、ヨーロッパ中央銀行は、HICP(Harmonised Index of Consumer Prices )で2%以下かつ2%に近いHICPを誘導目標としている。しかもHICPは、少量のポジティブバイアス(実際のインフレ値より少し多めにでる)性質がある。だから、ECB目標としているマイルドインフレは、かなりゼロインフレに近い。

Q2. 日銀はいくらでも紙幣印刷できるのだから、インフレにできるのでは?

A2. ゼロ金利状態では貨幣需要が飽和しているので、中央銀行マネタリーベースを増やしても銀行の貸し出しが増えず、市中に流通するマネーストックは増えない。

はい。これもおかしい。いわゆるバーナンキ背理法を理解していない。

 まず、バーナンキ背理法は、日本ネット社会に広がったスラングである。普通の「(経済)学部生が習うような」教科書に載ってるようなものではないし、(世界)標準の経済学者が使う用語ではない。バーナンキは、彼の師匠であるフリードマン敬愛をこめて、お金を刷ってヘリコプターで撒けばインフレになると言っただけである。それを日本人が変な名前を付けた。これは、無限お金を刷って(金融政策)撒けば(財政政策)、いつか・どこかで・なんらかの規模の物価上昇が高確率でおきるであろうとしか言えない。ヘリコプターマネーをすれば、適正な物価が保てるというものではない。

 それは、上記したECBHPにも見られる

provide an adequate margin to avoid the risks of deflation. Having such a safety margin against deflation is important because nominal interest rates cannot fall below zero. In a deflationary environment monetary policy may thus not be able to sufficiently stimulate aggregate demand by using its interest rate instrument. This makes it more difficult for monetary policy to fight deflation than to fight inflation.

 ヨーロッパ中央銀行ですら、「デフレ時には、金融政策で総需要の刺激ができなくなり、デフレに立ち向かえなくなる」と言っている。デフレ時に、金融政策(マネタリーベースを増や)しても、デフレ克服は難しいというのは、池田日銀だけじゃなく少なくてもヨーロッパ中央銀行意見でもある。

 また、「ゼロ金利状態では貨幣需要が飽和しているので、中央銀行マネタリーベースを増やしても銀行の貸し出しが増えず、市中に流通するマネーストックは増えない。」というのは、おそらく池田が嫌いなケインズ学派の流動性の罠という考え方であり、教科書に載っている。

デフレFAQリフレ派版)

* Q1. デフレインフレもどちらもよくないのではないか?

* A1. インフレ率は2%くらいがちょうどいいというのが世界常識です。

   あまり低すぎるとすぐにデフレにはまってしまう危険性があり、一度はまってしまうと

   デフレから脱却するのは難しいからです。ちなみに統計的にインフレ率が低くなると

   失業率が高くなるというのが経験的にわかっています(フィリップスカーブ)。

   日本には失業者がたくさんいるので、インフレ率をもっと上げたいところです。

* Q2. 日銀はいくらでも紙幣印刷できるのだから、インフレにできるのでは?

* A2. 中央銀行マネタリーベースを増やしても銀行の貸し出しが増えず、市中に流通するマネーストックは増えません。

     安心してお金を市中の流通量を増やすためには、最適なインフレを必ず実現すると宣言して、目標に達するまで

     緩和政策を続け、市場に絶えずメッセージを発信する必要があります。総裁の発言をたどればわかるように、

     日銀デフレ脱却にあまり熱心ではないとみられているので、いつまでたってもデフレにはまったままなのです。

     でも簡単な話、いくらおカネを発行してもインフレにならないなら、政府予算無限大に使えることになってしまう。

     実際にはそんなはずはないので、いつかは必ずインフレになります(バーナンキ背理法)。

* Q3. 日銀はすでに0-2%インフレ目標を設定しているのにインフレになってない、インフレにするのは無理なのでは?

* A3. 目標にすることと実現できることは別。日銀無責任にうだうだやっているだけなので、

     本当にインフレにする気があると思われていません。東大に入ると宣言しても一生懸命勉強しなけりゃ

     実現できないのと同じです。政府日銀をきちんと監視して、目標を達成を約束をとりつける必要があります。

     つーかバーナンキ背理法参照。

* Q3. 日銀が「4%のインフレを15年間続ける」と宣言すればインフレが起こるのでは?

* A4. クルーグマンも今年に入ってからのインタビューで、日本に4%インフレを薦めています。

     撤回したというのは英語の読めない池田妄想です。もちろん宣言しただけではダメで、

     それを裏付けるような積極的な手段をとらないとダメです。

* Q5. あらゆる資産日銀無限に買えば、インフレが起こるのでは?

* A5. 確実にインフレが起こります。日銀も非伝統的な政策に踏み込んで株を買ったりといろいろ試してはいるようですが、

     言い訳程度にやっているだけなので結局デフレ脱却は果たされていません。「2-4%のインフレを達成するまであらゆる

     手段を尽くす」と明確に宣言させる必要があります。ちなみにトヨタ自動車に300万台以上の余剰生産力があります。

     日本供給力がありあまっているので、ジンバブエのようなハイパーインフレは起こり得ません。

* Q6. インフレが起こっても、中央銀行コントロールできないのでは?

* A6. 総裁や政策委員が無能でなければコントロールできます。インフレターゲットを設定している諸国では、

     長期に渡って目標値を逸脱することは許されず、おおむね達成できています。ハイパーインフレなどと

     極端なことを言いだす人ような人に政策を任せなければ大丈夫です。

* Q7. 欧米中央銀行通貨供給を大幅に増やしたのはプルーデンス政策日銀欧米並みに供給を増やす必要ないのでは

* A7. 欧米通貨供給が増えたのに日本通貨供給を増やさないと、需給関係で円高が進みます。

     円高のせいで日本輸出産業は壊滅状態です。ますますデフレの進む要因になってしまっているので、

     日本欧米並みに通貨供給を増やすのが当然です

* Q8. かつて量的緩和ドル買い介入によって日本経済不況を脱出したのでは?

* A8. 日銀も一時、「時間軸政策」などによってリフレ的な政策をとり、ある程度効果がありました。

     が、デフレ脱却を実現する前にやめてしまいました。ほんとやる気がないんですね日銀は。

* Q9. 政府紙幣を発行すれば、財政赤字を増やさないでインフレが起こせるのでは?

* A9. それは国債日銀引き受けで確実に効果があります。インフレターゲットと連動させて行うのが肝要です。

* Q10. なんらかの方法で「マイナス金利」を実現することはできないか?

* A10. 深尾光洋氏のいうように、現金に課税するなどの方法をとれば不可能ではありませんが、

     わざわざそこまでしなくても、市中の国債をすべて買い切ることからはじめればOKです。

* Q11. 今の日本需要不足だから、供給を増やす構造改革よりGDPギャップを埋めるリフレのほうが重要では?

* Q11.その通りです。構造改革リフレ政策は矛盾しません。いくらトヨタ自動車世界最高品質自動車

     作っても(供給の強化)、買ってくれる人がいなければ意味がありません。デフレが進むだけです。

     構造改革をすすめるためにもリフレ政策(需要の回復)は重要です。

     今の日本ブラック企業でバカみたいに働かされている人が多い半面、働きたいのに

     職がない奴がたくさんいる状態です。労働市場がまともに機能していません。

     自然産出量水準=完全雇用産出量水準のはずがありません。

あと適当ブラッシュアップしてください。>誰か

デフレFAQ

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308946.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308946.html

どうにかしてよ

 池田信夫

 マクロ経済学専門家ではないと自ら述べている点を指摘して、「門外漢が口を出すな」とは言わない。

 ただ、(経済)学部生が習うような単純なことの認識が間違っている。

 これ。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308946.html

>Q1. デフレはよくないのではないか?

A1. デフレインフレもよくない。

 まず最初からおかしい。マイルドインフレが一番望ましいというのは世界経済学者のほとんどが賛成する。たしか、そういう統計がどこかにあった。

>Q2. 日銀はいくらでも紙幣印刷できるのだから、インフレにできるのでは?

>A2. ゼロ金利状態では貨幣需要が飽和しているので、中央銀行マネタリーベースを増やしても銀行の貸し出しが増えず、市中に流通するマネーストックは増えない。

 はい。これもおかしい。いわゆるバーナンキ背理法を理解していない。

 この方は経済学を学んだことがあるのだろうか? と疑う。

2009-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20091108151204

一連の議論でわかるのは、無限ヘリコプターマネー*をしたら、いつか・どこかで・よくわからん規模のインフレが起きるということだ。

一連の議論ではそうなっていないのでは?

http://anond.hatelabo.jp/20091108122838では「しかし、無税国家が成り立たない可能性がゼロではない。無限マネー供給しても、無限に物の供給が増加したら物価は変わらない。だから、(厳密)な背理法ではない。」と書いてる人もいるので。

それと厳密に言えば無限貨幣発行は不可能なはず。どれだけ高額紙幣を発行しようが大量の買いオペをしようが常にマネーの量は有限値。無限通貨発行は不可能なのにそれを前提として議論を進めるのは空理空論。

2009-11-06

リフレ派に反撃された。

[2009.11.6]

日本以外の中央銀行はみんな紙幣を刷っていて、中央銀行資産はとんでもない比率で伸びている。日本だけが財政規律を唱え、日銀資産を増やさないでいるのは異常であるという主張らしい。

日本以外の中央銀行資産を増やす過程で、それらの国家国債金利は、一様に下げてきている。これに対し、日本金利バブル崩壊以後、ずうっと低金利に張り付いていて、下げる余地が無い状態が続いてきた。

つまり、比較の原点が、ずれているのである。

中央銀行が抱え込める資産というのは、ようするに、国土を切り売りして支払う事ができる限度額である。日本の場合、地下資源が無く、一億二千万人の高度な教育を受けた誠実な労働力(最近はそうではなくなって来ているが)だけで経済を回していた状態であり、国家破綻後の債権回収という場面において、担保価値があるのは国土だけ、労働力は当てにならないという常識から、中央銀行が抱え込める資産の規模としては、既に限界に達している。

この限界に達している国家と、数%の高金利国債を発行できるだけの健全財政を維持し、十分な担保価値のある地下資源を持っている国家との差を、考えなければならない。

日本以外の中央銀行紙幣を刷り、資産を増やしていけるのは、経済的に維持できる限界に近づいただけで、既に限界状態を20年近く続けている日本とは、まだまだ体力的な差がある。

中央銀行資産が増えたり、財政赤字が増加すると、金利を上げられなくなる。金利を上げると、国債の利払いだけで税収が吹っ飛ぶという状態になる為である。日本の場合、国と地方が抱えている財政赤字は合計で1000兆円を超えている。国税は直接・間接を全部合わせて約40兆円である。つまり、国債の平均金利が4%上昇したら、税収が利払いだけで消滅する事になる。3年で平均値が4%上昇するには12%、5年で平均値が4%上昇するには8%まで金利が上がらなければならないが、そういう危険性がいつ実現してもおかしくない状態にある。

このような状況は、金利を低くして、国民お金国債だけに集まるようにしなければ維持できない為に、株式投資等は、投資利回りの低い投資で無ければならず、国策として、不景気であってくれないと困るという状況が生まれてくる。他国の景気回復依存して輸出産業利益を求めるというのは、時間を稼ぐ手段であって、状況を改善する効果は無い。状況を改善するには、まずはプライマリーバランスの実現が必要であるし、少なくとも、税収以上の歳出を止めるという財政健全化が無ければ、先の展望が無い。

国民の預貯金年金の積み立てが十分にあって、国債を買う資金があるうちは、自転車操業は回っていくが、それらが輸出先の不景気グローバリゼーションによる輸出産業喪失少子高齢化といった理由で減り始めると、国債を買うお金がなくなり、低金利が維持できなくなって破綻するのである。この破綻を、政府紙幣を発行して政府発行の国債を買い、国債中央銀行に売り渡して、その売り上げとなった中央銀行発行のお金でばら撒きを行うというのが、おそらく、リフレ派の狙いであろう。中央銀行バランスシート上は、国債現金とが見合いになるが、国債の裏付けが税収ではなく政府発行の政府紙幣となる事から、貨幣価値が毀損されるのである。

リフレ派は、貨幣価値中央銀行バランスシートによって担保されていると考えているのであろう。中央銀行が力を持ちすぎると、中央銀行の首を縦に振らせさえすれば良いと短絡的な思考をする者が出てくるのである。中央銀行の役割は貨幣価値の番人であって、貨幣価値勝手に変更できるわけではない。不換紙幣制度における通貨の信任は、生まれる前から存在していたからという理由で永久不滅なのではない。その価値を毀損しないように、一般受容性を維持する為に財政健全性を維持する行為が続いているから、存続しているだけである。

周りの人がやってくれるなら、自分選挙区ぐらいならばら撒いても大丈夫だろうという人が現れ、"あそこの先生道路公園公民館補助金を持ってきてくれるそうだが、オラが在所の先生はどうかね?"という、平等主義の選挙民達が集りまくったのが、自民党の長期安定政権の実体であり、その決算が、莫大な財政赤字であり、結果が、金利を上げられない国内事情となり、その将来が、国内産業の崩壊と失業者・無業者の増加となる。この末路を何とか変えなければならないのだが、今の政権では無理だろうし、未だにばら撒きを求めるリフレ派がのさばっているのでは、有権者の側からの意識改革も難しいようである。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

リフレーションを人為的に起こす事で財政を立て直せる?

[2009.11.5]

リフレーションを人為的に起こす事で財政を立て直せる?

デフレーション政治的に発生しているのであれば、インフレーション政治的に起こせるという考え方が、積極財政派(リフレ派)と呼ばれる人々の主張である。

この主張の問題点は、デフレーション政治的に発生しているという前提にある。秤量貨幣や兌換紙幣の時代において、デフレーション人口や物資の生産量の増加に貨幣流通量が追いつかなくなる事から発生していた。悪性の伝染病戦争人口や物資の生産量が停滞していた瞬間に、相対的に貨幣流通量が潤沢になり、貨幣流通量を政治コントロールできる、すなわち、政治的にインフレに誘導できる瞬間があったと言える。しかし、長い歴史の中で、純粋政治的なリフレが成功したと言えるのは、鉱石から金を取り出す手法が改善された時期(砂金の直接利用から水銀を使ったアマルガム法への転換期、及び、青化法の実用化によって低品位鉱からも採算が取れるようになった時期)、及び、海外の金鉱山を持続的に開発取得できた大航海時代くらいと言える。それらの具体的手段によって発生した貨幣価値の低下であって、政治は何もしていないと言えなくも無いのだが、それを言ってしまっては、政治の立つ瀬が無い。

不換紙幣時代において、デフレーション物価の低下、すなわち、生産の過剰、もしくは需要の減少から発生する。設備投資のローテーションの都合から発生するというのが、経済学上の分析なのだが、実際には、それ以外にも技術の開発や競争が止まる事によっても発生する。現在日本(及びアメリカ)において発生しているデフレーションは、この、企業活動の停滞から発生している。

企業活動の管理を、競争を重視する方向に振るというのであれば、穏健なリフレ策となるのであるが、リフレを求める人々の本音は貨幣価値の毀損にあり、物価の上昇による利益幅の確保や通貨安による輸出の拡大が目的となっている。近代以後、リフレをやろうとして成功したと言えるのは、完全雇用に近い状態を維持し、かつ、米ドル経済圏世界中に広げるという目的があった日本高度経済成長期だけと言える。

完全雇用とは程遠い状態で、しかも、海外市場を求める事ができないし、借金を踏み倒したら軍隊を送り込んででも取り立てるという親日的な基軸通貨国も存在しない現状では、貨幣価値を毀損して相対的に物価を上げるというリフレ策は、通用しないどころか、不景気なまま物価だけが上昇するスタグフレーションへと突入する。

歴史上、リフレをやろうとして失敗した国家は、例外なくスタグフレーション突入し、内政の混乱を取り繕う為に外敵を求めて対外戦争を起こすか、内乱を起こして王や貴族を殺し、共産主義社会主義軍事独裁制などへと政体を変えているのである。

リフレ派が、貨幣価値を毀損して物価を上昇させるという考え方であるならば、貨幣制度そのものを破壊するスタグフレーションの引き金を引くだけとなる。中国日本を売り飛ばす事が目的売国奴であれば、日本円貨幣価値を毀損する政策を喜んで実行するであろう。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

2009-10-13

政府借金は全部国民の預貯金不動産資産になるのだから、赤字国債バンバン出すべきである?

国債が全部国内で消化されている事から、このような発想が出てくるのであろう。国債外国外人投資家に買われている国家の場合を考慮できない視野の狭い田舎者マクロ経済を語るばかりか、統治しようという時に、理解できない物を理解した振りをする為に、間違った主張をしているのだが、それを、誰も教えられないという点が、権力者に物を教えることの難しさと言える。

表題の主張にしても、では、国民が預貯金を消費し、不動産資産を換金した場合、そのお金はどこから出てくるのかという問題を出せば、たいていの人は自力で答えにたどり着ける筈である。答えにたどり着けないならば、政治経済に関わるのはやめて、手に職をつけて身体を動かして稼ぐ仕事につくべきである。

お金はどこで作られているのかという問題がある。

造幣局で作られている紙幣貨幣の総量は、市中に流通している量のおおよそ5%以下でしかない。残りの95%は、信用供給によって発生したお金である。

市中銀行中央銀行法定準備金を積む。この法定準備の9倍のお金を、貸し出しして良いという事になっている。預貯金として集めたお金の9割を貸し出しに回し、1割を法定準備にするというのではなく、10割を法定準備に出す。というのも、お金の大部分は、金融機関の口座の間を転々とし、現金として引き出される額はその一部でしかない。したがって、現金として動いているお金よりも、数値情報のままで動いているお金の方がはるかに多くなる。この、数値として動いているお金の総量が、預貯金額(現金資産)の9倍の融資残高となっているのである。

つまり、預かったお金の9割を融資に出して、金利を稼ぎ、その利子から利息を支払うという状態ではなく、預かったお金を全額無利子の法定準備に積み、法定準備の9倍のお金を書類上の融資に出して金利を稼ぐという状態になっているわけで、貸し出しと預け入れの利差は、ばかばかしいほどに広がっている。

問題は、この9倍の融資予算を元利をきっちり返してくれる人や法人に貸さなければならないという点にある。規制と許認可で企業活動を縛り上げて間接金融による護送船団方式をやっていた時代や、地価の右肩上がりがあった時代には、この仕組みはうまく動いていた。

配当性向が0%に限りなく近く、しかも懲罰的累進課税によって、企業内部留保が十分に溜まって金融機関のお世話にならなくて良くなると、間接金融による護送船団方式はうまくいかなくなった。そこで、融資の先がマイホームへと向かうようになったのだが、今度は、地価の高騰からローンの期間が長くなり、労働者はローンを返す為に会社にしがみつかなければならなくなり、労使関係に歪みが出てきてしまった。過労死問題が出た後で、その反動雇用の流動化が出てきたが、企業側の主張だけが通って低賃金派遣労働ばかりになってしまった。

賃金水準の低下は、預貯金の減少を招き、法定準備を取り崩さなければならなくなる。法定準備を1割削ると、法定準備の9倍のお金融資に出しているのだから、削った法定準備の10倍の金額を貸し剥がさなければならなくなる。賃金水準の低下から購買力の減少が発生するだけならまだしも、バランスシート健全性を維持する為に貸し渋り貸し剥がしをしなければならなくなり、デフレ不景気が同時に発生してしまったのであった。

貯金額が減れば、必然的に融資予算も減少していくのだが、そうなると、内部留保が十分にある企業は良いが、それらの蓄積が無かったり薄かったりする中小企業は、資金ショートを起こしやすくなり、サラ金商工ローンといった、筋の悪い金を利用しなければならなくなる。

所得の減少から購買力の低下になり、さらに、資金繰りの悪化とつながり、日本産業構造だけでなく、社会構造も、かなりがたがたになってきている。

この状態は、国債を出してバラ撒きをやっても決して改善しない。自民党をぶっ壊すという小泉政権に対する300議席の支持も、その後の自民党の迷走に対する反発から、民主党へ投じられた300議席超の支持も、つまるところ、経済の行き詰まりに対する、国民からの請託である。しかし、民主党政権は、自民党の一番悪い時期の政権よりも酷いという事が徐々に明らかになってきている。

社会がまともであれば、母子加算や子供手当てといった政治的給付は必要ない。そんな制度が無ければやっていけないということは、社会が不健全であるという事に他ならない。

おそらく、健全社会という概念が存在していないのであろう。

行政司法政治がでしゃばらない社会健全社会である。貧困が無いとか、犯罪が無いとか、援助交際が無いといった状態が健全社会なのではない。それらは個人の問題であり、社会の問題ではない。それらが発生する原因を無くせないのが社会の問題である。汚職は個人の腐敗であり、汚職を摘発して関係した政治家を断罪できないのが社会の腐敗であるというのが、元ネタだったような気がするが、個別の問題に拘り、全体を見ないというのは、全体を見れないという能力の欠落をごまかす手段として利用される事が多い。

無能である事が判明したならば、速やかに席を空けるというのが、社会人として、世間に晒されている人としての、矜持ではないだろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.10.13]

2009-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20091012113316

円をドルに変える人が増えても売買である以上その逆をやった人も当然同じだけいるはずなのでその人たちの円が銀行に預けられその銀行の円が日本国債という形で貸し出されるという形になるはず。インフレ率が高くするには日銀バランスシートを拡大しないといけないので民間銀行が貸すというより日銀が貸すみたいな部分が大きくなりそうだけど。銀行に預けないとしても日銀券は日銀負債なので円紙幣の保有は無利子で日本国政府に貸すのと同義。

あと日銀券の発行量は80兆くらいで日本国政府外貨保有量は100兆円くらいなのでドル化もできなくはない。

http://anond.hatelabo.jp/20091012010337

ちゃうねん。

国は金持ちへの利払いのために、増税しなければならない。

ここが違う。

利払いであれ元本であれ、日銀紙幣を発行しまくる(=ハイパーインフレを起こす)ことで国債を紙屑に出来るから大丈夫

その結果、国債&円は紙屑になって国債持ち(上流)と円建て資産持ち(中の下)は大損するけど、外貨持ち(上流)と不動産等持ち(中の中以上)は影響少なし、借金持ち(下流)はボロ儲け。

なんて素晴らしい社会でしょう、さぁそういう社会を目指しましょう。

っていう感じ。

え?突っ込みどころが多過ぎる?いんだよ細けぇことは!

2009-09-28

http://anond.hatelabo.jp/20090927172633

なんだそりゃ?

「なぜ経済成長しなければならないか?」は「なぜ生産付加価値の創出)を拡大し続けなければならないか?」なんだからGDPのご高説なんぞ関係ない。

不換紙幣価値を認めてしまった以上、経済の成長が止まればみんなそろって債務超過自己破産なんだよ。

2009-09-16

Google世界征服はありえるか?

そのうちGoogle電子マネーとか発行しだしたりするんじゃないかと思ったりする。

それが圧倒的に優れていれば、給料Googleマネー払いとなり、人々はGoogleマネーでしか物を買わなくなり、紙幣が世の中から消えるとか。

まあそんなことはないんだろうけども、世界政府樹立の可能性よりはGoogleによる世界征服のほうが可能性としてありえそうでない?

2009-09-08

転職に成功したので書いておく

田舎から上京して東京のとある著名な私大に在籍。その1年目にして叔父がまさか倒産。両親が保証人になってたせいで、家族全体として多額の借金を背負う。学費稼ぎのためにコンビバイトを始めるが、逆に単位を落としがちになり、その結果、育英会奨学金が止まった。生活で精一杯のため大学中退することにした。なぜか両親の逆鱗に触れ、勘当される。このとき2000年成人式を終えたばかりの春だった。

大学中退高卒扱いだ。学歴武器仕事しようと思っていたために、どうやって生きていけばいいのか目標を見失った。一人暮らしだから無職にもなれない。まずコンビニバイトをやめようと思った。

最初は新社会人の就職活動と同じような感覚マイナビをひとしきり見てたのを覚えてる。ここで給料相場観を掴み、フロムエーとかanで求人を探した。技術が身につくなら何でも良いと思っていたが、求人からIT技術者人口が相当薄いんだろうという事を感じた。その結果「IT企業で雑用ができる」「初心者歓迎」のような説明のある企業に応募することが多くなった。

IT企業ではないが「システム部門での雑用」ができる中小企業があったので応募。「残業できますんで働かせて下さい、中退した理由は色々ありますが、とにかく仕事がしたいんです」と素直に申し出たところ、賞与がないという条件付きで採用された。月給17万前後新入社員歓迎の飲み会全裸になったのが大ウケしたのが良かった。バカ田大学のバカが来たと言うような感じでバカにされながら仕事したが、それでも真面目に雑用をこなしているうちに徐々にシスアド仕事ができるようになってきた。

この会社で覚えたことは結構ある。

この結果、最終的には社内で使うサイトを構築から任されることになった。資格でもプログラム言語でもないが「仕事する人にとって使いやすいWebサイトGUI)を作る」というデザイン技術は確実に身についたと思っている。

働き始めて2年目で初級シスアド基本情報に挑戦して両方とも合格した。このとき情報シスアドも挑戦したが午前科目で不合格。これは翌年も挑戦して合格した。

コツコツ貯めたはした金で、株式にも挑戦する。ちょうど紙幣バラ撒きのパフォーマンスで有名な「あしぎん株」騒動に乗っかり、30万円の大損をする。ここで自分には儲けるセンスがないことを思い知る。しかし仕事に対するモチベーションを大きく上げることになったと思う。

この会社では色々な知識が入ってきてレベルに応じた仕事ができるいい環境だが、入社条件があるだけに、どんなに頑張っても昇給はなさそうだと考えるうちに将来が不安になった。クレジットカードショッピング枠のリボ返済がきつくなり、返済に追われるように転職を決意する。2006年

ここで参考にしたサイトは Re就活マイコミ。物は試しと色々なIT企業面接に出向くも、ほぼ全滅。採用されたとしてもマルチまがい商法に参加するような会社だったりして、入社後すぐ辞めたりした。

面接に落とされた原因は恐らく4点。

技術専門用語で語れないこと。
例えば「ワン側の設定もできる?」「経験のあるフレームワークは?」と言われても曖昧な返事ばかりしてた。仕事場で身につけたノウハウと、その内容を指し示す用語が頭の中で全然リンクしておらず、チグハグな回答しかできないのである。それを説明するために専門用語があるのだ、と思いながらとにかく用語を勉強した。
活舌が悪いこと。
自分の声をマイクで録音し再生してみた。そしたら実際恥ずかしい活舌だった。こんな努力は誰にも見られたくないと思いながらも、とにかくマイクに録音して治す作業で、苦手なサ行を治した。まだ治りきっていないけれど、自分の声を聴いて「自分の声じゃないわぁ」と言っているうちは自分の声を理解してない、そう思うように頑張った。
人相が悪いこと。
まずマユゲを整えるようにした。知り合いに会うたび「印象変わったねー、マユゲ剃ってるーwwwおっかしーwww」と屈辱を受けるも、なんとか耐えた。そして、2ヶ月に1回は美容室に行き短髪にするよう心がけた。最初は入るの出るのも恥ずかしかったが、2回目、その美容室お姉さまに「久しぶりー!伸びるの速いねー!」と可愛く言われたのが妙に嬉しくて、それ以降美容室に抵抗なく行けるようになった。あと、自分の顔はヒゲがあったほうがカッコいいらしいと言うことも分かる。第三者の意見は大事だと思った。
自分に自信がないこと。
高級デリヘルを頼んだ。即解決した。あの150分は今でも強烈に記憶に残っている。

今までやってきた仕事をどう面接で表現するのか、何が目的で働きたいのか、今から働こうとするその会社に対してどのような手段で貢献するのかを正しく話すことができれば、それだけでいいんじゃないか、と思うようになりました。その結果、会社ニーズマッチしていないことが分かれば、素直に他あたるのも大事だなぁとも思うようになりました。

上場を目指す会社に運よく入ることができ、年収が1年目350万。しかし社内システム関連業務全体における役付きの地位がまわってきて、このご時勢で入社3年目にして900万まで伸びました。そして今に至ります。

2009-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20090903110302

タダで「頒布」して、「頒布」する人全員の本人確認をして住所氏名年齢等を控え、本の各ページにシリアル番号を記載し、コピースキャンをした場合に紙幣みたいに記号(シリアル番号)が浮かび上がるような紙を使えばいいんじゃないかなあ。

規約を破った者はムラの掟に従って厳重に処罰されます」とかいう契約書を書かせればさらによい。

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