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はてなキーワード: 長期金利とは

2012-11-21

リフレ論者が頭悪げに見えるのはなぜか?

リフレ論者は単なる陰謀論者。

二言目には「ニチギンガー」という。彼らの単純な頭の中では日銀総裁さえ本気のリフレ派が就任すれば、すべてが解決だと考えているのだろう。

やれやれ

そんな力が日銀にあるなら、ちまちま財政政策なんてやってないで、日銀にすべての景気対策をやってもらえばいいのではないかね。

現実経済はあまりにも複雑。そこでリフレ派は日銀というわかりやすスケープゴートを見つけたというだけのこと。

もし本気でリフレ論者の政策が実施され、日本円の信認が毀損されれば、長期金利が急上昇、国債暴落して、国債を大量に抱える銀行債務超過となり、金融恐慌が起こるだろう。

日本発の世界恐慌の始まりだ。

2011-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20110818093246

債務額自体が嘘とまでは思わないが、その対策で何をやるべきか将来どうなるかはかなりミスリードしてる面があるように思う

もう十年以上前から財政破綻が騒がれてトリプルAじゃなくなってから10年以上たっててるのにインフレ率も長期金利世界最低水準で円高進行してるし

電力に関しても需給予想自体は嘘じゃないだろうけど、そのために家庭がやるべきことに関しては膨らましてる感じがする

2011-05-05

財政破綻暴落とか言ってた人どこ行ったの?

税収超える赤字大地震原発事故でも世界最低水準の長期金利なのに

何であそこまで増税至上主義な人がいるのかわからん

2011-03-16

震災後に円高論者・破綻論者が黙り込んでるのはなぜ?

大地震が起きてから円高は進んで長期金利は低下して日銀は最大規模の金融緩和したにもかかわらず、今まで「円高のおかげで資源・食料品が安くなって庶民は助かる」とか「これ以上金融緩和したハイパーインフレ国債暴落銀行潰れて金融危機」とか「日本経済は余命数年でこれ以上財政赤字を続けると財政破綻」みたいなこと言ってた人が何も反論や説明をしてない。

彼らの言うことが正しければ、震災国民生活が苦しくなってるのに金融緩和で食糧高騰起こしたら、追い打ちをかけることになるはず。それなのに不思議日銀批判を一切言わない。本当にインフレ金融緩和をだめだと思ってるんじゃなくて日銀のやることに盲従してるだけなんじゃなかろうか。本当に今まで言ってきたことが正しいと思うなら被災者のために今こそ声を大にして大規模な資金吸収オペとかドル売り介入を主張すべきだろう。

これだけ大規模な災害なら復興用の歳出増加は避けられないし首都圏停電経済活動麻痺したら明らかに税収は減る。だからさらに日本財政が悪くなって余命が縮むのは明らかなのに、破綻論者の言ってたこととは逆に国債価格暴落どころか上昇してるのが現実。いったい彼らの頭の中ではこの現象をどう解釈されてるんだろうか?本当に今まで言ってきたことが正しいと思うなら今こそ全力で国債空売りして外貨いまくるべきだろう。

2011-03-12

大量の国債発行で長期金利上昇で債務超過になる件

中国日本国債を買い支えれば、米国日本も首がつながる。

2010-08-11

日本財政破綻するまでに起きること?

考えてみた from WBS

1 赤字国債日本国内で買い手が見つからなくなる

2 海外赤字国債を売るようになる

3 赤字国債の利率が上がる

4 長期金利が上がる

5 住宅ローンの変動金利が上がる

6 住宅ローンを返せなくなる人が出始める & 消費が低迷する

7 企業業績が悪くなり税収が減る

8 財政がさらに苦しくなり 悪循環

9 企業行政が悪くなるので 給料が下がる

10 消費が低迷し、企業競争力がなくなる

11 海外から安いものが買えなくなり 激安輸入品を中心にインフレ

12 住宅ローンを返せなくなる人がさらに増える > 銀行低迷

13 消費が 給料低下のインフレという状況に入り壊滅的に > 金融低迷

14 財政破綻

万が一、家をローンで買って 失業したら・・・

2010-03-03

日銀引き受けについての誤解

http://agora-web.jp/archives/946893.html

市場はどう動くだろうか。国会決議が行なわれる見通しになった段階で、国債が売られて暴落し、入札が成り立たない事態も考えられる。

戦前日銀引き受けでは長期金利は上がらなかったし、ちょっと前の量的緩和日銀国債保有を増やしたときも暴落は起こらなかった。日銀引き受けが大量に行われるということは市場に売り出される国債が激減することを意味する。決議がされそうだからといってすぐに他の運用先が出てくるわけでもないのに、国債を売ったところで無利子の現金を保有する事になってますます損するだけ。

通常のインフレ貨幣的現象だからマネタリーベースを絞ることで抑制できるが、中南米でよく起こるハイパーインフレは、サージェントも指摘するように政府中央銀行の信用が失われることによる財政的現象なので、信用を失った日銀インフレを止めることはできない。

その中南米でもインフレ目標導入後はハイパーインフレも止まり、マイルドインフレが続いてるのが現実

国債暴落すると、それを300兆円以上保有している邦銀は莫大な含み損を抱える。邦銀も最初は買い支えるが、支えきれなくなったら、含み損を避けるために売り逃げるだろう。彼らは横並びで動くので、売り始めたら国債はさらに暴落する。たとえば10年物国債金利が(史上最高水準の)8%になると、額面利率1.2%の既発債の価格は62円になり、全体で110兆円以上の損失が出る。これは90年代不良債権の純損失を上回り、邦銀のほとんどが破綻するだろう。

300兆以上という数字がどこから出てきたのかわからないが、邦銀の保有は100兆ぐらい。郵貯をあわせても300兆に届かない。しかも保有している国債のすべてが10年物とかの長期国債ではないし、長期国債を持ってるのは日銀年金など公的機関の比率が多く民間金融機関のほうが短期国債の比率が高いので、仮に長期金利が8%になっても100兆を超えるような損失は出ない。インフレ率が上がるときは株や外貨不動産も値上がりするのでそれを考慮すればもっと損失は小さいどころか大きな利益がでることすらありうる。

こうした事態が予見された段階で取り付けが起き、2008年欧米のような状態になろう。欧米より悪いのは、財政破綻しているため、政府銀行を救済できない点だ。

上記のようにそもそもインフレ金融機関のような借金持ちが損するというのがおかしいが、高いインフレ率になるような時期に銀行からおろしてタンス預金したがる馬鹿はまずいないので取り付けもおきない。

2010-01-17

売る人だけでは売買は成立しない

江戸時代だろうがジンバブエだろうが絶対成り立つこの経済の原則すら理解できない人があまりにも多い。某経済学者が「邦銀は国債を売り逃げして海外投資するから日本国債が借り換え不能になる」みたいなこと書いてたが、売るということは誰かが買ってるということもわからないんだろうか。邦銀から日本国債を買った人が代わりに日本国政府に貸すだけだし、日本人海外投資するために外貨を手に入れる場合も外貨を売って日本人から円を買う誰かがいる。普通はその円をたんす預金にしないわけだから結局邦銀とかの円預金還流して円債券を保有したままになる。仮にたんす預金の円紙幣で保有する場合でも日銀経由で日本国政府に無利子で貸すことになる。それと日本国債はほとんど固定金利なので暴落しようがそれは売った人の売却益が減り、買った人の満期時の利益が増えるだけのこと。新規発行分に影響はあるが、短期金利日銀政策金利とほぼ連動するので短期国債の利払いがいきなり膨れ上がることはない。新規の長期国債金利が上がるが、長期国債公的年金日銀保有分も多いのでその分日本国政府収入も増える。破綻論者は国債の利息が5%増えれば800兆×5%の40兆も利払いが増えて税収を超えるとかあほみたいな煽りをよくするが、金利が上がるときはインフレ好景気のときなので、政府政治的に不可能で増税できなくても自然増収がある。本当にハイパーインフレが起きるならそのときの税収だってハイパーに増える。国債の全部が民間によって保有されてるわけでもないし、国民の利息収入からも税金は取られるし、市場金利が動いても既存の国債の利払いは変化しないし、長期金利短期金利の動きも違うのに。日本国政府価値保証してる円紙幣預金者に返済する義務のある邦銀がBIS規制とかもあるのに、日本国政府が信用できないから新興国とかに円建てでどんどん貸し出しを増やすような状況を考えてるんだろうか。円預金も結局預金保険とかで日本国政府保証してるようなもんなのにね。

2009-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20091004114423

インフレになるかどうかは財政より金融政策のほうが影響大きいのでは?ドルユーロポンド貨幣量を数倍に増やしてるが円は増やしてないので実効為替レートはどんどん円高になるはず。

マネーサプライは、流動性を確保するものであって、円高に向かうかはそう単純ではないと思ってます。

また、経済成長が高い国と低い国で単純にマネーサプライでくらべることはできないでしょう。

国債GDP比は圧倒的に日本が高いです。

それなのに、日本もどんどん国債発行して、日銀が買い取ってますからね。

それもそろそろ限界レベルに来ている気がします。

円安に向かう一番ありうる理由は、日本国債の暴落長期金利の上昇)にあると考えてます。

これはいつおきてもおかしくない。。

2009-08-06

経済成長とか

自民党はなんか経済回復とか経済成長とかいってるけど、日本ってこっから経済成長ってするのかな?

今年はマイナスなのはしょうがないとしても、いままでの10年をみてきて成長して1%でしょ?

これから労働人口が減ることを考えたら経済規模は縮小する前提で予算立てしてかないとだめなんじゃないの?

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ecodata/pdfs/k_shihyo.pdf

08年、09年であわせて7%ぐらいのマイナス成長みたいだよ・・・。

年々成長率は鈍化してきているし、他国と比較しても成長の鈍化はつまり経済優位の後退だとおもうんだ。

2000年からの合計でみれば失われた10年どころか後退した10年だよ。

見かけだけでもGDPが増えて経済成長ますた!ってことにしたいのかもしれないけど、頼みの綱のインフレ消費者物価指数はグロスでマイナス

長期金利を1%台に抑えてきたのにこのありさまじゃねぇ・・・

この国はもうターニングポイントは過ぎちゃってます!てへ。

みたいな事は民主党含め政治家は絶対いわないかもしれないけど、普通に考えるとあとはどこでサジ投げるかだけの問題なんじゃないかと思うんだけど。

回復!成長だとかいってないで、目標経済衰退率を-0.4%未満に保つようにとかしたほうが現実的なんじゃないかとおもうんだが、なんでこんなに甘い話しばかりするの?

営業利益を3.5倍にしますとかいっちゃってる会社とかなに民間レベル日本人はそんなにポジティブシンキングだったっけ?

2009-07-28

与野党ともに、今の高齢者の「安心」については語るが、若い世代の将来への不安には関心がないようだ。

民主党マニフェストINDEX 2009 が発表され、論議を呼んでいる。選挙で政策が大きな争点になるのはいいことだが、その内容は旧態依然たる分配の政治で、違うのは自民党財界業界団体に配っていた金を中小企業労働組合に回すことぐらいだ。こういう「政策転換」は、30年ぐらい前に行なわれたことがある。東京都美濃部知事を初めとする「革新自治体」が全国に生まれ、「大資本中心の政治から福祉中心に!」とのスローガンのもと、老人医療無料化など、巨額のバラマキ福祉が行なわれた。

その結果は、放漫財政公務員お手盛り昇給財政破綻だ。組合の強い大阪府は、いまだにその後遺症に苦しんでいる。それでも自治体は、起債の限度があるため、破綻が早く来やすい。国の場合は問題を先送りできるので、夕張のようになるのは10年以上先だろう。しかし破綻したときは取り返しがつかない。IMFも指摘するように、消費税を30%から60%ぐらいに上げないと、公共サービスが維持できなくなる。与野党ともに、今の高齢者の「安心」については語るが、若い世代の将来への不安には関心がないようだ。少子化の原因はこの不安であり、子供手当による将来の負担増は、むしろ問題を悪化させるだろう。

高度成長期には、競争力の高い製造業などの成長部門が創造した富を農村などの衰退部門に再分配する所得移転政治の役割だったが、この構造90年代以降、決定的に変わった。日本経済の停滞によって再分配すべき原資が減り始めた状況で、今後も再分配を続けるには、将来世代から現在世代への所得移転が必要になる。900兆円にものぼる政府債務とそれを上回る年金会計破綻は、団塊世代からロスジェネ世代への「つけ回し」だが、このネズミ講はいずれ破綻する。

こういう問題は、経済学者がいくら抽象的な数字をあげてもだめで、日本経済が本当に夕張のようになるまで、政治家にはわからないだろう。しかしマーケットはそれを知っている。もう概算要求も出た段階で、鳩山政権歳出削減をやろうとしても、官僚サボタージュ来年予算も大幅な赤字になるだろう。それを見越して、長期金利がじりじり上がり始めている。国債が増発されたら、資本逃避やインフレが起こるおそれも強い。民主党マニフェストに明記した「製造業派遣禁止」が実行されたら、製造業工場海外移転し、雇用はさらに減るだろう。

いま問われている真の争点は、どうやってこのネズミ講を終わらせ、福祉の原資となる成長を維持するかという問題だ。「官僚中心の政治の転換」などというのは、その手段であって目的ではない。自民党は31日にマニフェストを出すそうだが、民主党の分配政治に対抗して、規制改革やイノベーションによる成長戦略を打ち出せば、勝ち目もあるかもしれない。

2009-02-16

政府紙幣発行をめぐって日本の政・財・官界の右往左往

 ケインズ学派から「構造改革」派が議論を横取り? 不況政局に利用

 学問的議論が政局横取りされた格好である。

それが政府紙幣発行をめぐる賛否両論、とくに自民党内に議員研究会が設立されると、こんどは旧小泉スクールにも飛び火し、竹中ブレーンの一人と言われた高橋洋一東洋大学教授)が、突如、政府紙幣発行の旗振り役を演じだした。

 丹羽春喜論文換骨奪胎だと酷評する向きもある。

 米国の動きが拍車をかけた。

 もともと丹羽理論を応用するかのようにノーベル経済学賞の二人が新政府発行論を揚言した。スティグリッツクルーグマンだ。とくに後者政局の変動にカメレオンのごとく説を曲げる、変える、豹変する。ところがクルーグマン信者日本エコノミストに多いから始末に負えないのだ。

 日銀の08年末の資金供給量は101兆2610億円。3年ぶりに100兆円の大台を超えている。これは金融機関などの資金繰りを支える目的で、とくに年末資金を供給した。量的緩和政策である。

 具体的には金融機関日銀当座預金の残高と、紙幣貨幣の残高の合計が通貨供給量。 日銀2008年11月から当座預金の一部に0.1%の金利を付けている。当座預金金利がつくというのは異常事態である。(或る意味で、この措置は政府紙幣発行が別のかたちの国債発行であるとすれば、同様な効果がある)

 そもそもの政府紙幣発行とは、太政官札による幕末維新の藩札の統一が近代日本では嚆矢であり、江戸の金銀小判の流通がやんで、紙幣経済日本に落ち着いた。日銀はまだ無かった。

 丹羽説は総需要喚起、あまっている生産体制を稼働させ、実効需要を増やせとするケインズ理論の延長にあり、純粋学問的仮説なのである。

 

 ▲米国の議論をみて、飛び出した軽率エコノミスト

 ところが、これまで顧みられなかったこの議論、クルーグマンインフレ目標値などの珍説とともに米国内の議論をみて、あわてて飛びついてきた経済学者エコノミストジャーナリストらの大合唱が巻き起こり、状況が激変したのだ。

政府紙幣発行議論は自民党内で白熱し、細田博之幹事長記者会見で「そんなことができるなら毎年30兆円ずつ発行し、(国・地方の)800兆円の借金を全額返したらどうか。空理空論で意味がない」と否定的態度を表す(2月2日)。

 一方、前向きなのは菅義偉選挙対策委員長ら。「これだけの危機の中、政治主導でいろんなことがあってもいい」と含みを持たせた。

 こうした政府紙幣発行議論に対して日銀白川方明総裁は否定的。

通貨に対する信認が害される恐れがある」と強調したうえ、「政府債務返済能力への疑念から「長期金利の上昇を招く」とむしろ副作用危険性を指摘した。

 

日銀は当惑どころか明らかに反対

白川総裁政府紙幣が市中で流通した後、日銀に戻ってきた紙幣を(1)政府が回収する場合、(2)そのまま日銀が引き受ける場合があり、それぞれ問題があるとした。

 現在、10円、50円、100円、500円などの硬貨はまぎれもなく「政府紙幣」であり、日銀に還流してきた硬貨の一部は政府日銀から回収している。

政府日銀に回収分と同額の財源を渡しているが、政府紙幣も同じ仕組みになると、「(発行額に見合った)資金調達が必要になるという意味国債の発行と実体的に変わらない」(白川総裁

財務省の杉本和行次官は「政府紙幣財政規律との関係から慎重な検討が必要。発行には法改正もいる」と官僚らしく面倒臭そう。また財政法に抵触する可能性があり、貨幣法の改正が必要だろうと手続きが輻輳する可能性にも言及した。

私見を述べれば、アカデミックな議論が、突如、政局に利用されている感じが否めない。もともと丹羽春樹教授の「政府貨幣発行による打ち出の小槌」は、学説であり、政治レベルに降りるときは必ずしも学説通りに実行されない。与野党の妥協の結果、かえって中途半端な実行がなされると(まさに高橋洋一説は丹羽説の歪曲)、景気回復に繋がらない可能性も出る。

丹羽春喜教授の仮説は、そのまま実施される可能性がないゆえに、かえって危ない。

ちょうどドル円固定相場の復活論に似ている。つまり固定相場制というのは、理論的に正しく、しかし運用されると猛烈な投機がおこる。人民元相場がまさしく、その犠牲であり、固定の枠内で投機筋は通貨商品と変える“商機”をそこに見いだすからである。

2009-02-08

http://anond.hatelabo.jp/20090208205018

横だけど、30年以上の長期ローンの場合は、固定金利の方が圧倒的にリスクが少ないよ。

変動幅の上限が決まってることもあるけど、どのタイミングで上がるかコントロールできないのは「なにか」を考えた時にデカイ。

家を手放すことになるのも変動金利が多いってデータがどこいったか分かんないからソースはないけど。(固定金利と変動金利を選んでる人の率は調整したデータだった)

半々じゃなくて、固定金利のみの方が、リスクコントロールにはなると思う。安く上げたいとかなら他の方法になるけど。

そういや、長期金利のローンでやたらに利息かかってるように見えるのも、インフレ率考えたらもちょっと下がるな。

1979年の3000万で、今いくら分のモノが買えるかを考える)

その辺はあんまり触れられること無いけど。

2008-12-24

朝日新聞GLOBE(12/22) 金融危機中央銀行 [その2]

http://anond.hatelabo.jp/20081223235800 の続き。

(G-3面左上)

上司・学界相手に、持論を譲らず

総裁、私は量的緩和を拡大すべきではないと思います。効果が見込めません」

2003年秋、日銀総裁室。金融政策担当理事の白川方明が、総裁福井俊彦にそう直言すると、居合わせた数人の幹部に緊張が走った。

量的緩和に一定の効果はある」。福井は首を縦にふらなかった。

量的緩和政策は、01年、福井の前任の総裁、速水優の時代に導入された。金利目標に政策を行うのではなく、民間銀行日銀当座預金に置いている「資金量」を目標にする政策に切り替えたのだ。

ゼロ金利に戻る中での窮余の策ではあった。ただ、資金量をじゃぶじゃぶにすれば、民間への融資に回ったり、株式などへの投資に回ったりして、経済活性化するのではないか。そんな期待も背負っていた。

当初の5兆円の目標を段階的に引き上げ、03年に福井総裁に就任したときには15〜20兆円に膨らんでいた。

白川も、量的緩和に全く効果がないと思っていたわけではない。市場に潤沢に資金が供給されることで、市場安心感は広がる。しばらく金利引き上げがないという判断から長期金利が下がる効果も見込んでいた。

ただ、01年以降の結果を分析したところ、量的緩和の拡大が直接、株価を上昇させたり、経済の需要を増したりする効果は乏しいと判断した。

福井と白川の違いについて、当時の日銀幹部はこう解説する。

福井総裁は『多少でも効果があるなら、あると言って続けたほうが経済にとって良い』という考え。白川理事は『効果がたいして期待できないのなら、効果があると言い張るのは、ごまかしに近い』と思う。2人の哲学の違いだった」

経済論壇では、もっと根源的で、いまなお決着がつかない二つの考え方の対立がある。

学習院経済学部長の岩田規久男は「日銀は、ゼロ金利量的緩和政策も解除すべきではなかった。デフレ(物価の持続的下落)基調は続いており、ゼロ金利に戻すべきだ」と話す。

岩田は、デフレ脱却を提唱する「リフレ派」の代表的な論者として知られ、日銀を激しく批判してきた。デフレ下では、借金をしている企業や個人の負担が重くなったり、人々が価格の下落を待つためにモノを買い控えたりして、経済そのものに大きな打撃を与える、とみる。

デフレ不況の原因か

リフレ派」の多くは、バブル崩壊後の不況の大きな原因がデフレにあるとみて、日銀が1〜3%程度の「インフレ目標」を掲げるよう唱えてきた。海外ではこうした目標採用している国も多く、FRBの議長になったバーナンキを含め、米国経済学界でも主流だった。小泉政権で閣僚を務めた竹中平蔵や、量的緩和政策をいち早く提唱した元日銀審議委員の中原伸之も、インフレ目標の導入を訴えてきた。

一方、白川ら日銀の多数派はインフレ目標に否定的で、金融政策は、景気全体や地価や株価などの動向も含めて判断すべきとの立場だ。デフレは、資産バブルの崩壊に伴う長期不況の結果であって、デフレが緩やかなペースにとどまる限りは経済に悪影響を与えないとの考えに立つ。

白川と岩田はともに、東大経済学部教授だった小宮隆太郎の門下生である。小宮が02年に編集した本で、2人の弟子はそれぞれ鋭く対立する立場から議論を展開した。

今回の危機でも、リフレ派と日銀派の視線はまじわらない。

「危機なのだから、一刻も早くゼロ金利の復活を」と主張する「リフレ派」に対し、「日銀派」はゼロ金利量的緩和に否定的だ。

日本の超低金利で、米国などに資金が流れ込んだ。世界バブルの2割ぐらいの責任がある」と日銀の元理事は言う。「リフレ派」の言い分を聞いていたら、バブルは加速し、崩壊のダメージはさらに大きかったとみる。むしろ、もっと早く金利を上げるべきだったという意見が、「日銀派」の中には根強い。■

2008-12-22

[][]2008年12月22日朝日新聞 GLOBEより 福井と白川の哲学の違い

総裁、私は量的緩和を拡大すべきではないと思います。効果が見込めません」

2003年秋、日銀総裁室。金融製作担当理事の白川方明が、総裁福井俊彦にそう直言すると、居合わせた数人の幹部に緊張が走った。「量的緩和に一定の効果はある」。福井は首を縦に振らなかった。

量的緩和政策は、01年、福井の前任の総裁速水優の時代に導入された。金利目標に政策を行うのではなく、民間銀行日銀当座預金に置いている「資金量」を目標にする政策に切り替えたのだ。

(中略)

白川も量的緩和に全く効果がないと思っていたわけではない。市場に潤沢に資金が供給されることで、市場安心感は広がる。しばらく金利引き上げがないと言う判断から長期金利が下がる効果も見込んでいた。

ただ、01年以降の結果を分析したところ、量的緩和の拡大が直接、株価を上昇させたり、経済の需要を増したりする効果は乏しいと判断した。

福井と白川の違いについて、当時の日銀幹部はこう解説する。

福井総裁は『多少でも効果がるなら、あるといって続けたほうが経済にとってよい』と言う考え。白川理事は『効果が大して期待できないなら、効果があると言い張るのはごまかしに近い』と思う。2人の哲学の違いだった」

2008-11-27

[][]

日本時間軸政策は長期金利を1%以下に抑えることに成功した

2008-11-04

インフレターゲットについて。

麻生内閣や小沢民主のより、はるかに強力に日本経済を立て直すと思われる政策を、中学生でも分かるように解説してみる

こちらでインフレターゲットが話題になってるようですからインフレターゲットに関する説明が載ってるサイトを貼っておきます。

RIETI(リエティ)関連

インタゲ賛成派

高橋洋一

http://www.rieti.go.jp/jp/special/policy_discussion/07_rd.html

5年前の2003年頃のものらしいですがあの池田信夫さんとディスカッションしてます。

http://www.rieti.go.jp/jp/special/policy_discussion/07_rd_01.html

池田さんはリフレ反対派なのかな?

でまあ反対派の人達に対する高橋氏の回答

http://www.rieti.go.jp/jp/special/policy_discussion/07.html

5年前の内容ですがフロムダさんよりは現実的なことを書いてると思います。

高橋洋一氏に関してはこちらの動画でも面白い事をいってるので是非見てください。

博士も知らないニッポンのウラ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4646372

インタゲ反対派

小林慶一郎氏

http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/kobayashi/05.html

同じく5年前のものですが反対派論としては王道的な内容なので参考になると思います。

藤原美喜子氏

http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0075.html

これも5年前のもですが自民党支持率を気にしてたりして自民党員の方かなと疑いたくなりますねw

あと1400兆円については逆に吐き出させた方が良いような気もします。

であとはめんどくさくなったのでgoogleでw

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%88%E8%AB%96&sourceid=navclient-ff&ie=UTF-8&rlz=1B3GGGL_jaJP216JP216&aq=t

グーグルインフレターゲットなどでググレばいくらでも関連サイトは出てきます。

なので自分で見つけてくださいw

で私もフロムダ氏と同じくリフレ派ですがフロムダ氏の言ってる事は方向性は間違ってないんですが少し大仰です。

高橋氏も言ってますがリフレするのに日銀が何百兆円もお札を印刷しまくる必要性はありません。

あと後半がなんだかよく意味がわかりませんね。

それと今だに流動性の罠だとかゼロ金利のせいでお金が消えたとか言う人達がいますがそんな事はありません。

ただリフレ国債の値が下がったら郵貯が傷つくとか長期金利が上がるのを日銀財務省も嫌がってるとかリフレ政策するためには政治的ないくつかの障壁があるのは確かです。

あと50代以上は約1400兆円の金融資産を持ってますが50代以下は270兆円ぐらいしか持ってません。

若者は今現在も所得が減ってますし少子化も続いてます。

なのに国の借金である国債800兆円は若い人たちが返す事になってます。

せめて相続税を上げるぐらいはやらないと若者は安心できないでしょう。

とりあえず他にも色々とあるんですがそれを書いてたらフロムダ氏より長いエントリーになるので書きませんがデフレを脱却するためにはリフレ以外にないと思います。

そして日本デフレから脱却できなければお終いです。

詳しい事はまあ偉い人達の本を読んでください。

そもそも学者の間でも賛否両論ありますので経済に関しては自分で勉強して納得する以外にないと思います。

まあただ単に説明するのがめんどくさいだけなんですけどねw

2008-10-31

麻生経済対策のすごさが分かってない奴が多すぎな件について

麻生首相が総額27兆円の追加経済対策を打ち出した。目玉は2兆円かけて行う給付金だ。4人家族なら、1世帯で6万円。さっそく「選挙目当てのバラマキだ」「効果が疑問」みたいな批判が巻き起こってる。でも、この政策、ほんとは結構理にかなったまっとうな政策なのだ。

日本経済の何がヤバイのか

サブプライム問題がきっかけとなった金融危機がヤバさの全てみたいに思われているけど、日本経済にはバブル崩壊以降ずっと悩まされてる問題がある。それはデフレだ。失われた10年と呼ばれた90年代以降、物価は下落傾向にある。物価が下落すると、まず物の生産者でもあるサラリーマン給料も下がる。加えて、企業債務も増えてしまうことになるから(債務は同じ1億円でも、1億円の持つ価値自体が上がってしまう)、経済活動はますます落ち込んでいく。これが本当のヤバイ所だ。

小泉・竹中構造改革まやかし

小泉・竹中は不況の原因はリストラが足りないからだと言って、"構造改革”を進めた。でも、これは全くの逆効果で、銀行企業にますます金を貸さなくなった。デフレというのは、供給に比べて需要が不足しているっていう現象だ。需要不足を解決するのが処方箋のはずなのに、いくら供給側を改革しても仕方がない。おかげで、とりわけ地方の経済はガタガタになってしまった。

必要なのは、マネーの量を増やすこと

それでも、小泉・竹中時代に景気が回復したじゃないかと反論する人がいるかもしれない。でも、それは"構造改革”のおかげじゃない。日銀マネーの量を増やしたことで、長期金利が下がって円安になったため、企業の輸出が好調になったというのが真相だ。長期金利が下がると、日本国債持ってるよりもアメリカ国債の方がいいってことになって、円を売ってドルを買う流れができる。こんなに金利が低いとこれ以上金利を下げられないから金融政策は意味がないというのは大きな間違いで、マネーの量を増やせば長期金利は下がる。そして、長期金利が下がれば、円安を誘導するだけじゃなくて、企業も金を借りて設備投資を活発にしようと思うようになる。

ノーベル賞経済学者FRB議長も認める政策

マネーの量を増やすっていうことについて、この2日間で大きな動きがあった。1つは、麻生発表した2兆円の給付金制度。もう1つは、日銀金利引き下げだ。金利を下げるためには、日銀は大量にマネー市場放出しないといけない。そして、このような政策を一番強く主張していたのは、FRB議長のベン・バーナンキ。「デフレ克服には、ヘリコプターから金をばらまけばいい」という例え話を使うことから、ヘリコプター・ベンとも呼ばれる。そして、もう1人が、今年のノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンクルーグマンは、何年も前から、日本財政政策をもっと拡大し、それに合わせて日銀マネーを増やすべきだと主張していた。こんな感じで、麻生の政策は、アメリカ経済学大御所も認めている極めて考えつくされた政策で、決して選挙目当てのバラマキなどではないのだ。

麻生政策で日本経済はきっと復活する

構造改革熱に浮かされ、今また政権交代煽りたい日本マスコミは、このことを決して紹介しない。でも、何年か経ち、日本経済はかつての輝きを取り戻した時には、昔麻生経済政策てすごかったんだ、と評価される日がきっとくるはずだと信じてる。

追記:27億円と書いてたが、27兆円の間違いなので修正。指摘に感謝

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