いつもより元気が無く、表情も険しかったと思う。
そんなパパの様子を気遣ったのか、朝食のときに2歳の娘が自分の小さなおにぎりを、
はい、どーぞ
とパパに差し出してきた。涙が出そうになるのを堪えて、
と撫で撫でしてあげた。
それなら、4枚羽型のドローンのほうが楽だよ。
誰がどうみてもボケでは?
2足歩行だと単純なPIDじゃ動かなさそう
きりきり働きながら後輩たちを指導する雇われ店長の姿を見てなんとも陰鬱な気持ちになった。この男はこんなに働いても、おそらく私ほど稼いでいない。まさに会社の一部品の取り替えが効く存在として生きて何が嬉しいのだろう。どんな生い立ちをしているのだろうか。どんな学生時代を過ごしたのだろう?その頃どんな夢を見ていたのだろうか?ドトールの店長になるために生まれきたわけでもあるまいに。
この店長と同じく私を含めてこの店にいる客たちもまたこの資本主義社会の部品にすぎない。無個性な交換可能な存在として、資本の増殖に奉仕するだけだ。そういう現実が見えてしまうからチェーン店は嫌いなのだ。
なのに今日はドトールに来てしまった。なぜかそういう気分だったのだ。そしていつものように部品としての自分を再確認したわけだ。やれやれ。