私の今の職場にはものすごく人間として最低な上司がいる。簡単に言うとやっかいばあさん。いじわるばあさんなんかよりももっとたちが悪い。
もともと4人しかいない職場でなぜか3人が辞めていった。本人(上司)も辞めたかったようだがさすがに辞めさせてもらえなかったようで、そこに私を含め3人が入社した。
私は事務担当で他の2人が上司と同じ現場担当だったのだが、入社して2、3日ごろから2人が険悪なムードになっていった。仮に新しく入った2人をAさんとBさんとしよう。
原因は2,3か月後になってやっとわかるのだがAさんだった。Aさんは人の好き嫌いが激しく、仕事という分別なく嫌な人にはとことん嫌だ!という姿勢を見せる人だった。
入って2,3日で2人が怒鳴ったり、無視したり、私のいる離れた事務所に交互に愚痴を言いに来たり、正直明らかにおかしかった。そして2人とも「仕事が分からない、話が通じない」と言った。
それもそのはずで、上司は入って1日目でAさんに一通り仕事を教えたら、そのまま2日目はAさんに初日のBさんを任せたのである。
接客の仕事なので2人とも何をどうするか分からない上、Aさんの嫌いモードが入ったからさあ大変。2人は険悪なムードになるし私も入ったばかりでいちいち聞きに来られても分かるわけもなく、胃が痛くなった。
この時点ではAさんがおかしいとかBさんの態度が悪いとか、何が原因なのか分からなかった。
仕事のあと上司に2人の様子がおかしいと連絡した。その時の答えは「その人の人となりは1、2か月経たないとわからないから様子をみなさい」だった。
とりあえず様子を見てみようと思ったが、2人の険悪さは日に日に増すばかり。私も胃が痛くて眠れなくなっていた。
やっぱり2人がおかしいと上司に相談してみた。すると返ってきた答えは「わからないことは全部私(上司)に聞いてください!って言えばいいでしょ!!!あなたは自分が胃が痛いっていうけど、わたしがその2人がおかしいって話を聞いて胃が痛くなったらどうするのよ!!」だった。
正直びっくりした。
最初は2人も上司のいない所でバトルを繰り広げていたが、Bによる進言と、Aが上司にまで嫌いモードを発したため、上司がAにきつくなっていった。
そして2か月後、上司がAに対する愚痴を言い始めた。それは2ケ月前私がAについて語ったことと同じことだった。
そして上司はこう言い放った「誰が雇ったのかしら?人事が悪いのよ!」と。
正直言うと3月で前の職員が辞めていった時点で次の人は決まっていなかった。面接で合格を出した人たちが次々と辞退していったからである。結局4月に入っても決まらなかったので人事が仕方なく次に来た人をとりあえず雇って、1か月の試用期間を経たのち本採用にする、ということにしたのだ。
つまり入って2,3日で、私が「2人とも何かおかしいんです、怒鳴ったり無視したりしてるんです」と言った時点で、上司が面接なりなんなり動いてくれていれば1か月の試用期間内に切ることも出来たのに、それを見過ごしたのは上司本人なのだ。
それを棚に上げて人のことを悪く言うなんて…と思っていたが、ここから先がさらにひどくなっていくのである。
入ってまだ10日も経っていないころ、よく分からないお手紙が来た。事務は私1人しかいないし、離れた現場からたまたま去年のことを唯一知っている上司が来ていたので聞いてみた。
私「このお手紙リストに載っていないんですけど何ですかね?」上司「去年は震災でごたごたしてて今年落ち着いたから送ってきたんでしょ。それくらい察してね。」私「…(びっくり)」
まさか入って1か月もたっていないのにこんな言い方されるとは思ってもいなかった。友だちにも話したが「そんなのわかるわけないよ!!」と言ってくれた。そりゃそうだろ。でもこんなもんじゃなかった。
まず仕事を教えてくれない。流れが分からないから聞いてるのに「自分でやりなさい!」の一点張り。その上去年のデータや資料からこんな感じ?と手探り状態でやると「ちがう!勝手にやらないで相談して!!」と言われる。かといって相談すると「自分の仕事なんだから自分でやりなさい!」の一点張り。
正直神経が磨り減った。仕事を教えてくれないだけじゃない。上司はよく言ってることとやってることのつじつまが合わないのだ。
昨日はいいと言ったことが今日になるとダメ!になる。誰かの悪口を言っているのに賛同すると、そうじゃないこともある、いいところもあるんだから!とまた反対のことを言う。仕事の話じゃなくプライベートの話でも私たちの話には何かにつけて否定ばかり。
何か提案すると「何のためにやるの?誰がやるの?必要ない!去年とは違う!」の一点張り。そのくせ「じゃあどうするんですか?」と聞くと「それはあなたが考えなさい」としか言わない。
特にひどいのが私が具合の悪い時の対応で、イベントのある時に動けなくなって休むと電話を入れた時、「今日は休めないよ!?何言ってるの?」と言われ、挙句の果てに「わかったわ」と言った後に、本人は電話を切ったつもりだったのだろうが完全に電話は繋がっていて、そこから罵詈雑言のおぞましい呪いのような言葉が流れてきた。隣で聞いていたBも「あの時のあれはありえない」と言っていた。
私が朝具合が悪くぐったりしていると、それが気に食わないのか、過去にスルーしてきた問題を掘り起こしてここぞとばかりに叱ってくる。なぜその時言わないのか?それは自分の機嫌の悪い時に相手に当たるために残しているからである。
その時は「そんな大したことなかったんでしょ?」と大して気にも留めてないようなふりして、あとから「あの時のあれはあなたが悪いと思う!!」と言うのだ。
こんなこと言われて黙っている訳がない。私も言うべきことは言う。上司「前の人はアスクル注文する時は現場の方にも一声かけて必要な物はないか聞いてきたわよ!」私「それは私もやってますよね?自分が注文する時は聞いてるし、現場に物がないって連絡が入った時も注文してますよね?」上司「…」私「洗剤とかは私が直接買ってきてますし」上司「(間髪入れず)それは当然よ!現場でしか使わないんだから!!」私「…」
正直「だから?」という感じなのである。要は話が通じないのだ。
昔私が利用者からお手紙を預かってしまったことがあった。後に連絡して取りに来てもらって、「ほんとは預かることは出来ない、手間を取らせてもうしわけない」ということだったのだが、これを上司が怒った。上司「預かり物はするな!!」私「すみませんでした。以前働いていた所でもそのように言われていたのですが忘れていました。以後気を付けます。」上司「別に知り合いからだったら預かってもいいけどね!」私&B「…(唖然)」
そして常識がない。今まで専門1本で生きてきてその筋ではものすごい人なのだが、それゆえ他の世界を知らない。Aが仕事を辞める時、仕事がないと言ったのに対して「田舎の方ならいっぱい募集あるでしょ?何言ってるの?」と独身独り暮らしのAに月9万円の職場を紹介していた。
私「辞めていった前事務の人もここの給料じゃ生活できないって言ってましたよ。実際ここの給料だけじゃ生活できないですよ」上司「え?そうなの?」
上司は金持ちだった。余計世間知らずに拍車をかけているのだろう。
そして愚痴が多い。他の関連の職場の○○さんがどうだとか、人事がどうだとか、Aがどうだとか、ほんとによく愚痴を言う。私が入った初日にも愚痴を聞かされた。正直萎えた。
あるとき本部から研修生がやってきた。朝は比較的普通にいい人だったのだが、昼に現場に行くと何か様子がおかしかった。
あとから知ったのだが、上司から愚痴を聞かされていたらしい。他の関連の職場の○○さんの悪口だ。研修生の人はその○○さんをすごく慕っていたようで、それがすごく嫌だったらしい。
本部のアンケートに愚痴を聞かされたと書かれ、職場の名前が記名されていなかったので、本部としてはうちの職場じゃない所だと思っていたらしい。さすがにその道1本のベテランがちょろっと来た研修生に愚痴るなどと思わなかったらしく、3,4ヶ月してからそのことが発覚した。別に問題にはならなかったけど、とりあえずみんなの見る目は変わった。
そして上司として最大の欠点、責任を取りたくない人なのである。
以前研修会前に設営しないといけないけど人も時間も足りなくて困ったね、という話になっていた。正直時間を増やすということで解決していたのだが、なぜか本部には手伝いの人を用意する、という話になっていたらしく、研修会の前の週の金曜日に本部の人から直接それを聞いた。
私は手伝いはいらないと本部に連絡した方がいいのではないか?と上司に聞いたのだが、上司は「誰からの話?そんなの信用できるの?」と突っぱねた。本部の人からの情報なのに何が信用できないのだろう?と思いながら私は何だか悪い予感がした。
そして次の日の土曜日、上司は私に「お手伝いはいらないってメールしといて」と言ってきた。その通りメールはした。本部は土日祝日休みだが研修会は火曜日。月曜に見てくれれば間に合う、と思っていた。
事件は起きた。火曜の朝、もとからお願いしていた関連職場のお手伝いの人が、「お昼にみんな手伝い来ますよ」と言い放った。上司はキレた。「お前がちゃんとメールしないから悪いんだ!」と。
私は順を追ってきちんと説明した。「金曜の午後お手伝いが来ることを聞いた。上司は信用できない話だからとお手伝いはいらない旨のメールを送るのを拒んだ。そして上司の言う通り土曜にメールを送った。月曜日に本部の人が休みでメールを見ることができなかった。そして火曜日の今に至った。というかもともとお手伝いを頼んだ本部の人の責任でしょ?」
すると上司は何を言っているのか分からない「qあwせdrftgyふじこlp…」系の呪文を唱え始めた。そして午後、研修会中に上司はこう言い放った。
「事務の手違いのせいでこのような事態になりました」
私は何が起きたのか分からなかった。上記のセリフは全く私が関わっていない、研修中に起きたハプニングに対して言い放った言葉である。
これを言われた当初はなぜそんなことを言われたのかまったく分からなかったが、よくよく考えてみると、午前中に私が自分のせいではないと理論立てて説明したのがおそらく気に食わなかったのだろう、ということに結論が達した。要は責任を負いたくないんです。
なにか重大なことが起きると本部に連絡して、とか、本部の了承を得て、とか、そのくせ「私が責任取らないといけないんだからね!」と言う。ぶっちゃけあんたが責任取ってくれたことなんか1度もないからw
上司が休みの次の日は、「何でこうしなかったの!?あたしだったらこうするのに!!」とか、
前にプレゼントをあげてもいいと言っていたのであげたら「そんなこといちいちやってたらきりがないでしょ!!」って言ってきたりとか、
研修会に来た人に前の講座の資料あげたら「基本的には参加してない人にはあげてない。参加しないで資料だけ欲しいっていう人もいるでしょ?」って言われ、次の時にあげるかどうか聞いたら「勉強するためなんでしょ?コピーしてあげなさい」とかわけわかんないこと言うし、
高齢なので物忘れはするし、
私のことを昔居た職員の名前で呼ぶし、
そのくせ他の前職員はこうだったと、あなたもそうしなさいと言わんばかりな口調で言ってきたり、
私という人格を全くもって無視した、自分本位な押し付けをしているということにおそらく気づいていなくて、
責任も取りたくない、仕事も教えたくない、でも自分なんかいなくても回るような状況でいて欲しい、でも何かにつけ気に食わないから文句は言う。
言ってることとやってることは違うし、入っているテナントの他の職場の人とも会議でケンカ腰。
一番ひどいのは、電話口でそれは事務のせいなのよ、と思いっきり私の隣で私のことを悪く言うことかな☆(自虐)
その筋1本で生きてきたからそれなりに大変だったのでしょう。プレッシャーもあって、みんなをまとめないといけなくて、困難もあったのでしょう。
でも私から見てみると、周りに敵なんて居ないし、私たちもAはかなり頭がおかしかったけど、私とBはむしろ仕事覚えたいし、こんなことしたい・利用者の希望をかなえたい、とやる気満々だったのに気付けば上司の愚痴ばかり。
契約が切れそうなこの時期、仕事をある程度覚えてきたのもあってか上司は優しくなった。
正直罪悪感も出てきた。
でも1回堪忍袋の緒が切れた時、ほんとにささいなことでも上司とぶつかるようになった。
要は腹にバクダンを抱えている感じ。
いつでも爆発できるまでに大きくなってる。
こんな気持ちでこんなとこいられない。
「辞めましょう。あなたは頑張りました。その人は変わらないです。職場においての人害です。」
と言われ、わたしは頑張ったのか…となんだか気持ちが軽くなった。
正直4人しかいない職場で最初は悩みを共有できる人がいないことがものすごく苦痛でした。
今はわかってくれている人がたくさんいて、上司さえいなければとても心地がいいです。
きっと離れたらまた来年度は大変でしょう。
願わくは、上司がいなくても職場を運営できる仕組みと人材を確保して
上司をやめさせてあげることです。
本人はやめたがっているのですから。