2019-09-10

新卒エンジニアとして入社したデラックス社を退職しました

このたび・・・といってもも結構昔ですが、新卒エンジニアとして入社したデラックス・ワルードエンタテイメント退職いたしました

このブログ可能な限り主観を抜かして事実ベースで書ければと思います

スーパートップダウン体育会系

この会社が1社目ということもあり、転職活動をするまで知らなかったのですが、デラックス・ワルードエンタテイメント業界No.1の体育会系らしく、利用した転職エージェント面接を受けた面接官の方達に「あー君のところは激しいからねw」とよく言われました。転職理由ではネガティブ理由絶対にいうべきでないというのが定説ですが、私は割とポジティブ理由ネガティブ理由も全部話していましたが、「君のところは確かにそういうところありそうだねw」と、露骨マイナス評価はされませんでしたし、そういう話をしても同情(?)はしてくれても、1次面接で落とされるということは1社もありませんでした。

「ご指導頂き誠にありがとうございます!!」

デラックス・ワルードエンタテイメント上司絶対であり、間違っていようが決して口答えなどしてはいけないというような雰囲気がある。確かに上司権限発言力はとても高い。昨今増え始めた360評価なんてその言葉すら出てこない。

上司は間違っても決して部下に対しては謝らず、新卒Slack上での口癖が「誠に申し訳ございませんでした」と「ご指導頂き誠にありがとうございますである上司が優秀であれば良いのだが、上記理由から部署グループ全体のパフォーマンス上司の力量に左右されるので、たまに変な人が上にたつと、前期まではイケイケだった部署が急にパッとしなくなるということはよくあった。

バグを見つけても指摘するタイミングと人は慎重に

 えらい方々が開発に関わっている製品テストをしている最中エラーが発生することを発見した。調査をして報告をしたが無視をされ、2,3日後に説明なしでアサインを外された。その後他の人に検証タスクアサインされ、同じようにエラーが発生して初めてしぶしぶバグがあることを認めた。

「俺はエンジニアが嫌いなんだ!!」

あなたも元はエンジニアじゃなかったんですかと言いたくなるが、エンジニア自動化等の提案をすると、「すぐにエンジニアは横着をしようとする!だから俺はエンジニアっていう生き物が本当に嫌いなんだ!」と長々とお説教をされたことがあった

「俺は忙しいんだ!細かい指示なんていちいち覚えてるかよ!」

 忙しいのはわかる。だが毎日指示内容が変わるのは本当に困った。開発の進捗を報告すると、「なんで○○なんてしてんだよ!△△すればいいんだよ!早くやれ!」で、△△をして翌日再度報告をすると、「なんで△△なんてしてんだよ!××すればいいんだよ!そんな難しいこと言ってるか俺?」で、もう想像はついていると思うが、翌日××をして報告をすると、「なんで××なんてしてんだよ!○○するに決まってんだろ!」と。「その○○は一番最初実装方式なんですが、そのときは△△っておっしゃりましたよね?」というと、上記のように返された。

もう俺がやるからやらなくていいよ(ただしやるとは言っていない)

 最初上記のようなことがあってもひたすら謝罪し、最初実装したものを出し直すということをしていたが、ある程度経験を積んだりすると、ちょっと口答えもしたくなる。人間だもの。だが、上にも書いたように上司のお言葉絶対なので、口答えをしようもんならとことん罵倒され、もう俺がやるからやらなくていいとアサインを外される。ただし、実際にやることはなく、当初の期限をすぎてから、「うちのエンジニアはまだまだ新人でして、すぐにやらせますからもうちょっとお待ちください」と他の部署に平謝りしている。

毎朝30分毎に何をやるかの予定表を送る

毎朝出社すると、まず最初にやるタスクが「今日自分が何をやるか」を30分単位で1日分上司に送ることから始まる。そして30分毎に実際の作業が遅れていないか逐次報告しなければならない。

マネージャーには直接話しかけてはいけない。5分以下の短い話でも「秘書を通して」

基本的マネージャーは忙しいので、直接話しかけてはいけない。どんな短い話でも、からなず秘書を通してと言われる。ある時などは、「今月は忙しいから基本話しかけないで」とあり、まさかマネージャーと1ヶ月話さないということもある。これはマネージャーの下にチームリーダー等がいて、その彼らがちゃんマネージャーコミュニケーションをとれているのであれば良いのだが、基本マネージャーの下はみなエンジニアで横並びであった。

研修駅前で歌を歌う

新卒研修として、駅前で歌を歌わされる研修がある。詳しくは「富士 地獄研修」とかでググる動画かいろいろ出てきます

正社員にしてくださってありがとうございます!!」

月に数人程度だが契約社員フリーランスから正社員になる人もいる。その人たちは、全社員が集まるMTGで、壇上に立ち、感謝言葉を述べなければいけない。

正社員になれて本当に嬉しいです!これからも今まで以上に頑張ります!本当にありがとうございます!!」と。新入社員こそ正社員ほとんどだが、システムを開発しているメンバーほとんどが契約社員であり、実質ほとんど正社員はいませんでした。ただ、入ってくる中途の契約社員の方々は、正社員登用を目指して入社してくるらしい(私が仲良くなって聞いた範囲では)。ただ毎月何十人も入社して、そのうち正社員になれるのが数人なので、当然ほとんどは正社員になれない。

給与に関して

デラックス・ワルードエンタテイメント給与が完全に年功序列である。年齢毎の給与テーブルが決まっており、新卒でこの会社経験を積んだエンジニアと、入社したばかりの中途エンジニアでも、年齢によってははるかに中途エンジニアの方が給与をもらっている。

おまけとして、半年間で5日以上休んだらボーナス全額カットというすごい制度がある。

さいごに

デラックス・ワルードエンタテイメントシステムは本当に面白いし、メンバーは本当に素晴らしいと思う方が多かった。

だけど、デラックス・ワルードエンタテイメントという会社を本当に嫌いになってしまい、転職という道をとることに決めた。今はシステム開発ではないが、ベンチャーで働きそこそこの裁量とおちんぎんを頂いているので、頑張っていきたい。

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