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2024-02-25

迷いに迷って歯列矯正を始めて1年経ったので経過を共有したい

あくまでいち患者感想しかないのでほぼ役に立たんとは思うが、メモがてら共有したい(というか始めちゃったかあんまり意味ないけど意見も欲しい)。

0. はじめた理由

まあまあなガチャ歯で磨きづらい+二重に歯が生えているところとかがあり、老後が若干心配だった。

逆に言うとそれくらいしか動機がないので長らく踏ん切りがつかなかった。

1. 矯正歯科医院の選定

ここが一番面倒だった。周りで歯列矯正を受けてる人はおらず、ネットの評判見てて参考にならない感MAXで怖かったので10か所くらい選んでヒアリングを受けた。

以下の4点に分けて総合的に自分に合ってそうなところを適当に選んだ。

あくま自分の例なので以下の基準が正しいという保証は全くありません。

即アウト項目
減点項目
参考にした項目(≠良い矯正歯科)
参考にしなかった項目


2. 選んだ矯正歯科医院ヒアリングを受ける

上記基準で選出した10医院に予約を入れヒアリングを受けまくった。無料~3000円程度で受けられるのに、どこもやたらとホスピタリティが高くてたのしかった。一発100万超えの太客なので当然か。ただお手洗いがAesopだらけの歯科とかそれはそれで困惑した。

いろいろ話を聞いていくうちに、各歯科バラバラ意見もありつつ共有している項目もあったので、そこから大きく外れず、かつ納得感のあるところを選ぼうと思った。

以下は自分が受けて共通していた項目の例

あくま自分の例なので各人によって治療方針は大きく変わります

3. 最終的に治療を受ける歯科医院を決める

以上の情報をもとに最後ホントにノリと感覚で決めた。だいたい以下のような治療内容になった。

治療100万円ちょい支払方法トールフィーとかい形式微妙賛否あるらしい。ただ総額でも比較的高くないほうで、かつかなりの回数で無利子院内分割できたのでここにした。ありがたい。
矯正方法インビザライン+表側ブラケット矯正治療状況によって効果的な方に切り替え。状況によってアンカースクリュー使用
抜歯ありどこを抜歯するかメリデメ含めて説明してくれた。1本抜いた。(割と特殊な例らしい)
その他クリーニングが受け放題らしいうれしい


4. 初期経過(~3か月)

インビザラインすげえという感想最初の3日間くらいは違和感+痛みでこの世の終わりのような気分になっていたが、4日目くらいで慣れた。人体すげえ。

ゴムかけもしばらくしてから開始。普通に面倒だけどこれも慣れればいうほど苦痛ではなかった。

抜歯は普通にビビったけど何事もなく終わった。人生初の歯科での麻酔だったけど感覚無い状態でぐりぐりされて面白かった。

間食しづらいのが難点。特に歩いたり走ったり系の趣味補給がかなり面倒になるので、その点では普通ブラケット矯正のみの治療のほうがいいと思われる。歯に銀色のやつ付いててもマスクしてれば見えないのでOK

あとマウスピースならバレない的な言説もおおよそ嘘な気がする。食事前後に外して付けての手間があるので、相手が知り合いなら普通に目の前で外すし、知り合い未満の人にも食事前後で手洗いに行く理由で嘘ついてもしゃーないので普通に話す。

最後にどうでもいいけど良かったこととして、マウスピース矯正の特徴としてかなり先のマウスピースまで渡されるので、先のほうの歯形の変わり方がわかって面白い。3年後こんな感じに綺麗に並んでるのかなという楽しみができたのはうれしかった。

5. 経過(~1年)

1年ちょうどくらいで初期に作ったマウスピース分が合わなくなり、再作成となった。ブラケットにはまだ移行していない。

かい調整や保定も含めるとまだまだ先は長いみたいだけど順調に進んでいる。

ちゃんと並んでくればくるほど、矯正前のガチャってた時代歯ぎしり等で斜めに削れた歯とかがそのままになってるのが気になってきたので、より進行する前の今の段階でやっといてよかったな~と思った。

歯磨きはもともとソニッケアーを使ってて、フロスも矯正を機に初めた。そのおかげかはわからないが特に歯のトラブルには見舞われていない。

まりよくない点も数点だけ。

やはりマウスピースは長時間かつ補給必要スポーツには向いてない。(長距離マラソンとか登山とか)

登山したときゼリーと粉飴溶かしたスポドリでなんとかしたけど普通に超不便。ようかんならギリセーフかと思って試したら悲惨なことになった。

あとストレスがあるときマウスピースを噛む癖がついてしまった。

マウスピース自体は丈夫なのでそうそう壊れないが、マウスピース分の厚みがあるせいでそのまま噛むとかみ合わせがめちゃくちゃなので、顎関節や筋肉が変になってきている感じがする。

癖なので治すしかないけど、自分のせいとはいえ思わぬデメリットだった。

6. 総評

結果非常に順調に歯の矯正が進んでいて大変うれしい。

あと1年、保定も含めると最低2年は矯正生活だが慣れたのでむしろ楽しみな事しかない。

クソ高かったけどまあよかったという話でした。


[1] 『ずらしたい歯を全部削って細い支柱だけみたいな形にしてその上に陶器かぶものをつけて見た目上の位置を移動させる』という方法言葉だとイメージしづらいが実際の施工写真はこんな感じこれもう半分成れ果てだろ.......。整えるとかいレベルを超えて歯を削りまくるので早々に歯や歯茎ダメになるリスク高まったり10年くらいでかぶもの寿命が来るのでその時また削る必要が出たりするらしい。こんなデメリットだらけの手法が生き生きと普及してるのには当然理由があって、とにかく早くできるみたい。確かに、一瞬の旬と見た目に全てを賭ける芸能人とかは仕方ないかも。でも某美容外科の紹介動画ではもちろんそんなリスクの話は出てこないし、GoogleMapsの評価とか見てると明らかにそんなシビア視線に晒されてない人もポンポンやってるみたいでこわい。こわい治療をしてるところはこわいので避けた。

[2] クソ失礼だけどマウスピース作るだけならマウスピース会社スキャンデータ送るだけのほぼ丸投げで済んじゃうっぽいから誰でもできそうで、それ専門の歯科とかミスった時の修正能力無さそうで怖かったので。実際合ってるかは不明

[3]「レッドダイヤモンドプロバイダー」みたいなインビザライン認定ドクター資格みたいなものがあるが、症例数のみで与えられるもののため治療品質には何の関係もないと判断した。逆にこの資格を全面に押し出してくる歯科はうさん臭くて避けた。腕との相関は不明だが最近話題になったインビザラインモニター詐欺最上認定レッドダイヤモンドを売りにしていたみたい。

[4]たまに『○〇システムを使ってるから痛みが少ない』的な記述をしている歯科があったが、特に関係ないという記事()も多く、自分としても同じ位置を固定して同じ距離だけ歯を動かすのに痛さの違いなんてあるのかという疑問がぬぐえなかったので無視することにした。

2022-09-11

歯の矯正したくて調べてるんだけど魔境すぎないか

ちょっと調べただけでも、マトモそうな歯医者でもやたらいろんな派閥があって色んな見解が飛び交ってる上に、マトモじゃないとこだと歯全部破壊しますみたいな治療法でも平然と跋扈しててビビった。

以下はその一部なんだけど、細かいとこでは書ききれない内容もいっぱいあってマジで困る。歯科矯正してる人ってどうやって選んだんだ?

抜歯 vs 非抜歯

たぶん日本歯科矯正において一番メジャー対立構図。

要は『歯を動かすために歯を抜くか抜かないか』という内容なんだけど、この選択歯医者ごとに違いすぎて引く。結論から言うと、マトモな歯医者でやればどっちでも間違いって訳ではないらしい*1。逆にマトモじゃない歯医者だと非抜歯でいけたはずの健康な歯を無駄に抜かれたり、無理やり非抜歯で並べて前歯て歯茎が後退して歯の健康が損なわれたりするらしい。

ただ調べた限り、『絶対非抜歯!』とか『非抜歯とかあり得ん!』とかいう極端な思想を持ってない限り、どの歯医者でもそれなりによくカウンセリングしてくれて最善を尽くしてくれるらしいので(?)めちゃくちゃ心配しすぎる項目でもないのかも。

(でも冷静に考えると抜いたり抜かなかったりの判断が、自分の症状からじゃなくて矯正歯科ガチャで出てきた歯医者の好みによって大幅に左右されるの草すぎでしょ)

*1 このへんの経緯についてはこの動画がわかりやすかった(ただ投稿者は非抜歯矯正研究の専門書を書いている人なのでそこのバイアス意識されたい)

https://www.youtube.com/watch?v=TvlNws2RXLk



見た目優先派 vs かみ合わせ至高派 vs ダークライ

前述のものほどわかりやすい違いがあるわけではないが、なんか流派みたいなのがいっぱいある。

上記以外にも

マウスピース矯正最強派 vs 安いマウスピース矯正アカン派 vs マウスピース矯正全部アカン派
顔面外科的な施術必要派 vs 急速拡大装置MSEとかは顔面変わりすぎるからアカン派
摩擦を抑えた特殊ブラケット至高派 vs 摩擦抑えても意味ないし誇大広告すんな派

みたいな微妙に相反する派閥とか、

相反してなくてもそもそもインビザライン等の未承認マウスピースをはじめ、インプラントでの牽引とかコルチコトミーとかMSEとかMFTとか...etcは各医者カバーしてたりしてなかったりして、全然同じ視点から比較できなかったりする。

なんというかこう……ある程度統一的な見解とか……ないんですかね……???

素人にも判断できる基準を見つけようにも、例えばあるvTuberのMSE矯正体験記とかみてると上顎にボルトで打ち込んだ矯正器具想定外に外れたのに滅茶苦茶雑な対応をされてたり、最新の器具を使える技術があるからといってマトモな医師とは限らんらしい。ムズすぎでしょ。

罠みてえな選択肢が平然と提示されてるの怖すぎる

調べてて一番ビビったのが『セラミック矯正』。名前だけ聞くと「目立ちにくくてつよい矯正器具なのかな」程度にしか思ってなかったが

『ずらしたい歯を全部削って細い支柱だけみたいな形にしてその上に陶器かぶものをつけて見た目上の位置を移動させる』

かい方法らしい。言葉だとイメージしづらいが実際の施工写真はこんな感じこれもう半分成れ果てだろ.......。

整えるとかいレベルを超えて歯を削りまくるので早々に歯や歯茎ダメになるリスク高まったり10年くらいでかぶもの寿命が来るのでその時また削る必要が出たりするらしい。

こんなデメリットだらけの手法が生き生きと普及してるのには当然理由があって、とにかく「早い」からみたい。

かに、見た目が超重要芸能人とかは時間と引き換えに、文字通り命を削ってでも得なければいけないものもあるだろうからしゃーないんだろうけど、GoogleMapの評価とか見てるとセラミック矯正メインの歯科に数百件の嬉々とした★5レビューがついたりしてて、とりあえずビビる。

某美容外科の紹介動画ではもちろんそんなリスクの話は出てこないし、明らかにそんなシビア視線に晒されてない人もポンポンやってるんじゃないかと思うと、完全なお節介しかないんだけど、なんというか辛くね?という感想を禁じえなかった。

まとめ:私はどうすればいいのでしょう

とか、煽りめに書いたけど正直困り果ててるってわけでもなくて、まあそれなりに良さそうなとこを沢山まわって良さそうなとこを選べば最悪の事態にはならんやろ、という楽観的な気持ちでいる。

とはいえ『なんで100万払って一生引きずるガチャ引かされなあかんねん』という怒りの気持ちはまあまああるので、歯科医療に関わる人間は全員猛省しろどうにか改善していってほしいなと切実に思った。

実際、現状周れた矯正歯科だけでも『よくある狭い感じなんで上下2本ずつ抜くのが最善っぽい』『特殊なんで上の歯1本の非対称な抜歯が最善っぽい』『拡大・後方牽引して非抜歯で行くのが最善っぽい』(精密検査前で確定ではないので"ぽい"と表現)と意見が分かれまくっており、端的に言ってなんじゃこの業界という気持ちも強まっている。

いいアドバイスあれば教えてほしい。たのむ。

 
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