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2023-06-03

犬が亡くなった日の日記

家族として暮らしていた柴犬が死んだ。

17歳と8ヶ月の犬生は大往生と言えると思う。

一昨日に体調を崩して、昨日は少し持ち直した。

今朝、母に抱かれて外の空気を吸い、多分そのまま旅立ったのだと思う。

家に戻ってきて様子を見たらもう呼吸も心臓も止まっていたらしい。

私は実家から1時間弱の場所暮らしていて、弟から死んじゃったみたい、と連絡を受けた。

本当は昨晩実家に帰るつもりだった。大雨で帰るのは今日に延期した。

犬と最後にふれあったのはゴールデンウィークが明ける前の土曜日だった。

犬は1年前くらいから歩くのが下手になり、半年はひとりで立ち上がることもできない状態だった。

でも噛む力だけは衰えず、老衰で力加減を忘れた分、若いときよりずっと危険だと家族と笑いあった。

いつだかシルバーバングルに不意に噛み付いて、傷を付けていた。

外につれていくと歩こうと前脚を動かすので、四足歩行体制になるように支えて歩かせた。

人間の方がよほど疲れると母と笑いあった。

犬は数年前に腫瘍が見つかっていて、視覚嗅覚は衰えていた。

それでも老犬なりに動けないなりに、それなりに元気な老後だったと思う。

とにかく牛乳が好きな犬だった。

犬に牛乳はあまりよくないというのを知った頃には牛乳が大好きな犬になっていた。

老いからは犬用の粉ミルクに切り替えていたけれど、それまで我が家冷蔵庫牛乳を消費しているのはほぼ犬だった。

煮干しの頭が嫌いだった。

頭だけ器用に残して食べていたので、一時期我が家リビングには煮干しの頭が転がっていた。

鮎を貰って大喜びしていた。

近所のおじさんに冷凍した小さな鮎をよく貰って、人間より良いものを食べているなと笑った。

さつま芋が好きだった。

人間食べ物にあまり興味を示さなかったが、焼き芋干し芋だけは盛んにアピールをして食べていた。

抱っこが嫌いだった。

抱き上げると器用に身をよじり、脱出する様子はうなぎのようだった。

個人主義者だった、と思う。

我が家人間はそれぞれ好きなことを自分のスペースでやるタイプで、犬もそんな感じだった。

好きにしていて、人間が集まったタイミングで犬も参加してきた。

甘噛が直らなかった。

さなかった。塩対応の犬だったが、人間帰宅した時は甘噛で出迎えた。それがうれしかった。

お手とおかわりと両手タッチと待てはできた。伏せはおぼえなかった。

テレビの前の机の下が定位置だった。

老いからはよく母の後をついてまわっていた。

目がよく見えなくなったとき家中の隙間や椅子に挟まって助けを呼んでいた。

風呂場や台所玄関で寝こけていた。

夏の暑い日は、縁側の下に潜り込んで寝ていた。

雷や花火の音に怯えて家中をウロウロしていた。

シャンプー大嫌いで普段はあまり鳴かないのに大鳴きしていた。

よく額の毛に指を突っ込まれて穴模様を作られていた。

ブラッシングも嫌いで特に後ろ脚はよく怒っていた。

換毛期に顔に謎の模様が浮き上がることがあった。

はっきり模様が出たときは、近所の住民にこどものイタズラでペンで書いたものだと思われていたらしい。

キツネみたいな顔だった。

たまに顔がまんまるになっていた。

濃茶色の毛並みなのに、背中は焦げたみたいに毛の先端が黒かった。

しっぽの先端も黒かった。

額と耳の、濃茶色の短い毛がいちばんやわらかくてふわふわの毛並みだった。

から腹は白い長めの毛で、綿花みたいだった。

散歩に行くとたまに雑草をかじっていた。

犬に会うと尻の匂いを嗅ぎに行くのに嗅がれるのは嫌がって飛び退いていた。

犬よりも人間のほうが好きみたいだった。

亀に恐る恐るちょっかいを出し、猫には負けていたがよく猫を探していた。

そういえば散歩中、我が家の犬と同名の犬に会ったのを思い出した。

黒と茶色マーブルの同じくらいの体格の犬。まだ元気かな。

歩くのが下手になってからはよく側溝に落ちかけていた。

散歩で遠くまで歩けなくなっても、家の周りのパトロールは入念に行っていた。

近所の仲の良かった犬たちの中では最も長生きをした。

しばらく前に亡くなったボクサー犬の飼い主が、お供えと言っておやつを持ってきてくれた。

祖父祖母も顔を見に来てくれていた。

今日は犬の思い出を探して、家族みんな写真グループラインで共有していた。

古いカメラ携帯を引っ張り出してデータサルベージしては、思い出を語り合った。

家族は、午前のうちに気持ちを整理したようだった。さっぱりと涙を流して、

写真を見て笑い合って、腐敗を遅らせるために保冷剤を添えた犬に声を掛け、やっぱりたまに泣いた。

今、リビングに安置されている犬のそばにいるのではなく、日記を書いているのは、

犬がまだこの家にいるうちに自分記憶を書き出さないと駄目な気がしたからだ。

犬は明日には灰なって、もうこの家には帰ってこない。

冷たい犬の額を撫でるたび、その事実が脳に布を掛けるような涙になる。

私は犬のいる家が好きだった。

母と父がリビングで寛いでいて、二人の弟はそれぞれの部屋で遊んでいて、たまに降りてきて会話を交わす。

そして犬は定位置か母の近くで寝ていて、起きたときには、チャカチャカとフローリングを爪ではじく軽快な音を響かせる。

この光景永遠になれと願った。この家族の揃った家が私の永遠だった。

もう犬の魂はこの家を離れて、明日には身体も無くなってしまう。

今朝、犬は母に連れられて雨上がりの空気を吸い、少し地面に触れて、再び母に抱えられた。

そうして自分の足が動くことに気が付いて、母の腕を離れ、軽快に力いっぱい走って、虹の橋を渡っていったのだと夢想する。

自由に走ることができて大喜びだっただろう。遊びに誘うような笑顔で振り向いてくれただろうか。

犬の友達は向こうにいるし、もとよりひとりでいても困らない性格から心配はいらない。

不自由な肉体から解放された犬を明るい顔で見送る家族

私も、この別れは限りなく良いかたちだと思っている。

それでも私は、もっとこの家にいてほしかった。ずっといてほしかった。

家族はもう気持ちを整理できたようだった。水をさしたくないので、

この日記を書きながらひとり部屋で泣いている。私の永遠が終わってしまった。

ずっといてほしかった。ずっと5人と1匹の家族でいたかった。

別れたくないのに引き留められる場所にはもういない。いたって私には手段がない。

納得しているのに受け入れがたい。

去らないでほしい。ずっとリビングにいて、家族みんなに呼びかけられていてほしい。

犬が夜鳴きして、私ひとりが起きてきた夜のことを思い出す。

ずっと記憶にある思い出。

玄関腰掛けふたりで月を見た夜。

あの月を見たときは、犬と会話ができていたような気がしている。

意思の疎通ではなくて、おもいをひとつにするとか、そういう感じの。

もういない。

2023-01-08

anond:20230107153920

おもてなしが大好きな人なんだろうな

自分の持ってる材料相手を楽しませたいだけだから

足がしびれたなら「足くずしていいですか」って聞いたらOKしてくれると思うし

なんなら気が付かなくて申し訳ないって謝られるまである

(まあ上司の手前・客先では難しいかもしれないけど)

フィンガーボウルの水を飲んだ王様の話あるじゃん?たぶんあんな感じ

 

お茶のものについては、寺社仏閣とかの観光地によくある、濃茶がでてくるカフェくらいの接し方でいいと思う

2023-01-07

anond:20230107153920

近所にわりと小学校の子供会が子供会の子供全員に抹茶飲ませるとこあるので結構覚えてるぞ

ちなみに特に女の子にはお花とお茶を覚えさせろっていう地域

 

一応座ったままならお席入りも扇子も床の間拝見もないんだから気軽にのめばいいぞ

器を気にするならちょっとまわして正面をずらして飲んで飲み口ふいてまたもどして。

いただきますとごちそうさまのかわりに「お先にいただきます」「結構お点前で」だっけな。

飲む前に器を拝見して中身こぼすなよ、飲んだ後落とさないようかがんでみる

 

あとは覚えてるのは

1人用のお濃茶だったらずっ、ずっ、ずっ!て3口で吸い切ったあと飲み口を指で拭いてその指を紙で拭く

お菓子お盆がまわってきたらとって黒文字で食べて黒文字は敷き紙の裏で拭く

拝見もやってたし畳では隅を切った 

そしてなにより和服とタビに着替えるのがめんどくさかった(専用ツールがいっぱいあるけど)

くらい

あれ割と屋外など汚いかもしれないところで清潔にものをたべ(させ)るときに重宝するかもしれないとおもっている

普段足で踏んであるいている畳マットに直接乗せる形で飲食物を出してもてなす・もてなされるってのはとてもおもしろ文化だと思う

当然亭主は念入りな掃除と火をおこすことから始めるんだが、

お茶勉強してた異世界転生ものはないのかね 野営で王族もてなせるぜ

知り合いは茶道SF書いてたな 詳細は自分でググれ

令和じゃなくて昭和茶道はじめた人にきいたら嫁入り修行ときいてはじめたが

最終的に和服の額の自慢会になっててイライライラっときてやめたといっていた

高校から直接お見合い結婚退学する人たちが大勢いた世代から

2019-02-21

総2階は避けること

https://asukamura.jp/toshikeikaku/keikankeikaku.html

明日香村景観計画に基づき新たに追加される基準

住宅の規模等について

2階建て以下とし、総2階は避けること。ただし、地理的条件及び特殊事情考慮する。

屋根意匠形態について

原則として、勾配は4~6寸勾配、軒先・ケラバ・庇の壁面からの出は450mm以上とする。

バルコニー意匠形態について

バルコニーは設置しないように努める。バルコニーを設置する場合建築物と一体的な形態をとるインナーバルコニー採用や主要な遺跡展望地、道路から望見されない場所への設置など、設置箇所に配慮する。屋外に設置する場合は、出幅は大屋根軒の1/2以下とし、外壁に準じた色彩を使用するなどの周囲の歴史的風土との調和に十分配慮する。

カーポート意匠形態について

表面が濃茶等で着色されたものとし、光沢のある材料使用しない。

屋外の自動販売機について

位置は、道路からできるだけ後退した位置とし、隣接する建築物の壁面線から突出しない。また、複数機設置する場合は、乱雑とならないよう配置する。企業名商品名広告面を極力控えるなど周辺景観との調和配慮する。基調となる色彩は、茶、濃茶ベージュとし、その他の色彩を用いる場合は、木製格子等により目隠しを設置する。

羨ましいな。家の総2階は避ける事、バルコニーは設置しないように努めるとは。

原則禁止と考えて良いのかな。

こういう景観条例もっと色々な地域に増えてほしい。

2011-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20110127214117

依頼元の不満は、主に配色という意味だと推測する。

「文字と背景のコントラストが高くないと、若くない人は見にくい」

beforeを見ると、メニューとかコンテンツタイトル薄茶の上に濃茶になっている。

afterでは緑地や青地に白文字コントラストはbeforeよりずっと高め。

そういう意味で、目を引くのはどちらかといわれたら、後者なわけだ。

対策としては、作った距離+1mくらいから見てみること。

どこに目を引きたいのか、実際に目を引けているかがけっこうわかると思う。

配置やタイトル文句などはほとんどいじっていないので、

そこはそこそこ気に入ったというか納得してるんだと思うんだよね。

デザイン性の高い品物を売っている人への対策としては、

手書きでもいいのでできるだけイメージを相手側から出させること。

自分は清書機になったくらいの気持ちで。

とにかく見た目のコンセンサスをしっかり取ること。

打ち合わせが1回多くなったからって、リテイク1回よりはよっぽど楽だ。

 
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