はてなキーワード: 日経平均とは
ご指摘の通り、株価は経済理論だけでなく、市場参加者の期待や心理にも大きく影響されます。「円高イコール株安」という考え方は、必ずしも常に正しいわけではありません[1]。
実際のデータを見ると、1972年から2023年までの52年間で、5%超の円高となった28年のうち、半数の14年で日経平均が5%超上昇しています[1]。これは、円高でも株価が上昇する可能性が十分にあることを示しています。
さらに、円高にもかかわらず株価が大きく上昇した年もあり、その平均上昇率は19.74%に達しています[1]。これは52年間の平均騰落率7.54%の約2.6倍です。
市場参加者の「円高イコール株安」という反応は、パブロフの犬のような条件反射に似ている可能性があります[1]。過去の大きな経済ショックや災害が円高と株安を同時に引き起こした経験が、この認識を強化した可能性があります。
しかし、実際には円高と株高が同時に起こることもあり、特に米国株が上昇し、米国の金融政策が緩和的な場合、日本株も上昇する傾向があります[1]。
したがって、「円高イコール株安」という単純な図式は、必ずしも現実を反映していません。市場参加者の期待や認識が株価に影響を与えることは確かですが、それだけでなく、実際の経済状況や企業業績、グローバルな市場動向なども重要な要因となります。
Citations:
[1] https://www.smd-am.co.jp/market/daily/focus/2024/focus240705gl/
[2] https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/B3WL6KE2BJMDXIMIAICSDULTC4-2024-10-01/
[3] https://www.dlri.co.jp/pdf/dlri/04-20/1010_e.pdf
[4] https://go.sbisec.co.jp/media/report/op225/op225_241015.html
[5] https://www.smbcnikko.co.jp/first/learn/stock/kiso02/kiso02_3.html
[6] https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/beb9ea1a219363722370ec71d5d380f0f63cee68