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2010-04-30

「とあるアイドルの話。」リライト

タイトル

KinKi Kidsファンがお送りする現在KinKi Kidsとそのファンの動向について

リード

ファンに嫌われ戸惑われ庇われ続けながらどんどん自分世界に没頭していく堂本剛と、

ひたすらにひたむきに技術を身につけ才能を伸ばし一流のエンターテイナーに登りつめて行く堂本光一

対局に位置するふたりを内包するKinKi Kidsというグループが、

今後、どういう衰退の一途を辿っていくのか?

前提

KinKi Kidsとしての活動に火種を撒き散らすのは常に剛。

かつてファンだった人にここまで本気で嫌われるジャニタレは初めてではないかと思われる。

ネット上にはKinKi Kidsに対し解散要求を出すファンがいる。

これは異常な状況である。

KinKiファンとは

KinKiファンは、大きく3つの立場に分かれている。

どちらかと言えば剛が/光一が好きなどを含め、KinKiの二人ともを好きな人たち。

ライトから重病患者まで層が厚く人数が多い。

通称「剛オンリー」。

剛に心酔し、信者とまで揶揄されるほどのファン。

しかし光一を否定する人が少ないため実質的にはほぼKinKi Kidsファン。

通称「光一オンリー」。

半数以上は剛アンチを兼ね備えたファンと思われる。

剛を受け入れることができず、KinKiファンを辞めざるをえなくなった人、またはKinKiにいる光一を楽しむことができなくなった人。

病的なまでに剛を嫌っていることもある。

「一番好きな男の横に、常に一番嫌いな男がいる」光景を見続けなければならない辛い立場。

活動クオリティについて

KinKi Kidsとしての活動のクオリティ光一ソロ活動のクオリティより低い。

剛がKinKiとしての活動のクオリティを下げているとも言える。しかし剛ソロ活動のクオリティKinKiとしての活動よりも劣る。

<図式>

光一ソロKinKi Kids>>>>(越えられない壁)>>>>剛ソロ

なので剛ファンはKinKi Kidsに固執する。(剛はソロでいるときよりKinKiでいるときのほうがかっこいいため。)

対して光一ファンは剛がKinKiの足をひっぱっていると思っており、「光一ソロでのみ輝く」と言う。

KinKi Kidsの黄金期

KinKi Kidsの黄金期の活動の根幹は10代の頃から音楽・演出の勉強を重ねた光一が作っていた。

光一が主軸となってスタッフ相談し、意見を言い、切磋琢磨しながらKinKi Kidsを盛り立てていた。

当時、剛のご機嫌にコンサートの出来不出来が左右されるため、

KinKIコンサートは「おみくじコン」と呼ばれた。

今日の剛は機嫌がよかったから、よかったねー」「剛、機嫌悪かったね。体調良くなかったのかな」などの会話は当たり前。

※この頃、剛も光一の方針に協力しているものと思われていたが、

実際には剛は後になって「周りの大人達の言うことを聞いてきた」と述懐している。(後述)

剛介入からそれが失敗に終わり泥沼化するまで

自分は優しい人間であるから、周りがやって欲しいことに従ってきた」と、KinKIの活動方針に口を出し始めた剛。

しかし、ショービズについて真面目に取り組んで勉強してきた光一とはすでに雲泥の差がついており、

技量がないため何もかもうまくいかず、

などの暴挙を繰り返す。

一例:

演出に介入した結果、よかれと思って光一蔑ろにする剛(『月刊テレビジョン2006年7月号)

  剛 「今回は曲が持ってるパワーを大事に考えて、どういう歌割りや構成がいいか考えながらやりたいっていう話をスタッフの方にして」

  光一「ふ~ん、そうなんや」

  剛 「知らんかった?歌割りも、サビをユニゾンにして二色(二人の声)が一つになることで曲の要素を壊すようなら、いさぎよくやめようっていう話もした。で、今回は主旋律とハモになって」

  光一「そうなんやぁ~。いつもはレコーディングのときにいろいろ試して、この組み合わせがいいかなとかってやってるやん?でも今回は“光一全部ハモ”って言われた。だから俺、『夏模様』のサビの主旋律、知らないもん、…って言うとだいぶウソだけど(笑)」

  剛 「ウソなんや(笑)」

  光一「知らなくはない(笑)。しかしこの曲、歌うと難しいな」

  剛 「難しい!林田健司さんの曲ってコブシが入るのよ。揺れるのが多くて難しい。で、心地いいの」



KinKi Kidsの現状

上述の流れにより、KinKi Kidsは加齢に従い剛色が強くなっている。

光一ファンは異常なまでに剛を拒絶し、KinKiの解散を望んでいるが、

KinKiファンはKinKiの二人の立ち位置が近い(仲が良く見える)だけで歓喜するレベルに堕ちている。

現在光一とそのファン

KinKiでの活動では本気出してない。(剛色が強いので出しようがないとも言える。)

光一ファンは「KinKiでは本気出してる光一は見られない」ので、KinKi Kidsの活動に金を落とさなくなっている。

これはKinKi Kidsにとっては痛手。

しかし剛色を薄めるためには光一自ら剛を否定しなければならない現状。

(剛が自分から態度を改める見込みがないため。)

現在の剛とそのファン

31にもなって、未だに「大人は汚い」「自分の気持ちを理解してくれない」と言い、

ジャニーズ事務所を否定し、アイドルを否定し、それでも、ジャニーズ事務所アイドルに固執。

剛を否定しないファンは剛をとにかく甘やかしてちやほやする傾向。

まとめ

KinKi Kidsの今後の活躍にご期待ください!

元の文章

とあるアイドルの話。

http://anond.hatelabo.jp/20100430015718

とあるアイドルの話。

外野としておもしれーなーとヲチしているKinKi関連。

ゆっくりと衰退の一途を辿っていくのをおもしろいと思うのもおかしいけど。

それでも、他グループ担のジャニヲタとして反面教師的に。

少しは好きだった過去もあるから、純粋な興味の対象として。

ここまでファンに嫌われ戸惑われ庇われ続けながら、どんどん自分世界に没頭していく堂本剛と。

ひたすらにひたむきに技術を身につけ才能を伸ばし、一流のエンターテイナーに登りつめて行く堂本光一

対局に位置するふたりを内包するKinKi Kidsというグループが、今後、どういう衰退の一途を辿っていくのか。

そして、5年後、10年後、彼らがどうなっているのか。

未来は見えない。

だから、興味深い、と思う。

ネットでのかくある論争(とも言えないほど、ただひたすらに平行線をたどる3つ(ないし2つ)のお互いに話を聞かない、押し付け合いっぱなしの話だけど)。

ネット上でのことなんて、リアル世界の一部でしかないとも思うし。

実際、そこまで真剣に彼らを応援したり、解散要求を出したりしてるファンがどれほど居るんだろうとも思うけど。

それでも、そういう話がでる自体が異常なことだとも思うし。

ただ単に、どこかの熱狂的なファンが、なんかしらの思惑で煽っているだけなら、こんなに長く、根深いモノにはならなかったと思う。

常に、火種は剛の口から、行動から発信されていて。

それは、たぶん、剛自身が意図してない方向で、次々と自身のアンチを生み出している。

そんなアイドル(タレント)、他に知らない。

否、少なくともジャニタレでも、特異な行動をしたり、分かりやすいくらいに特別扱いをされていたり、仕事を真面目にやらないタレントは、Jr.デビュー組に問わずアンチがつきやすく、嫌われるものだけど。

ここまで、本気でかつてファンだった人に嫌われるジャニタレは初めてじゃないかと思う。

と、先入観を抱かせるのもどーかと思うけど。

自分がもう嫌いっていうか、自担にはこういう風にはなってほしくないと思ってるし。

本気で近づかないでくれ、影響受けないでくれ!常に反面教師にしていてくれと願わずにはおれないもんで。

どうしても中立的な立場にはなれないんだな。すでに。

KinKiファンは、大きく3つの立場に分かれている。

KinKi Kidsのファン。

堂本剛のファン。

堂本光一のファン。

同じじゃん、と思われるだろうが、全く違う。

KinKiのファンはグループのファンで、どちらか寄りとかがあったりはするが、少なくともKinKiのふたりとも好きな人たち。

たぶん、ライトから重病患者まで含め一番多い。

堂本剛のファンは、剛オンリーとも言われる。

こちらは、剛に心酔し、信者とまで揶揄されるほどのファンが多くを占めていると思われる。

が、ほとんどはKinKiファンになるので、本気で剛オンリーとなっている人は意外と少ないんじゃないかと思う。

たとえば、光一アンチ化するまでの剛オンリーは、そんなに居ないと思う。

堂本光一のファンは、光一オンリーとも言われる。

こちらは、ほぼ半数以上が剛アンチを兼ね備えたファンだと思う。

剛を受け入れることができなくなって、KinKiファンを辞めざるをえなくなった、KinKiにいる光一を楽しむことができなくなった。

ある意味、病的なまでに剛を嫌い、ときにはそれ完全に思い込みじゃ。。。という持論も捲くし立てるけど。

少なくとも「一番好きな男の横に、常に一番嫌いな男がいる」光景を見続けなければならないことを考えれば。

その時には脊髄反射的な反応もしょうがないと思うし。

逆に、そこまで嫌われる剛って何者だよ、とも思うが。

結局、クオリティKinKiでの活動<光一のみの活動となっている現状を見ると致し方ないと思う。

剛のクオリティは、KinKi>剛だから。

そりゃ、剛ファンはKinKiに固執するよ。

対して、光一ファンの合言葉は「光一ソロでのみ輝く」だ。

かつて光一が作り上げたアイドルKinKi像を、はちゃめちゃにして壊し続ける剛の行動の結果が現状によく出ていると思う。

まあ、剛本人は壊していると思っても居ないし、剛ファンもKinKiファンも、きっとそう思ってるんだろうけど。

簡単に嫌いになれれば、それが一番楽な道筋だ。

でも、光一本人に嫌いになる要素がない。

ただただ、彼が一緒に仕事をしている剛を知れば知るほど、嫌いになっていく。

剛の言動に「どうして?」「なんで?」と疑問を持ち、考えれば考えるほど、嫌になっていく。

終いには、観ているだけで虫酸が走ったり、名前を見るだけで悪寒を抱くほど嫌いになるのに。

KinKi仕事では、光一の隣に必ず剛がいる。

否が応でも眼に入る。

そして、剛が発言する度、行動する度、怯え傷つき、ますます拒否反応を抱く。

それでも、光一がいる、好きな人がいる、笑っている、歌っている、踊っている。

そんな状況、正直体験したこともないし、想像もつかないけれど。

現実に、そんな状況に陥っている人がいるという事実

ある意味で幸いなのは、年数を重ねる度に、KinKiが剛色に染められていったこと。

光一の表情が明らかに違うこと。

彼の本気の笑顔KinKiでは見ることが出来ない。

(まあ、KinKiファンはそう思ってはないし、それもファンの見方次第なんだろうけど)

だから、光一オンリーKinKiを捨てられた。

KinKiで本気の光一を見ることが出来ないのならば、応援する必要はない。

大切な金銭を消費する理由はない。

そう判断をくだすことができたということ。

KinKiにとって不幸だったのは。

光一ファンが(一部でも)そういう判断を下してしまったこと。

下してしまえるグループに成り下がってしまったということ。

kinKiは、自分たちで歌う楽曲を決めるし。

コンサートの演出も自分たちで手掛ける。

KinKi黄金期は、光一KinKiを創ってきた。

10代の頃に、芸能界で生きることを決意し、音楽に限らず、演出の勉強もした。

今の光一仕事ぶりをみれば、並々ならぬ努力を10年以上重ねていたんだろうと推察されるほどに。

うまく廻っている時期があった。

それが黄金期だった。

剛があまりその辺に興味がなく。

のちに剛自身が「周りの大人達の言うことを聞いてきた」というようになる時期だ。

光一メインとなって(しかし、それを必要以上にアピールすることもなく)。

スタッフ相談し、意見を言い切磋琢磨しながらKinKiを創っていた頃。

ファンも当然、剛もそうなのだろうと思っていた。

たとえ、コンサートで剛の顔色を伺いながら、今日コンサートの出来不出来を伺うことに何の疑問を抱いてなくても。

のちに「おみくじコン」と揶揄されるKinKiコンでは、それが当たり前だった。

ファンは常に剛の顔色を窺う。

今日の剛の機嫌がどうかをまず確認する。

機嫌がよければ、コン中もにこにこしているし、MCでもよく喋る。

しかし、機嫌が悪ければ、ムスッとしたり、MCでは押し黙る。

コンサートが終わって「今日の剛は機嫌がよかったから、よかったねーw」とか「剛、機嫌悪かったね。体調良くなかったのかな」とか。

そういう会話が当たり前だった。

(否少なくとも、今でもそうだと思う)

ちなみに「ドーム規模の公演でもKinKiコンはおもしろい」そう思っていた時期もあった。

毎年行っていたツアーで、「今回はちょっと構成が間延びしてたよね、微妙だったなぁ」と感じるコンサートがあった。

光ちゃんどうしたのかな?と思ったら、雑誌で意気揚々と剛が「今回のコンサートはオレが演出した」と言っていた。

お前かwwwwやっぱりだめなんだな、剛はw

で、当時は済んでいた(自分的に)。

でも、それから先、コンサートがおもしろくなることなくなった。

それから

剛が「これからは戦っていく」という発言を皮切りに、KinKiに剛が意見を出してくるようになった。

それが、光一を含め、スタッフとお互いに納得するまで、とことん話し合い、意見を出し合い、そうして共通のKinKi像を成立させるために。

最強のグループにするためのものだったらよかった。

というか、普通そうだろうと思ってた。

そもそも、それまで剛が話し合いに参加していなかったのは。

剛曰く「自分は優しいから、周りがやって欲しいことに従ってきたから」で。

それは、光一スタッフが「剛どう思う?」「こういうのはどう?」と意見を聞いてきたときに、ただ「それでいいと思う」と答えてきただけと推察されるわけで。

そんな剛が意見を言い出したら、ただの暴君だった。

後出しジャンケンのように、全てが終わった後で「自分はそんな風に思ってなかった」「ホントは違うことがやりたかった」という趣旨の発言を繰り返したと思えば。

そのうち「周りの大人が自分意見を聞いてくれない」「僕は常に戦っている」と言い出す。

結局、自分の思うようにならなかったら機嫌を損ね、事後にメディアを使ってスタッフ批判、相方批判を繰り返す。

コンサートで口を開けば愛を語り、自分は優しく傷つきやすい人間で、しまいにはパニック障害過呼吸症候群も持っていると病気まで持ち出す。

病気を持ち出されたら、何も言えない。

どうすることもできない。

ステージ上で薬を飲んでも、笑って踊らなくなっても、MCでダンマリを決め込んだり、光一を置いてその場から離れても。

ファンは心配することしか出来ない。

そんな彼を糾弾するような、非情な行動に、誰が出れる?

そして、ふと我に返る。

コンサートって、ファンを楽しませるためにあるんじゃないの?

なんで、剛の体調を常に気遣う必要があるの?

なんで、剛の機嫌を伺う必要があるの?

なんで、楽しむために来ているコンサートで、剛の心配をしなきゃいけないの?

気付いたファンは、疑問を抱く。

そうしてモヤモヤした気持ちを抱える日々が始まる。

剛が名前を変えてソロ活動を始めた時。

光一がきている公演で「僕は長い間人間不信だった。バンドメンバーに逢って救われた」と言ったこと。

光一の数々の音楽活動を知っているはずなのに、新聞で「光一音楽に興味がない」と発言したこと。

自身のソロ活動でコンサートをする度、名前を変える度に、それまでやっていたことを完全否定すること。

ジャニーズ事務所を否定し、アイドルを否定し、それでも、ジャニーズ事務所アイドルに固執していること。

年齢を重ね、社会人となりそういうファンの前に、いつまでも成長しない剛があり続けた。

10代後半、20代前半なら笑って「若いからね」と赦される言動も、ファン自身が幼いために見過ごされる言動も。

どうしても引っかかってしまうファンが増えた。

31にもなって、未だに「大人は汚い」「自分の気持ちを理解してくれない」と言う剛。

若い頃から自分の未熟さを認め、多くのスタッフにぶつかり、若さゆえに否定され、それでも食らいついて努力を重ね続けた光一とは、すでに雲泥の差がついている。

光一は、自身の努力によって、確かな信頼を得ている。

それは傍から見ていても判るほどに、顕著だ。

コンサート舞台映像を商品化するときに行う編集

コンサート舞台での音響、照明、演出、構成、衣装音楽

彼が携わった作品に、全てが顕れている。

本人がどれだけ努力をしたか、どれだけの勉強をしたかを語ることがなくても。

出来上がったものが、全てを証明している。

私自身にとっても、エンタメを享受する人間として、理想とする「ショービズに活きる人間」の理想像光一だったりする。

観客のために、ショーのために、最大限の敬意払い、努力をし、楽しんでいる人。

どんどん要求が高くなる観客を相手に、その要求、理想を満たすものを自ら生み出し提供し続けていけていること。

その姿勢は、こうであって欲しいと言う理想そのものだから。

歌って踊って、自分のみならずステージに上がっている人たちを輝かせることができる人。

口先だけの言葉はすぐにバレる。

全部、作品に出るから。

だから、光一オンリーKinKiを捨てる。

KinKiで、光一はそれだけのことができない。

しない、のではない、できないのだ。

剛が観客を巻き込む。

スタッフを巻き込む。

ステージ立っているジュニアやダンサーや演奏者を巻き込む。

光一能力が発揮される前に、潰されてしまう。

妄想かもしれない。

でも、結局、剛は自分を否定する人たちを残していかなかった。

ファンクラブ会報で、スタッフ批判を繰り返し。

誰でも見れる雑誌で、友達を否定し。

真剣に剛を想ってくれている人たちが、どれだけ周りに残っているんだろうかと思う。

そんな状況で、誰が光一意見を聞くのかと思う。

仕事として、真剣な議論がどう想像しても成り立っているとは思えない。

そういう風にしか生きられない彼を可哀想とも思うし。

そんな彼と15年以上2人きりのグループとして仕事をし続けてきた光一を単純にすごいと思う。

(どう想像しても、私は絶対、剛とは一緒に働きたくない)

KinKiは衰退して行く。

前を向かないエンタメ未来はない。

ましてや、夢や希望を与えるためのアイドル

KinKiファンが異常に、ふたりが接近することに歓喜することも。

ふたりが仲がいいことを望み、渇望し、そういうふたりを見せておけば納得するほどまでに、レベルが堕ちてしまったことも。

少しでも剛の批判をすればファンによる集中攻撃を受け、批判ではなく「愛あるダメ出し」や単なる批評であっても。

剛を否定することは許されないネット上の状況も。

光一ファンが異常なまでに剛を拒絶し、KinKiの解散を望んでいることも。

剛を心から愛し、ファンとタレントとして共に切磋琢磨しながら成長しようというファンがいないということも。

結局、剛も、剛ファンも、KinKiファンも、光一ファンも、みんなが光一を望んでいるということも。

剛やファンから、光一はたくさんの責任を背負わされ、それらによって批判も賞賛も得るけど。

剛はみんなが甘やかして、ちやほやして、いいよいいよーと褒め称えられるだけ。

どちらが不幸で、どちらが幸せなのか。

たかがジャニヲタの。

たかがいちアイドルグループの。

本当の実情なんて、メディアに出ている以外には知らない人間の戯言ですが。

すでにKinKiファンの間から光一ファンが立ち上がり、剛アンチが声を上げ始めてから4年ほど経つ。

これから先、彼らがどういった経緯を辿って、どんな未来に落ち着くのか。

こんなに興味深い観察対象はない。

ちなみに光一ファンを剛アンチ化した顕著な一例を付記しておく。

月刊テレビジョン 2006年7月号にて。

T「今回は曲が持ってるパワーを大事に考えて、どういう歌割りや構成がいいか考えながらやりたいっていう話をスタッフの方にして」

K「ふ~ん、そうなんや」

T「知らんかった?歌割りも、サビをユニゾンにして二色(二人の声)が一つになることで曲の要素を壊すようなら、いさぎよくやめようっていう話もした。で、今回は主旋律とハモになって」

K「そうなんやぁ~。いつもはレコーディングのときにいろいろ試して、この組み合わせがいいかなとかってやってるやん?でも今回は“光一全部ハモ”って言われた。だから俺、『夏模様』のサビの主旋律、知らないもん、…って言うとだいぶウソだけど(笑)」

T「ウソなんや(笑)」

K「知らなくはない(笑)。しかしこの曲、歌うと難しいな」

T「難しい!林田健司さんの曲ってコブシが入るのよ。揺れるのが多くて難しい。で、心地いいの」

これがなんなの?と思っても、これでKinKiを捨てた光一ファンが確かにいる。

自分が好きなグループは、提供される曲をどうこうしてるということは全くないし、コンサートDVD編集に自ら口を出すこともないけど。

こういう風にはなんないでね、と、勝手に思っている。(ホントに関係ないんだけど)

2010-03-29

電卓のMは、1個の実数型のメモリ空間(変数)である。

MCメモリクリア(0)にする、ソロバンでいえばご破算。

M+で、メモリ空間に「現在ディスプレイに表示されている」数値を加算する。

M-で、メモリ空間に「現在ディスプレイに表示されている」数値を減算する。

RMで、リコールメモリで、現在メモリ空間内の数値を表示する。

それだけわかっていれば、他に覚える必要はない。

2010-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20100225164103

だって小学生だもんな。そりゃそうだ。

逆にソロバン叩き込まれてたから理屈考える前にソロバンの動きで覚えてしまって論理的な説明ができなくなった俺とは正反対。

2009-11-30

世界はどんだけ終わるの?

仕事秋葉原新宿~溝口~渋谷と移動した。

各駅周辺にストリートミュージシャンがいて、

男だったり女だったりソロだったりバンドだったり

ギター一本だったり様々な楽器を駆使してたり

アップテンポだったりスローバラードだったり、

とにかく目立とう、自分の曲を聴いてもらおう、個性を出そう、と

たぶんオリジナル自分(達)を一所懸命表現してた。のだと思う。


その渾身(かどうか知らんけど)の曲を足を止めて聴いた場所はひとつもなくて、

目的場所へ向かいながら、聴こえてくるフレーズだけを聴くともなしに聴いてたんだけど・・・。


「明日もし世界が明日終わってしまうなら」

「もし明日世界が終ってしまうとしても」

こんなフレーズ通りすがりに聴くともなしに聴いた4組中、4組が歌ってた。

えーとつまり、100%、世界が終わってしまう曲だったという訳だ。


ひと組めを聴いたとき、おー若いなーと思い、

ふた組めを聴いたとき、こいつもかと思い、

三組め、四組め・・・。


世界って終わっちゃうの?ていうか、なんかの合言葉みたいなキーワードなの?

それとも「世界が終わるとしたら」っていうフレーズを入れるってルールの競作大会


ストリートミュージシャンステレオタイプでどうすんだ。

なんつーか、他人と違うなにか・オンリーワンを追い求めているべき(というのは俺の偏見だけど)

若者が同じフレーズで同じ酔い方して表現した気になってる、

なにかをしている気になってる(ように見える)っていうのことそのものがすげー終ってんなーと、思った。


そして、反射的にそんなふうに思っちゃったりしちゃったことに気がつくと、

若者パワーに無意識に期待を持ってた自分が焙り出されたように気もして、

歳とっちゃったんかなあ、ハァ、とがっくりしちゃったりなんかもした。

2009-11-11

DQをやるときの俺のコマンド――俺はちゃんと成長していた

全体攻撃魔法二発。ブーメランベホマラー。最終的にこれしかやらなくなる。決まったかのようにラスボスもずっとコレ。究極に面倒くさかったらしく、中学時代の半ばまでずっとコレだった。

転機が訪れたのはFF10だった。この頃から防御・補助特化に成長した。単にあのゲームだから有効なわけで、ああいうステータス上昇が強いゲームでも出会わなかったら、俺は今も単一コマンドごり押しタイプだったように思う。特に昔の俺や友達や親は皆揃ってレベル思考主義だった。とにかくレベル上げれば勝てると思う奴で、キャラの育成しか頭にない奴ばかりだったのがいけないんだと思う。育成は楽しいけど、そんなにレベルばっかり上げてどうするの?

ひょんなことがあって、俺は昔のデーターを今更やり直してみた。どうやら非効率以外の何物でもなく、ギリギリの死闘だったラスボスは、わずか30分以内に勝利できた。昔の俺は親や友達にレベルが低いとさげすまされていたが、どう考えても違っていた。確かにレベルは低いんだが戦闘は単調になりがち。単調になった場合、レベル突破する以外なくなる。最強の装備? ぶっちゃけいらない。アイテムも使える限りあるのに使わないとか昔の俺ってどんだけなんだよ。攻略本使ってそれでも勝てない現実が嘘みたいだった。

ゲーム一つ取ってみても、10年以上経過していてうまくはなったんだと思う。そりゃ、今のゲーム全般はぬるいと思うはず。単に俺が成長しただけなんだと安心した。

一方、俺の周りのゲーマーネトゲをやっていためか、オフゲがぬるいといっていた。

試しにプレイを横で見ていたら、彼らの戦術と俺の戦術では彼らの戦術の方が以前よりも効率的にはなっていた。ただ、決定的に違うのは、ネトゲソロをやっていた俺の方が効率は格段に上昇。同じ条件下だったら、戦術変えて5分短縮。いや、うまいやつもいたよ。ただレベル傾倒主義者プレイって下手すぎる。単純にレベルコマンドだけやっていたプレイヤーが今のゲームやって飽きているだけなように俺は思えた。事実、みんなオフゲーごり押し戦闘じゃん。

2009-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20091105210200

……。俺、お前らに面倒みろなんて言ってないよ?

どこでも問題児がらみの話をするとそういわれるんだが、お断りだよ。俺は俺のペースでやらせて貰う。

別に好きなように言ってもいいけどさ、俺も好きなように書き殴るから。ソロリストなんだよ。俺は。

チームを組むとチーム壊すんだよ。チーム組むと辞められないじゃん。息抜きできないじゃん。

2009-11-03

ビジネス: 1,000 True Fans

一年に100ドル自分に費やしてくれるファンが1000人いれば

技術者アーティスト)として生活していける。

http://sourceforge.jp/magazine/09/11/02/0319245

こうした議論において、Wired誌の創立者、ケヴィンケリーが昨年出した文章「1,000 True Fans」はある意味当たり前の話とは言えなかなか示唆的だった。彼の結論を先に言えば、1000人のハードコアなファンがいればアーティストは食っていけるとしたのである。こうした忠実なファンは、もちろんいわゆる「一見さん」ではないが、そのアーティストが出すものは食べ残しのパンの耳から便器のふたに至るまで買うというほどの狂的なファンでもない。ケリーの言に従えば、自分のために年に100ドル、1万円ほど使ってくれる程度のファンである。ライヴチケットなら3回分、CDなら4枚分。本なら5冊分といったところか。平均的なファンの支出額よりは相当多いだろうけれども、しかしべらぼうというほど大きな額ではない。

1000人から1万円をもらえば当然年収は1000万円だ。もちろんこれだけでスタジアムロックをやるのは無理だろうが、多くのソロアーティストにとっては、諸経費を出しても生活費くらいは残る程度の額ではなかろうか。そして、そのようなハードコアなファンは平均的なファンを外から引っ張ってきてくれる可能性が高い。才能があって運が良ければそうした平均的なファンがハードコアなファンになってくれるかもしれないし、そううまくは運ばなかったとしても一回の収入としてはプラスアルファにはなるわけだ。

2009-10-16

こいつが有村セクロスフレンドなの?

うさぎのなみ平” が歌う初のソロシングル神様クレヨン』が10月12日に発売され、1日で2200枚を売り上げるという快挙を

成し遂げた。オリコンチャートも9位にランクインするなど奮闘し、その人気の大きさがうかがえる。しかし、株式会社モエ・

ジャパン代表取締役社長の福嶋麻衣子さんは自身のブログアキバで働くスク水社長アメブロ』で、「なんだか、むなしく

なっちゃったな」や「オリコンはきっとそのうち、なんの価値もないただのリア充ランキングになるだろうな」とコメント

ランキングに対して不信感をあらわにしている。

その理由は、2200枚売った『神様クレヨン』がオリコンチャート9位で、実質2位にランクインしているはずの売り上げ枚数

だったから。同ランキングの2位売り上げ枚数は1936枚だそうで、売り上げ枚数だけで考えれば『神様クレヨン』が2位じゃない

とおかしいのは事実だ。この件に関してさんがオリコン電話で問い合わせたところ、「あがってきたデータを客観的に判断

しての数値を発表」と返答されたという。

「あがってきたデータを客観的に判断しての数値を発表」の部分でよくわからない部分がある。「客観的に判断して」という部分だ。

ウィキペディア』によると、オリコンチャートは「販売店にPOSシステムが普及したこともあり、最近では POSの売り上げデータ

よってデイリーチャートを集計している」とのこと。とはいえ、オリコンチャートランキング決定方式は単純に売り上げ枚数だけ

じゃない可能性はある。はたして、売り上げ枚数にどのような数値が加わってランキングされているのか? 不明のままである。

2009-10-06

ちょっと過激?な少子化対策

子育て支援金とか高校の学費無償化って、あくまで子育て支援であって、少子化対策じゃないよね。

支援金なんかなくっても今まで子育てをやってきたんだから、支援金のあるなしに関わらず子育てを放棄するワケじゃないし、せいぜい親のゼータクに使われるのがオチ。

高校の学費無償化も同じで、これから産む子供高校生になるって何年後だよ?みたいな・・・あと、高校生ぐらいの子供がいる親が更に頑張ってもうひとり産めるようなトシでもないだろうし。


で、思ったのは、もう今存在する子供に対する支援はこのままか、むしろ逆に切っちゃって、新しく生まれてくる子供に対してのみキメウチで支援するってのはどう?

来年度から生まれてくる子供に対して、一律月額10万円(金額は偉い人がソロバン弾いて決めて!)を中学卒業まで支給し続ける!とか。

こうすれば、明らかに子供を産めば収入増になるし、2人とか3人産めば住居費や光熱費等の生活費シェア出来てコストメリットが出てくるので、たとえば1人しか子供がいない人が、生活がキツいから逆にもう1人産もうか?なんて発想も出てくる。

子育てのためのカネを稼がなくてもいいから、気軽に結婚出来るし、仮に子供が出来て離婚することになっても、子供養育費は給付金で相殺、というか、親権を持つ方がそのまま受け取ればいいから離婚も簡単に出来る。で、離婚した人が再婚してまた子供を持つのも容易になる。

子供を作るだけ作って給付金をふんだくって子育てを放棄するような輩が出てきたら、どっかの機関が差し押さえて、子供は施設が見ることにして、給付金は施設が受け取ればいい。

ようは、この辺のトラブルが発生した時にカネで解決出来るぐらいの額が給付出来れば、結構上手く行くんじゃね?このシステム


子育てがキツいとか言ってる親って、別に明日餓死するかしないかってぐらいギリギリまで追い詰められていないんでしょ?・・・だったら大丈夫、アンタ達は国の支援なんかこれ以上なくっても十分立派に子育て出来るって!

教育とかの問題もあるだろうけれど、これだけ教育費掛けて子供を育てたって、結局はどんぐりの背比べジャン・・・今の若いのが昔の貧しかった頃の若いのより優秀かどうかなんてわかんないよ・・・なので、最低限読み書きが出来れば問題ナシ。

タマ使う高度な仕事なんて、一握りの優秀なヤツが喜んでやってくれるよ。


で、少子化対策なんだから、とにかく子供を産むことに対して最大限のインセンティブをつぎ込もうよ!ね!

子供がただ増えりゃいいかって議論はここでは置いておいて、子供を増やすが目的なら、回りくどいことはせずに、これから生まれてくる子供に対してのみ提供される保障プラン、どうかな~?

2009-09-06

結局ビートルズって何が凄いのか

日本ビートルズは誰か、という質問にリットーミュージック社長が「フリッパーズ・ギターだ」と確言したというニュースを見たことがある。発表した曲群に駄作が1曲もない、というのがその理由だったと思うが、実は俺もそう思う。無論フリッパーズが「バンド」なのかと言われると躊躇するところがない訳ではないが、俺の主観でも、彼らの作品には駄作がない。アルバムたった3枚で解散しちゃったけど。

しかし再度「日本ビートルズは誰か」という、どうでもいい人にとっては本当にどうでもいい質問に立ち返ってみると、リットーミュージック社長さんは重要な観点に触れていないことに気づく。音楽クオリティ、これはもちろん重要だが、実はビートルズビートルズたらしめているのは、4人のキャラ立ちの凄さだ。ジョン・ポールジョージリンゴ、という4人の住み分け具合は見事だ。

例えば、ビートルズより格好いいバンドというのはいる。俺にとってはザ・クラッシュだ。特にジョー・ミック・ポールの3人が革パンで立った時の格好よさは異常。或いはビートルズより演奏が上手いバンドというのも結構いるだろう。レッド・ツェッペリンを始めとするハードロック勢やヘビメタなんかにうようよいそうだが、俺の好みでもザ・ポリスは上手かった。さらに、ビートルズより芸術的なバンドというのもいただろう。ピンク・フロイドなんかのプログレ連中もそうだろうし、最近ではレディオヘッドなんかもそれっぽいが、ブライアン・ウィルソンが神がかっていた時のビーチ・ボーイズは、俺の感覚ではビートルズよりも真に美的だったと思う。前衛的、と言い換えてもベルベットアンダーグラウンドフランク・ザッパがいる。ビートルズよりノれるバンド、などと言ったらそこかしこで手が挙がりそうだし、ビートルズより現代的なバンドは、という問いには答える必要もないぐらいだ。(余談だがローリング・ストーンズは実に興味深い立ち位置にいることに気づいた。いずれ考えてみよう)

ここで「しかしビートルズほどメンバーキャラ立ちしているバンドはいない。その意味で真の日本ビートルズはっぴいえんどYMOなのだ」なんて阿呆なことを書こうと思ってたのだが、もっと重要なことに気づいた。結局ほとんどのロックバンドビートルズの影響を受けているのだ。格好よさや上手さや芸術性など、どの特性においてもビートルズを上回るバンドは現れたのだろうが、ビートルズほど人々の支持を得て、生活様式(a way of life)に広く深く影響を与えたバンドはいない。

例えばアメリカ人ならニルバーナは凄いとか、イギリス人ならザ・スミスは素晴らしいとか、ヘビメタ好きならメタリカは偉大だとか、ヒップホップ好きならATCQ完璧だとか、歴史家ならバディ・ホリー&ザ・クリケッツの先進性はどうなんだとか、それこそカウント・ベイシー楽団は、とかそういう話にもなりそうだが、とにかくそれらを一掃できるのが「だってビートルズほど影響与えてないんじゃん?」という一言だ。

まあだから、結局ビートルズが凄い理由は、その影響力だよね。訴求力と言い換えてもいいかも。ポールメロディアスな名曲群はアジアを中心にいまだに根強い人気があるし、ジョンの野太い傑作群に対しては皮肉屋のイギリス人もいまだに評価せざるを得ない。そして多分3日後に世界中で同時発売される全作品のリマスター盤も売れるのでしょう。この人気・影響力がいつまで続くのかは、神のみぞ知るということだろうが、2009年9月の時点でビートルズより影響力を持ったバンドは出ていない。

ちなみに以上の話はあくまでバンドの話。影響力の話を持ち出すならバンドに限る必要はあまりない気もする。アメリカ人ならエルヴィスの影響力は強大だと言いたいだろうし、少なくともビートルズボブ・ディランより影響力があったという結論に素直にうなづいてはくれないだろう。個人的には、それでもビートルズはその両者より影響力を持ったと思っているが、じゃあJ.S.バッハはどうなんだと言われたら平伏するしかない。

しかしバンドと、アーティスト個人とは、何かが違うのだ。もしかするとこの違いに同意してくれる人でないと、俺の考えるビートルズの本当の凄さは共有できないのかも知れない。何が違うのかと考えてみると(考えるものでもないのかも知れないが)、結局は最初に話した4人のキャラ立ちとか、そういう話になる気がする。ジョンのソロである「イマジン」と、ポール中心とはいえ4人のバンドで作った「ヘイ・ジュード」のあいだに決定的な差異を見るのは、もしかしたら単なる思い込みかも知れない。メンバー人生ストーリー比重を置いたロマンティックすぎる見方なのかも知れない。

それでも、一人のソロアーティスト助っ人を雇って作った作品と、たとえ名義上であれ、複数のアーティスト協働して作り上げた作品を同質のものだとは考えたくない。ビートルズキャラ立ちしたソロアーティストが、ひとつの曲に対して、自らのアイデアをぶつけ合って作品を作り上げていくタイプアーティストだった。本人たちの言葉によれば、スタジオでのアイデアは誰が提案したものであれ全く公平に扱われ、有効なものであれば必ず採用されたという。特に後期、そして特にジョンとポールの間ではアイデア競争のような状態になっていたようだ。

アップルEMIの企画次第ではあるが、将来、ビートルズの人気が落ちることもありえるだろう。しかし音楽好きの間では、彼らの音楽は愛され続ける気がする。その理由が結局、ビートルズの何が凄かったかという問いに対して、自分が最も満足できる答えでもある。つまり、曲から聞き取れるアイデアの豊かさが半端じゃない、ということだ。ビートルズは結局、アイデアが凄い。

2009-09-04

転売賃貸するつもりがなければ、独身女性自分仕様スイーツマンションを買うのが正しい

遥洋子という女性が、

現在売り出されている分譲マンションは、独身女性向け、というコンセプトがない。

 広いリビングは不要だし、逆にトイレは広くていい云々」という記事を投稿していた。

これに対して、

独身女性向けに特化したマンションは、転売可能性が狭まるので、

 分譲には不向き。賃貸でいい。」という意見が、はてなでは多かった。

http://b.hatena.ne.jp/entry/business.nikkeibp.co.jp/article/person/20090826/203472/

>hiruhikoando 読んでいて思ったがこのマンション「分譲」にする意味あんましないよなあ。

>「賃貸」かあるいは共立メンテナンスあたりで「寮」か。

>tangkai-hati すでに数年前に都心の単身女性ターゲット仕事をしている。

自分の生活スタイルに合わなくなった時に転売しにくいこの手のタイプは、

>いまや「買う」より「借りる」だろう。

>dekaino スイーツ仕様マンションって転売資産価値が皆無だから、

>ちょっと頭が回る高収入独身女性なら買わないだろう。賃貸の企画ならいいけど。

確かにこれらの意見は「正論」であり、ファイナンシャルプランナーだったら、

独身女性マンション購入は、将来のライフスタイルの変化(結婚など)に備えて、

 転売賃貸しやすい物件を購入しなさい。」とアドバイスするだろう。

そして、「転売賃貸しやすいマンション」とは、そこそこリビングが広くて、

逆にトイレは広くないオーソドックスマンション、ということになる。

しかし、「絶対に、ぜ~ったいに、結婚するつもりがない」女性であれば、

ライフスタイルの変化の可能性に備えて・・・」などというのは「余計なお世話」と感じるだろう。

そして、「賃貸でもいいじゃないか?」という意見に対しては、

「払い続ける賃料累計と、不動産価格を天秤に載せれば、購入した方がトク」と

ソロバンを弾いているし、そしてそれは、自己資金が手厚い場合(ローン額が少ない場合)、

その計算は正しい。

なので、「絶対に、ぜ~ったいに、結婚するつもりがない」女性にとっては、

自分用にカスタマイズされたマンションを「分譲」で取得することが、

もっとも経済的で、かつもっとも満足度が高くなる。

彼女らは、自分へのご褒美として、カスタマイズマンションを購入したいのだから、

自分のこだわりの部分にはトコトンお金を使いたがるし、そうでないところにはトコトン「無視」する。

そういう「独身心」を理解しないはてなコメントは、独女の逆鱗に触れるおそれがある。

2009-08-13

ちょっと思い出した話。



http://d.hatena.ne.jp/keitaro2272/20090812/1250027545

これを読んで思い出した話。

長くなるけど、かんべんしてくれ。あと、増田に書くのは初めてなんで、読みにくかったらごめん。先に謝っとくよ。

10年位前、同人誌をやっていた。一人でコピー本作って、一人で即売会に持ち込んでいた。非コミュなので、一緒に同人誌作れるような友達はいなかった。友達はいないのに、一人で売りに行く行動力だけはあった。

それでも、一人で何度も即売会に足を運んでいると、隣近所のサークル人間の何人かとは顔見知りになる。なんとなく友達っぽい人間も何人かできた。

その中の一人、Mは、とても辛らつな人間だった。お前の描く漫画は、絵は最低最悪に下手だけど、話が面白いなと、直球の感想をくれる。自分もMの率直さをとても気に入った。たまに飲みに行くようになった。自然に、一緒に本を作らないかという話になり、そんなことができるのかと自分のほうはとても驚いた。いままで、一人で本を作って一人で本を売ってきたので、他サークル人間自分が、一緒に組んで本を出すという事態がどういうことか、まったく想像できなかった。

そのことを打ち明けると、バンドで言うとソロ活動みたいなもんだ、とMは説明してくれた。確かに、あるバンド人間が、別のバンド人間ユニットを組んで、期間限定で活動するとかあるよな、と、その説明でやっと納得できた。それで、Mは元のサークルメンバーのまま、自分ユニットを組んで、ソロ活動をする、という体裁になった。

二人ともその体裁が気に入って、結局、トータルで3冊、オフセットの本を出した。間にコピー本も何冊か出した。

Mは小説書きだったからかどうか、かなりの量産がきいた。こちらの”ユニット”と自分サークルの両方の原稿を書いても、まだ余力を残していた。

自分は下手糞な上に遅筆だったので、時間の関係で、”ユニットの”原稿しか描けなくなり、一人でちまちまと本を作る余裕をなくした。

だが、Mの辛らつな台詞に触発されたか、自分でも目を覆うほど下手くそだった絵は、三冊目を出す頃には、見違えるほど上手くなっていた。一冊目と三冊目では、とても同じ人物が描いている絵には見えなかった。

本当に漫画が好きで、幼稚園児の頃から絵を描き続けて、それでもなぜかまったく上手くならなかった自分の絵が、Mに触発されてだんだん自分理想とする絵に近づいていく過程は、自分でも驚くほど楽しかった。一皮向ける、という言葉があるが、本当にそんな感じだった。

だが、上手くなるにしたがって、自分は、だんだん同人誌にかける情熱をなくしていった。

それまでの三冊の奥付の住所はMのものだった。本の感想は全部、Mのところに届いていた。個人でやっていたときは、ダイレクトに届いていた感想が、全部、Mの手で止まった。個人で出す一冊目のときは、煩悩を解き放っただけで形になっていたものが、その先は、数少ないながらも寄せられる感想を糧に、7冊もの本を一人で作ってきた自分だったから、感想に飢えて、徐々に情熱をなくしていったのだと思う。

甘ったれている、それはそうかもしれない。

画力がちょっとは向上して、絵を描くことじたいは前よりもっと楽しくなっていた。でも、同人誌を作っている人になら分かるだろうが、描くことが好きなだけでは本という形にはならない。その、形にする、という情熱を、もはや自分は感じなくなっていた。

最初に書いたとおり、Mは辛らつであまり人を褒めない。感想手紙とか来てるんだろ、読ませてくれよ、と頼んだこともあったんだが、Mは、お前には絶対に見せない、という。お前みたいなタイプは調子に乗るから、下手に褒められると慢心するだろ、と続ける。

確かに自分は調子に乗るタイプだ。けど、調子に乗るからこそ、それが、次の本への原動力になる。漫画を描く、という、好きな作業以外の部分にも、なんとか、力を注げるのは、調子に乗るからなんだ。

そう自分の側の気持ちを説明してみたんだが、話なんて自分から湧き出てくるもんだ、人の感想なんか関係ないだろ、とやはり取り合ってもらえなかった。つくづく、Mと自分タイプが違いすぎた。それは最初から分かっていたが、まさか、こんなことでまで言い争うことになるとは思わなかった。

やはり、甘ったれていたのだろう。

結局、それきり同人誌から足を洗った。同人誌を作る気力はもう残ってなかった。同ジャンル人間にもあいたくなくなった。つまり、逃げたのだ。つくづく非コミュだと思う。

その後、しばらくして、別のジャンルに興味が出て、そっちにすっころんだ。だけど、やっぱり誰かと一緒に本を作るのはもうこりごりだと思った。だからといって一人でまた本を作って……という気力もやっぱりなかった。

いつの間にかパソコンが普及していた。これだったら本を作るほどの労力がかからないな、と思った。ホームページビルダーを買ってきて、自分ホームページってやつを作った。絵はそこで発表した。

なんて楽なんだろう、と思った。感想も、たまに、本当にたまメールで来る、それで充分だった。一ヶ月に一通のメールでも、二ヶ月に一通のメールでも、とにかく直接、感想を読める。それがどれほどの原動力になったことか。

そのホームページも、仕事責任のある立場になり、そこにかける時間がなくなって、結局、閉鎖した。そうして、じょじょに絵も描かなくなった。一人きりのまま、結局、自分には何も残らなかった。

絵が上手くなって嬉しかった。それも本当だ。けど、上手くなったからって、世界は何も変わらないんだってことも分かった。自分非コミュのままで、やっぱり一人きりだ。いまは仕事だけが生きがいみたいになってる。

なぁ、どこで間違えたんだろうな?

2009-08-10

MMOに負けずとも劣らない廃人ゲー仕様ドラクエ

もう既に情報出回ってるだろうから、既知の方も多いと思いますが、せっかくなので増田でまとめてみようかと思います。一応ネタバレは最小限に留めて書いてあります。

モンスター討伐コンプリート狙いからして既に難易度高い

アイテムコンプだとかクエストコンプ、称号コンプあたりは難しそう、でもモンスターを全種類倒す程度なら簡単そう!と思ってコンプを目指すと……、ソロプレーではほぼ確実に氷・水あたりの宝の地図の深層にしか出てこないモンスターで詰まる。

まず、地図名前から洞窟の種類を判別することができない。

「大いなる」だとか「残された」だとかをDSと宝の地図表を見比べながら探して、ようやく入り口を見つけた中身がだいたい「洞窟」か「遺跡」。これはちゃんと偏る仕様になっていて、氷か水の出る確率はそれぞれ10%程度らしい。

水か氷のマップを見つけても、1階にいる雑魚モンスターレベルが低いと深いところまで進んでも目当てのモンスターは出てこない。

1階から強力なモンスターが出てきても、途中で終わってしまうマップが多く、小躍りしてドキドキしながら進んでも、階段を下りた瞬間に音楽が消えてボス階、ということも。

名前だけで深層モンスターが出る可能性があると判別できる地図もあまり出てこないし、地図を1つ手に入れるのにも地図ボスを倒さないといけないし。頑張っても1周10分くらいかかる。

しかも、配信ボスとか出てこないと100%にならないしね。チートで出された地図もらってクリアすれば別だけど。

危険!安易に錬金作成コンプリートを狙ってみようと思わないで!

討伐コンプは、すれ違い通信地図をもらえばリストを埋めることはできる。

ソロプレーでは困難だけど、結構モンスターリスト用の地図配ってる人もいるし、難易度はまだ低いほう。

しかし、錬金作成コンプだけは本気でマゾ

8でも集めたし、9はレシピから錬金できて楽だからこっちもやってみよう、とか安易に思うなかれ。

それはあのポットによるハニートラップだから。

「最強装備」と呼ばれている武器防具の錬金が最高にイカれてる

まずは元素材集め

錬金の元となる武器・防具を集める作業が鬼。

武器は、まだ易しいほう、といっても宝の地図の深層でしか出ない特定の宝箱から低確率で出現する元武器を、剣からハンマーだとかまで全部そろえないといけないんだけどね。

それでも、中断技や神地図の解析でコンプリートはしやすくなってきている。

問題は防具のほう。

黒龍丸やイデアラゴンなど、宝の地図ボスモンスターがそれぞれわずか2%の確率で落とすレア防具を、ひたすら狙い続ける。その数10個。

だから、意外とスライムジェネラルが出て、しかも浅い階で早くボス階層までたどり着ける地図とかが、今人気があったりする。

深い階層まで行って、ボスを倒して、地図をセットし直して再挑戦、そのループをひたすら繰り返してレアドロップを待つ。マジマゾ

魔法戦士の超必殺を利用して1回の戦闘でレアドロップを狙う手法も確立されているけれど、必殺の扇(レア武器)を4つ用意して魔法戦士の転生証を手に入れて、など開始するまでに手間がかかる。まあ、錬金コンプしようというのに比べれば、魔法戦士の転生にかかる手間なんて屁みたいなものなんだけど。この方法も、全員の必殺が出揃うまで待ったり、超必殺出してもレアドロップ確定メッセージが出るまで繰り返さないといけなかったり、忍耐力が必要。ちなみにレアドロップ確定率は10%。

元素材を集めたら、オーブとしんかのひせきを集める

最強武器・防具は、元素材にオーブとしんかのひせきを錬金することにより、作れる。

だから元素材となる武器・防具が集まったら、次はオーブを集める。

シルバーイエローグリーン、パープル、ブルーレッドの6種類。これは「魔王」と呼ばれている地図から出るボスモンスターが低確率(5%~)でドロップする。

あとは、天使のソーマを2つ・げんませきを2つ・ときのすいしょうを錬金して作成する「しんかのひせき」を集めればOK。

オーケー、なんだけれども、元素材を錬金する時に極悪な仕様が仕込まれている。

錬金コンプリートを目指す人の心を折る、錬金大成功・失敗の分かれ道

例えば、元素材・グリンガムのムチから最強のムチを作ろうとする。

第一段階の強化に、グリーンオーブとしんかのひせきが1つずつ。これで「続グリンガムのムチ」が完成。

第二段階の強化に、グリーンオーブとしんかのひせきが3つずつ。これで「超グリンガムのムチ」が完成……、するとは限らない。

「錬金大成功」とならないと、「超」グリンガムのムチじゃなくて「真」グリンガムのムチに変化する。ちなみに、成功率デフォルトで10%程度。

「真」ができてしまってもご安心ください、リサイクルストーンと「真」を錬金することで、「続」に戻すことができます。――つまり、「真」から「続」に戻す錬金も通らないとコンプリートにならないわけなんだけれども。

元素材ひとつにつき、最低でもオーブとしんかのひせきが7つずつ必要。

武器は剣、槍、短剣、杖、ムチ、棍、ツメ、扇、オノ、ハンマーブーメラン、弓の12種類。

防具は盾、頭、体(上)、トーガ、ローブ、小手、手袋、体(下)、ブーツ、サンダルの10種類。

合計22種類、最低でも22×7で154個のオーブとしんかのひせきが必要。錬金失敗するとそれぞれ3つ分が無駄になるので、実際はもっと多量に必要。

セーブ・ロードすればいいじゃない?それくらいは錬金の直前に強制セーブという対策がとられてますよ。

オーブ集め

オーブ集めは魔王とひたすら戦い続けてドロップ待ち。

魔王レベルが高いとドロップ率も上がるけれど、その分スペックも上がるので強すぎず、弱すぎずのちょうどいいところを狙って連戦し続ける。

そのため、宿屋教会が近い船着場近くに出現する地図なんかが人気。

しんかのひせき集め
ときのすいしょう

まず、錬金素材の「ときのすいしょう」が50000Gと非常に高価。

これを最低154個、金額にすると770万Gが必要。

オーブのために魔王を狩っていれば金なんてすぐたまるんだけど、770万となるとちょっと……。

天使のソーマ

ほしのカケラ×2、けんじゃのせいすい×2、天使のはね×2を錬金して作る。

つまり、それぞれ308個が必要になる。

「ほしのカケラ」はひかりの石×3、よるのとばり×3、それぞれ924個ずつ。もしくはドロップ、宝の地図の宝箱にも一応含まれる。

「けんじゃのせいすい」は、まほうのせいすい、まりょくの土、花のみつ×3。宝の地図の宝箱からは若干出やすい。

天使のはね」は、錬金よりも宝箱と宿屋の泉で集めたほうが早い。

げんませき

せいれいせき、超ばんのうぐすり、あやかしそう×2を錬金して作る。

ここは天使のソーマほど難しくないけれども、やはり数が……。

天使のソーマもげんませきも、両方とも地図の宝箱に含まれているので、中断技使えば採取できるんだけれど、それを外法とし使わずに集めるとなると……、気が遠くなる。

まとめ

オンゲーが廃人専用とか言われてる中で、ドラクエナンバリングタイトルにこんな廃人仕様を仕込んでるスクエニ怖いです。

確かに「オンラインゲームと比べたらたいしたことないよ」という意見はよく目にするけど、果たして同じ土俵に上げていいものなのかどうか。

対人の縛りがないってのが救いなのかもしれないね、PSゼロみたくオンライン連携機能があって、かつそれによる恩恵がデカいとかだと……。

いやまあ、コンプを目指さない人にとってはエンディングまで遊んで、ちょろっと「おまけ」を遊ぶくらいの楽しみ方でいいと思うよ?ただね、エンディングまでだと明らかに物足りない作りになっていて、じゃあと泥沼に足を踏み入れたくなるように仕組まれているのが……、非常に危険です。

2009-07-29

なんでまっとうなソウル/ポップシンガーだったマイケル・ジャクソン少年

ソロでいきなりジェームズ・ブラウンに目覚めたんだろう。教えて増田の偉い人たち。

2009-07-24

佐野元春の「ザ・ソングライターズ」Vol.1 「小田和正・1」(2/3)

(1/3から) http://anond.hatelabo.jp/20090723033558

佐野:で、小田さん、ぼくね、オフコース時代からの曲、それから小田さんソロ時代の曲、ずっと聞かせていただいて、ぼくなりに、あ、この詩はいいな、と思ったものを一曲選びまして、ね、スポークンワード・バージョンメロディーなしでその詩をリーディングするっていうのを試してみたんです。

小田和正の「the flag」(アルバム個人主義』収録)の背景の説明)

小田和正の「the flag」の、佐野元春朗読

佐野:どうですか?

小田:いやあ、人の詩みたいな。ちょっと自分が書いたっていう感じがしなかったですね。不思議なもんで。

佐野:そうですか。

小田:ぼくが読まなくてよかった(笑)

佐野:そんなことないですよ。

小田:いやほんとに。

佐野:ぼくらつねに言葉音楽がついているので、音楽言葉を切り離すっていうのは普段はしないわけでね。こうして第三者が、ぼくのような他人が、詩だけ切り取って作者に見せるっていうのは、なかなか勇気のあることだったんです。しかられるんじゃないかって。

小田:いえいえいえ、すばらしかったです。てめえの詩が、ねえ、はなはだ横柄だけど、いやあ上手に読まれましたねえ(笑)

佐野:はい(笑)

(会場笑)

ゲストに同じ質問をしていく、定型質問のコーナー)

佐野:ぼくね、もうものすごく聞きたいことなんだけど…、ソングライターを志したきっかけは、なんだったのか。

小田:そもそもは音楽が好きだったっていう。自分が曲をかくようにななるなんて思わなかったわけですからね。それでも音楽やりたいっていう。たぶんその、音楽がほんっとに好きだったんですね。

佐野:影響を受けたソングライターは?

小田:それはもう数限りなくいるから…。絞れないですね。出会った音楽全て、っていう。

佐野小田さんの世代だと…、ごく一般的ですけど、ビートルズ

小田:はい、ビートルズですね。

ビートルズ「A Hard Day's Night」)

佐野:常に空気のようにあったんじゃないかっていう。

小田ビートルズ

佐野:はい。

小田ビートルズはねえ、もう何回も…、だからもうビートルズはもういいか、みたいな。今更ビートルズっていう…、おれらにはいつまでたってもビートルズがいるのね。すごいなと思うね。

佐野:一種の古典のような。

小田古典だね。すごくシンプルだし。シンプルだけどよく聞くとタダのシンプルじゃない。おれはビートルズを聞くと必ず思うことは、もちろん力はあったと思うけど、若者が中心となったっていうかなんかのグルーヴみたいのが、なんかの現象でうわーっとなってあそこに集まっちゃったんじゃないかなっていう気がするんだよね。

佐野60年代の中盤。テレビメディアなんかが一般的になりましたから、あのビートルズの持っている楽しいグルーヴが、一気にこうメディアを通じて、全世界に広まって。

小田:その、力以上っていっちゃうとちょっと語弊があるけど、その以上のものがどんどんできちゃったんじゃないかっていう。しか思えないような曲がいっぱいあるもんね。

佐野奇跡グループだよね。

小田奇跡だよね。

佐野デビューシングルについて。ヒットしたんでしたっけ?

小田:ヒットしなかったんだよこれが(笑)

佐野:あー

小田(笑)

佐野:でもやっぱり最初にかいた曲ってことで、何気ない愛着のようなものがるんじゃないですか?

小田:いや、それはね、その、どうやってかいていいかわかんないし、手がかりを何かに求めるしかないんじゃないかなって…。それで、ぼくはもうしつこく日記を書いていたんですよ。何年間ももう。休まずにかいて。そこになんかヒントはないかなっておもって。そうしてこうやって探しているうちに、ちょっと手がかりがあったんで、あこれいいんじゃないの、って。

佐野日記がひとつのヒントになったわけですね。

小田:その後もなんか日記ネタが、って、でもそれ一曲だけだったですね(笑)

佐野(笑)では、好きな言葉は?

小田:「やってみようぜ」ってのが好きなんですね。

佐野:例えば、歌詞の中で何回ももう繰り返して、どうしても使ってしまう言葉、なんていうのは、ないですか?

小田:それはもうね、とっても風好きなんですよ。風がどうしたとか。

佐野:風、多いですか(笑)

小田:風、多いですね(笑)風好きなんですよ風ね。風好きだから、「また風かよ」って言われても、ほんと平気なんだけども、まあやっぱりいろいろなんでもかんでもでてきてもあれだなと思って…。ほんとは全部風でもいいんだわ(笑)

(会場笑)

佐野:次は、映画。好きな映画は?

小田映画はね、「ローマの休日」好きですね。

佐野:ずいぶんロマンティックですね。

小田:あー(笑)

佐野:他にやりたい職業は?

小田:ちっちゃいときはほんとに野球選手になりたかったですね。

佐野:どこのファンでした?

小田ジャイアンツでしたね、やっぱり。でも、足もそんな速くないし、遠投もたいした事ないし。なんといってもやっぱりいちばん、挫折したいちばん大きな理由は硬式の野球部がなかった、っていうのが。軟式しかやったことがなかったんで、これじゃだめだろうなあ、と。

佐野:絶対やりたくない職業は?

小田音楽やっても、その、いつまでにかかなくちゃみたいなのがあるともうほんとに辛くて。まあみんなそうだと思うんですけどね。

佐野:締め切りでしょ? ぼくもヤですね。

小田:ね。連載をかかえている漫画家っていうのはね、ぼくはね、いっつも漫画見てて思うんだけど、この人毎週大変だなーと思って。

佐野:でも、小田さんは、いついつまでにかいてくださいって言われれば必ず約束を守る、って。

小田:守るんですねー(笑)

佐野:そう聞いています。

小田:ぼくはね、期限とか守らなかったことないですね。

佐野:すばらしい。

小田:守る方ですか?

佐野:ぼくはね…

小田:へへへっ、守れそうもないね(笑)

(会場笑)

佐野(笑)ぼくはね、締め切りがあるとどうしてもそれがプレシャーになっちゃって、逆にこう、なんかね、集中できなくなってしまって。だから、できたら渡すから、って。

(会場笑)

小田:そうすると、でも、ねえ、組み立てようがないよねえ。

佐野:そう、いつまでだってもビジネスに結びつかない…

小田:じゃあその、詩なり曲、作り上げて、自分としちゃイマイチだなーと思いつつも出さざるをえない、だから出した、みたいなのはある?

佐野:ない。

小田:あ、ない?

佐野アルバムの中で、12曲入れようって、で16曲くらい録って。で、アルバムに全部入れたいって言われても、この4曲は気に食わないのでアウトテイクにします、って、自分の入れたい曲だけを入れる。

小田:えらいね。

佐野:うん…。でも、後になって聞くと、そのアウトテイクになった曲がよかったりして、なんで入れなかったんだろうって。

小田:あぁー。

佐野:でも、そうだね、約束は…最初っからあんまり取りつけない。

小田:そうだよね。

佐野:はい。

小田:その方がいいよね(笑)

佐野:はい(笑)

(会場笑)

3/3ヘ続く)http://anond.hatelabo.jp/20090723033748

2009-07-11

さっき、昼寝してユメを観た。

部下に裏切られ、どっかに行ってしまうってヤツだ。

もうね、やばい、起きても心臓はバックンバックンいってるし、汗も出てた。

かなりリアルなユメで現実ソロソロあり得る気がする内容だった。

もっと頑張って、とりあえず一本仕上げないとな。

今のままで裏切られたら後悔しか残らないような気がする。

さて、仕事するか。。。

2009-06-12

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090611/1244726606

656 名前ハックルベリー ◆1Np/JJBAYQ [] 投稿日:2009/06/04(木) 00:24:30 ID:6+DHpG/1

言葉の恐さに関しては俺も動く

抗議ガツンだよ

具体的には普段はいがみ合ってる

HNDAR(はてなダイアラー)と連絡を取り合い、短期の新HRはてなリング)を発足した

自分でも驚いたが、豪華なメンバーが集まった

はてな最大HNDARのアルファブロガー、幹部3人

HNDARではないがはてなハイカーのNo2、No3

はてなでは有名な、サービス開始以来一度も退会したことがないという勇者

アンテナ登録数が200人いる人望の持ち主

仕事辞めて南京問題全ブクマカンストしてる奴

他に挙げたらきりが無いが、そうそうたるメンバーで総勢30人を超えた

釣れない話題はもはやないだろうという最強集団だ

ソロjkondoを釣った奴もいる。

はてなでははてな皇帝はてな四天王はてな10傑(俺含む)、はてな3本柱などの超一流だ

なによりも強いのは、全員はてなダイアリーでの更新をぶっ通しで何日も可能だ。

リアル予定が・・・なんて奴は一人もいない

はっきり言って、俺らが声を掛ければはてなブロガーは半数以上が動くだろう

はてな四天王連中うごメモ増田にも顔が利く。

奴らの中にもバンされた奴はいうだろう

協力して全員で垢削除ストライキしたらさすがに黙ってられないだろう

ちょっと顔なじみのGM東京本店川崎さん)に話つけてくるわ


よくわからんけどこういうこと?

2009-06-05

FF14発表発狂している人がいるらしい

E3FF14発表されたそうな。しかもジャンルMMORPGらしい。

MMORPGFFといえばFF11だが、そこで「廃人」と言われるほどにゲームをやり込んでいる人達の反応が面白い。

以下は、FF11キャラクターデータFF14に引き継がれない事に怒り狂っている人の書き込みらしい。

656 名前カズヤ ◆1Np/JJBAYQ [] 投稿日:2009/06/04(木) 00:24:30 ID:6+DHpG/1

引き継ぎに関しては俺も動く

抗議デモだよ

具体的には普段はいがみ合ってる各HNMLSと連絡を取り合い、短期の新LSを発足した

自分でも驚いたが、豪華なメンバーが集まった

当鯖最大HNMLSのリーダー、幹部3人

LSではないが最大派閥のNo2、No3

鯖では有名な、サービス開始以来一度もログアウトしたことがないという勇者

フレが200人いる人望の持ち主

仕事辞めて全ジョブカンストした奴

他に挙げたらきりが無いが、そうそうたるメンバーで総勢30人を超えた

狩れないHNMはもはやいないだろうという最強集団だ

ソロでSeiryuを狩った奴もいる。

鯖では皇帝四天王、10傑(俺含む)、3本柱などの超一流だ

なによりも強いのは、全員ヴァナでのデモをぶっ通しで何日も可能だ。

リアル予定が・・・なんて奴は一人もいない

はっきり言って、俺らが声を掛ければ鯖のJPは半数以上が動くだろう

四天王連中中華NAにも顔が利く。奴らの中にもバンされた奴はいうだろう

協力して全員で垢削除ストライキしたらさすがに黙ってられないだろう

ちょっと顔なじみのGMに話つけてくるわ

いやはや、罪作りなゲームだねえ。

2009-05-30

けいおん!』に関して言っておきたいこと

毎回それなりに楽しんで視ている『けいおん!』について、気になる点をふたつほど。

女の子の脚が太く、かたちが悪い。

率直にいえば、少々きもい。

けど彼女らの脚には、萌え顔との間で緊張感を生む妙なリアリティがあり、

結局、とても気になってしまうということは、

表現としての強度がそこにはあるのかなとも思います。

眼をそむけたくなるのだけど脳裏に焼き付くって感じで。

あの脚が「肉付きがよくていい」とか普通にいっている人も多いみたいだけど、

なにか過剰なものを感じます。

ロックギターイメージが古く、演奏されるフレーズが恥ずかい。

ハルヒの"God Knows . . ."などもまあ同様だが、軽音部モノなので、非常に気になる)。

ジャズ研に関心を示していた中野梓が9話ではじめて演奏する際、

ジョー・パスソロギターを延々とかましてくれるのではと密かに期待していました。

もちろんそんなアホな話はなく、蓋をあけたらツェッペリン

もちろん、現在女子高生ジェフ・ベックに畏敬の念を抱き、

ジミー・ペイジパッセージを弾いたりする事態は

実は相当に面白い状況なので、そのあたりについてもう少し突っ込んでもらいたい気もします。

音楽に関心ない人にとってはどうでもいい話なんだろうけど。

2009-05-06

http://anond.hatelabo.jp/20090506132202

草なぎメンバー

メンバー

2009-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20090413143528

エロ厨うざいな。見なきゃいいだけなのに…。

個人的には、ニコでコメント付けながらのソロ活動は、

新しい大人の嗜みとして大いにプッシュします。

なんか集団○○みたいで興奮するぜ。

あ、モザイク濃いんだっけ…。

2009-03-24

アキシブ系~侮れないアニソン

アキシブ系とは?

本日テーマアキシブ系Perfume特集記事第1弾で「アキシブ系」という言葉を「萌えテクノ」と共に使いましたが、アキシブ系の方がどうやら頻繁に使われているようです。

アキシブ系Google検索をして、アキシブ系がどのように捉えられているか調査してみました。Wikipediaはてなには既に用語解説があります。

アキシブ系 - Wikipedia

アキシブ系とは - はてなダイアリー

はてなの方では、僕の名前も出ていますね。僕は発案者でもなんでもないですが、ありがとう

アキシブ系という定義については、人によって微妙に違いますが、乱暴な言い方をすれば、秋葉系とされるものと渋谷系とされるものがミックスしているものはアキシブ系とされる可能性があります。

秋葉系 vs. 渋谷系

では、秋葉系渋谷系ステレオタイプ化し対比してみましょう。以下のようになります。

秋葉系属性】←――――――――――――――→【渋谷系属性

ヲタクカルチャー     ポップカルチャー(おしゃれサブカルを含む)

アイドルヲタクカメラ小僧)             音楽マニア

萌え系)アニメヲタク     (ヌーヴェルヴァーグ系)映画マニア 

メイド喫茶                     おしゃれカフェ

大ぶりの銀縁メガネ               小ぶりの黒縁メガネ

チェックのウールシャツブランド不明) ボーダーシャツ(Saint James)

宅八郎森永卓郎電車男    小西康陽フリッパーズ中田ヤスタカ

AKB48時東ぁみ桃井はるこ  カヒミカリー野宮真貴、野本カリヤ

秋葉系というのは、確かに秋葉原という街をで見かけそうな物や人です。しかしながら、渋谷系音楽ムーヴメントから始まっているので、必ずしも渋谷メッカとは言えない物もあります。また、渋谷を闊歩する人たちの多くが渋谷系かと言われると、甚だ疑問ですらあります。

こうして比べてみると、一見、水と油資本主義共産主義のように秋葉系渋谷系が相反しています。到底仲良く出来ないみたいな。しかしながら、実際のところはこうした完璧属性でトータルコーディネイトしている人はそれほどいないでしょう。つまり両方の属性をパーツパーツでもっている人口は結構いるはずです。例えれば、音楽マニアだけれどメイド喫茶が好きだとか、アニメヲタクだけれどボーダーシャツが好きとか。ボーダーと言えば、なんか楳図かずお先生が目に浮かびます。でも、先生吉祥寺系ですね。

秋葉系渋谷系パラドックスに満ちており、従来の観念をぶち破る役割がアキシブ系にはあるのです。

アキシブ系アニソン

アキシブ系に戻りましょう。先ず、アキシブ系現象の一つとしてあるのが、秋葉系アニメ)と渋谷系クオリティの高いポップス)の融合です。『AKSB~これがアキシブ系だ!~』は、正にそのコンセプトで選曲されたアルバムです。

01. Dimitri From ParisNeko Mimi Mode(「月詠OP曲)

02. ROUND TABLE feat. Nino:Let Me Be With You(「ちょびっツOP曲)

03. 山野裕子ビーグル(「ココロ図書館主題歌)produced by 宮川弾

04. 小川範子波のトリコになるように(「月詠」挿入歌)produced by 菊地成孔

05. 豊口めぐみ人間だから(「ちょびっツイメージソング)produced by 冨田恵一

06. 高浪敬太郎&Yama-K:かたことの恋(「ちょびっツ」挿入歌)

07. 鈴木さえ子 with TOMISIRO:Dear Friend(「ケロロ軍曹」挿入歌)

08. 桑島法子la la maladie du sommeil(「ラーゼフォン」挿入歌)produced by 橋本一子

09. 田中理恵:瞳のトンネル(「ちょびっツイメージソング)produced by 桜井鉄太郎

10. ROCKY CHACKリトルグッバイ(「ゼーガペインED曲)produced by 保刈久明

11. パール兄弟:明日はたぶん大丈夫(「N・H・Kにようこそ!」挿入歌)

12. OKINO, SHUNTARO:Cloud Age Symphony(「ラストエグザイルOP曲)

13. 牧野由依:CESTREE(「ゼーガペイン」挿入歌)produced by かの香織

14. marianne Amplifier feat. yuka:Pressentiment triste(「月詠ED曲)produced by 橋本由香利

15. 財津一郎小倉優子:帰ってきたケロッ!とマーチ -READYMADE SERGENT ROCK- remixed by 小西康陽

例えば、小西康陽リミックスした財津一郎小倉優子の「帰ってきたケロッ!とマーチ」や高浪敬太郎&Yama-Kの「かたことの恋」といった渋谷系ど真ん中、言い換えればピチカート系もありますが、渋谷系には入らないけど、音楽マニアも納得のアーティストたちが自分自身でやる又はプロデュースなどの関わりを持ったアニソン集です。

僕自身、アニソンしょこたんにはどちらかというと疎い方なんですが、アニソンって結構、いい曲あるんだと素直に感じました。このコンピではなんと3曲も収録されたTVアニメ月詠(つくよみ)』からのサエキけんぞう菊池成孔による小川範子の「波のトリコになるように」は、 2004年ということもあり、裏SPANK HAPPYとして楽しめます。

鈴木さえ子がやっていた「ケロロ軍曹」も、気になりながら買わずじまいだったのですが、「Dear Friend」とかNew Orderぽくて・・・(泣)。鈴木さえ子を知らない人がいるかもしれませんので、ちょっと説明。彼女はシネマ、フィルムス(リリースはお蔵入り)というバンドドラマーとして活動、その後、ソロとしてテクノ~ニューウェイヴなエッセンスも交えて印象派アルバムサントラも含めて5枚リリースしています。このコンピには収録されていませんが、「恋するシューティング☆スター」もお勧めです。

フレンチ秋葉系

オープニングのDimitri from Parisは、フレンチハウスのパイオニア存在DJミュージシャンですが、彼自身、アニメヲタクとして有名です。そこだけとれば、彼は秋葉系パリジャンです。自身の曲「Love Love Mode」と声優の声のサンプリングで出来上がったのが、アニメ主題歌の「Neko Mimi Mode」です。一部では萌えラウンジと呼ばれているらしいです。

フランスは元々日本文化に対して好意的な国ですが、日本アニメというのは一部のフランス人にとっては特別なもののようです。もう一つ忘れていけないのは、フランスロリータ文化大国。フランスロリータ歌手と言えば、ウィスパー・ヴォイス!このコンピにも、フランス語タイトルロリータヴォイスの歌が2曲ありますね。桑島法子の「la la maladie du sommeil」とmarianne Amplifier feat. yukaの「Pressentiment triste」(こちらは前述の『月詠』から)です。後者は完全にフランス語で歌い上げています。フレンチ秋葉系なるものを提唱する人もいますが、まさにどんぴしゃです。フレンチ→カヒミー・カリー渋谷系ですから、これはアキシブ系になります。

今後のAKSBのリリースもありそうな予感なので、期待したい思います。

Perfume好きに

アニメ絡みのアキシブ系をもう少し紹介しましょう。美水かがみの『らき☆すた』(Lucky Star意味)は4コマ漫画ですが、それが原作となって、テレビアニメDSゲームが作られています。典型的萌えアニメと言っていいでしょう。4人のキャラクターがそれぞれソロシングルキャラソンと言う)を同時発売しています。その中の柊つかさ(実際歌っているのは福原香織)の『らき☆すたキャラソン(3)』に収録の「寝・逃・げてリセット!」は、Perfumecapsuleっぽい出来上がりなんです。ゲーム音楽における「ふたりのもじぴったん」と共に、アニソンにおける「寝・逃・げてリセット!」を、Perfumeファンはチェックしてください。ジャケはかなりキツイけど。他の曲は普通アニソンに聴こえるのが残念ですが・・・

後、忘れてはいけないのが、中田ヤスタカが手がけたアニソンです。「capsule cuteness culture」で既に書いてしまいましたが、こちらもアキシブ系と言えるでしょう。嘉陽愛子の方が可愛いと思いますが、井上麻里奈の「ビューティフル・ストーリー」は、中田ヤスタカ仕事としてのクオリティーを感じます。

侮れないアニソン

次回は、アイドルという視点からアキシブ系考察する予定です。乞うご期待。

2009-03-10

目元にデカイほくろがある男

目元にデカイほくろを持つ男がいた。

ほくろは左目の下、睫毛から2ミリ下にあり、楕円型の青みがかったものだった。

不躾ながら私はある時、目に留まったそのホクロを指して本人に尋ねてみた。「なんでそのホクロ青いの?」

男は答える。「昔姉ちゃんが、誤って鉛筆の芯を入れてしまったから。」

聞いた直後はどうすれば鉛筆の芯が目に入るんだ、なぜそれが青さの理由なんだと思った私だが、

彼の目元のそれは、私の右手薬指にある鉛筆が刺さってできた傷跡に確かによく似ていた。

その数年後、私は深夜ラジオを聴きながら、高校受験のため机に向かっていた。

猫背の、いつも母に叱られているノートと顔が著しく近い姿勢で、カリカリ問題を解いていた。

番組の区切りで「寝るなぁ!」と叫ぶジングルが流れた瞬間に、「あ。」。

握っていたシャーペンの芯がぽくりと折れた。

私は長めに芯を繰り出して使う傾向があり、しかも文字が華奢に見えるようにと0.3ミリシャープ芯を愛用していた。

その直径0.3ミリ、長さ5ミリの折れた芯は、ちょうど私の右目の表面に跳ね、潤いある膜にピトリと付着する。

しばし我が右目の損傷および失明した様を想像して悲嘆に暮れ、

その後残った左目もソロ活動による疲弊で徐々に失明に向かうのだろうとまた悲嘆に暮れた。

学もなく、視力も、向上心もない不細工で大食いの私は、

両親の収入年金を食い潰すだけの孤独ゴミ以下の薄汚い肉塊に成り下がるのだろうか。


「深夜のシャーシン目玉にくっつき事件」の15分後、コンタクトを外すようにして指でシャー芯の取り除きに成功するまで

四苦八苦のなか、ぐるぐる悶々とデカイほくろがある男の話を私は思い出していた。

まだあの男の目もとには楕円で青いホクロがあるだろうか。そういえば鉛筆の芯は入ったままなのだろうか。


シャー芯で失明未遂かもしれない事件」から数年後の現在、私の両目はすこぶる健康メガネコンタクトも未経験だ。

しかし両親の収入年金を食いつぶす孤独ゴミ以下の薄汚い肉塊に成り下がるという想像悲嘆は現実のものとなった。

ただ、悲嘆する主体が私本人ではなく両親になっただけである。

2009-02-26

ホンダトヨタ川重 社長交代。

自社製品購入の業務命令が出るまで、どこかの誰かが買ってくれるであろう自社製品はあっても、自分が買いたい自社製品が無い事に気が付かなかったわけである。気が付いてしまえば、今の経営者じゃダメだとなるのは当然となる。

グローバリゼーション以後、日本メーカーは、海外販売が難しくなった為に、外資との提携による工場海外移転や、国内のみの市場での利益の極大化といった、非生産的仕事が増え、労務や広報といった後方部門出身者がCEOとなる例が増えていた。いわゆる文系社長である。

文系社長といっても、経理や営業といった、製造・開発部門が暴走するのを、なんとかソロバンに乗せるというスタイルであった頃は、まだマシだったのだが、労務や広報といった、限定された市場の中だけで活動する事だけしかしてこなかった人が社長になると、製造や開発の暴走自体が止められてしまい、俺は買わないけど、どこかの間抜けな消費者様が買ってくれるに違いないという、無責任マーケティング製造された、ゴミ市場にあふれるようになってしまった。

バブル崩壊以後の、管理競争市場においては、それでも市場シェアを維持できたし、買い替え客はそれを買うしかなかったが、世界の需要を一手に引き受けていたアメリカバブルが崩壊してしまうと、本当に必要な物しか買わなくなり、あれば便利だけど無くても困らないという大部分の工業製品の買い替え客が居なくなってしまったのである。

次の株主総会をにらんで、自社製品購入の業務命令が出るまで自社製品を買う事なんて考えもしなかった従業員からの突き上げで、社長の首が挿げ替わるという動きが出てきているのである。

新しく引っ張り出された技術系部門出身の社長は、失われたMade In Japanの信用を取り戻す商売を始めるであろう。だが、それは、頑丈で長持ちする信頼性の高い商品を作るという事で、買い替え需要が発生する期間が伸び、市場を広げていかないと、確実に行き詰まる道である。

株主を説得し、市場を広げなければ、早々に、詰め腹を切らされる事になるであろう。

私は、株主を説得しつつ、日本の娯楽情報世界に広め、日本製品を買わせる手段として、インターネット上のコンテンツ企業webミラーするという手法を提案している。株主の動態を確実に把握するには、毎月総株主通知を取るしかなく、それを正当化するには、株主ミラーするコンテンツを選ぶ投票権を与えるという理屈がつけられる。株主との連絡にEメールを利用できるようにすることや、株主専用サイトログインさせるといった手段は、株主への連絡コストを切り詰め、コミュニケーションの頻度を引き上げられるという、インターネット本来の効果を発揮できる使い方となるし、ミラーするコンテンツを選ぶ投票において、誰がどんな投票行動をしたかを株主に対しては公表する事で、コンテンツネタにした株主間の直接交流を発生させ、株主派閥化により、物言う株主からの切り崩しに耐えられる安定株主へと育てる事が可能となる。持ち株数によるヒエラルキーは、株主だけが書き込める実名掲示板でこそ、効果を発揮する。配当狙いのがさつで野蛮な投機家を投資家に成長させなければ、会社は成長できない。会社株主教育するのではなく、株主株主教育させなければ、いつまでたっても株主は育たないのだ。

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