はてなキーワード: ピックアップトラックとは
あの事件、先進国の格差問題の中心がむき出しになった感じあるよね。
白人至上主義者っていうその呼称や翻訳がもうあんまりよくないと思うんだけど、とにかく集会を主催した(表向きの)トランプ支持者たちは、おそらくほんとうの意味での貧困ではない。ピックアップトラックに乗って集会に駆けつける程度の財は持ってるってのもそうだけれど、世界的な基準で見れば、アフリカの飢餓者のような意味での絶対的な貧困ではない。下手をすれば、地球規模で見た場合、彼らの生活の裕福さは上位10%以内に入っている可能性すら有る。アメリカに住んでいて、家があって、公共教育を受けていて、健康で、職があるというだけで、人類の幸福な上位陣であることは間違いない。
彼らは彼らの狭い視界の中で無視されていると感じていて、もうその、感じていると言うだけで、彼らの内面世界では真実なのだから、他人がそれに対してできることはあんまりにも少ない。彼らの嘆く貧困はおそらく地球規模で見たら取るに足りないもので、飲水にも困っている荒廃国家の児童のほうが確実に救いを必要としているけれど、彼らはもうそういう比較にはうんざりしている。
でも、彼らがそういう児童より先に救われなければならない倫理的な理由(正義)は、ない。
それは彼らもわかっているから、闘争で(選挙も多数派を押さえて自分たちの意見を優先させようという、ある種の闘争だ)自分たちの意見を通そうとしたし、それはある意味成功した(事に少なくともいまはなっている)。つまり「俺が殴られるのは絶対イヤなので、俺は他人を殴る。他人の気持ちは俺にはわからんし、おまえに何か言いたいことがあれば俺を殴ればいい、俺のほうが強いけどな」という宣言だ。
そこに有るのは、「他民族主義」vs「白人主義」みたいな今見えてる対立よりもっともっと根深い、「数比べ(選挙)だろうが実際の武力闘争だろうがテロだろうが、手段は何であれ、勝ったほうが正しいという世界観」vs「彼我の立場を交換しても成立する倫理を守り最大多数の納得を追求する世界観」という対立だ。その対立こそが分断なんだと思う。
少し遅い夏休みを取って、妻と一人娘の三人で、海外旅行に行ってきた。
昔から旅が好きで、何度もバックパック背負って歩いたタイに10日ほど。
1歳児の航空券はタダなので、そのぶん少し奮発してビジネスクラスにする。乗り継ぎ便だけどね。
小さい子供を蒸し暑い都会のバンコクを連れ回したら疲れてしまいそうなので、北部のチェンマイへ直行。
最近、やっと「ぞうさん」って言えるようになった娘を象に乗せてやり、大好きなバナナを象さんと一緒に食べさせてやりたい。
ホテルでツアーを申し込む。昔はピックアップトラックの荷台に乗って回ったけれど、事故も怖いしちゃんとしたバスツアーを選んだ。
そのツアーではエレファントキャンプに向かい、象の芸やスポーツを鑑賞した後、娘大興奮のエレファントトレッキング。
次に向かったのは、首長族の村。首に金属の輪をはめて伸ばしている人たちだ。
娘はビックリした顔で後ずさり、それでもニコニコ笑いかけてくれる首長族の女性に興味津々で、妻にだっこされ、首輪を触ったりしていた。
僕はガイドに「このあたりには首長族の人がたくさん住んでいるの?」とたずねた。
「いや、彼らはタイの人間じゃないよ。山の向こうのミャンマーだよ」とガイドは答えた。
彼らはカレン族というミャンマーの少数民族で、迫害を受けて難民になったり、食うに困って国境を越えた出稼ぎをしたり、でタイにいるのだという。
この村にいるカレン族は、半年単位で数家族ずつが交代して出稼ぎにきているのであり、パスポートは回収され、この村の外には出られないのだそうだ。
「あと、家族の女だけが来ることになるから、家族は半年離ればなれだ」
「なんで?」
そこには、確かに女性しかいない。まだ10代半ばくらいの女の子もいる。
無邪気な娘を見ていると、自分の娘がこうなったら…と、自然に考えてしまう。
ここは1歳の幼児を飛行機に乗せて物見遊山に来るような観光客にとっての『人間動物園』なのだ。
ひょっとしなくても、今日払った1万円のツアー代が、彼女らひとりの月給くらいかもしれない。
せめて、偏見なんて持ちようがない歳で初めて彼女らを見て、きゃっきゃと愛想を振りまいている娘が、大人になったらきちんと理解してくれるといい。
まあ、アメリカ人のクレジットカードへの思い入れは凄まじいものがあるからな。
海外赴任中に取引先の月収20万円しかないデブに誘われて、嫌々遊びに行ってみたんだが、 まず家が凄い。
庭プール付きの100坪以上で4千万。俺ん家の写真をみせると「それはガレージだ、 貧乏人」という顔をする。
エコノミックアニマルはいつまでもウサギ小屋だな、みたいな。 絶対、その家のローン完済できない。
っつうか、それいわゆるサプライムローンじゃねえか。 で、デブがでかいピックアップトラックを見せる。
これはカードで買ったという、不良娘とデブ息子も このときばかりは親父を尊敬。
普段、目もあわせないらしいガキがダディクールとか言ってる。 郷ひろみか? 畜生、氏ね。
カード金利も凄い、18%どころじゃねえ。23%、26%とか冗談かよと思う。使うなつうか返済しろ。
で、やたらカードを持ってる。片っ端からカードを作ってデブ一家で使う。
給料の倍以上を通販で片っ端から購入。返済には回さない。アホか。
あらかたカードの枠を上限まで使って、「これはもう使えない」などと、カードの束を寄越す。バカめ。
で、デブ一家で海外旅行で豪遊までした後に、みんなでバーベキューを庭でやる。
「明日は職案いかなくちゃね」とかデブ息子が言う。おまえ、絶対働く気ないだろ?
デブ娘も「日本人は働くだけで楽しまないから可哀相」とか言う。こっち見んな、殺すぞ。